「大企業でバリバリ働いてみたいけど、自分に合っているのかな?」「大企業で働いているが、自分には合っていないかもしれない…」
このように大企業で働くことに興味があったり、現在大企業で働いており、自分に合っていないのではないかと考えている人はいませんか?
社会的な知名度・信用度の高さや待遇、手厚い福利厚生などから人気の大企業ですが、働くにあたっては「向き・不向き」があります。
もし大企業での勤務が合わない性格であるにも関わらず働いた場合、本来の自分の強みや能力を発揮できない可能性が高いのです。また大きなストレスを抱えることになるでしょう。
今回の記事では大企業が合わない人の特徴についてご紹介します。
また大企業が合わない人が、自分の長所を発揮できる働き方についても詳しく解説しますのでぜひ参考にしてみて下さいね。
もくじ
大企業が合わない人【10の特徴】
早速ですが、大企業が合わない人の特徴を10個ご紹介します。いくつ当てはまる特徴があるでしょうか。ぜひご自身と比較しながら読んでみて下さいね。
大企業が合わない人の特徴10
- ①転勤をしたくない人
- ②自分の意見・アイディアを通したい人
- ③スペシャリストになりたい人
- ④好奇心が旺盛・挑戦が好きな人
- ⑤本業だけでなく副業もしたい人
- ⑥経営層の近くで仕事がしたい人
- ⑦協調性がない人
- ⑧年功序列に納得できない人
- ⑨とにかく早く出世したい人
- ⑩現在大企業に勤務し強い不満がある人
①転勤をしたくない人
今住んでいる場所から引越したくない人、働く支店を自分で選びたい人にとって大企業は不向きです。また突然の転勤は人のライフスタイルも一変させるため、変化を好まず、安定を求める性格の人にも不向きだと言えます。
大企業は規模が大きく、全国に勤務地があるため転勤を余儀なくされます。海外にも拠点がある大企業では、駐在員を任されることもあるでしょう。
そして特に総合職は転勤を命じられやすい傾向があります。会社に勤務希望地を伝えていたとしても、希望が通る保証はありません。
また転勤を断れば他の部署に異動させられたり、出世ルートから外れることもしばしばです。そして社員の人数が多い分、配置転換は容易に行われます。
2017年に大企業1万社を対象に「転勤」に関するアンケート調査が行われました。
その結果、約80%の転勤命令が会社主導で行われていることがわかりました。
②自分の意見・アイディアを通したい人
仕事に対しフットワークが軽く、積極的に自分の意見やアイディアなどを「取り入れよう・やってみよう」と実現したい人に、大企業の組織体制は向いていないと言えます。
大企業は組織が大きいため、何事も意思決定に時間がかかるのです。例えば仕事のルール・業務方法1つを変えるにしても幾度も会議で審議され、何人もの役職者から承認を得なければなりません。
そして大企業は風習や確実性を重視するため、変化を簡単に受け入れることはほとんど無いと言って良いでしょう。
つまり社内において、個人で影響力を持ちたい人にとって大企業はつまらない仕事が多いと感じてしまいます。
③スペシャリストになりたい人
スペシャリスト(特定のスキルを習熟した人)になり仕事に活かしていきたいと考える人に、大企業が向かないこともあります。その理由は、大企業は安定した利益が出せるように仕事内容が緻密に細分化されているためです。
大企業は基本的に「ジェネラリスト」を育成する場所です。ジェネラリストとは、複数の分野の知識を広く浅く持っている人を指します。つまり短期間のうちにジョブローテーションを何度も行い、様々な部署を社員に経験させるのです。
そのため仕事で特定のスキルを身に付けたい人にとっては、自分の理想とする社会人生活が実現できない可能性があります。
ジェネラリストになれば、社内の様々な業務を覚えることができますが、スペシャリストを目指したい人にとっては不向きです。
※ ここでは総合職を指し、最初から専門部署で勤務する人は除きます。
④好奇心が旺盛・挑戦が好きな人
様々な仕事内容に興味を持ち、常に挑戦することが好きな人にとって大企業は合わない可能性があります。その理由は、大企業では仕事がスムーズにできるよう細分化された業務内容が既に決まっているからです。
そのためマニュアル化された大企業の仕事内容に対し苦痛を感じやすいと言えます。会社から与えられた仕事を淡々とこなすより、リスクも考えた上で仕事に挑戦したいタイプの人には向かないでしょう。
大企業で働くメリットは、手厚い福利厚生や経済的安定を得られることです。それよりも自分の力を試したい人や、個人の挑戦を求める人には大きな組織の会社はおすすめできません。
⑤本業だけではなく副業もしたい人
本業だけでなく、副業もしたい人にとって大企業は向いていません。ほとんどの大企業は未だに副業を禁止している場合が多いのです。
そのため2019年にみずほファイナンシャルグループが、社員に副業を認めたことは大変話題となりました。
しかし実際は大企業であるほど、副業が未だに禁じられているのが現実です。
【副業&兼業の従業員規模別の推進・容認率】
2019年に行われたリクルートによる「兼業転勤副業に対する企業の調査意識2019」のアンケート結果では、300人以上の大企業で副業を認める割合は20%に留まりました。
一方で300人以下の中小企業では30%以上の容認率、10〜49人のベンチャー企業では43.3%という高い容認率です。
本業だけでなく、副業もやりたいと考える人には副業を容認する大企業及び、中小企業・ベンチャー企業への就職を視野に入れましょう。
⑥経営層の近くで仕事がしたい人
経営層の近くで仕事をして、仕事の成長スピードを上げたいと考える人にとって大企業は向いていません。大企業では一度も経営層と会ったことがない社員が普通です。
ホームページや決算説明動画などを通して見たことはあっても、直接面談や仕事をすることはまずあり得ません。
一方、少人数の会社であれば社長と接したり、仕事をする機会はあります。例えば将来的に独立を考えている人は、社長の間近で経営手腕を学ぶことも可能でしょう。
⑦協調性がない人
協調性がない人、周囲のペースに合わせることが苦手な人は大企業に向きません。当然、中小企業やベンチャー企業でも協調性は求められますが、大企業はその比でないと考えて良いでしょう。
大企業には社風は違えど、強い横並び意識・同調圧力があります。また株主会社化されている大企業の場合、社員の意見だけでなく株主の意思も重要視されます。
また会社側も社員の統制を取ることを重んじるため、協調性が乏しい人がチームで動く大企業で働くのは難しいのです。
⑧年功序列に納得できない人
年功序列に納得できない人が大企業で働くと大きなストレスを感じることが多いです。なぜなら年功序列の会社が多く、自分の実力が給与に反映されないからです。
ほとんどの大企業では、どれだけ優秀な社員でも初任給は20万円台がスタートです。例え仕事でどれだけ成果を出しても、会社の昇進規定により入社後4年間は昇進なしということは普通にあり得ます。
⑨とにかく早く出世したい人
とにかく早く出世したい人・下積み期間を長く経験したくない人に大企業は向いていません。大企業ではどれだけ出世が早い人でも、現場の下積みを最低3年間は経験します。
大企業で高学歴の総合職はかなり出世が早いと言われていますが、それでも入社最初の5年間は下記のような仕事を任されることが多いのです。
- 1年目:上司や先輩社員の下で働く。雑用的な仕事も多い。
- 2年目:最初の約半年は1年目と同様の仕事。下半期から管理層に上がる(管理職の見習い程度)
- 3年目:大半の社員が転勤となる。新しい部署で1年目と同じような仕事をする。
- 4年目:指導部門へやっと昇格するが、重役は任せてもらえない。
- 5年目:本社・支社へ異動。人事や財務などの幹部候補生らしい仕事ができる。
どこの大企業も大まかにこのような感じです。この何年間かの下積み期間に耐えられなければ、大企業は向いていません。
⑩現在大企業に勤務し強い不満がある人
今大企業に勤めている人で、会社や仕事内容に強い不満を抱えているのであれば、大企業の体制が向いていない可能性もあります。
強い不満を抱えたままでは、やりがいを感じないどころか、仕事へ行くのが辛くなっていくでしょう。
何に対して不満を感じているのかを、一度整理して考える必要があります。その結果、大企業が自分に向いていないと気付いた場合は速やな転職活動がおすすめです。
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【チェックシートで確かめよう】大企業が向いていないか否かを確認!
下記のチェックシートをご覧ください。まず質問を読んで当てはまる場合はチェックを入れて、何個チェックが入ったか確認しましょう。
そしてチェックを入れた項目のポイントの合計を出します。合計点数が30点を超える場合、大企業に向いていないタイプであると考えられます。
点数が高いほど大企業には向かず、低いほど大企業に向いているタイプだと言えます。
※ 結果は必ずしも正確なものではありません
大企業が合わない人はどうする!?幸せに働ける3つの選択肢を解説
大企業が合わないのであれば、違った働き方が向いています。自分の強みや能力を活かせる働き方を探しましょう。この項では「大企業が合わない人が幸せに働ける3つの選択肢」について解説します。
大企業が合わない人におすすめの選択肢
- ①中小企業に就職・転職する
- ②ベンチャー企業に就職・転職する
- ③独立する
①中小企業に就職・転職する
大企業よりも社員の人数が少ない中小企業に就職・転職するのは良い選択肢の1つです。社風にもよりますが、圧倒的に大企業よりも自分の意見が仕事に反映されやすいと考えられます。
また職場の社員の人数が少ないため、人間関係を構築しやすいメリットもあります。信頼関係を築くことができれば、より良い仕事ができるでしょう。
②ベンチャー企業に就職・転職する
最先端のビジネス・サービスなどを展開するベンチャー企業は、好奇心が旺盛で常に挑戦したい人にぴったりの就職先です。
大企業と違い実力を発揮すれば、勤続年数に関わらず評価をしてもらうことができます。つまり年功序列は納得できず、実力主義で評価されたい人はベンチャー企業が向いているでしょう。
ただし、一言でベンチャー企業と言っても様々な会社があります。事前によく調べてから応募をすることが大切です。
③独立する
やりたいビジネスがはっきりと決まっていて、事業計画書が書ける人は独立するのもありです。しかし独立には知識とリスクマネジメントが必要であるため、独立の仕方を学ぶなどの下準備が重要となります。
独立すれば自分の裁量で働くことができ、給与も青天井です。成功すれば、会社の規模を大きくすることもでき裕福な生活を送ることも叶えられます。
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投稿者プロフィール
- AEAJアロマセラピスト、不動産会社勤務を経てフリーランスライターへ転身。愛知県在住で料理や美容、旅行が大好きです。現在は金融・ビジネス・キャリア・ライフスタイルなどの記事を執筆しています。未経験のジャンルでも綿密にリサーチをして積極的に取り組むことがモットー!いつもわかりやすく役立つ情報をお届けできることを目標としています。またライター活動を通した「理想のワークライフスタイルの実現」も追求中です。
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