「最近、会社では上司の仕事の尻拭いばかり…」「同じ部署の先輩によく仕事を回される。だけど信頼されている証拠だ」
仕事の尻拭いとはその名前の通り。他人がやりきれない仕事のフォローや後始末を行うことです。
結論、他人の仕事の尻拭いは何のメリットもないどころか、デメリットしかありません。同僚であれば断りやすいですが、上司や先輩からオファーされるのは大変断りにくいのが事実でしょう。
この記事にある方法をぜひ実践し、「仕事の尻拭いをする毎日」から抜け出しましょう!
この記事を読むと、仕事の尻拭いをさせる人の特徴や、させられやすい人の特徴・またそんな状況をそのままにしてはいけない理由について理解して頂けます。
仕事の尻拭いばかりだと、あなたの貴重な時間も健康も失ってしまいます。
少しでも改善して頂ければ幸いです。ぜひ最後までお読み下さいね。
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もくじ
仕事の尻拭いをさせる人の特徴
仕事の尻拭いをさせる人には、共通の特徴があります。そして仕事ができない人です。
あなたに仕事の尻拭いをさせる人に当てはまる特徴はあるでしょうか。早速下記でチェックしてみましょう!
- 仕事が遅くミスが多い
- スケジュール管理が苦手
- プライドが高い
- 報・練・相がない
- 適切な指示が出せない
仕事が遅くミスが多い
まず仕事の尻拭いをさせる人は、とにかく仕事が遅い+ミスが多い特徴があります。そのため仕事を他人に回さなければスケジュールに間に合いません。
自分のペースを把握して、ミスのないように仕事を進められるようになるのですが、入社何年経っても改善できない人はいます。
しかし周囲から仕事ができない・ミスが多い人というレッテルを貼られたくないため、ターゲットを見つけて仕事の尻拭いをさせるのです。
スケジュール管理が苦手
仕事ができない人は、自分のスケジュール管理が苦手です。
スケジュール管理が下手だと、仕事を効率良く進めることができません。それを避けるために、頼みやすい人に仕事の尻拭いをさせます。
また、スケジュール管理が下手=時間の管理がルーズだと考えられます。締め切りギリギリまで仕事をしなかったり、少しの遅刻なら大丈夫と考えたりする人が多いのです。
プライドが高い
仕事ができない人の目立つ特徴として、プライドの高さがあげられます。仕事はできないけれど、プライドだけは高い人物のことです。
そのため自分のミスを認めず責任転嫁をしたり、分からなくても他人に聞かなかったりします。
報・連・相がない
報告・連絡・相談は、どのような立場の人も必要なことです。しかし仕事ができない人はそれができません。必要な情報の共有するのを忘れるか、面倒だと思っています。
そして自分のところで情報を止めてしまいます。
適切な指示が出せない
仕事ができない先輩・上司は適切な指示を出せない傾向があります。基本的には先輩・上司が、先に仕事を受け取るはずです。
そして自分がやること・他人がやることを仕分けして、指示を出す必要があります。仕事のできない人はこれが上手くできません。
そして結局、彼らは何もしません。全て誰かに仕事の尻拭いをさせれば良いと考えています。
仕事の尻拭いをさせられやすい人とは?
全ての人が「仕事の尻拭い」をさせられるわけではありません。実は仕事の尻拭いをさせられる人には、いくつかの特徴があります。
- 他人より仕事が速い
- 面倒見が良い
- 責任感が強い
他人より仕事が速い
他人より際立って仕事が速い人は、上司や先輩に仕事の尻拭いをさせられやすいのです。
仕事が速い人は、仕事に優先順位をつけ段取りよく進めることができるので、時間が余る傾向にあります。そこに目を着けられてしまうのです!「仕事を回しても、締め切りまでにこなしてくれるだろう」と仕事を押し付けられます。
尻拭いをさせる上司は、仕事をスケジュール通りに進めることが苦手です。しかしスケジュールの遅れを出して、自分の評価が下がるのは避けたい。つまり仕事が速い人を利用して、自分の成果を上げることばかり考えています。
面倒見が良い
「頼まれると断れず、ついつい引き受けてしまう」
仕事の尻拭いをさせられやすい人は、仕事が速いだけではなく、所謂「面倒見が良い、いい人」なのです。また、ずる賢くなく素直な性格であることが多いと言えます。
それは人間として素晴らしい性格です。しかし残念ながら職場でそのようなキャラだと、仕事の尻拭いをさせようとする人に目を着けられやすいのです。
責任感が強い
人一倍責任感が強く、他人のミスを見つけたら放っておけず、フォローする人も仕事の尻拭いをさせられやすいタイプです。
自分は仕事ができるのでミスはしない。いつもミスをするのは決まって他人。しかし職場全体のことを考える責任感から「自分がなんとかしなければ」と考えてしまいます。
そのような人に仕事を回しても嫌な顔をしないことが多いため、どうしても仕事の尻拭いをさせられやすいのです。
ポイント
【個人の人柄に関係ないこともある】
そもそも会社が「仕事の尻拭い」をさせる体質である場合、個人の人柄や性格は関係ありません。皆が向上心がない・ミスは他人のせい・できない仕事は後輩にさせるもの…。
こういった状況であれば、個人の力で対処することは出来ないでしょう。組織を変えることは難しいのです。
仕事の尻拭いを続けるのは危険!
仕事の尻拭いを続ける=自分に良いことが返ってくる、と考える人もいるかもしれません。しかし仕事の尻拭いを続けるのは危険であり、今すぐにでもやめるべきことなのです。
その理由について詳しく解説します。
- 長時間労働による身体への悪影響
- ストレスによる精神的疲労
- 自分の仕事に支障をきたす
- 昇進の妨げとなる
長時間労働による身体への悪影響
他人の仕事の尻拭いばかりを行えば、当然自分の仕事の時間と合わせて長時間労働を強いられます。
長時間労働が当たり前となれば、身体への悪影響が避けられません。例えば毎日身体のどこかに不調を感じたり、脳・心臓の血管疾患のリスクが高まったりします。
また睡眠時間が減り、頭がぼうっとしている状態で車の運転をして、事故を起こすこともあるのです。
もしそのような事態が起きたら、仕事の尻拭いをさせていた人はどうするでしょう?責任も取らず、心配もしない。そして次に仕事の尻拭いを誰にさせようかと考えるだけです。
ストレスによる精神的疲労
どんなに面倒見が良く優しい人でも、仕事の尻拭いをさせられ続けたら無意識のうちにストレスが溜まります。
それは自分の仕事がなかなか進まないためです。毎日ストレスを抱えて仕事を続ければ、精神的疲労が溜まっていきます。
ストレスをうまく解消できる人であれば良いのですが、そうでない限り精神的に病む可能性が非常に高いのです。
一度精神を病んでしまうと、自分で回復させるのは難しいでしょう。抑うつ状態、またはうつ病となり、休職をせざるを得ない人も少なくありません。
自分の仕事に支障をきたす
本来会社でやるべきことは、自分の仕事に集中し、良い結果を出すことです。自分の仕事にプラスして、他人の仕事の尻拭いを行っていれば、集中力が散漫して自分の仕事に支障をきたすでしょう。
他人の尻拭いをさせられていることを、おそらく会社は把握していません。自分の仕事の質が落ちれば、会社からの評価も下がります。
しかし、仕事の尻拭いをさせる人は「そんなこと知ったことではない」と思っています。つまり他人を見返りなくフォローするだけの毎日となるのです。
昇進の妨げとなる
特に上司の仕事の尻拭いをしている場合、自分の昇進の妨げとなる危険性があります。
上司は自分の仕事の尻拭いをさせるだけでなく、自分のミスをあなたのミスとして、自分の上司に報告していることが多いのです。
つまり上司の仕事の尻拭いで利用され、更に裏では上司の面目を保つためにも利用されています。
また、このような上司は、尻拭いでさせた仕事で良い成果が上がった時には、その功労を独り占めにしようとします。
悪い報告=他人の責任
良い報告=自分の手柄
投稿者プロフィール
- AEAJアロマセラピスト、不動産会社勤務を経てフリーランスライターへ転身。愛知県在住で料理や美容、旅行が大好きです。現在は金融・ビジネス・キャリア・ライフスタイルなどの記事を執筆しています。未経験のジャンルでも綿密にリサーチをして積極的に取り組むことがモットー!いつもわかりやすく役立つ情報をお届けできることを目標としています。またライター活動を通した「理想のワークライフスタイルの実現」も追求中です。
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