「営業職以外の仕事に、文系の男が就職するのは難しいかな…」と悩んでいる就活生はいませんか。
また営業職に就いている男性で「文系出身だから」と、異業種への転職を諦めている人もいるかもしれません。
同じ文系出身でも女性は事務職など幅広い就職先がある一方、なぜか男性は一般的に営業職に就くという固定観念が世間には存在するのです。
文系の男性も、営業職以外の仕事に就くことは充分に可能です!「文系男性=営業以外の仕事は難しい」というイメージを持つと、あなたの可能性は狭まってしまいます。
今回の記事では、文系の男性が営業職以外の仕事に就く方法を詳しく解説します。
また文系の男性が営業職に配属されやすい理由、おすすめの営業職以外の仕事もご紹介!「文系でも営業以外の仕事をしたい」と願う男性を全力で応援します。
ぜひ最後までお読み頂き、あなたの就活・転職にお役立て下さい。
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もくじ
「文系男性=営業職以外の仕事は難しい」は思い込み・しかし営業職に配属されやすいのは事実
就職・転職共に「文系男性は営業職以外の仕事に就くのが難しい」というのは、あくまでも固定観念や思い込み、イメージです。
文系大学のキャリアセンターには、例年相談が寄せられますが、営業職以外の仕事に就いた男子学生は多く存在します。そして営業職から異業種に転職する男性が多いのも事実です。
しかし文系の新卒が営業職に配属されやすいのもまた事実です。この項では文系の新卒が営業職に配属されやすい理由について解説します。
- 文系は理系と比べ専門性が低いため
- 理系でも新卒は営業職に配属されやすい
- 営業職の需要が高いため
- 文系は柔軟に活躍できるイメージを持たれているため
- そもそも文系の割合が高いため
- マーケティング・商品開発者の多くは営業職経験者
文系は理系と比べ専門性が低いため
入社後の配属先は「どのような実務的スキルを持っているか」で決められることがほとんどです。文系は「理系の研究職」のような専門的スキルを持つ人が少ないため、汎用性の高い営業職に配属されやすいのです。
もちろん文系大学でも専門的なことを学びますが(社会学・言語学・文学・法学・哲学など)、会社の実務で活用できる専門的スキルが少ないという特徴があります。従って営業職以外に配属される可能性は低いのです。
実際に新卒で採用される文系の約7割は、営業職に配属されています。
理系でも新卒は営業職に配属されやすい
実は理系でも新卒の場合、入社後にまず営業職へ配属されやすいのです。「自社のサービスを学び、社会人としてのビジネスマナーを身に付けるには営業職が最適」だと考えられているためです。
また営業職を経験することで、コミュニケーション能力を効果的に高めることもできます。コミュニケーション能力はあらゆる仕事の基本であり、社会人として身につけておきたい重要なスキルです。
営業職以外の仕事であっても、ビジネスパーソンとしての基本やマナーは求められます。話し方を始め、名刺の渡し方・電話のかけ方、受け方・資料の作り方など…。それらも営業職を通して身に付けられます。
このように理系でも営業職への配属されやすいのであれば、文系が営業職へ配属されるのは当然と考えても良いでしょう。
営業職の需要が高いため
文系が営業職に配属されやすいのは、営業職の需要が他の業務に対して高いことも挙げられます。
ほぼ全ての会社は、自社商品やサービスを販売することで成り立っています。営業職はその自社商品・サービスを顧客にアピールし、購入してもらう重要な仕事で人数も必要です。
従ってどの会社でも営業職の採用枠は、他の職種を大きく上回っています。
文系は柔軟に活躍できるイメージを持たれているため
大学の学部は完全に理系と文系に分かれています。一般的に理系は専門的で限られたことを研究し、文系は幅広いジャンルの学問を柔軟に学ぶイメージを持たれがちです。実際、多くの採用担当者もそのように考えています。
営業職には柔軟性が必要です。様々な問題に対し、臨機応変に対応できる人物が活躍できます。そのため文系は営業職に向いていると考えられているのでしょう。
そもそも文系の割合が高いため
文系が営業職に配属されやすい理由には、理系よりも文系の人数が圧倒的に多いことも挙げられます。
就活の時点でも文系学生の割合が必然的に多いので、営業職に就く人の絶対数も文系が多くなります。
その結果、多くの文系が営業職に就いていると思われてしまうのです。
【平成27年度政府統計調査:就活における文理の割合】
- 文系:47.6%
- 理系:33.0%
- 文理共通:19.4%
マーケティング・商品開発担当者の多くは営業職経験者
マーケティングや商品開発は「花形部署」と呼ばれ、新卒が配属されることは滅多にありません。
しかしマーケティング、商品開発担当者の多くは最初に営業職を経験しているのです。
マーケティングや商品開発は、営業経験を積み自社商品やサービス、顧客のニーズを熟知して初めて務まる仕事だからです。
このように、現在営業職以外の仕事をしている人も、最初は営業職だったということは多々あります。
数年間の営業職経験者であれば、文系の男性でも営業以外の仕事に転職することは充分可能なのです!
【厳選】文系男性におすすめ!営業職以外の仕事をご紹介
「文系男性は営業職」はイメージや思い込みであること、しかしながら営業職に配属されやすい理由がお分かり頂けましたでしょうか。
ここからは文系男性におすすめの営業以外の仕事を厳選してご紹介していきます。初めての就職から営業職以外の仕事に就きたい人、営業職から転職したい人のどちらにも最適な仕事です。
またスキルを身に付ければ理系分野の仕事に就くことも可能です。近年では理系分野の仕事でも文系出身者を採用する会社が多くなってきました。どの仕事も安定して長く働くことができます。就職や転職を考える際にぜひ参考にしてみて下さいね。
文系男性におすすめ!営業以外の仕事
- システムエンジニア(SE)
- プログラマー(PG)
- WEBデザイナー
- コピーライター
①システムエンジニア(SE)
システムエンジニア(SE)とは情報システムの設計・開発・テストを担う技術者で、IT系職種の中でも人気のある職種です。
関連資格
システムエンジニアに必須の資格はありませんが、下記の国家資格などを取得すると能力の証明になります。
【情報処理技術者試験】
- 基本情報技術者試験(FE):初心者向け
- 応用情報技術者試験(AP):中級者向け
- システムアーキテクト試験(SA):上級者向け
【主な仕事内容】
システムエンジニアといっても様々な種類があります。しかし主な仕事内容は「顧客の事業や業務に合わせたコンピュータシステムを作ること」です。
1つのシステムを作り上げるための一連の流れの中で、システムエンジニアは下記の工程を担当します。
- 要求分析:顧客の要望をヒアリングする
- 要件定義:要求分析で得られた内容をまとめる
- 基本設計:要件定義でまとめた内容をもとに、システムの大まかな設計を決める
- 詳細設計:プログラミングを行うために細かく仕様を決める
- テスト:作成したシステムの動作確認をする
実際にプログラミングを行うプログラマーと連携して、進行を管理することもシステムエンジニアの仕事です。
【平均年収】
約498万円
【文系・未経験でもなれる】
システムエンジニアには、初めての就職・違う職業を経験してから転職することも可能です。
研修制度が充実している会社であれば未経験からでも就職でき、必要な専門知識も学べます。
②プログラマー(PG)
プログラマーとは、システムエンジニアが設計したシステムに対してプログラミング作業を行う技術者です。
関連資格
資格がなくてもプログラムができれば問題ありません。しかしプログラミング言語に関する資格は、技術力を証明するものとなります。会社によっては入社後に必須の資格もあるようです。
- ITパスポート試験:経済産業省が認定する国家資格
Oracle Certified Java Programmer:Oracle社が実施している試験。プログラミング言語「Java」の最も有名な資格。ブロンズ・シルバー・ゴールドの順で難しくなる。ゴールドは、シルバーの資格を取得していなければ受験不可。
C言語プログラミング能力認定試験:サーティファイというビジネスの能力認定会社が行っている試験。プログラミング言語であるC言語を使ってプログラムを作成する能力を認定する。
Ruby技術者認定試験制度:「Rubyアソシエーション」が実施する認定試験。認定者はRuby技術者として評価され、高い水準のシステム開発能力があることが証明される。
【主な仕事内容】
システムエンジニアが作った設計図を元に、システムを作る業務を担当します。主に使用するプログラミング言語はJava・JavaScript・Perl・PHP・Objective-Cなどです。どのようなジャンルの仕事を担当するかにより、必要となる言語は変わります。
システム上のバグを発見することも重要な仕事の1つです。テストを繰り返してバグを発見・処理し不備のない状態で納品できるよう修正を繰り返します。
【プログラマー8種類】
WEB系:ショッピングサイト・データベースの構築など
組み込み・制御系:家電製品・スマートフォンなどの機械を制御するプログラムなど
パッケージアプリケーション系:PCで使用するアプリケーションなど
社内システム系:自社システムの構築や運用など
設備制御系:交通機関・工場・研究室といった設備に関する制御など
オープン・オンライン系:ネットワークでWEB関連のシステムを開発し、サーバーのシステムを構築するなど
汎用系:クレジットカード・金融機関のシステムで使われるメインフレームの開発など
通信系:ルーターやモデムといったネットワーク機器を始めとした、通信関連のプログラムなど
【平均年収】
約434万円
【文系・未経験でもなれる】
高い専門性が求められるプログラマーですが、未経験からスタートすることも可能な仕事です。未経験者可と書かれた求人を探しましょう。
③WEBデザイナー
WEBデザイナーとは、その名の通りウェブサイトのデザインを行う技術者です。クライアントが求めるウェブサイトを作るために、美しいデザイン・機能的な構成を提案し、コーディングを行う役割を担っています。
関連資格
WEBデザイナーを名乗るのに資格は必要ありません。しかしシステムエンジニアやプログラマーと同様に、能力を証明するものとなります。
民間資格から国家資格まで数多く存在しますが、目的に応じて取り組むべき資格を検討しましょう。
WEBクリエイター能力認定試験:株式会社サーティファイが主催する民間資格。
WEBページを制作するために必要なファイルのコーディング能力や基本的なデザイン能力を示す。PHP技術者認定試験:PHPは77.6%ものシェアを占める最大級のサーバーサイドプログラミング言語です。そのPHPの技術者であることを証明できる唯一の試験。
ウェブデザイン技能検定:厚生労働省が認定するWEBデザイン関連唯一の国家資格。
アドビ認定プロフェッショナル:Adobe社公式認定資格。Adobe社製ソフトに関する知識や技術を証明できる。
【主な仕事内容】
デザイン作業は、全体の中の一部に過ぎません。デザインを行う前後に、重要な行程が多くあります。
- ヒアリング・調査・分析・設計
- デザイン:Illustrator・Photoshopなどのグラフィックソフトを使い、カラーやレイアウトの調整・写真加工などを行い美しいウェブサイトを作る。
- コーディング・プログラミング:ウェブサイト上の動作を作るプログラミングを行う。コーディングでは、JavaScriptのプログラムなど様々な作業や知識が必要。
【平均年収】
約459万円
【文系・未経験でもなれる】
WEBデザイナーは文系で未経験でもなれますが、スクールや通信講座などで基本を身に付けることをおすすめします。そして就活に向けてポートフォリオ(自分の作品)を用意しましょう。
④コピーライター
広告や商品のキャッチコピーを考える仕事です。学歴や職歴より、センスや感性が問われます。コピーライター講座を受講したり、様々なコピーに触れセンスを磨くことが大切です。
関連資格
コピーライターに資格は必要ありませんが、下記の資格を取得しておくと能力を示す強みとなります。
- 実用ライティング検定:伝えるために必要な基本的知識「書く力・伝える力」を確認する検定。2級はプロ向き。
- WEBライター技能士検定:ライティングのスキル、SEOの基本的な考え方やウェブ上の法律・倫理・炎上対策など、ウェブ上でライティングするために必要なスキルを確認する検定。
【仕事内容】
企業のクリエイティブ部などの部署でマスメディア広告や記事広告などに使われる、ブランディングのためのキャッチコピーを考える仕事です。
- 会社員の場合:自社商品や他社商品の営業やディレクター、デザイナーと連携をとって仕事を進める。
- フリーランスの場合:商品のネーミングなどのコンペに応募し、採用されることで仕事や報酬を得る。
【平均年収】
約473万円
【文系・未経験でもなれる】
コピーライターにはセンスが必要ですが、「未経験歓迎」の求人が多く見られます。勉強のためにも上記の資格を取得しておきましょう。
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【まとめ】文系男性も営業職以外の仕事に就ける!転職エージェントを利用して理想の就職・転職をしよう
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投稿者プロフィール
- AEAJアロマセラピスト、不動産会社勤務を経てフリーランスライターへ転身。愛知県在住で料理や美容、旅行が大好きです。現在は金融・ビジネス・キャリア・ライフスタイルなどの記事を執筆しています。未経験のジャンルでも綿密にリサーチをして積極的に取り組むことがモットー!いつもわかりやすく役立つ情報をお届けできることを目標としています。またライター活動を通した「理想のワークライフスタイルの実現」も追求中です。
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