東京周辺に住んでいる方の多くが日常的に利用する東京メトロ。日本の中心である東京のインフラを支えている会社です。
東京メトロの仕事というと車掌さんや駅員さんを思い浮かべる方が多いのではないかと思います。しかし、私達が普段利用している地下鉄や駅はそれ以外にもたくさんの仕事があって成り立っています。
そんな東京メトロのインターンシップに関する情報をまとめました。
インターンシップの内容や選考対策に加え、東京メトロで働く魅力についても触れていますので、鉄道業界に興味がある方は是非読んでみてください!
また、以下も鉄道業界のインターンシップに関する記事ですのでおすすめです。
もくじ
東京メトロってどんな会社?
東京地下鉄株式会社は昭和2年に日本初の地下鉄を浅草・上野間で開業させました。そこから90年以上たった今では180の駅で地下鉄が運行しています。1日平均498万人もの人を輸送していて、私達の生活になくてはならない存在になっています。
東京を走らせる4つの事業
東京メトロのグループ理念は「東京を走らせる」です。
鉄道の会社らしいかっこいい理念ですが、この「東京を走らせる」という理念は単に電車を走らせるという意味ではありません。この「東京を走らせる」に込められた想いを理解するために4つの職種を簡単にご紹介します。
鉄道事業
銀座線、丸の内線、半蔵門線など、私達が普段利用する地下鉄が日々安全に運行できるように維持管理を行っています。さらに、公共機関だからこそより安全で誰にとっても使いやすいサービスを提供するために、ホームドアの設置や旅行者向けの券売機の設置など地下鉄や駅の改善を行っています。
流通事業
駅直結の商業施設や駅ナカのコンビニを作ったり、コインロッカーやATMの設置など利用者にとって駅がもっと快適で便利になるような駅空間をつくる事業です。
不動産事業
東京メトロ沿線を中心にオフィスビルや住宅、ゴルフ場などの開発をし、沿線全体の活性化に取り組む事業です。
広告事業・情報通信事業
車内や駅構内のスペースを利用して、ポスターやデジタルサイネージなどでクライアント企業の広告宣伝を行う事業です。
東京メトロはこれら4つの事業を行うことで、人の輸送だけでなく地下インフラを起点に日本の中心である東京の街全体を未来に向かって走らせています。
東京メトロで募集している職種
東京メトロについて少しわかったところで、東京メトロの仕事を知っていきましょう。
東京メトロの仕事には以下の2つの職種があります。
総合職
鉄道を中心とした東京の未来を作っていく仕事です。総合職の中にも様々な仕事があり、駅構内や沿線を快適な空間にするための設計や新規事業を考えたり、毎日地下鉄が安全に走り続けられるように車両や電気ネットワークを管理したりと多岐に渡ります。これらの仕事をジョブローテーション制で経験を積んでいきます。
エキスパート職
鉄道事業の最前線で専門分野のプロフェッショナルとして仕事をします。車両や電気設備のメンテナンスを行ったり、東京メトロの駅係員や車掌、運転手としての仕事があります。
東京メトロに合うのは東京が好きな人!
仕事内容が多岐に渡る東京メトロですが、どの職種でも共通して持っていたい適正として東京という街が好きであることがあげられるのではないかと思います。
東京が好きな人と聞くと抽象的な表現のように聞こえるかも知れませんが、事業内容からもわかるように東京メトロの仕事は東京という街を動かし、イメージや雰囲気を創り出しています。
そんな仕事の魅力が伝わる動画が公式ページに公開されていたので是非みてみてください!
海外から来る人にとっても窓口となる日本の中心である東京の毎日を支え、未来を創る仕事に誇りを持てる方にとってやりがいを感じられる仕事です。
東京メトロの秋のインターンシップ詳細は?
東京メトロのインターンシップは現在、技術系総合職向けプログラムの情報が公開されていますが、こちらのインターンシップはすでに募集期間が終了しています。
また、エキスパート職向けのインターンシップについての詳細は現在公開されていませんが、今後詳細が決まり次第情報が公開されるようです。プレエントリーしておくと募集開始の情報を早く受け取ることができるようなので、気になる方はこちらの公式ページからプレエントリーをしておくことをおすすめします。
ここでは技術系総合職のインターンシップの詳細をご紹介します。こちらも今後日程が追加される可能性もありますので、この記事を参考に随時公式ページをご確認ください。
技術系総合職のインターンシップは細かい職種に分かれたプログラムが用意されています。個人ワークやグループワークを通して各業務を体験できる内容となっています。プログラムによっては夜間作業や宿泊を伴うものもあり、よりリアルな仕事を体感できます。
機電系(車両)
電力供給設備や運転保安設備などのメンテナンスや調査を行い、車両が安全に走行できるように電気設備を管理する仕事を体験できます。
日程
2021年11月16日~11月21日 (6日間)
対象
大学または大学院に在学中で全日程に参加可能な人
機械・電気系専攻の方
交通費の支給
あり
応募締切
2021年10月11日
機電系(電気)
地下鉄を走らせる原動力である電力供給設備のメンテナンスや調査を行い、車両が安全に走行できるように電気設備を管理する仕事を体験できます。
日程
①2021年12月6日~12月10日 (5日間)
②2021年12月13日~12月17日(5日間)
対象
大学または大学院に在学中で全日程に参加可能な人
機械・電気系専攻の方
交通費の支給
あり
応募締切
2021年10月11日
土木
世界トップレベルとも言える東京メトロの土木技術を肌で体感できるインターンシップ。土木構造物の調査や工事監理を行うことで線路設備の安全を維持し、地下のインフラを整える業務を体験します。
日程
2021年12月1日~12月9日 (7日間)※土日除く
対象
大学または大学院に在学中で全日程に参加可能な人
土木専攻の方
交通費の支給
あり
応募締切
2021年10月11日
建築
駅の維持管理を行ったり、駅の改装を行うことで快適な駅空間をつくる仕事を体験できるインターンシップ。私達が普段利用している駅の空間がつくられている裏側を知ることができます。
日程
2021年12月7日~12月14日 (6日間)※土日除く
対象
大学または大学院に在学中で全日程に参加可能な人
建築専攻の方
交通費の支給
あり
応募締切
2021年10月11日
ICT
鉄道サービスをよりよいものにするために鉄道データをどのように活用するかを考える、ICTに関する仕事が体験できるインターンシップ。鉄道の可能性を広げるイノベーティブな仕事を体感できます。
日程
2021年11月9日~11月15日 (5日間)※土日除く
対象
大学または大学院に在学中で全日程に参加可能な人
情報系専攻の方
交通費の支給
あり
応募締切
2021年10月11日
※インターンシップの開催場所については各職種毎に都内の施設で行います。エントリー後にご確認ください。
東京メトロのインターンシップは適性検査と動画による選考
まずはじめに東京メトロのインターンシップの選考フローを確認しましょう。
選考フロー
WEB履歴書
WEB適性検査(性格)
WEB適性検査(能力)
顔写真とエントリー動画の提出
東京メトロのインターンシップは機電系(車両)8人、機電系(電気)16人、土木6人、建築4人、ICT8人と募集人数が決まっています。各職種募集人数も少ないので倍率も高くなる可能性があります。
適性検査の対策
適性検査は性格と能力の診断が行われます。性格は正直に答えるしかないのですが、能力調査は対策ができます。過去に行われたインターンシップ選考では計算問題や数列、言語の内容が行われていたようなので今回もその可能性が高いと言えます。
計算問題については過去参加者も問題集を解いていたという方が多かったので、SPIの本を購入して解いておくと安心です。
この手の適性検査は対策をしても意味がないと考える方もいると思います。たしかに対策をしたからといっていきなり計算が早くなることはないかも知れません。しかし、計算を解く感覚を脳に思い出させたり、迷いなく公式が出てくるようにしておくことは大事です。
普段計算問題を解くことから離れている方は、1度テキスト問題集に挑戦することをおすすめします。
エントリー動画の対策
続いて動画選考の対策を確認しましょう。
過去の選考では「あなたは東京メトロでどんなことをやってみたいですか」というテーマで1分間の動画を撮影するといったものが行われたことがありました。全く同じテーマではないかもしれませんが参考にしてみてください!
また、採用バンクにはエントリー動画についてのノウハウをまとめた記事があるのでこちらも対策の参考にしてみてください。
東京メトロのインターンシップ参加者の声
次に実際に過去のインターンシップに参加した方の声をご紹介します。
会社・社員の雰囲気や対応について
社員の方々が明るく優しかったです。インフラ系は堅いイメージがあると思っており、地下鉄というところから暗いイメージがありましたが、全くの逆で、明るく面白い方が多かったです。質問に対しても優しく丁寧に答えて頂きました。
機電系インターンシップ参加者の感想
総合職の仕事内容はイメージがつきにくかったが、インターンシップを経て、電気部では新技術への取り組みに関する積極性や、車両部では新車の計画から試験まで一連の事業に携わることができ、想いを形にすることができるという事が分かりました。
また、業務内容を知ると同時に現場と本社両方の見学によってエキスパート職ではなく総合職として働く意味、というのを考えるきっかけを与えていただけたのでとても感謝しています。今まで複数の会社のインターンシップに参加しましたが、この会社に入りたい、ということを一番強く感じたインターンシップでした。
【まとめ】東京メトロのインターンシップで鉄道業界の裏側を知ろう!
私達が普段何気なく利用している電車や駅は私達の知らないところで様々な仕事で成り立っています。
東京メトロのインターンシップはそんな普段目にすることのない鉄道業界の仕事を直接体感することのできるチャンスです。職種ごとに分かれたプログラムなので専門性の高い内容を学ぶこともできます。
東京メトロに興味がある方はもちろんですが、鉄道業界に興味がある方はインターンシップに参加して仕事に関する理解を深めてみてはいかがでしょうか?
投稿者プロフィール
- シナリオセンター卒業後、フリーでソーシャルゲームのキャラクターシナリオを経験。その後就職し、国内最大規模の人材・採用系メディアのライティングを担当。他にも医療メディア、旅メディア、仮想通貨メディア、ブランディング支援メディア、アニメ・漫画・映画メディアなど幅広い執筆経験。ライティング記事、監修記事は2000記事以上。現在は採用バンクを含む3つのメディアの運営者として日々過ごしている。
CMでも話題の大手人材会社の広告ライターを経験し、LPや記事広告などコピーライティングも得意。
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