リクルートスーツを身にまとい、就職活動に励む学生が増える季節になりました。これから面接を受ける学生も、これからインターンシップに参加するという学生も、まずはスーツ選びをする必要があります。今回は、男性の就活スーツ選びにおいて重要なスーツの色合いについて詳しく解説します。
- 男性の就活スーツの色に決まりはある?定番の色は?
- 男性の就活スーツの色による特徴やメリットは?
- 男性の就活スーツの業界別によるオススメの色合いは?
就活スーツ選びに迷っているという学生さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。就活用のスーツについては次の記事でもご紹介しています。
もくじ
男性の就活スーツの色には決まりはある?
男性の就活スーツの色にはルールや決まりはあるのでしょうか?ここでは、就活生のスーツの色についてのルールや決まりについてご紹介します。
ルールや決まりはない
男性の就活スーツの色には、ルールや決まりごとはありません。スーツの色合いによって加点評価や減点評価が行われることもありません。ルールや決まりごとがないとは言え、どんな色のスーツを着てもいいというわけではありません。実際には派手な色や就活に向かないと言われる色のスーツを着ることで、「マナーが身についていない」というネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。その点を考慮して就活スーツの色を選びましょう。
定番は黒・濃紺・ダークグレー
男性の就活スーツの定番の色は、黒・濃紺・ダークグレーです。中でも、黒が最もメジャーです。就活スーツを1着だけ用意する場合には、黒を選ぶのが無難です。2着以上用意する場合には、黒と濃紺、黒とダークグレーというようにセレクトするといいでしょう。明るめのグレーやベージュ、ブルーやブラウンなどの色合いは、就活生だけではなく一般的なビジネスシーンにおいても選ばれることが少ない色合いです。確かに、似たような格好をする就活生の中で目立つことができるかもしれませんが、面接での受け答えや自己PRで目立つ方が健全であり評価も高いでしょう。
男性の就活スーツ・色別の特徴やメリット
男性の就活スーツの色について、それぞれの特徴を詳しくご紹介します。
黒の就活スーツは無難で汎用性が高い
前項でもご紹介したように、黒色は男性の就活スーツの中で最も定番の色合いです。男性の就活生のうちの約90%が黒の就活スーツを選んでいると言われています。男性の就活スーツとして黒色が目立つようになったのは、1990年代後半から2000年以降にかけてのことです。理由には諸説ありますが、一つ目はプラダやシャネルなどの海外のハイブランドでブラックスーツが多くデザインされたことです。このことを背景に、黒のスーツにおしゃれでかっこいいというイメージが定着しました。
理由の二つ目に、黒色のスーツは汎用性が高く冠婚葬祭にも使えるという点が挙げられます。バブル崩壊後の節約志向が反映されたのでしょう。このように、メリットのある黒色スーツですが、汗染み、フケ、白い汚れ、シワが目立ちやすいというデメリットもあります。せっかく無難な黒のスーツを選んでいても、汗染みやシワなどが目立つことで、清潔感が損なわれてしまいます。こまめにクリーニングに出すなどのメンテナンスが欠かせません。
濃紺の就活スーツは真面目な雰囲気で日本人に合う
男性の就活スーツには、濃紺もおすすめです。黄色人種の日本人の肌色には、就活スーツの色の中でも濃紺が最も合うと言われています。
濃紺は就活生の様々な表情を見せてくれる色合いで、落ち着いているエレガントな雰囲気が出ているかと思えば、フレッシュな雰囲気を演出するのも得意な色合いです。政治家を見ていても分かりますが、ここぞというシーンにおいては濃紺のスーツが最も使われています。ビジネスシーンにおいても、大切な商談の日に濃紺のスーツが用いられることは多いです。そうした点から真面目で誠実なイメージがあるのも濃紺のスーツの特徴です。実は、バブル期以前には濃紺のスーツが男性の就活スーツとしては最もメジャーでした。そのため、面接官の世代によっては黒のスーツよりも濃紺のスーツが好印象に映ることもあります。
ダークグレーの就活スーツは上品で誠実・汚れが目立たない
ダークグレーの就活スーツは、黒・濃紺に次いで選ばれてきた色です。黒のような地味さがなく、落ち着きのある誠実な印象を与えることができる色合いです。海外ではダークグレーのスーツは冠婚葬祭でもビジネスシーンでも最も選ばれている色合いで、アメリカでは「ダークグレーのスーツを着ることは成功への近道」とまで言われるほど用いられています。一方で、男性の就活スーツとしては華やかすぎる印象を与えるのがダークグレーの特徴であり、業界を選ぶ色でもあります。ダークグレーの就活スーツは、汚れが目立たないというメリットがあります。基本的なメンテナンスを行うことは大切ですが、何日も連続しての着用や、クリーニングに出す時間が取れない場合などにもおすすめです。
業界別・男性におすすめの就活スーツの色
「結局のところ、何色を選べばいいの?」と思っている方も多いでしょう。採用bankでは、新卒選考に参加する業界によってスーツの色を選ぶことをおすすめします。
公務員・金融・保険業界におすすめのスーツの色
- 黒
公務員や金融機関、保険業界は、誠実さや真面目さが求められる業界です。高い売上を目指したり、斬新なアイデアが求められるような業界とは異なり、決まった業務を定められたルールの中で処理するという仕事の性質からも、周囲と差別化する必要がない黒のスーツがマッチしています。
マスコミ・広告業界におすすめのスーツの色
- 濃紺
- ダークグレー
- ストライプ柄なども
マスコミや広告業界におすすめのスーツの色は、濃紺やダークグレーなどの華やかさがある色合いです。場合によっては、ストライプ柄などが入ったスーツも許容されます。マスコミや広告代理店は、流行に敏感な姿勢が求められる業界です。そのため、スーツについても無難な黒を選ぶのではなく、トレンドを意識していることをアピールできる色を選ぶといいでしょう。
アパレル業界におすすめのスーツの色
- 濃紺
- ダークグレー
- ベージュ、ライトグレーなどの明るめの色
- ストライプ柄、オフィスカジュアルも
ファッションセンスが求められるアパレル業界では、濃紺やダークグレーをはじめ、明るめの色合いや柄が入ったスーツを選ぶことをおすすめします。ファッションセンスを発揮すべき業界の選考で無難な黒の就活スーツで挑むと、反対にファッションに興味がないことをアピールしているとも受け取られ兼ねません。スーツの色合いの他にも、ネクタイやポケットチーフ、靴など、持ち前のファッションセンスを常識外れにならない程度に活かして選考に臨んでみましょう。
外資系・ベンチャーにおすすめのスーツの色
- 濃紺
- ダークグレー
外資系企業やベンチャー企業の選考には、濃紺やダークグレーの色合いのスーツを着て参加してみてはいかがでしょうか。アメリカではダークグレーのスーツが最も一般的で好まれますが、反対に黒のスーツをビジネスで着ることはほとんどありません。ベンチャー企業は開拓的な精神や斬新なアイデアが求められるため、黒以外のスーツを身につけることで、他の人とは異なる発想やセンスをアピールできることにもつながるでしょう。
まとめ・男性の就活スーツは業界により色をセレクト!
男性の就活スーツのおすすめの色合いについてご紹介しました。簡単にポイントをまとめます。
- 就活スーツの色合いに決まりやルールはないが、黒・濃紺・ダークグレーが定番
- 黒のスーツは無難であり、冠婚葬祭などの汎用性も高い
- 濃紺の就活スーツは、フレッシュで真面目な印象を与えられる
- ダークグレーの就活スーツは上品で落ち着きがあり、汚れが目立たないというメリットも
- 男性の就活スーツの色は、選考を受ける業界に応じてセレクトしよう
就活スーツの色合いで合否が判断されるわけではありませんが、マナーが身についていることや、自分自身の個性のアピールにもなるのが就活スーツです。うまく活用して、志望する業界の内定を目指しましょう!
投稿者プロフィール
- ウシ科 ウシ属 サイヨ牛。就活で100社落ちた経験、就職するも牛を牛とも思わない企業に嫌気がさして退職。それ以来、だれよりも求職者の手助けをしたいと考え、採用メディアを作り上げることを決意した。
採用に関する情報を銀行のように貯めて、だれもが引き出せるようにとの想いで採用バンクが誕生。特別編集長として求職者側に寄り添ったアドバイスを得意とする。
今では「サイヨ牛ケンくんは採用試験のプロ」と呼ばれるまでに至った。
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