ベンチャー企業のインターンに参加したいと考えている方の中には、インターンや面接・選考準備で悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
インターンへの参加は、企業理解を深めることだけでなく、基本的なビジネスマナーの習得や就職活動を優位に進めることにも役立ちます。
この記事では、私が実際に就職活動中に体験したインターン面接の特徴や、基本的な受かるポイントをまとめています。
ベンチャー企業の長期インターンに参加したい、面接の傾向を知りたい、という方はぜひ参考にしてみてください。
もくじ
【ベンチャー企業】長期インターンで面接官が見ているポイント
ベンチャー企業の長期インターン面接で注目される主要な5つのポイントは以下の通りです。
- 身だしなみ・清潔感
- 高い成長意欲
- 価値観の一致
- 状況に応じた対応力
- 行動・話の一貫性
ベンチャー企業は、新しい挑戦を続ける中で急成長しており、その過程で成長意欲があるかどうかを特に重視しています。そのため、即戦力となる人材の確保が求められています。
実際、多くのベンチャー企業は、将来の即戦力として期待される人材を早い段階で確保する目的で、長期インターンを募集しています。
これまでの経験や向上心を持って取り組んだこと、そしてインターンとしての期待成果をしっかりとアピールすることで、ベンチャー企業の面接を突破する可能性は高まります。
【体験談】ベンチャー企業のインターン面接で私が感じたポイント
第一印象は本当に大事
オンライン面接が増える中、顔が第一印象の中心となっています。
オンラインの特性上、画面に映し出されるのは主に顔であり、そこから受ける印象が大きく影響します。面接時の清潔感のある髪型やメイク、そして場の雰囲気に応じた適切な相槌は、好印象を与える要素となります。
実際、面接中に「はい」という相槌を適切に入れるだけでも、面接官に安定した印象を与えることができます。さらに、笑顔や豊かな表情を心がけることで、相手に「成長意欲がある」と感じさせることが可能です。
私の経験でも、面接後のフィードバックで「話を聞く姿勢が良い」「笑顔が素敵で印象的」という評価を頻繁に受けていました。
したがってオンライン面接においては、顔の印象や適切な相槌、明るい表情などの細部に気をつけることが、成功の鍵となります。
素直な姿勢で挑む
ベンチャー企業の面接では、他の志望者と比較して自己を偽らずに、等身大の自分を見せることが求められます。
他の個性豊かな志望者との差別化は重要ですが、それを理由に見栄を張ることは避けましょう。話を偽らず自分の知識や経験を正直に伝えることが、実際に信頼を築く基盤となります。
例えば、知らないことについては「わかりません」と正直に答える方が、信頼性を高めます。また、ただ質問へ解答するのではなく、自分の考えや経緯を加えながら話すことで、より深い自己アピールになります。
ベンチャー企業の面接において、他者との比較ではなく、自分自身の意見をしっかりと伝えることが重要です。この姿勢は信頼を築く要素のひとつとなりますので、意識して取り組みましょう。
時には自分の意見をぶつけることもあり!
ベンチャー企業の面接では、経験だけでなく、将来のビジョンや打たれ強さも評価のポイントとなります。
ベンチャー企業は変化が激しく、多様な質問や場面に即座に対応する能力が求められるためです。その中で、面接時には厳しい質問を投げかけられることもありますが、これは志望者の打たれ強さや対応力を試すためです。
私自身も、面接中に「あなた以外の同期はとっても仕事ができて昇進もしている、でもあなたは全く結果が残せていない。そんなときどうする?辞める?」という厳しい質問に直面しました。私は「そこで止まったらもっと差が開くだけ。仕事を続けているかぎり、少しずつでも状況は前進していると信じ、自分に合う方法を見つけるまで努力する」と答えました。
面接の際重要なのは、「成長意欲」と「物事に真摯に向き合う素直な姿勢」を見せること。これが面接官の心に響けば、逆に頼もしいと評価されるでしょう。
【ベンチャー企業】のインターン面接
インターン面接の流れ
面接を通過するためには流れを把握しておくことが重要です。
何が行われるのか、基本的な流れがわかれば、事前にシミュレーションや練習を重ねることで本番に落ち着いて臨むことができるでしょう。
対面の場合
受付
対面の場合はまず受付から始まります。
ベンチャー企業には中小企業が多いため、社員数は比較的少なめです。
面接や会社訪問の際、すれ違う人が社員の場合もあるため、会社訪問時は常に気を抜かないようにしましょう。
面接
入室から退出までは主に以下のような流れで進みます。
入室⇒自己紹介⇒志望動機⇒自己PR・その他質問⇒逆質問⇒退室
ポイントとしては、以下を押さえていれば印象はまず合格点でしょう。
- 面接官に背を向けないようにする。
- 笑顔で挨拶をする。
- 相手の目を見てしっかりと話を聞く。
- 大きな声で落ち着いて話す。
- 結論ファーストで話す。
- 最後までお礼を忘れない。
面接では、話の内容に合わせてうなずくなどのリアクションがあるとより良いですね。
ベンチャー企業の面接はいかに楽しむかがポイントです。
「自分はベンチャー企業に評価されているんだ」と思い込みすぎず、自然な会話を楽しみましょう。
オンラインの場合
感染症対策や業務効率化のため、最近ではインターネット上で面接が行われることがよくあります。
私も今まで経験した対面での面接は、インターン・就職活動含め片手で数えるほどです。
現地へ行く必要がないため、PCを開けば即入出という形になります。
面接の基本的な流れは対面面接もオンライン面接も変わらないため、身だしなみや言葉遣いに気をつけながら礼儀正しく対応すれば大丈夫です。
気をつけるポイント
- 目線のチェック
- 画面の明るさ
- Wi-Fi環境の整備
- 面接開始時刻の10分前には準備を終える。
- 面接終了後にルームを退出する際は、自分が先に抜けないようにする。
- 基本的にはPCから参加する。
目線のチェック
PC画面を見ながらの面接は対面とは異なり、目線を合わせにくいという特徴があります。
面接官が話している際は画面を見ながらの相槌でかまいませんが、自分が発言する際にはPCのカメラ部分を見て話すようにするなど、目線にも気遣いが表れると好印象です。
画面の明るさ
オンライン面接の場合、部屋が暗いと表情も暗く見えてしまいます。手持ちのライトやスマートフォンの照明を利用するか、机の上に白い紙を置く工夫をすると良いです。白飛びしないように照明の角度も工夫してみてください。
Wi-Fi環境
回線ですが、音声や映像が頻繁に途切れるような不安定な回線は避けましょう。挨拶の段階でこちらの声は聞こえているか、資料は見ることができるかなどを確認しておくと安心です。
面接開始時刻の10分前には準備を終える。
対面面接の場合は5~10分前に会場に到着しておくのがマナーです。
オンライン面接の場合も同様に、開始時刻の10分前には準備を終え、オンライン面接ツールにアクセスしておきましょう。時間に余裕を持って準備を済ませておくことで、カメラの画角や明るさ、身だしなみを整えることができます。
面接終了後にルームを退出する際は、自分が先に抜けないようにする。
面接官から促されないかぎり、相手が退出してから通話を終えるのがマナーです。
私が経験した面接では「他に質問等なければ、このまま退出していただいて大丈夫です」とよく言われたので、特に心配は不要です。
基本的にはPCから参加する。
オンラインということでスマートフォンで参加される方もいますが、面接後アンケートやQRコードの読み取りにスマートフォンを使う場合も多いため基本的にはPCからの参加が理想です。
スマートフォンの通知を切った状態で手元に置いておけば、緊急時の連絡にも困らず安心です。
面接準備・心構え
よく聞かれる質問
面接の流れを把握したら、次は質問対策をしましょう。
身だしなみや言葉遣いに気を遣っていても、本質は質問への受け答え内容が選考基準になります。
回答を事前にまとめておくことができれば慌てることもないため、基本的な項目は用意しておくと良いでしょう。
志望理由
正社員ではなくとも、一時的にはその企業の社員として働く以上、相互の相性確認は必須です。
ミスマッチの人材を受け入れた場合、業務効率が低下したり、事業成績に影響が出る可能性もあるからです。
裁量権の大きい業務に携わることができるベンチャー企業だからこそ、面接では企業のニーズと志望者の考えの摺り合わせを大事にしていると理解しておきましょう。
学生時代に頑張ったこと
いわゆるガクチカと呼ばれるこの質問は、インターン面接で聞かれることも多いです。
面接官は必ずしもリーダー経験や目を引くような活動を期待しているのではなく、考え方や人間性などに注目しています。
そのため、学生時代の経験や挫折を乗り越えた体験などが聞かれるのです。
この体験は直近の話題の方が思考傾向が似ていると捉えられるため、志望者が大学生の場合はなるべく高校か、大学生活の中から取り上げるようにしましょう。
長所と短所
長所と短所、これは定番の質問です。
この質問ではあなたの長所・短所を知りたいというのはもちろんですが、自分を客観的に分析できているかを見ています。性格や人柄を知るための質問だと認識しておきましょう。
将来のキャリア形成
将来自分がどうなっていたいか、どんなことをしたいか、を問われることもよくあります。
具体的なビジョンや目標を持っている志望者は業務に積極的に取り組むため、面接官からすると好印象です。
逆質問
逆質問を通して、面接官は主に2つのポイントを見ています。
- 志望動機は十分にあるか
- コミュニケーション能力
志望動機が十分にあるか
質問内容によって、業界や企業についてどれくらい理解しているのか、ベンチャー企業の面接にどんな姿勢で臨んでいるのかを見ています。
調べれば書いてあるような質問は避け、今後の事業計画や自分のやりたいことと照らし合わせた質問など、発展させた内容を意識してみてください。
コミュニケーション力
面接の空気や会話の流れから適切な言葉を選んで会話できるかどうかを見ています。
面接官のプロフィールなどから今後のキャリアプランについて質問したりすると、その場の状況を読み取りながら話していると受け取ってもらえるでしょう。
【ベンチャー企業】長期インターンに参加するデメリット
次に、ベンチャー企業のインターンに参加するデメリット・メリットについて解説していきます。
どちらの意見も紙一重ではあるので、自分の考えに合う部分を探してみましょう。
教育体制が整っていない
1つ目のデメリットは教育制度が整っていないことです。
部署によってはインターンの受け入れが初めてであったりと、企業側も手探りで進めている場合が多いです。
もちろんわからない部分や業務内容は教えてくれますが、0から1つ1つ教えてくれる教育制度があるわけではないことを理解しておきましょう。
しかし、社員の方とともに実務経験を積めることや、スキルの向上スピードはベンチャー企業ならではのメリットでもあります。
教育体制に不安がある方は、インターンの受け入れ経験がある企業を探してみると良いでしょう。
任される仕事の範囲が広い
2つ目は任される仕事の範囲が広いということです。
社員数の少ないベンチャー企業ではインターン生も貴重な戦力として扱われるため、任される仕事の範囲も広くなります。
雑用や希望外の部署で仕事を任されることもあると思いますが、どの業務にも意味はあると考えると、働く経験としてはプラスになるのではないでしょうか。
社員数の多い企業のインターンでは任される仕事が決まっているので、この点を比較するとインターン生のうちからさまざまな経験を積めるのはベンチャー企業のメリットでもあります。
【ベンチャー企業】長期インターンに参加するメリット
実践的な知識やスキルが身につく
1つ目のメリットは、実践的な知識やスキルが身につくことです。
ベンチャー企業は任される仕事の範囲が広く、ひとりひとりが多くの業務をこなすことになります。
また、ベンチャー企業は新しい事業やアイデアを常に求めているため、自身の発言を元に新規事業が立ち上がることも珍しくありません。
会社への貢献を実感しやすいのもベンチャー企業のメリットです。
会社全体の動きを把握しやすい
2つ目のメリットは、会社全体の動きを把握しやすいことです。
ベンチャー企業は社員数が少ないため、誰がどの業務についているかがわかりやすいです。
また、ベンチャー企業は事業部間の交流や共同で行う業務が多いため、社員の方との関係構築や幅広い業務についての理解を深められる部分もメリットです。
社員同士の距離が近かったり、アットホームな職場で働きたい方にはぴったりでしょう。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
今回は私がこれまで経験したきた面接をもとに、インターン面接で見られているポイントや心構えについて解説しました。
長期インターンの面接は応募者が多いため難関だと感じる方も多いと思いますが、受かる方も絶対にいます。自分がそのうちの1人になれるよう、ポイントを押さえて面接に臨めば大丈夫です!
また、この面接対策は就職活動本番でも役に立つでしょう。
回数を重ねるうちに慣れてくる部分もあるので、予行練習だと思ってまずはたくさん挑戦してみてください。
ぜひ合格まで走り抜けてください。応援しています!
投稿者プロフィール
- ⚡️株式会社BLITZ Marketing⚡️|Webブランディング事業部 広報担当🐰
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