関西電力は関西エリアへの電力供給を行う企業です。2020年の新卒人気企業ランキングのエネルギー部門で1位を獲得するなど、業界の中では非常に人気があります。しっかりと選考対策を行った上でエントリーしましょう。
- 関西電力の企業理念・事業内容
- 関西電力が求める人材
- 関西電力の新卒採用選考内容・対策
- 関西電力で働く人の声
- 関西電力の新卒募集職種・待遇・福利厚生
関西電力を始め、エネルギー関連企業で働きたいという人にぜひ参考にしていただけたらと思います。
後述していますが、関西電力ではインターンシップの内容が充実しています。企業のインターンシップは入社前でなければ経験できないので、ぜひ参加しておくことをおすすめします。
エネルギー関連事業は今後大きな変革期を迎えると言われています。就職する企業の将来性について知りたい場合は次の記事も参考にしてみてください。もくじ
関西電力の経営理念・事業内容
関西電力は、関西エリア(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県・福井県)への電力供給を行う企業です。関西電力の現在の事業内容や、事業を展開する上での企業理念をご紹介しましょう。
関西電力経営理念
関西電力は以下の経営理念のもと、様々な事業を国内外問わず展開しています。
私たち関西電カグループは、 安全最優先と社会的責任の全うを経営の基軸に位置づけ、
「お客さまと社会のお役に立ち続ける」ことを使命に、明るく豊かな未来を実現し、ともに歩んでいきます。
引用:https://www.kepco.co.jp/corporate/policy/index.html
関西電力事業内容
関西電力の主な事業は、発電事業と送配電事業、そして国際事業です。
発電事業
顧客に電気を安定して届けることがミッションであり、そのために燃料を安定的に調達し、多様な電源をバランスよく組み合わせて発電しています。顧客に対する暮らしに役立つサービスの提案も行います。
発電の種類
- 原子力発電
- 火力発電
- 再生可能エネルギー
送配電事業
送配電事業では中立な立場で安定的な供給を確保するため、関西エリア全体での需要バランスを図ります。送配電設備の建設や保守、保障サービスの提供も行います。
国際事業
関西電力では20年以上に渡り海外での事業を行っています。その知見を活かし、アジアや欧米などの世界11か国において発電や送電のプロジェクトに参画しています。特に開発途上国においては、電力インフラ整備のためのコンサルティング・ワークショップなどの国際協力や貢献活動を行っています。
今後電力のビジネスモデルは大きな変革期を迎えますが、変化を的確に捉えた上で国際領域での新たな事業創出などにも着手します。
関西電力が求める人材
関西電力が求める人材は、独自の個性で専門性を発揮したくましく活躍していく人材です。そのためには「Speciality」と「Diversity」の2軸を深化させることが重要であるとしています。
- Speciality 専門性
社員一人ひとりの持つ強みやスキルを伸ばすことで、業界競争力の先鋭化へつなげていくこと - Diversity 多様性
社員一人ひとりの違いを踏まえ、良さを効果的に引き出しパフォーマンスを最大限発揮していくこと
この2軸を重視し、不屈の精神と固い結束力でエネルギーの新時代に挑める人材が求められています。
関西電力の新卒採用選考内容・対策
関西電力の新卒採用選考での質問内容や事前対策などについて詳しく解説します。
エントリーシート内容
関西電力新卒選考のエントリーシートでは、過去に以下のような内容が質問されています。
- 関西電力で実現したいこと・そう考えるに至った理由
- 学生時代にチャレンジ・行動したこと
- 学生時代のチャレンジで困難を乗り越えるために努力したこと
- 他者と比べて「突き抜けている」と思える点
- 関西電力で活躍してみたい希望部門名・その理由
- これまでの人生を振り返った上で関西電力で実現したいこと
- 企業を選ぶ際の考え方
- ゼミのテーマや内容・クラブ・サークル活動について
面接内容
関西電力新卒選考面接では、過去に以下のような内容が質問されています。
- 研究内容を分かりやすく紹介
- 学生時代に力を入れたことを、題をつけて3つ紹介
- 自分をどのような人間だと思うか
- 人から指摘されて意外だった自分の一面
- 関電で働くとしたらどの部署でどんなことがしたいか
- 志望度が高い会社3つに10点を配分・その点数と理由
- 2030年の社会情勢を踏まえ関西電力が注力すべき事業内容は何か・新規事業の懸念事項やリスクは何か
- 原子力発電についての考え方・原子力発電に対する世論は依然として厳しいが世論を味方につけるアイディアはあるか
- 経営環境の変化をどのように考えているか・それをどのように乗り切るか
- なぜ他の電力会社ではなく関西電力なのか
総合的な対策
過去の内定者のアドバイスから、関西電力新卒採用においては以下のような対策を取っておくことをおすすめします。
- 関西電力への志望度の高さがとても重要であるため、志望度が高いことを熱意を持って伝える方法を考える。
- 関西電力や日本・世界のエネルギーが今どのような状況におかれているかについて深く知識をつけるとともに、自分自身の深い考察も持っておく必要がある。
- 関西電力では夏から秋にかけて数日間、部署ごとにインターンシップが実施されている。内定者にはインターンシップ参加者が多いと言われているため、インターン選考倍率は高いが第一志望であれば参加必須であり、インターン選考のための事前対策も打っておくべき。
関西電力で働く人の声
関西電力で実際に働く人の声をご紹介しましょう。
フレックス制度を導入してから女性に対して優しい企業となったと感じる。また有給休暇についても積極的に取るよう指示されているため、無理やり取らされることもしばしば。しかし休暇が繰り越しにはならず消滅するため、取れなかった場合の上司からの圧はすごい。3交代制を持っている部署はファミリー感が高く、みんな温厚な性格である。しかし外に向けては牙をよく向き、自分たちがえらいと主張している。そこは仕事のやり方次第だと思うが、基本的に柔らかい雰囲気を持っている。
お客さまに電気を送り続ける使命があるため、社会には間違いなく貢献している。関西のエリアで働きたく、関西に貢献したいという人にとってはオススメの企業だろう。ただ業務によっては電気を送っていることとはほぼ関係ない業務もあるため、実感しにくい場合もある。電気・ガス・通信のインフラ企業全てに言えることだが、あって当たり前のものを供給し続ける仕事であるため、お客さまからの有り難みは受けにくいかもしれない。皮肉なことだが、停電事故を早期復旧したとき等によく感謝の言葉を受ける。
本人が望めば、事務系であれば係長や課長クラスにまで昇進できている実践はあるため、支援はソレなりにされている事と思われる。
【周囲からのサポート】面倒見がいい性格の役職や先輩が揃えば、きちんとOJT等を通して育成していける。一応、社内研修制度や社外資格取得応援制度も存在するため、業務過多にならない配慮がある環境が作れていれば、本人の意欲と努力により自己啓発が可能。
引用:カイシャの評判
関西電力の新卒募集職種・待遇・福利厚生
関西電力での新卒募集職種や待遇、福利厚生についてご紹介します。
関西電力新卒募集職種
関西電力での新卒募集職種は以下のように定められており、職種により採用学科が限られています。
総合職 | 採用学科 | 職務内容 |
事務系 | 学科不問 | 営業、企画、国際、燃料、購買、新規事業、広報、経理・財務、法務、人事など |
技術 コンサル ティング | 理系学科 |
|
技術系 | 電気、電子、情報、通信、機械、材料、化学、原子力、土木、建築など | 発電(原子力・火力・水力)、送変電、系統運用、配電、情報通信、土木、建築、新規事業など |
関西電力新卒待遇・福利厚生
関西電力での新卒の待遇や福利厚生は以下のように定められています。
- 初任給(2019年度実績)
学部卒216,000円・修士了243,800円
高専本科卒190,000円 - 昇給・賞与
昇給年1回(4月)、賞与年2回(6月、12月)
※賞与支給有無・水準などについては業績に応じて変動 - 勤務時間
8:50~17:30(業務により交替勤務制、フレックスタイム制あり) - 休日・休暇
土曜日、日曜日、祝日、年末年始、年次有給休暇、夏期休暇、その他各種特別休暇あり(特定業務従事者は指定休日制) - 福利厚生
独身寮、社宅(各地)、カフェテリアポイント等各種福利厚生制度あり - 教育研修
各部門特有のスキルを体得できる専門研修、語学研修、海外派遣研修など
まとめ・人気の関西電力で働こう!
関西電力の新卒採用情報について解説しました。簡単にポイントをまとめます。
- 関西電力は発電・送配電・国際事業などの主事業のほかにエネルギー事業の変革期に向けた新たな価値の創出に取り組む。
- 関西電力が求めるのは「Speciality」と「Diversity」の2軸を持ち企業の成長に貢献できる人材。
- 関西電力のインターンシップ内容は充実しており人気も高い。過去内定者はインターシップ経験者が多いことからインターンへはなるべく参加したい。
- 関西電力では事務系と技術系の総合職が新卒募集されているが、一部は採用学科が限定されている。
変革期にあるエネルギー事業だからこそ、手腕を発揮して活き活きと働けるでしょう。関西電力の新卒選考に挑戦してみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
- ウシ科 ウシ属 サイヨ牛。就活で100社落ちた経験、就職するも牛を牛とも思わない企業に嫌気がさして退職。それ以来、だれよりも求職者の手助けをしたいと考え、採用メディアを作り上げることを決意した。
採用に関する情報を銀行のように貯めて、だれもが引き出せるようにとの想いで採用バンクが誕生。特別編集長として求職者側に寄り添ったアドバイスを得意とする。
今では「サイヨ牛ケンくんは採用試験のプロ」と呼ばれるまでに至った。
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