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仕事のやる気が出ない新卒の悩みを解消!鬱々とした毎日から抜け出そう

新卒のあなたは今、「仕事に対してやる気が出ない」と困っていませんか?単なる5月病かと思っていたけれど、気付けばもう数ヶ月…。

とはいえ、どうしたらやる気を出せるのか見当もつかないですよね。

しかしやる気のなさを解消するのは意外と簡単で、誰にでもできることなのです。

この記事では新卒が仕事に対してやる気が出ない理由から対処法、そして会社側の取り組みについてもご紹介します。5月を過ぎてもやる気の出ない新卒の皆様、必見です!

新卒が仕事に対してやる気が出ない理由

やる気が出ないのはなぜ…?と書かれた画像

入社後約3ヶ月程経過すると、やる気が出なくなることが多いと言われています。これは“魔の3ヶ月目”とも呼ばれ、毎年一定数の新卒がやる気の喪失や無気力に陥っています。

魔の3ヶ月目、新卒のやる気がなくなる理由についてご紹介します。

やる気が出ない理由

  • リアリティ・ショックが起きる
  • やりたい仕事ではない
  • 働くことに良いイメージが持てない
  • そもそも働きたくない

①リアリティ・ショックが起きる

入社前にイメージしていた仕事と、入社後の仕事が異なり、ギャップに悩むことを”リアリティ・ショック”と言います。

「こんな仕事をするつもりじゃなかった…」と衝撃を受け、不安や失望感でやる気が失せてしまうのです。

パーソナル総合研究所が、全国の18歳から30歳の“新卒を含む会社員を対象に行ったアンケート調査”によると、約8割の人がリアリティ・ショックを受けた経験があると回答しています。

リアリティ・ショックの例

  • 化粧品メーカーへ美容部員として就職:お客様に接客やメイクをすると思っていたら、主な仕事が掃除や先輩の後片付けなどの裏方の仕事だった。
  • ある一流企業へ就職:入社後すぐに即戦力としてプロジェクトを任せられると思っていたら、コピーや書類整理の手伝いばかりだった。

想像と現実のギャップが大きい程、当然受けるショックも大きくなります。

しかし、新しい職場でのリアリティ・ショックは避けて通れないこともあると心得ておきましょう。

新卒は仕事に適応する能力が着くまで、すぐに第一線で活躍できるわけではありません。通常はその状況が延々と続くことはなく、イメージしていた業務などを任されるようになります。

しかし希望していた部署と全く異なる部署へ配属され、リアリティ・ショックが長期間解消されない場合は、正直に上司に相談しましょう。上司も良い解決策を提案してくれる可能性があります。

ベテラン社員にも起こりうるリアリティ・ショック

リアリティ・ショックは新卒だけではなく、時々ベテラン社員も陥ることがあります。

ベテラン社員のリアリティ・ショック

  • 仕事に関するギャップ

仕事に対する理想が高すぎると、常に「こんなはずではない」と考えがちです。自分の能力を生かせる仕事が回ってこない・残業や休日出勤が多い・職場環境の不備も理由となります。

  • 対人関係に関するギャップ

転勤や部署異動で環境が変わり、対人関係に悩みを持つことも理由となります。特に悩みや不満を打ち明けられる相手がいない・新しい上司と合わないといった状況がリアリティ・ショックを生み出します。

  • 他人と自分を比較した時のギャップ

真面目に仕事に取り組む人である程、他の社員と自分の能力を比較します。その劣等感がリアリティ・ショックの原因にもなります。逆に周囲の意識の低さ・仕事に対する姿勢に呆れ先行きに不安を覚えてストレスを抱えるケースもあります。

  • 評価に関するギャップ

定期的な査定で、納得のいく評価が得られない場合も理由となります。主観的な考えですが「こんなに頑張っているのに」とショックを受け、昇給や役職に影響があれば、更に納得がいかず不満を募らせてしまいます。

②やりたい仕事ではない

入社した会社が、そもそもやりたい仕事ではなかったこともやる気がなくなる理由となります。

一生懸命努力をしても、学生時代からやりたかった仕事・入社したかった企業に入れる人はレアです。

しかし生活をしていくためには、転職しない限り入社した会社で仕事をするしかありません。今後のキャリアを考えて、すぐに退職の決意ができない人も多いのです。

そうなると今日1日をやり過ごすために働き続けるしかないので、ますますやる気が出なくなります。

③働くことに良いイメージが持てない

働くこと自体に良いイメージを持っていなければ、やる気はなくなります。

“ブラック企業・ハラスメント・過去30年間上がらない給料(2022年時点)・重税・社畜”といった労働に関するマイナス面が、広く社会に知れ渡ったことも大きな原因です。

労働にプラスのイメージが持てない現代社会において、「真面目に仕事をするのがばからしい」と考える人も少なくはありません。

④そもそも働きたくない

やりたい仕事もないし、働かずに生きていきたいと思っている人もいます。「働かないで生きていけるなら、働きたくなんかない」という気持ちで仕事をしていればミスも叱られることも多く、余計に働きたくなくなります。

最低1日8時間×最低週5日間という労働時間にも慣れていないため、そもそも働きたくない人にとっては辛さしかないでしょう。

新卒が仕事のやる気を出す対処法

習慣を少しずつ変えよう!と書かれた画像

これまでのように漫然と仕事を続けていけば、更に毎日が怠くなっていきます。また仕事のクオリティも下がり、ミスも増えてしまいます。

限られた人生の中でせっかく働くのであれば、少しでも楽しくやりがいを持ち、幸せなビジネスライフを過ごしたいものです。

これから新卒が仕事のやる気を出す対処法をご紹介します。是非試してみて下さいね。

やる気を出す対処法

  • 職場に着く時間を約30分早める
  • 上司からの注意・意見には「ありがとうございます」
  • 厳しいことを言ってくれる人を大切にする
  • 上司の懐に飛び込む

①職場に着く時間を約30分早める

職場に着く時間をたった30分早めるだけで、仕事のやる気が高まります。「そんな簡単なことで?」と思うかもしれませんが、明日から実践できる1番確実・最強の方法だと言えます。

これだけでも周囲から信頼を得ることができます。また自分の気持ちにも余裕が生まれるのです。メールをチェックしたり、予定を把握するなど人より早く仕事もできますね。

そして1ヶ月も経てば、不思議と上司から「○○は最近頑張っている」という評価が得られるようになります。

他者から信頼を得たり評価をされると、自己肯定感が高まりやる気が出てくるのです。

②上司からの注意・意見には「ありがとうございます」

上司からの注意・意見には「ありがとうございます」と感謝の気持ちを持って言葉にします。

上司や先輩は職場に不慣れな新卒に対して何かと注意・意見を言うものです。ご存知の通り、細かく行動も見られています。

しかし仮に注意や小言に対して言い返せば、更に小言は長くなり感情的に叱責されるか、嫌われることになります。そこで実行したいのが下記の気持ちの持ちようと言動です。

“厳しいことを言われるほど、わざわざ叱ってくれているんだと感謝する・感謝を言葉にして表す”

「上司や先輩の意見は何か違うな…」と思っても、常に「(ご教示頂き)ありがとうございます」と言うのを基本とするのです。

感謝を伝え続けると上司や先輩から可愛がられるようになり、これも評価につながります。彼らも同じ人間です。「ありがとうございます」のたった一言が良いサイクルを作り出し、仕事もうまく回り始めます。

そして上司や先輩も「自分が注意することで嫌われるのでは」という壁を乗り越えて、注意してくれていることも忘れないようにしましょう。

※ パワハラなどを除く

③厳しいことを言ってくれる人を大切にする

厳しいことを言ってくれる人を大切にすることで、仕事に対する熱意・やる気が出てきます。それは、結果として楽しく仕事ができるようになるからです。

厳しい意見の一例

  • 時間の管理
  • 上司との付き合い方
  • 仕事に向き合う姿勢
  • 組織の中での働き方
  • 名刺の出し方
  • お土産を渡すタイミング
  • お茶を出されてどのタイミングで飲むかなど

「楽しく仕事がしたいのになぜ?」と思う人が大半だと思います。しかしこの付き合いこそが、今後の長い社会人生活を”楽しく・楽にしてくれる”ことになるのです。

※ 嫌み・マウント・バカにしてくる人を除く

社会に出ると実に様々な人に出会いますが、玉石混交だと言えます。仕事ができる人だけではなく、「この人は本当に社会人なのか?」と目を疑うような人もたくさん存在するのです。

後者の“社会人・仕事の基本が学べていない人”には以下の特徴があります。

基本が学べていない人

  • 自分のポジションを把握せず、周りの仕事を邪魔してしまう人
  • 会社の組織を理解せず、何か問題があると別の課の所属長へ直訴する人
  • 上司に何も相談せずに仕事を進め、結局仕事が白紙化される人
  • そもそも言動が非常識な人(ビジネスマナーがわからない・すぐに感情的になるなど)

上記のような人は社会人になった段階で、厳しいことを言ってくれる人に出会えなかった人だと考えられます。周りから忌避され楽しく仕事ができないことは容易に想像できます。

また厳しいことを言ってくれる人は、困ったときには頼れる存在にもなってくれます。

しかしこのような人にはなかなか出会えないと覚えておきましょう。出会えたら幸運です。

④上司の懐に飛び込む(避けない)

上司や先輩をつい避けてしまう人は多いでしょう。「報連相をしなくてはならない…」と分かっていても気が向かないこともあります。また相談すべきことがあるのに、後回しにしてしまうことも…。そういう時に限って上司から「あの仕事はどうなっている?」と聞かれます。

そして仕事が進んでいないと「どうして聞きに来ないのか?」と叱咤されるのです。この状態が続くと仕事のやる気はどんどん失せていきます。

しかし逆に懐に飛び込むことで、信頼されて仕事もできるようになります。すると仕事のやる気も出てくるのです。

「避けよう・逃げよう」とする程、上司は報告のないあなたの仕事の進捗が心配になり探し回るようになります。

そんな負のサイクルを断ち切る方法は、上司の懐に敢えて飛び込み、様々なことを逐一報告することです。すると上司が尊敬する人だと気付いたり、やる気を奮い立たせてくれる存在だと知る場合もあります。

叱られることが減るばかりか「○○には仕事を任せても大丈夫」と信頼され、いずれやる気のでるような大きなプロジェクトを任される可能性も高くなります。

 やる気がない新卒に対し上司はどう考えているか?

上司だって悩んでいる…と書かれた画像

「どうしたらやる気を引き出せるのかわからない…」「やる気が出ないのは自分のせいなのでは?」と上司も悩んでいることを想像したことはあるでしょうか。

上司の気持ちを知ると、きっと仕事に対する考え方も変わってきます。

上司の気持ち

  • ルーティンワークがつまらないのだろうか?
  • 自分が高圧的なのではないだろうか?
  • 褒めることを怠っていないだろうか?

①ルーティンワークがつまらないのだろうか?

上司は新卒のやる気がないと「ルーティンワークは変わり映えがないから、つまらないのだろうか?」と考えます。

ルーティンワークも大切な仕事の1つですが、仕事の難易度を上げてみようかとも検討しているのです。

②自分が高圧的なのではないだろうか?

会社の組織が大きいほど、上からの指示に黙って従うだけになることを上司は理解しています。そのため自発性を失くしているのではないだろうか、自分はパワハラをしていないだろうかなどと、あれこれ心配しているのです。

③褒めることを怠っていないだろうか?

自分の管轄する現場が、新卒の頑張りを褒めたり、関心を向けられる環境であるのかと自問自答している可能性が高いです。また自分が褒めることを怠っているのかと不安になっているでしょう。

新卒のやる気を出すために会社も奮闘している

新卒のやる気を引き出す対策を会社全体でも考えている!と書かれた画像

会社にとって新卒は大切な存在です。せっかく入社したからには仕事を続けてほしいですし、もちろんやる気を持って仕事に取り組んでほしいと考えています。

会社の”新卒のやる気を引き出す取り組み”を知ることも、仕事に対するやる気を出すきっかけとなるかもしれません。

会社の対策とは?

  • 成功体験を積ませる
  • 1 on 1・メンター制度の導入
  • 段階的な育成キャリアプランを作成する

①成功体験を積ませる

従来は「失敗体験(厳しく叱ること)から学ばせる」という考えが主流でしたが、それは新卒の世代に合っていないことを会社は理解を示しています。また叱り方によっては”パワハラ”となりかねない世の中です。

その方針を変え“成功体験をするための足がかり”を作るような取り組みを行っています。上司や先輩のサポート下で、新卒に仕事の成功体験を積ませるのです。

成功体験の積み重ねでやる気を引き出し、自信を持って次のステップへ進めるように会社はフォローする努力をしています。

②1 on 1・メンター制度の導入

  • 1 on 1とは:定期的に上司と部下(新卒)が面談すること
  • メンターとは:メンタリングの略称で新人教育の指導係のこと

会社は新卒のやる気を引き出すような”1 on 1・メンター制度”を導入し始めています。

どちらも肯定的なフィードバックを心掛け、”新卒が何か仕事を一つやり遂げたときは褒める・失敗があれば「どうしてこんなことをするんだ!」→「こうしてくれたらありがたいよ」”と教育するように取り組んでいます。

「君ならきっとできるはず」という気持ちを表して、新卒のやる気や能力を引き出そうとしているのです。また新卒を孤独にしないように、悩みを打ち明けやすい環境作りにも力を入れています。

③段階的な育成キャリアプランを作成する

自分が何の役に立っているのかを理解させることも、新卒のやる気アップにつながります。そのため、仕事をする意味を見失わないように”段階的な育成キャリアプラン”を作成する会社が増えています。

新卒一人ひとりに目標や育成プランを立て“今取り組んでいる仕事の意味と目的・細かなゴールの設定”を上司と面談するといった対策をしているのです。

仕事内容などによりやる気がでない場合は転職も考えよう

転職エージェントにまず相談をと書かれた画像

どうしても今の仕事に対してやる気が出なかったり、いつまで経っても事前の話と違う業務が続く場合は早めに転職を考えた方が良いこともあります。

前項で記載したような新卒の育成に力を入れている会社や、希望に沿った業務に就かせてもらえる会社を探しましょう。

しかし第二新卒という経験の浅い状態で、1人で転職活動をすればまた同じ結果となることもあります。”転職エージェント”にまずは相談するのがおすすめです!

【転職エージェントのサービス一例】

  • 完全無料で利用できる
  • キャリアアドバイザーによる面談
  • 自己分析と意向に基づいた求人の紹介
  • 書類の添削・面接の練習
  • 面接などの日程調整
  • 内定後のサポート など

続いて特におすすめの転職エージェントをご紹介します。

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【まとめ】少しの努力と言動で”やる気のなさ”は変えられる!あなたは会社にとって大切な存在

仕事のやる気の無さに対して、自信を失くしたり罪悪感を持つ必要はありません。誰にでも気分や体調の波があります。

問題なのは、やる気のない自分を放置してしまうことです。自分が辛いだけではなく、仕事でミスやトラブルを起こして周りに迷惑をかける可能性もあります。

また会社も新卒を大切に思い、やる気を引き出す方法を模索していることを少しだけ念頭に置いてみて下さい。

仕事に対するやる気を出すには、少しの勇気と行動力が必要です。しかしやる気が出た後は、今とは違う充実したビジネスライフを送っていることでしょう。

投稿者プロフィール

澄香
澄香
AEAJアロマセラピスト、不動産会社勤務を経てフリーランスライターへ転身。愛知県在住で料理や美容、旅行が大好きです。現在は金融・ビジネス・キャリア・ライフスタイルなどの記事を執筆しています。未経験のジャンルでも綿密にリサーチをして積極的に取り組むことがモットー!いつもわかりやすく役立つ情報をお届けできることを目標としています。またライター活動を通した「理想のワークライフスタイルの実現」も追求中です。

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