SCSKは、システム開発やITインフラ構築、ITハード・ソフト販売など、ITに関連する幅広いサービスを一貫して提供する企業です。IT業界が今後ますます需要が高まることと、住友商事グループであるがゆえの安定性から、SCSKを志望する学生はとても多いです。新卒選考にはしっかりと対策を立てて臨むといいでしょう。
- SCSKの事業内容や仕事のフロー
- SCSKで新卒募集職種・求める人物像
- SCSKの新卒採用選考内容・対策
- SCSKで働く人の声
- SCSKの待遇や福利厚生・人事制度
SCSKを志望する人だけではなく、IT業界への入社を考えている人にもぜひ参考にしていただけたらと思います。IT業界での仕事のためにおすすめな資格や、ここ数年で話題になっている自己PR動画選考についてもぜひご覧になってみてください。
もくじ
SCSKの事業内容
SCSKは、システムインテグレータを事業とする企業です。システムインテグレータとはどのような事業なのか、SCSKでは具体的にどのようなフローで仕事が進められているのかについて解説します。
「システムインテグレータ」とは新しい仕組みづくりのこと
SCSKの事業であるシステムインテグレータとは、「システム(=仕組み)」をつくることで社会に新たな価値を生み出す仕事のことです。
SCSKは企業にITサービスを一貫して提供する事業を展開
SCSKはシステムインテグレータとして、システム開発・ITインフラ構築・ITマネジメント・BPO(Business Process Outsourcing)、ITハード・ソフト販売などのITに関連する全てのサービスを用いて、顧客の課題解決を行っています。
具体的には以下の8つの事業が連携してサービスを提供しています。
- 製造・通信システム事業
- 流通・メディアシステム事業
- 金融システム事業
- 商社・グローバルシステム事業
- ビジネスソリューション事業
- モビリティシステム事業
- プラットフォームソリューション事業
- ITマネジメント事業
このワンストップのサービスにより、現在までに8000社以上の企業の支援を行ってきました。
SCSKシステムインテグレータの業務フロー・関連職種
SCSKでは様々な役割や専門性を持った人がチームで仕事に取り組んでいます。その具体例をご紹介します。
Step | 工程 | 内容 | 関わる職種 |
Step.1 | ITコンサル | 経営や業務の方針を踏まえシステムの全体像を検討。 |
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Step.2 | 要件定義 | システムの機能や性能を決定。 |
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Step.3 | 設計 | 要件定義書に沿ってプログラムの内容やネットワークの構成を決定。 |
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Step.4 | 開発 | 設計書に沿ってプログラミングを行う。 |
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Step.5 | テスト | 仕様通りに動作するか不具合がないか検証する。 |
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Step.6 | 運用・保守 | システムの安定動作を維持し、改良や捕修の中で新しい案件を提案。 |
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SCSKでの新卒募集職種と求める人物像
SCSKでの新卒募集職種と求める人物像についてご紹介します。
SCSKの新卒募集職種
SCSKにおける新卒募集職種は以下の通りです。
職種・分野 | 仕事内容 | 詳細 |
総合職 技術系職種 |
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総合職 営業系職種 |
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SCSKの求める人物像
SCSKの求める人物像は、「SCSK経営理念を理解し、その実現に向けて行動できる人物」です。
夢ある未来を、共に創るお客様からの信頼を基に、共に新たな価値を創造し、夢ある未来を拓きます。
SCSKの新卒採用選考内容・対策
SCSKの新卒採用選考内容や具体的な対策についてご紹介します。
エントリーシート内容
SCSK新卒選考のエントリーシートでは、過去に以下のような内容が質問されています。
- 所属研究室・担当教授
- 卒論・修論のテーマ
- 所属サークル・活動内容
- TOEICの点数
- 資格
- 趣味・特技
- 長所・短所
- モットー
- 希望職種
SCSKは一般的なエントリーシートとは異なり、アンケートのようなスタイルで実施されています。
Webテスト内容
SCSKのWebテストでは、TG-WEBというWebテストとクレペリンという性格テストの2種類が実施されています。TG-WEBはSPIや玉手箱と並んで用いられるWebテストですが、特にTG-WEBは難易度が高いと言われています。
SCSKの新卒選考ではWebテストのステップで多くの足切りが行われるため、しっかりとした事前勉強が必要です。
面接内容
SCSK新卒選考の面接では、過去に以下のような内容が質問されています。
- 学生時代頑張ったこと
- 一番印象に残っている授業
- なぜIT業界を志望しているのか
- 長所や短所について
- 現在のゼミに入ろうと思った理由
- これまでの学業成績に点数をつけるとしたら何点か・その理由
- 10年後の自分はどうありたいか
- アルバイトの中で困難だった経験
- 気になるニュース
総合的な対策
SCSKの過去の内定者のアドバイスによると、以下のような対策が効果的です。しっかりと準備し選考に臨んでみてください。
- IT企業について、しっかり業界分析を行い知識を付けておくこと
- SCSKを志望する明確な理由を持っておくこと
- Webテストで多くが落ちる・非常に難易度が高い
- 自分の芯をしっかり持った上で、様々な質問に臨機応変に対応できること
SCSKで働く人の声
ここからは、SCSKで実際に働く人の声をご紹介します。
親会社がトバない限りは安定性のある企業だと認識している。ITの案件数が減少しているこの業界、三井住友グループのシステム案件の第一人者として携わる事が出来るのはかなりのアドバンテージとなっている。案件が無い、スキルが無いから社内待機…という人はほとんど見かけませんでした。良くも悪くも保守的な社風であるため、下手な事をして現状が瓦解する心配をする必要が無いので、ゆるーくのんびり働きたい人にはうってつけの企業。
全社的な反映度合いはともかく、学習に関しては積極的な姿勢を感じる。海外活動を後押ししてくれるサポートも用意されており、IT企業としてはなかなか斬新な制度ではないでしょうか。
【有給休暇の取得】非常に取得しやすい。課長等の管理職や事務スタッフの方が各自の取得状況を把握し、取得数が少ない社員には取得するよう促される。有給は消化するのが当たり前の雰囲気となっている。もちろん、実際の消化率は100%ばかりではなく、付与数の半分しか取れていない社員も実態としては存在するが、自身の業務負荷が原因であり、組織の雰囲気としては有給消化は奨励されている。部署によるとはいえ、ライン職は自分の組織の有給取得率をチェックされることもあり、仕事がどうしても調整できない場合以外は、有給休暇が取りづらいと感じることはないと思われる。
【目標の決め方】働きやすい会社と歌っているだけあって、社員に優しい。特に目標を決めることへの一人一人への裁量は非常に大きい。無理な目標を強いられることも無く、ノルマもない。逆に高い目標を掲げる人が少ないという点は気になるが、目標を立てても立てなくても意識の高い人はやるので、ノルマ、評価の面ではこのような制度は理想的といえるのでは無いか。会社に目標を立てられ、発破をかけられたいような意識の高い人には向かないとも言える。
引用:カイシャの評判
SCSKの待遇や福利厚生・人事制度
SCSKの気になる新卒待遇や福利厚生、人事制度について解説します。
- 初任給
大卒月給266,500円
院卒月給289,900円
※それぞれ業務手当38,500円・41,900円および学び手当5,000円、リモートワーク推進手当1,000円含む
※業務手当は残業時間20時間相当分を支給、超過の場合は別途支給。 - 勤務時間:9:00~17:30
(所定勤務時間7時間30分・休憩1時間、部署単位等での時差勤務制度あり) - 諸手当:通勤手当全額支給、交通費、時間外手当全額支給、休日・振替出勤手当等
- 賞与:年2回(6月・12月)
- 昇給:年1回(7月)
- 休日休暇:完全週休2日制(土・日)、祝日および年末年始、有給休暇、メモリアル休暇、マタニティ休暇、配偶者の出産休暇、ボランティア休暇等
- 福利厚生:各種社会保険、退職金制度、企業年金、財形貯蓄、従業員持株会、慶弔見舞金、育児休業、介護休業、ボランティア休業、フレックスタイム、在宅勤務、ジョブリターン制度、通年カジュアルスタイル、ノー残業デー(毎週水曜)、メニュー型福利厚生制度、復職支援金(保育料補助)、同好会活動等
- 施設:独身寮、リラクゼーションルーム、社内診療所、カウンセリングルーム等
まとめ・システムインテグレータならSCSKに就職!
SCSKの新卒採用情報について解説しました。簡単にポイントをまとめます。
- システムインテグレータのSCSKは、企業にITサービスをワンストップで提供する
- SCSKでは様々な役割や専門性を持った社員がチームを組んで仕事をしている
- SCSKでは総合職(技術系・営業系)が新卒募集されているが、共にSCSKの経営理念に共感できる人が求められている
- SCSKの新卒選考では、業界分析・明確な志望理由・Webテスト対策等が重要
システムインテグレータ業界に興味がある学生さんは、ぜひSCSKの新卒選考にも挑戦してみてくださいね!
投稿者プロフィール
- ウシ科 ウシ属 サイヨ牛。就活で100社落ちた経験、就職するも牛を牛とも思わない企業に嫌気がさして退職。それ以来、だれよりも求職者の手助けをしたいと考え、採用メディアを作り上げることを決意した。
採用に関する情報を銀行のように貯めて、だれもが引き出せるようにとの想いで採用バンクが誕生。特別編集長として求職者側に寄り添ったアドバイスを得意とする。
今では「サイヨ牛ケンくんは採用試験のプロ」と呼ばれるまでに至った。