「文系で高収入の仕事には何があるの?」
「文系でも年収1,000万円以上稼げる職業に就きたい」
理系は高年収の専門職が多いイメージがある一方、“文系で年収の高い仕事”を具体的に思い浮かべるのは難しいかもしれません。
文系で年収1000万以上稼げる高年収の職業は、数は限られますが存在します。
今回の記事では、文理の就職における違いや文系で年収1000万以上稼げる職業一例、そして文系が年収1000万の職業に就くための対策法などを詳しくご紹介します。
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もくじ
文系は理系より高年収の職業に就きにくいのか?
理系は医師や研究職など高年収の専門職が多く、学業が就職へ直結しています。
では専門分野の強みがない文系の就職難易度は高く、更に高年収の職業に就くのは難しいのでしょうか。
まずは文系・理系の就職難易度の違い、文系の就職先についてご説明します。
理系と文系の就職難易度の違い
“平成30年3月大学等卒業者の就職状況(厚生労働省)”によると、理系と文系の就職率はほぼ変わらないことが分かっています。
理系と文系の就職率
- 理系:97.2%
- 文系:98.2%
若干ではありますが、文系の方が就職率は高い結果となっていますね。
つまり理系と文系の就職難易度はほぼ同じで、文系だから就職しづらいということはないのです。
文系の就職先は幅広く高年収の職業も選べる!
理系は大学・大学院などで学んだことを、直接活かせる専門分野の職業を選ぶことがほとんどです。
一方文系の就職先は幅広く、その中には高年収の職業も含まれています。例えば経済学部卒であっても、経済に関する仕事以外にも多くの職業が選べます。
年収1000万以上の企業の数は多くないため、入社にはそれなりの努力が必要ですが、総合商社や外資系コンサルなどの”エリート”と呼ばれる就職先は文系向けの職業です。
文系は理系と違い専門的な強みがないものの、幅広く仕事を選べる自由度の高さがメリットと言えます。
文系で年収1000万以上を稼げる職業例
この項では文系で年収1000万以上を稼げる職業の一例をご紹介します。
文系・年収1000万以上の職業例
- 総合商社
- 外資系コンサル会社
- 大手銀行・証券会社
- 大手広告・放送・新聞会社
- 外資系証券会社
- 医療営業(MR・医療機器メーカー)
①総合商社
総合商社は高年収を代表する職業です。大手5大総合商社(三井商事・三菱物産・丸紅・伊藤忠商事・住友商事)の平均年収は全て1000万を超えています。
特に海外駐在員を経験すると年収は上がり、早くて20代後半で年収が1000万に到達します。
【大手5大総合商社の平均年収】
- 三井商事:1631万円
- 三菱物産:1393万円
- 丸紅:1452万円
- 伊藤忠商事:1565万円
- 住友商事:1473万円
②外資系コンサル会社
コンサル会社は全体的に高年収ですが、特に外資系コンサル会社(ボストンコンサルティング・マッキンゼー・デロイトなど)は全職種の中でトップクラスの年収です。
しかし外資系は“UP or OUT”(昇進できなければ退職する)の業界なので、働き続けるには順調にチームリーダー、アシスタントやマネージャーなどと昇進する必要があります。
年収1000万に到達する平均年齢は20代前半です。特にパフォーマンスが良く、昇進を続けた場合は40歳で年収5000万という高収入を得る人もいます。
【大手外資系コンサルの平均年収】
- ボストンコンサルティング:1860万円
- マッキンゼー:1500-2000万円
- デロイト:917万円(マネージャークラスで1150万円)
- アクセンチュア:858万円(マネージャークラスで1050万円)
また外資系コンサルは高収入である一方、激務であることでも有名です。例えばボストンコンサルティングの平均残業時間/月は110時間以上に及びます。
③大手銀行・証券会社
大手メガバンク、証券会社も文系が年収1000万に到達できる業界です。メガバンクや証券会社の中にも個人営業(リテール)や法人営業(ホールセール)など、様々な職種がありますが、どの職種でも比較的高年収を得られます。
年収1000万に到達する平均年齢は銀行が30代後半、証券会社が早くて20代後半です。
【大手銀行・証券会社の平均年収】
- 三菱東京UFJ銀行:774万円
- 三井住友銀行:842万円
- みずほ銀行:729万円
- 野村証券:1313万円
- 大和証券:1007万円
④大手広告・放送・新聞会社
大手広告代理店(電通・博報堂など)、大手放送局(フジテレビ・TBSなど)や大手新聞メディア(朝日新聞など)も文系が年収1000万を超える業界です。
年収1000万に到達する平均年齢は広告が20代後半、放送が30代後半、そして新聞が40代前半と言われています。
【大手広告・放送・新聞会社の平均年収】
- 電通:1169万円
- 博報堂:1078万円
- フジテレビ:1100万円
- TBS:1449万円
- 朝日新聞:1113万円
⑤外資系証券会社
外資系証券会社(モルガンスタンレー・ゴールドマンサックス・バークレイズなど)は、早くて入社1年目で年収1000万に到達できます。
早々に年収1000万に到達できる理由の1つには、特にボーナスが多いことが挙げられます。
【外資系証券会社の平均年収】
- モルガンスタンレー:2735万円
- ゴールドマンサックス:1842万円
- バークレイズ:1228万円
⑥医療営業(MR・医療機器メーカー)
MR(医療情報担当者)や医療機器メーカーの営業は平均年収が高く、特に外資系は年収が1000万に達する企業が多いのが特徴です。
また今後ますます少子高齢化が進む日本にとって、医療営業は将来性のある仕事でもあります。
年収1000万に到達する平均年齢は、30代前半〜40代にかけてと言われています。
【医療営業の平均年収】
- ソレイジアファーマ:1576万円
- シンバイオ製薬:1195万円
- 第一三共株式会社:1104万円
- そーせいグループ:1088万円
- アステラス製薬:1079万円
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文系が年収1000万を稼ぐ職業に就くためにできる努力
続いて文系が年収1000万以上稼げる高収入の職業に就くためにできる努力について解説します。具体的に以下のことをしてみましょう。
自分でできる努力3選
- 年収1000万を稼げる業界・職業を知ること
- 資格やスキルを身につけること
- 転職エージェントを利用する
①年収1000万を稼げる業界・職業を知ること
文系が年収1000万にできるだけ早く到達できる職業に就くためには、”稼げる業界・職業”を知ることが大切です。
単に”平均収入が高い業界・職業”という考えだけではなく、なぜその業界や職業に多額のお金が入り・お金が回りやすいかまで調べましょう。
例えばマスメディアは平均年収が高い業界ですが、それはテレビやラジオ、インターネットを通して情報を知りたい・エンターテイメントを楽しみたいというニーズが大きいためです。
つまり“需要が大きい業界”に大きなお金が流れやすいということになります。稼げる業界・職業に絞って就活を進めていきましょう。
②資格やスキルを身につける
文系が年収1000万稼げる職業に関する資格やスキルを前もって身につけておくことも、就活の役に立ちます。
役立つ資格・スキル例
- 保険会社:ファイナンシャルプランナー・保険募集人 など
- 総合商社:TOEIC800以上・中国語、フランス語、ポルトガル語のスキル・簿記検定2級以上・ファイナンシャルプランナー・通関士・貿易実務検定・公認会計士(この資格が最も有利) など
- 大手広告代理店:Webリテラシー試験・Googleアナリティクス個人認定資格・Google広告の認定資格・マーケティングビジネス実務検定など
しかし資格には取得に時間を要するものから、比較的短期間で取れるものもあります。
公認会計士のように大変有利になる資格もありますが資格はプラスアルファと考え、難しい資格取得だけに時間を割かないこともポイントです。
また高いコミュニケーションスキルも求められます。外資系の企業の中には英語でのコミュニケーションに困らないよう、TOEICスコアの提出が必要な場合もあります。
資格も大切ですが、高いコミュニケーションスキル・語学力のように即戦力となるスキルは更に評価の対象です。
③転職エージェントを利用する
「とりあえず就職(転職)すれば高収入になれるだろう!」と安易に活動するのは、年収1000万という目的達成のためにはおすすめできません。また表立ってはいませんが、大手企業の中には学歴による足切りも存在します。自分の学歴ばかりはどうしようもありません。
そこで利用したいのが「転職エージェント」です。ハイクラスに特化した転職エージェントに登録すれば、プロのサポートを受けながら高収入案件に挑戦できます。
また転職エージェントは企業との結びつきが大変強いため、膨大な情報・非公開求人を持っています。例えば“学歴による足切りがある会社を志望 & それが難しい場合”は、代わりに類似した案件を紹介してもらえる可能性が高いでしょう。新卒は”新卒に強い転職エージェント”を利用して要望を伝えれば、理想により近い企業の内定がもらえる確率がグンと上がります。
※ 転職エージェントに高収入の企業を狙えるのかどうかを相談するだけでも利用する価値がありますよね。
文系で年収1000万以上稼げる仕事に就きたいのであれば、ぜひ転職エージェントを利用してみてください。
【転職エージェントのサービス一例】
- 完全無料で利用できる
- キャリアアドバイザーによる面談
- 自己分析と意向に基づいた求人の紹介
- 書類の添削・面接の練習
- 面接などの日程調整
- 内定後のサポート など
続いて特におすすめの転職エージェントをご紹介します。
おすすめ転職エージェント
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年収1000万以上の職業で大変なこととは?
年収1000万以上の職業を含め、高収入の仕事にはその分大変なこともあります。
この項では一般的に高収入と言われる仕事によくある辛いことについてご紹介します。
高収入の仕事における辛いこと
- 残業が多い
- 仕事のプレッシャー・責任が重い
①残業が多い
高収入であるということは、それだけ会社から求められる仕事量が多いということです。また仕事のレベルや質も高いため、どうしても残業が増えてしまいます。
「仕事こそが生きがい・収入が最優先」という人にとってはあまり気にならないかもしれませんが、毎日定時に帰りたい人には向かない仕事です。
休日出勤を伴う場合もあるため、プライベートよりも仕事に合わせた生活をしなければならない場合が多いのです。
②仕事のプレッシャー・責任が重い
高収入を得られるということは、会社がそれだけ売上を上げていることを意味します。つまり社員一人ひとりのレベルが高く、給与に見合った売上・成績を出している人々の集団なのです。
万が一同じように成果が出せていない場合、すぐに会社や上司からの見る目が変わってきます。
高収入の会社で働き続けるには、常に責任とプレッシャーと戦いながら、仕事の成績を維持する必要があります。
【まとめ】文系で年収1000万の職業に就くには”周りと差をつける”こと & 転職エージェントへ登録を!
文系で年収1000万以上の職業に就くのは可能ですが狭き門です。しかし適した努力をし続け、最後まで諦めない人はきっと理想に近い企業の内定を得られます。
また日頃からこまめにニュースをチェックするなど習慣を作ることも大切です。とにかく”周りの受験者と差をつける”意識を持ちましょう。周りと差をつけるという意味でも、転職エージェントでプロのアドバイスを受けることがポイントです。
年収1000万以上の企業の入社試験を受けることになった際には、プロによる書類の添削・模擬面接を繰り返し受けて合格できるようにベストを尽くしましょう。
1人で頑張ることもできますが、今回のような特別な要望を持つケースでは就職のプロのサポートを受けることも重要なのです。
投稿者プロフィール
- AEAJアロマセラピスト、不動産会社勤務を経てフリーランスライターへ転身。愛知県在住で料理や美容、旅行が大好きです。現在は金融・ビジネス・キャリア・ライフスタイルなどの記事を執筆しています。未経験のジャンルでも綿密にリサーチをして積極的に取り組むことがモットー!いつもわかりやすく役立つ情報をお届けできることを目標としています。またライター活動を通した「理想のワークライフスタイルの実現」も追求中です。
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