「この会社は、なぜ中間層の社員がいないのかな?」「中間層の社員が次々と辞めていくのが不安…」
※ 中間層の社員:30代から40代前半くらいの社員
インターンシップや会社説明会でそんな疑問を持った人、面接では気にならなかったけれど、入社後に不安を感じている人もいるでしょう。
世の中には、若手社員とベテラン社員のみが在籍し、中間層の社員だけがごっそりいない会社があります。結論から言うと、入社や勤続はおすすめできません。
即戦力となるはずの中間層の社員は、皆どうして会社を去ったのか不思議に思いませんか?その疑問は、中間層がいない会社の特徴や問題点を知ると答えが見えてくるでしょう。
今回の記事は、「中間層がいない会社」に疑問や不安を感じている人に役立つ情報が満載です!
中間層がいない理由や会社の特徴・将来性、そしてあなたがすべき対処法などを詳しくまとめました。
ぜひ最後までお読み頂き、将来性のあるキャリアを積むためのご参考にして下さいね。
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もくじ
中間層がいない会社の特徴
中間層がいない会社は、一般的にかなりヤバい状況に陥っていると考えられます。中間層の社員は一番即戦力になる、会社にとって重要な年代です。
現在中間層がいない会社も、かつては中間層の社員がいたはず。なぜ彼らは会社を去ったのでしょうか。その理由について解説します。
※ 例外もあります。家族経営・元々数名でやっている会社は年齢層に偏りがあるのが普通です。
中間層の社員がいない理由
- 不当な評価・給料が上がらない
- 会社の将来性がない・経営が危ない
- ブラック企業である
不当な評価・給料が上がらない
仕事ができるにも関わらず、不当な評価を受け「給料が上がらない」ことは退職の最も大きな理由と考えられます。
「評価されるようになれば、やりがい・給料も上がる」と頑張り、良い成績を収めても給料が上がらなければ、転職していくのが普通です。また昇進して役職に付いても、給料が上がらず責任と仕事だけが増えて会社を見限ったパターンもあるでしょう。
特に優秀な人は、待遇の良い会社からヘッドハンティングを受けて会社を去った可能性もあります。
中間層の年代は、人生の中で最もお金のかかる時期と言われています。特に家庭を持つ人は、住宅ローンや子供の教育など費やすお金が増えます。現実的な問題として、待遇の良い会社へ転職するでしょう。
また独身でも、給料が上がらなければモチベーションも上がりません。また同年代の収入と比べて惨めな気持ちになり、転職する人も多いです。
会社の将来性がない・経営が危ない
中間層の社員が「会社の将来性がない・経営が危ない」と判断し、退職した場合もあります。
新人期間は会社の内情や将来性など、まだ知らないことがたくさんあります。しかし中間層になると、会社の上層部と接することも増えて、会社の本質が見えてくるでしょう。
会社の裏事情にも詳しくなり、将来性がない・経営難と判断すれば、転職する人がほとんどです。
一方ベテラン社員(40代後半以上)は、かなり優秀な人物でない限り、年齢的に転職が難しくなります。そのため仕方なく会社に残っている人もいるのです。
ポイント
【退職ラッシュが起きた可能性もあり】
人望が厚く、仕事もできる中間層の社員が退職すると「退職ラッシュ」が起こることがあります。周りの社員は以下のような気持ちになり、次々と退職してしまう現象です。
- あの人が辞めるなら自分も辞めたい
- 自分もさっさと辞めよう
- 早く辞めないと、辞められなくなりそう
ブラック企業である
中間層の社員がいない会社はブラック企業であることが多いと言われています。中間層の社員は、そんな会社を見限って転職したのかもしれません。
ブラック企業の人事は、中間層がいない理由を「就職氷河期だった・リーマンショックで…」などと隠そうとしますが、次第にブラック企業であることが分かってくるでしょう。
以下の特徴があれば要注意です。
- 長時間労働・拘束
- 昇進しても待遇が上がらず、仕事と責任だけ増える
- 残業代が支払われない
- 募集内容と実際の業務・待遇が異なる
- 休みを取らせてもらえない
- 労働組合がない
- 達成できないようなノルマがある
- 自腹で自社サービスを購入させる
- ハラスメントが横行している
- 常に求人募集をしている
「ブラック企業」と気付いたら、心身がすり減る前に退職しましょう。ブラック企業で働き続けるメリットは何もありません。
中間層がいない会社から転職した方が良い理由
中間層がいない会社からは、早めの転職がおすすめです。また入社前に中間層がいない会社だと分かった場合も、内定を辞退した方が良いでしょう。
この項ではその理由について詳しく解説します。
転職した方が良い理由
- 極端な負担がかかってくる
- 努力をしても組織は変えられない
- いつまでもスキルアップできない
- 辞めた人と同じ道を辿ることになる
①極端な負担がかかってくる
中間層がいない会社で働くと、極端な負担がかかってくる可能性があります。中間層の社員がいない分の仕事量は増え、待遇は上がらないでしょう。
頑張って仕事をこなし続けても、感謝されるだけか、役職に付けられて更に負担が増すこともあります。
②努力をしても組織は変えられない
会社を去った中間層も、「努力で組織は変えられる」と仕事を頑張り続けていたでしょう。しかし努力をしてもこの組織は変えられない、と失望して転職したとも考えられます。
実際に変えられるのは自分だけで、他人や環境を変えることはできないのです。
③いつまでもスキルアップできない
中間層がいない会社にいると、いつまでもスキルアップできない可能性があります。まず活躍する中間層の社員から仕事を学べません。
若い頃にスキルアップできない環境にいるのは、大変もったいないことです。せっかく働くのであれば、スキルを伸ばせる会社に転職した方が自分のためになります。
後になって経歴に嘆くことにならないよう、自分のキャリアについて考えてみましょう。
辞めた人と同じ道を辿ることになる
中間層がいない会社で働き続けても、結局辞めていった人と同じ道を辿ることが多いでしょう。前述したように、組織を簡単に変えることはできないからです。ずっと同じ環境に身を置くことになり、結局辞めたくなります。
キャリアを積みたいと考えている人は、できるだけ若いうちに退職しましょう。選択肢が多い中で転職活動ができます。企業側もキャリア形成のしやすい年代を採用する傾向にあるからです。
また今はキャリアアップに興味がない人も、年齢を重ねて考えが変わり後悔するかもしれません。
結局、中間層と同じ道を辿るなら、早く転職の準備を始めるのが正解と言えます。
同じような会社に転職しないための方法とは?
中間層がいない会社からの転職をしても、また同じような会社に入社してしまう可能性もあります。そうなれば当然ガッカリしますし、転職した意味がありませんよね。
再び中間層がいない「将来性のない会社」に入社しないためにも、以下の方法を試みてみましょう。
同じような会社に転職しない方法
- 転職の口コミサイトを確認する
- 求人を出している頻度を確認する
- 面接官の態度・対応を確認する
- 転職エージェントに相談する
転職の口コミサイトを確認する
まずは応募を検討している会社の、「転職口コミサイト」で会社の評判や実態を確認しましょう。これは求人票に書かれている内容だけを信じ、鵜呑みにしないためにも必要なことです。
求人票に記載されている文言・内容は、会社が考えたものです。もしあなたがその立場なら、多くの人々に応募してもらえるように、魅力的な言葉を並べないでしょうか。また会社の上層部からも添削が入ると思われます。
会社の評判サイトを見ると、既に退職済みの人から会社の情報が書き込まれています。良い点や悪い点、内部情報に関連するものなどリアルな会社の状況がわかるのです。
※ 全ての会社が掲載されているわけではありません
ただし全ての情報が正しいとは限らないデメリットも。匿名で書き込むことができるので、単なる誹謗中傷である情報も交ざっている可能性があります。
②求人を出している頻度を確認する
会社が求人を出している頻度を確認することもポイントです。常に求人を出している会社や、「急募」と書かれた求人を出している会社は注意する必要があります。
ずっと求人を出しているということは、頻繁に社員が辞めていることを意味します。いつも人手不足に悩まされている会社は、そうするしか方法がありません。
③面接官の対応を確認する
実際に応募して面接に進んだら、面接官の対応をよく確認してみましょう。面接官の態度が横柄だったり、人格否定などコンプライアンスに違反するような言動が目立つようなら注意が必要です。
面接官は圧迫面接のつもりかもしれませんが、時代遅れの面接であり、悪い意味で古い体制の根付いた会社であるかもしれません。
そして何より転職前の会社のように「中間層がいない会社」である可能性が高いのです。面接官の対応に問題を感じたら、辞退するのが無難でしょう。
④転職エージェントに相談してみる
最もおすすめの方法は「転職エージェント」に相談することです。良い転職エージェントは、無料で仕事を紹介してくれる民間機関で、今回のような問題な起こらないように転職活動をサポートしてくれます。
「なんでそんなことが可能なの?」と思うかもしれません。実は転職エージェントは営業担当が在籍し、求人を出している会社と強い繋がりを持っています。そのため表には出ていない企業情報を持っているのです。
そして個別カウンセリングも充実しているので、「中間層がいない前のような会社には転職したくない」という相談にもしっかり対応してくれます。
転職エージェントを利用すれば同じ失敗は繰り返さない!
転職活動で再び「中間層がいない会社」に入社することを防ぐためには、情報収集がキーポイントとなってきます。
口コミサイトの情報や、面接官の様子で転職先の会社についてある程度の予測はできるでしょう。しかし最初から企業の正しい情報を得ることができれば、時間を無駄にせずにスムーズな転職ができます。
転職エージェントは【就活のプロ集団】であり、膨大な企業情報を持っています。企業との太いパイプがあり、企業の内部についても把握しています。そのためあなたが同じ失敗を繰り返すことはないでしょう。
非公開求人・ハイクラス求人も豊富にあり、今よりキャリアアップできる可能性も大!転職のプロへ「今の悩み・今後希望すること」を相談するだけでも価値があります。
まずは転職エージェントへの登録を気軽行うことが、転職成功の第1歩です!
【転職エージェントのサービス一例】
- 完全無料で利用できる
- キャリアアドバイザーによる面談
- 自己分析と意向に基づいた求人の紹介
- 書類の添削・面接の練習
- 面接などの日程調整
- 内定後のサポート など
特におすすめの転職エージェントをご紹介します。
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【まとめ】中間層がいない会社は転職するのが無難!早く将来性のある会社でキャリアを積もう
中間層がいない会社に入社・勤務し続けることにメリットがないことがお分かり頂けましたでしょうか。
もし今の会社の状況に疑問を持っていたり、本記事に書かれている内容に当てはまるのであれば、いち早く転職活動の準備を始めてみてはいかがでしょうか。
転職先の会社でまだまだやり直しはききます。まずは会社を辞める前に転職エージェントで個別相談をすると良いでしょう。
しかし転職エージェントにも良し悪しがあります。中には紹介数を上げるために、どのような会社でも勧めてくるところもあります。
そのためにも、今回おすすめした転職エージェントを利用してみてくださいね。あなたの大切な転職を成功させる心強いサポートとなるでしょう。
投稿者プロフィール
- AEAJアロマセラピスト、不動産会社勤務を経てフリーランスライターへ転身。愛知県在住で料理や美容、旅行が大好きです。現在は金融・ビジネス・キャリア・ライフスタイルなどの記事を執筆しています。未経験のジャンルでも綿密にリサーチをして積極的に取り組むことがモットー!いつもわかりやすく役立つ情報をお届けできることを目標としています。またライター活動を通した「理想のワークライフスタイルの実現」も追求中です。
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