大学3年生は就活がスタートする忙しい時期になりますね。就活と両立して「アルバイトを続けられるだろうか」と考える人も多いのではないでしょうか。
また様々な事情により、大学3年生から新たにアルバイトを始めたい人もいます。一般的に大学3年生はアルバイトに採用されにくいと言われるため、応募をためらっている人もいるかもしれません。
今回の記事は「大学3年生のアルバイトと就活」について詳しく解説します。
もくじ
大学3年生でアルバイトは辞める?続ける?各メリット・デメリットをご紹介
就活は初めての体験であり、アルバイトと両立する自信が持てないのは当然のことです。
アルバイトを「続けるか・辞めるか」と自問自答しても、なかなか答えが出せないこともあります。
「就活とアルバイトの両立」を考える前に、各選択肢のメリットとデメリットの体験談を一部ご紹介します。
- アルバイトを辞めたケース
- アルバイトを続けたケース
【アルバイトを辞めたケース】メリット・デメリット
大学3年生でアルバイトを辞めたケースのメリット、デメリットをご紹介します。
アルバイトを辞めたメリット
- 就活に集中できた。企業研究、エントリーシート作成や面接の練習など入念に準備ができた。
- インターンシップに参加する時間が持てた。
- 自由に時間を使えるようになり、急な就活の予定(面接・企業説明会など)に対応できた。
- アルバイトを辞めて気持ちに余裕ができ精神的にも楽になった。
余裕を持って就活の準備ができたり、急な就活の予定にも対応できるメリットが大きいですね。
アルバイトを辞めたデメリット
- 金銭面で余裕がなくなった。(交通費や就活の出費が予想以上に多く困った)
- 独り暮らしだったため、両親の金銭援助が必要だった。
- 就活のことばかり考えるようになり、気分が塞いだ。
アルバイトを辞めると金銭的な問題が発生するのが最大のデメリットです。金銭的に困窮すると生活だけでなく、精神的にも悪影響がでます。
【アルバイトを続けたケース】メリット・デメリット
続いて大学3年生でアルバイトを続けたケースのメリット、デメリットをご紹介します。
アルバイトを続けたメリット
- 大学卒業までアルバイトをやり遂げた達成感があった。
- 就活にかかるお金をアルバイト代で賄えた。
- アルバイトを題材にして「ガクチカ」を書けた。
- 貯金したお金で社会人になった時に必要な物が事前に買えた。
- 卒業旅行の貯金ができた。
アルバイトを続ける最大のメリットは金銭面です。またアルバイトを通じて成長した体験を就活に活かすことも可能です。
アルバイトを続けたデメリット
- 就活準備に時間をかけられなかった。(企業研究・エントリーシート作成・面接の練習など)
- アルバイトも大変であり、就活に集中できなかった。
- アルバイトと就活のスケジュール調整がうまくいかなかった。
- 急に就活に関する用事ができてアルバイトを当日欠席し迷惑をかけた。
アルバイトより就活に集中することが大切だと理解していても、就活に取り組む時間が少ないのがデメリットです。
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大学3年生からアルバイトを始めたい!就活と両立したい場合のポイント
アルバイトを「辞めるか・続けるか」と悩む人がいる一方で、「事情があり大学3年生からアルバイトを始めたい」という人もいるでしょう。
そのような場合に考えておきたいポイントについて解説します。
大学3年生はアルバイトに応募しても落ちる可能性が高い
「大学3年生でアルバイトの面接を受けてもほぼ落ちる」と一般的に言われています。
会社側が「大学3年生は就活で忙しく辞めてしまうだろう」と考える可能性が高いからです。
新人アルバイトが一人前に働けるまで、ほとんどの会社はトレーニング期間を設けています。すぐ辞められた場合、教育担当のスタッフに迷惑がかかり経費も無駄になってしまうのです。
大学3年生でもアルバイトに採用されるポイント
しかし面接の受け方によっては採用してもらえることもあります。例えば以下のようにアピールすると採用率は上がるでしょう
- 就活中で平日の出勤は厳しそうですが、土日祝日は必ず出勤します。
- 採用して頂けたら大学卒業まで続けます。など
どこの会社でもアルバイトは土日祝日を休みにしたがる傾向があるため、土日祝日は必ず出勤する人は頼れる存在となります。また長く働く意欲を持った人を採用したいのは当然です。
面接官を納得させるために、具体的な就活との両立方法も事前に考えて話せるようにしておきましょう。
大学3年生が就活と両立しやすいアルバイトの特徴
大学3年生からアルバイトを始める場合、ある程度シフトに融通の利くアルバイトがおすすめです。
求人内容に以下のような文言が書いてあれば、就活と両立しやすいと考えて良いでしょう。
- 短時間・週1日からOK
- シフトが選べる(週1・週2単位でシフトを出す会社は更に働きやすい)
- 自由出勤制
また時給が高い求人を探しましょう。
就活には想像以上にお金がかかるため、大学3年生から効率よく貯金ができると安心です。
また派遣会社の1日単発アルバイト、短期アルバイトもおすすめです。隙間時間を使って働けます。
【就活との両立が難しい!】大学3年生におすすめできないアルバイト
時給の高いアルバイトでも、大学3年生におすすめできないものもあります。
例えば以下のような条件のアルバイトは、就活と両立が難しいので避けるのが無難です。
- 従業員の人数が少ないアルバイト
- 教育期間が長いアルバイト
- 求人に「急募」と書かれているアルバイト
従業員の人数が少ないアルバイト
大学3年生からのバイトを探すなら「少人数で仕事を回しているアルバイト」はおすすめできません。シフトに融通が利かず「休みたい」と言えない雰囲気が流れている可能性が高いからです。
教育期間の長いアルバイト
「就活に有利になる」と言われているアルバイト先で働きたいと考える人もいます。
その一例のスターバックスは研修が80時間あるため大学生3年生から始めるアルバイトとしては向いていません。
業務も難しく、多めに出勤しなければ業務を覚えることができないため就活との両立が大変です。
求人に「急募」と書かれているアルバイト
「アルバイト急募」と書かれている求人はあまりおすすめできません。
「急募」と書かれているのは、従業員の人数が足りないことを意味しています。
従ってシフトに融通が利かない可能性が高く、就活との両立が難しくなりやすいと言えます。
【就活と両立しやすい!】大学生3年生におすすめのアルバイト
大学3年生におすすめのアルバイトをピックアップしてみました。「就活もアルバイトも両立したい」と頑張りたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
①全国チェーン店の居酒屋(飲食店)
居酒屋のアルバイトは一般的に17時〜始まることが多く、昼間に就活の用事(説明会・面接など)があっても両立しやすいと考えられます。深夜手当もある店が多く、時給も比較的高いのがポイントです。
また全国チェーン店はアルバイトの人数も確保されていることが多く、しっかりした勤務制度もあり安心して働けるでしょう。
②Webライター
自宅で自分のペースで働けるWebライターもおすすめです。パソコンとWifi環境があればどこでも仕事ができます。Webライティングには様々なジャンルがあるので、得意なジャンルの記事を書くことも可能です。
「やってみたいけど、Webライティングってどう書けばいいの?」という人はライティングの基礎を知ることから始めます。書店に行けばWebライティングに関する本も多く手に入りますし、ネットでも情報を得られます。
Webライティングの求人情報を定期的にチェックして応募してみましょう。
③派遣のアルバイト(1日・短期アルバイト)
前述した派遣のアルバイトもおすすめです。派遣会社に登録すると定期的にメールなどで求人が送られてきます。
自分がやりたいと思う仕事に応募して仕事をするシステムなので、スケジュール調整が非常にしやすい点がおすすめです。
キャンペーンの仕事やライブの警備員など、様々なアルバイトを経験できるのも良いですね。
④塾講師・家庭教師
塾講師や家庭教師も大学3年生のアルバイトにおすすめです。通常夕方からの仕事になるので、昼間は自由な時間となりスケジュール調整がしやすくなります。
生徒と一緒に勉強することになるので、SPIや玉手箱などの適性試験の練習にもなります。
⑤フードデリバリーサービス
フードデリバリーサービスも大学3年生のアルバイトにおすすめです。業務を開始したい時だけアプリをオンにして、仕事の依頼が入れば料理を飲食店からピックアップしお客様の自宅まで商品を届けます。
終了するときはアプリをオフにするだけなので、就活との両立がストレスなく行えます。
ただし車両を自分で用意したり、個人的に保険に入っておく必要もあります。
大学3年生はアルバイトでなく長期インターンシップもおすすめ
大学3年生からアルバイトを始めるのではなく「長期インターンシップ」へ参加するのも大変おすすめです。
以下で得られるメリットをご紹介します。
- アルバイトより稼ぐことも可能
- 就活で有利になりやすい
- 自己分析ができる
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アルバイトより稼ぐことも可能
長期インターンシップは有給インターンシップとも呼ばれ、給与をもらいながら研修を受けることができます。(一部例外あり)
給与が発生するので業務内容が難しかったり責任が重かったりもしますが、時給1000円以上が一般的です。また少数ですが時給2000円以上の会社もあります。会社によっては実力に応じて昇給やインセンティブ制度が用意されており、より意欲的に業務に臨めるでしょう。
就活で有利になりやすい
長期インターンシップの経験は就活で有利になりやすいと言えます。大学3年生という忙しい時期に長期インターンシップへ参加する学生は少ないため、面接官に「就活に対する熱意」を伝えることができるでしょう。
また「アルバイトで頑張ったこと」を面接で話す学生の方が圧倒的に多いため、ガクチカや自己PRで差をつけることが可能です。
社会人の先輩と業務に携わり実力が付けば自信が持てますし、話の仕方によっては面接官の印象にも残りやすい就活生となれます。
自己分析ができる
長期インターンシップで実際に社会人として扱われて働くことで自然と自己分析もできます。
会社で働くという経験を通じて「自分の強みや弱み・適性・何がやりたいか」などに気付くことができるからです。
しっかりと自己分析ができれば、その後の就活の方向性も決めやすくなります。
【まとめ】大学3年生はアルバイトより就活を優先しよう!長期インターンシップもおすすめ
今回の記事では大学3年生が就活に備えて「アルバイト先を辞める・続ける」メリットやデメリット、また大学3年生からアルバイトを始めたい場合のポイントなどをご紹介しました。
自分の性格にはどの選択肢が合っているかを冷静に考えることで答えが見つかるかもしれません。
また大学3年生からアルバイトを始めるのではなく、長期インターンシップへ参加すること大変おすすめです。
投稿者プロフィール
- AEAJアロマセラピスト、不動産会社勤務を経てフリーランスライターへ転身。愛知県在住で料理や美容、旅行が大好きです。現在は金融・ビジネス・キャリア・ライフスタイルなどの記事を執筆しています。未経験のジャンルでも綿密にリサーチをして積極的に取り組むことがモットー!いつもわかりやすく役立つ情報をお届けできることを目標としています。またライター活動を通した「理想のワークライフスタイルの実現」も追求中です。
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