昔から人々の娯楽として親しまれている「歌舞伎・演劇・映画」。「創業125年の歴史ある松竹株式会社(以下松竹)に入社したい」という、エンタテインメント業界を目指す学生も多いことでしょう。
松竹は毎年インターンシップを実施していますが、今回の冬季インターンシップはなんと応募者全員参加できることが最大のメリットです!
今回は松竹という企業やインターンシップ概要などについて詳しくご紹介します。
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※今回のインターンシップ募集は現在締め切られております。今後インターンシップが開催される可能性が高いので新卒採用マイページへの登録をおすすめします。
もくじ
松竹は創業125年の大手映画制作会社
松竹は日本の大手映画制作会社です。本社は東京都にあり、関西支社、九州営業所を拠点に事業展開しています。
松竹には様々な有名作品がありますが、中でも俳優の渥美清さんが寅さんを演じる「男はつらいよ」は誰もが知る名作ではないでしょうか。また松竹は東宝、東映と並ぶ映画制作会社の「御三家」の1つとされ確固たる地位を築いています。
松竹の創業は1895年に遡り当初は演劇興行を行っていました。その後は映画事業にも進出し「松竹大船調」と呼ばれるホームドラマや人情喜劇は有名です。現在その撮影所は閉鎖しましたが、歌舞伎を中心に新派や松竹新喜劇を手がけています。
松竹大船調
- 東宝のサラリーマン喜劇
- 特撮
- 東映の時代劇
- ヤクザ映画
- 日活のアクション映画
- 青春映画 など
このように松竹は日本の映画全盛期を担いました。
1995年には「松竹創立100年記念」として松竹大船撮影所に「鎌倉シネマワールド」というテーマパークを開業しました。(経営不振で3年で閉鎖)
またメディア対策として東宝や大映(後の角川書店)とフジテレビの会社設立に参加しています。2005年には「女優発掘オーディション松竹・STARGATE」を歌舞伎座で開催しました。
そして現在は通信衛星を利用した映画、テレビドラマや劇場中継を中心とした「衛星劇場・ホームドラマチャンネル」に尽力しています。
松竹は伝統を大切に守りつつ、新しいことも積極的に取り入れるまさに「温故知新のような映画制作会社」ではないでしょうか。
松竹は5つの部署で構成されている
まずは松竹を構成する5つの部署について解説します。
①演劇本部
広く演劇文化の発信を行い、直営劇場(歌舞伎座・新橋演舞場・大阪松竹座・京都南座など)や地方、海外で歌舞伎の公演を行う部署です。
歌舞伎以外には「演劇作品の企画・製作・興行」を行い、シネマ歌舞伎やMETライブビューイングといった新規事業にも取り組んでいます。またSNSなどでインバウンドに向けた歌舞伎の魅力を発信し、世界中のファンを増やしていくことも大切な業務の1つです。
②映像本部
映像ビジネスにおける一貫を担いお客様に夢や感動を与える作品づくりを行う部署です。また古い名作品を現代に届ける取り組みや映画館のデジタル上映設備を利用した新しい試みにも尽力しています。
海外での共同製作などにも積極的に挑み、日本の映画文化を世界中に広める活動もスタートしています。
時代のニーズを常に探求し、映像本部全体の戦略を「企画・調整」して映画館での上映作品の決定やDVD販売に至るまでを統括するなど、映像ビジネスのまとめ役を担っています。
③不動産本部
東銀座や京都を中心に街づくりに取り組んでいる部署です。エンタテインメント企業ならではの賑わう街づくりを行っています。また全国各地に保有する不動産の管理運営、賃貸事業による安定収益基盤を築いています。
例えば営業室では賃貸物件におけるテナント誘致や地域との関係構築に取り組んでいます。また施設室では建物の維持管理運営、修繕工事や建替えにおける解体や新築工事が主な業務です。
関西運営室では大阪・京都を中心に管理運営に取り組んでいます。保有不動産の適切な運営やテナント企業との良好な関係構築によって収益を確保しています。
④事業開発本部
松竹グループ内の連携、スタートアップ企業や他業種との共同事業開発を通じた新規事業領域の拡大に取り組む部署です。
125年という歴史を誇る松竹という会社を新しいマーケットへ導くことを使命としています。
またスタートアップ企業や他業種との共同事業開発を通した新規事業領域の拡大にも取り組んでいます。
125年の歴史のある松竹を新しいマーケットへ導く業務も重要です。そのために「挑戦」を尊重し合いお互いのアイディアを出し合うことも重要な業務です。そして演劇本部、映像本部、不動産本部、事業開発本部を全てサポートし松竹の基盤を作ります。
松竹インターンシップの概要
松竹の社員は皆「あなたの仕事は文化になる」をモットーとして働いています。
今回のインターンシップは企業の経営方針、松竹で働くことについて理解を深める3日間のオンラインプログラムです。(映像事業・演劇事業)
松竹現場社員が講師として2名登壇し各事業内容や松竹の社風などを語ります。3日間のインターンシップを通して、あらゆる角度から松竹の表や裏側までを知ることができます。
松竹の経営方針
- 日本文化の伝統の継承、発展させ、世界文化に貢献する。
- 時代のニーズをとらえ、あらゆる世代に豊かで多様なコンテンツをお届けすること。
DAY1:映像本部「松竹Live 2021冬」
【プログラム内容】
「映画ビジネス徹底解剖!松竹の映画人とは」
【講師(社員)】
- 小林 真希(映像本部・映像統括部 ・映像戦略室)
- 永江 智大(映像本部 ・映画宣伝部 ・宣伝企画室)
1日目は松竹の映像本部の仕事と仕事のやりがいを学びます。
映像本部だけでなく「映画の企画・マーケティング・宣伝プロデューサー」といった複数の部署を経験した講師(社員)が映像本部ビジネスの仕事ややりがいについて語ります。
DAY2:演劇本部「松竹の矜持と未来の演劇」
【プログラム内容】
演劇本部「松竹の矜持と未来の演劇」
【講師(社員)】
- 小野里 大輔(演劇本部 ・歌舞伎製作部・ 歌舞伎製作室)
- 金澤 浩平(演劇本部・ 演劇ライツ部・ 演劇配信室)
超歌舞伎(最新テクノロジーを駆使した演出による歌舞伎)を始めとした演劇を世に送り出した製作プロデューサーとコロナ禍で配信演劇を行った社員が登壇し仕事の詳細、やりがいについて解説します。また演劇の興行から126年を迎える松竹の演劇に対する想いについても語ります。
DAY3:事業開発本部「進化するエンタメに迫る! 融合する伝統×革新(イノベーション)の裏側」
【プログラム内容】
事業開発本部「進化するエンタメに迫る! 融合する伝統×革新(イノベーション)の裏側」
【講師(社員)】
- 飛田 紗里(事業開発本部 ・イノベーション推進部 ・新事業共創室)
- 徳永 恵理奈(事業開発本部 ・開発企画部・ 演劇企画開発室)
事業開発本部は2019年に設立された新しい部署です。ベンチャー企業への出向、協業や最先端技術を使用した最新のエンタテインメントについて詳しく解説します。また講師は2名ともに既卒採用で入社しているため客観的な視点で見た松竹についても語ります。
※3日間全てに参加できない場合はアーカイブ配信を観ることができます。(応募者のみ)
※参加者のカメラ・マイクの使用はないため視聴場所は問いません。(講義時のみ)
※会社説明・人事部との質疑応答時間があります。
応募方法(応募者全員参加可能)
松竹インターンシップへの応募方法をご説明します。
応募方法は動画アップロードのみ!
【動画テーマ】
「あなたのイチオシを紹介してください」(1分以内)
上記のテーマに沿った動画をアップロードします。新卒採用マイページ登録後「冬インターンシップ動画アップロード」の【申込/確認】を選択すると動画をアップロードできます。
動画アップロード完了後は参加日程の予約を必ず行いましょう。
※動画アップロードは選考ではなく、応募者全員が参加できます。
※動画を撮影する際はアップロードページの注意書きをよく読んで下さい。
松竹インターンシップ参加者の体験談
これまでの松竹インターンシップでは2コースのインターンシップが実施されていました。インターンシップ選考も行われていたと言います。
- 1DAYインターンシップ
- 5DAYインターンシップ
1DAYインターンシップでは講義が中心となり企業理解を深めます。
5DAYインターンシップでは実際に松竹の現場に入り職業体験ができます。
どちらのインターンシップも松竹という企業の理解を深め、松竹がどのようにエンタテインメントと関わっているかを学ぶことができる内容です。
引用:就活の未来
①1DAYインターンシップ
1DAYインターンシップコースは2部制になっており、第1部では現場で働く社員から「松竹の仕事とは?」について説明されます。
第2部は松竹社員と座談会を通じて「エンタメビジネスの課題」についてヒアリング・フィードバックされます。
松竹で働く社員の話をじっくり聞いてみたい方は1Dayインターンシップコースがおすすめです。
②5DAYSインターンシップ
初日は事前研修で社内ルールや守秘義務を学びます。
2~5日目は「映像企画・映像宣伝・撮影所・事業・イベント・演劇」と部署ごとに分かれた職場体験ができます。
このコースは先輩社員とじっくり各職場を体験するコースです。インターンシップの期間が5日間あるので各業務を詳しく体感できることがポイントです。
③松竹インターンシップおすすめポイント
【松竹の仕事の流れがわかる】
エンタテイメント業界は人々が求める娯楽を常に考えて供給する必要があります。それを実現するためにどのように松竹の社員が働いているかを知ることができます。
【実際の職場体験ができる(5DAYSインターンシップ)】
松竹の社員からどのような仕事や課題があるのかを聞けるだけではなく、実際の職場体験を通じて松竹という会社の実際の業務や社風も感じられます。エンタテインメント業界で働いてみたい学生はぜひ参加することをおすすめします。
【まとめ】エンタテインメント業界を目指す学生は松竹インターンシップに参加してみよう!
松竹インターンシップについてご理解頂けましたでしょうか?
今回の松竹インターンシップは応募者全員が参加できる大変貴重なインターンシップです。
松竹に入社したい学生だけでなく、エンタテインメント業界に興味がある学生もぜひ参加してみましょう。
投稿者プロフィール
- AEAJアロマセラピスト、不動産会社勤務を経てフリーランスライターへ転身。愛知県在住で料理や美容、旅行が大好きです。現在は金融・ビジネス・キャリア・ライフスタイルなどの記事を執筆しています。未経験のジャンルでも綿密にリサーチをして積極的に取り組むことがモットー!いつもわかりやすく役立つ情報をお届けできることを目標としています。またライター活動を通した「理想のワークライフスタイルの実現」も追求中です。
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