yahoo(ヤフー)は検索エンジンでおなじみの有名企業です。何かを調べる時はGoogleではなく「Yahoo!JAPAN」を使うというこだわり派もいます。検索エンジン以外にもヤフオクや不動産など幅広いサービスも展開していますね。
そんなyahoo(ヤフー)だからこそ、中途採用を狙っている方も大勢います。ライバルに勝って採用されるためには、対策が必要になってきます。
今回の記事ではyahoo(ヤフー)で現在募集している職種や求める人物像などをご紹介しながら、面接対策や福利厚生についてもお伝えしていきます。
※2019年10月にyahoo(ヤフー)は社名が「Zホールディングス株式会社」に変更されました。この記事ではyahoo(ヤフー)で統一します。
もくじ
yahoo(ヤフー)ならではの2つの採用

 募集職種を説明する前にyahoo(ヤフー)で行われている2つの採用について説明します。
ポテンシャル採用
yahoo(ヤフー)は未経験者や第二新卒の中途採用も積極的に行なっています。それがポテンシャル採用と呼ばれるものです。この採用にはいくつか条件はあります。
- 応募時30歳以下
 - 新卒/既卒/就業経験の有無は関係ない
 - 多彩な経験を通じて一緒に成長していける人財
 
公式ページにはこのように記載されています。
ここで注意したいのが全くのド素人では厳しいということです。
就業経験がなくても、即戦力が見込めるレベルのスキルがある人材が求められています。
キャリア採用
こちらはすでに就業経験があり優秀なスキルを所有している方向けの採用です。
今の会社からキャリアアップするために転職したいという方は、こちらで応募することになります。
yahoo(ヤフー)の中途採用はこの職種!

 yahoo(ヤフー)で中途採用されている職種は大きくわけて3つです。その中に細かいポジションが多数用意されています。
エンジニア
yahoo(ヤフー)のエンジニアはソフトウェア開発やインフラ構築、データサイエンス領域まで担当するので、非常に高いスキルを求められます。エンジニアと一括りに言っても、担当する業務は細かく分類されています。
ポテンシャル採用の場合は「エンジニアコース」または「エンジニアスペシャリストコース」と呼ばれる採用に進みます。
こちらで担当する領域は下記です。
アプリケーション・プラットフォーム開発領域
- ウェブサービス開発分野
 - プラットフォーム開発分野
 - アプリ開発分野
 - データプラットフォーム開発分野
 - フロントエンド開発分野
 - クラウド分野
 
データサイエンス領域
- 機械学習
 - 情報検索
 - 自然言語処理
 - 音声処理
 - 画像処理
 
インフラ領域
- ハードウエア分野
 - ネットワーク分野
 - データセンター分野
 
セキュリティ領域
- Abuse分野
 - Security分野
 
また、「キャリア採用」の場合は以下のような職種が用意されています。
- IT戦略スペシャリスト
 - データプラットフォームエンジニア
 - データベースエンジニア
 - ビッグデータエンジニア
 
エンジニアとしてある程度のキャリアがあるのなら、特化型のエージェントを利用することで選考通過率が大幅にアップします。
エージェントには企業から直接「求める人材の特徴」が知らされています。また、これまで実際に面接を通過した人の情報も解禁されます。
通常の求人票だけでは知ることができない情報を手に入れて、有利に転職活動をすることで、内定獲得が可能です。
レバテックキャリア
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このようなエージェントに頼ることで転職がよりスムーズになります。
デザイナー
yahoo(ヤフー)が世に出しているサービスのデザイン設計を行ないます。ニュースや天気、不動産、オークション、映画、メールなど100以上を超える多彩なコンテンツがあるので、多彩なデザインを駆使した仕事が可能です。
ポテンシャル採用の場合は「デザイナーコース」で応募します。
業務領域はこちらです。
- コマースサービス領域
 - メディアサービス領域
 - PIM(personal information manager)領域
 - サービス統括領域
 - インフラシステム領域
 
「キャリア採用」の場合はシンプルです。
- オープンポジション
 
こちらでの採用になります。
このオープンポジションはyahoo(ヤフー)側が、職種・ポジションのニーズに合致すると判断した場合に、募集情報を送信します。そこから選考開始となるようです。
ビジネス
最後はビジネスと呼ばれる職種での応募です。yahoo(ヤフー)ではマーケターや企画職など多彩なポジションの人がこちらに含まれます。
ポテンシャル採用の場合は「ビジネスコース」と呼ばる採用に進みます。
担当するのは下記です。
- コマース営業
 - メディア営業
 - コーポレート(経理、法務、企業戦略、IR、人事など)
 
キャリア採用は多くのポジションが用意されていますので、その一部をご紹介します。
- マーケティングデータアナリスト
 - カスタマーサポート
 - デジタル広告プランナー
 - ヤフオク!ストアアドバイザー
 - 事業戦略・事業企画
 - マーケティングマネジャー
 - 業務監査
 - 法務
 - 企画事務
 - 編集・編成
 
yahoo(ヤフー)が求める人物像とは?

 yahoo(ヤフー)で中途採用されるためには、企業側が求む人材になることが大切です。
個のチカラで課題を解決できる人材
yahoo(ヤフー)は一人ひとりのキャリア形成を大切にしています。個人のチカラで課題解決ができる人材へと成長させるために、研修や経験を積む場が数多く用意されています。
これは裏を返せば、中途採用においてスキルが重要視されやすいといえます。すでに個人のチカラでクライアントの課題を解決してきた実績やチームを統率した経験があれば、評価がされやすいでしょう。
責任感が強く信頼関係が築ける人材
多彩なサービスを提供しているからこそ、ビジネス面では多くの社内外の関係者と仕事をしていくことになります。その際に大事なのは信頼関係を築きながら、課題やニーズをいかにヒアリングできるかです。そのためには責任感があり、周りがついていきたくなるような人間性が求められます。
協調性がある人材
お客様にとって最高のサービスを提供するためには各部署が連携を図る必要があります。価値観や理想が異なる人ともコミュニケーションを取りながら最善策を導き出せる器が求められるでしょう。
yahoo(ヤフー)の中途採用における選考ポイント

 yahoo(ヤフー)の選考はどのようなスケジュールで進行するのでしょうか?
選考フロー
職種にもよりますが選考フローは下記のように進むケースが多いです。
- 書類選考
 - 適性検査
 - 面接(複数回)+技術試験(職種による)
 - 内定!
 
面接でよく聞かれる質問と対策ポイント
yahoo(ヤフー)の面接は「前職で活躍したこと」「長所と短所」など一般的な質問が多いです。こちらは落ち着いて論理的に話すことを心掛けてください。
一方で変わった質問もされているようです。こちらは事前に知っておくことで対策ができます。以下でいくつか取り上げていきます。
このボールペンを私に売ってください
これまでの社会人経験の基礎能力を試していると思われます。
部下の行動で1番許せないものはなんですか?
前職で成し遂げたことは?
また、全体を通してハキハキと元気に受け答えができる方が採用されています。
yahoo(ヤフー)で働く人の実際の声
せっかく採用されて働けたとしても、思ってた環境と違うとなったら取り返しがつきません。実際に働いている人の声を知り、自分に合うかどうかの判断基準にしてください。
社会に与える影響の大きさが魅力かなと思います。最新技術に触れながら仕事ができます。 情報や広告を扱う仕事なので、入ってくる情報は常に莫大です。 世間のニュースも気にしておかないといけないです。 そこからうまく情報を取捨選択、多くの人を巻き込み業務を遂行することにやりがいを感じます。
【成長・キャリア開発】
 契約社員で入社、その後総合正社員として働いています。 契約社員に対しても研修はしっかりしており、知識をフルにつけてから本業務にはいることができました。 また、入社歴や年齢に関係無く仕事のできる人はどんどん出世できます。 逆にやる気の無い人は出世もなくそのまま。任される仕事も限られており、後輩がどんどん出世するので居にくい雰囲気になっていると思います。
業界のリーディングカンパニーということもあり様々なサービスを展開している。 それだけ多くの人に使わるサービスに携われる。 また、日本トップクラスのユーザとトランザクションを誇るので、大規模な負荷に対する知見だったりが得られる。 また同様にビッグデータでも有名で、その界隈の優秀な人が多いのでデータ周りをやりたい人にはおすすめ。
【成長・キャリア開発】
 新卒で何もできない状態からでも研修が手厚かったりし、 また教育などの経験も他社よりも圧倒的にあるので一人前のエンジニアになれる。 エンジニアとしてのキャリアは、マネージャーなどの管理職コースにいくか、プロフェッシャルコースのどちらかにいける。 (マネージャー⇔プロフェッシャルはいききできる)。
yahoo(ヤフー)の待遇や福利厚生は?

 多くの人に愛されている検索エンジンを提供している企業だけあり、待遇面や福利厚生はかなり充実しています。
平均年収は761万円と高水準
2019年3月期の有価証券報告書によれば、yahoo(ヤフー)の平均年収は765.1万円です。この数字は業界内でもかなり高く、同じく大手企業の楽天を超えています。
ちなみに有価証券報告書によると、yahoo(ヤフー)の平均給与は下記のように年々推移しています。
2015年3月期 651.7万円 (平均年齢 35歳)
 2016年3月期 714.1万円 (平均年齢 35.5歳)
 2017年3月期 682.2万円 (平均年齢 35.8歳)
 2018年3月期 766.8万円 (平均年齢 35.9歳)
 2019年3月期 765.1万円 (平均年齢 35.6歳)
 年度によって多少のばらつきがありますが、一般企業に比べて高い傾向にあるのは間違いありません。
健康面に気を配った福利厚生が充実
yahoo(ヤフー)の福利厚生は社員の中でも満足度が高く、非常に充実しています。
- 確定拠出年金
 - 財産形成貯蓄制度(財形)
 - 株式累積投資制度(るいとう)
 - 総合福祉団体定期保険
 - 共済保険
 - 長期所得補償制度
 - 脳ドック/心臓ドック費用補助
 - 乳がん検診費用補助
 - マッサージルーム
 - コワーキングスペース・社員食堂・カフェ
 - 健康保険の保険給付
 - 保養施設
 - インターネット利用補助制度
 - 社員向け優待・割引
 
住宅購入時や結婚式場利用時も割引される
福利厚生の社員向け優待・割引では、各企業と提携することで多くのサービスが格安で利用可能です。実際に下記のような特典があります。
- 住宅購入時・結婚式場利用時の割引
 - リゾート施設・温泉旅館の割引
 - 資格取得のためのスクール受講料割引
 - 住宅ローン優遇
 
社員のライフイベントに合わせた嬉しい優待や割引制度が整っています。
yahoo(ヤフー)はGoogleに並ぶ検索エンジンを提供しているだけあり、中途採用で受かるには経験とスキルが重要になります。ポテンシャル採用という就業経験なしでも応募できる枠が用意されていますが、独学で得た高度なスキルを求められるケースが多いようです。
個のチカラがはっきりしている人材を求めますが、協調性があることも重要なポイントとなります。
選考前には面接対策をしっかりと行い、万全な状態で選考に挑んでください。
投稿者プロフィール

-  ウシ科 ウシ属 サイヨ牛。就活で100社落ちた経験、就職するも牛を牛とも思わない企業に嫌気がさして退職。それ以来、だれよりも求職者の手助けをしたいと考え、採用メディアを作り上げることを決意した。
採用に関する情報を銀行のように貯めて、だれもが引き出せるようにとの想いで採用バンクが誕生。特別編集長として求職者側に寄り添ったアドバイスを得意とする。
今では「サイヨ牛ケンくんは採用試験のプロ」と呼ばれるまでに至った。 
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