ロート製薬は学生が就職したい大手メディカルメーカーの中で例年第2位に君臨しています。
従ってロート製薬のインターンシップは人気があり倍率は160倍以上です。またインターンシップに参加して良い成果を出すと早期選考の道も開かれていると言われています。
今回はロート製薬インターンシップの概要や選考対策などを詳しく紹介します。
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もくじ
ロート製薬はグローバルな一般用医療品メーカー
ロート製薬株式会社は1949年に大阪府で設立された一般用医薬品メーカーです。病院で扱う医療用医薬品の製造販売は行っていません。
ロート製薬は主に一般用医薬品やスキンケア商品の製造販売を行っています。例えば普段私たちが薬局で目にするロート製薬の目薬は全国トップシェアである他、胃腸薬なども人気の商品です。
医薬品製造技術を生かしたスキンケア商品にも力を入れています。今後はヘルスケア全般に参入することを表明しており、食品や再生医療分野の開発が進むでしょう。
また全売上高の約4割を海外が占めるグローバル企業でもあり、世界110ヵ国で事業を展開しています。海外駐在員も多く在籍し、国内外で活躍したいと考える人に向いている企業です。
ロート製薬では社員同士が「励ましあい・協力し合える・社内外の仲間との信頼の絆をなにより大切にしている」ことをモットーにしています。
例えば全社員が「大切なパートナー・公平な立場」であると考え、役職名で名前を呼ぶのではなく「ロートネーム」というあだ名で互いを呼ぶユニークな社風も魅力です。
ロート製薬のインターンシップ概要
ロート製薬のインターンシップには「実践プログラム体験」と呼ばれる下記のコースがあります。
どのプログラムも「世の中を健康にする」ために仕事をしているロート製薬の各職種の業務をリアルに体験できます。
コース一覧
- ビジネス職コース(営業・マーケティング・国際・人事など)
- 研究開発職コース(プラントエンジニア職・品質統括職など)
※現在募集を行っているのは「ビジネス職コース」です。他コースも今後開催される可能性がありますので、新卒採用ページへの登録をおすすめします。
①ビジネス職コース
ビジネス職コースは東京、大阪、WEBで開催される1DAY仕事体験イベントです。
ビジネス職1DAY体験イベント内容
- 営業・・ビジネスパートナーである小売店やオンラインチャネルと連携し、商品を通じて「お客様のニーズ」に応えるための最適な提案を立案します。
- 商品企画・・お客様のニーズの想定を超えるような商品を企画します。その際「どのようなお客様層・どのような要望」を想定した商品コンセプトも立案します。
- 生産管理・・様々なデータ収集と分析を行い、生産戦略や計画を構築する生産管理について学びます。
1日という限られた時間の中でロート製薬のビジネスについて凝縮して学べるプログラムとなっています。
また現場で活躍する中堅社員や若手社員からのフィードバックが得られるため、今後の就職活動の方向性を考えるための有意義な時間にもなるでしょう。
応募締切・開催時期など
- 応募締切:2022年2月28日 ※マイナビ2023よりエントリー受付中です。
- 開催時期:2021年12月3日〜2022年6月1日
- 開催地域:東京・大阪・WEB
②研究開発職(プラントエンジニア職・品質統括職)コース
こちらのコースも1DAY開催イベントです。
プログラムの流れ
- ロート製薬会社の紹介
- 学生によるグループワーク・発表
- 現場社員からの話(主に研究開発内容について)
- 質疑応答タイム
ロート製薬の各研究部門がどのような観点から研究・開発を行っているかについて詳しく知ることができます。
グループワークでは中堅社員だけでなく若手社員もメンターとなりグループごとにフィードバックも丁寧に行われます。
また質疑応答タイムも設けられており、疑問に思うことなどを気軽に現役社員に質問できる点も魅力です。
グループワークの課題は以下のように実際の業務に則した内容でした。
グループワークの課題例
ロート製薬のロングセラーブランドである「メンソレータムリップクリーム」は125年以上続く商品です。しかし安心感がある一方で古臭い印象があり、新たなユーザーの獲得が課題となっています。
この課題に対し歴史を持つメンソレータムリップクリームの処方にリニューアルを加えるとするならば、どのようなものが挙げられますか? など
③長期インターンシップ・WEB開催イベント
長期インターンシップやWEB開催イベントは現在応募が締め切られています。今後も開催される可能性があるため新卒採用ページをチェックすることをおすすめします。
【関西限定】データを活用したメーカーの新しいサービスを創る長期インターンシップ
実施期間は1ヶ月で「滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山」のロート製薬支店に配属され、実際の業務に携わる長期インターンシップです。
1ヶ月に渡り先輩社員と共に業務に携わるため、ロート製薬を志望する本気度の高い学生が集まることが予想されます。
【 WEB開催】N=1視点の「ものづくり」に挑戦し続ける意味とは?
WEB開催で行われるイベントで実施期間は2〜3日です。今後ヘルスケア全般や再生医療分野に進出するロート製薬の「ものづくり」に対する考えや情熱が感じられるプログラムであると予想されます。
ロート製薬の企業研究を深めたい学生にとって有意義なイベントとなるでしょう。
ロート製薬インターンシップの応募要項・選考フロー
ロート製薬インターンシップの応募要項と選考フローについてご紹介します。
①ロート製薬インターンシップ応募要項
大学・大学院に在籍する全学部・全学科の学生が参加可能です。また既卒者の参加も可能となっています。
②ロート製薬インターンシップ選考フロー
こちらのインターンシップ選考フローは「ビジネス職コース」が対象です。
募集人数は公表されていませんが選考過程が多く「インターンシップへの志望度の高さ」が見られていると考えられます。
選考フロー
ロート製薬のインターンシップ選考対策
ロート製薬の各インターンシップ選考のポイントについてご紹介します。
①書類選考
書類選考の設問は例年「インターンシップへの志望動機・意気込み」が挙げられます。
またインターンシップへ参加した後、自分が「どのようになりたいか」という内容まで伝えることがキーポイントです。
合格した志望動機例
- インターンシップの内容が専攻科目と一致している。同化学系出身の貴社社員と学び、将来の実務に生かしたいと考えている
- 貴社の「健康を生み出すためのマーケティングプロセス」の学びを深め、今後の就職活動の方向性について熟考するため
- 貴社スローガンである「NEVER SAY NEVER」を紹介するムービーに心を打たれ、その言葉を心に刻んで貴社で働きたいと考えている など
②WEB適性検査
「玉手箱・性格検査・OPQ」が出題される傾向があります。
就業活動で一般的に出題されるSPIや玉手箱などのWEB適性検査は、いくつかの選択肢から1つを選択するテスト方式です。
一方OPQは2つ以上を選択するタイプのテストのため日頃の勉強がより必要とされます。
過去の問題では性格検査に加え、英語・数学・国語・漢字・一般教養知識が出題されました。
③WEB面接
書類選考、WEB適性検査に通過するとWEB面接が行われます。一次面接と考えましょう。
まずはWEB面接のマナーを留置して面接に臨みましょう。通常の面接のようにスーツを着て、明るく静かな部屋で面接を受けます。
背景は何もない自宅の壁が理想的です。またカフェやファミリーレストランなど公共施設で面接を受けることは控えましょう。
ロート製薬の面接は和やかな雰囲気の中で約30分程度、個別で行われることが多いようです。
過去の質問例
- ガクチカ
- 志望動機
- 自己PR
- 部活動・サークルについて
- エントリーシートの深掘り
- ロート製薬のイメージ
- 海外経験について
- その他雑談 など
④対面面接
対面面接も約30分程個別で行われ、WEB面接と同じような質問が多い傾向があります。
過去の質問例
- なぜ他ではなく弊社インターンシップを希望するか
- 自身の専攻・研究内容について
- エントリーシートの深掘り
- 企業が今後発展するために何をすべきか
- ロート製薬で作りたい商品
- ロート製薬のダメ出し
- その他雑談 など
⑤グループディスカッション
グループディスカッションは1チームが4〜5人、社員が2人着くことが多いようです。そして過去の例ではタイムキーパー・司会などの役割や時間は自由に決めることができたそうです。
課題は様々でありこれまでは下記の課題が出題されました。
グループディスカッションの課題例
- ロート製薬の強みと弱みを踏まえて社員として何を提案するか
- 日本人の生活習慣について
- 東京オリンピックを開催すべきか否か
- 大学で1番成長できるものは何か
- ロート製薬の洗眼薬の営業ワーク など
ロート製薬のインターンシップ参加者の体験談
過去にロート製薬のインターンシップに参加した学生の体験談を2つご紹介します。
引用:みん就
ロート製薬インターンシップ体験談①
【会社・社員の雰囲気や対応はいかがでしたか?】
若手社員にも話すことを任せている場面もあり、一人ひとりの意見を尊重している雰囲気が伝わってきた。グループワークではブレイクアウトセッションごとに社員が入り、学生を観察しているようで緊張したが、グループごとのフィードバックもあって良かった。社内・社外のダブルジョブも推進しているとのことで、やる気や向上心がある人が多い印象を持った。
【この企業のインターンを通して学んだことを教えてください】
ロート製薬における研究部門にはどんなものがあるか、どんな研究をしているかについて合同説明会などよりも詳細に知る事ができた。また商品開発の際にどのような観点からものづくりが行われ、それに対してどのような研究が行われているかについて学びを深められた。
ロート製薬インターンシップ体験談②
【会社・社員の雰囲気や対応はいかがでしたか?】
オフィスは新しく健康を意識したものになっていた。取り組みも変わったものが多くヘルスケア企業としてとても素敵だった。社員は少し癖のある方が多く感じた。感じ方によるが人によっては圧迫であったり少し怖い印象がある人もいた。
【この企業のインターンを通して学んだことを教えてください】
ロート製薬の独自の路線を知ることができた。ヘルスケア企業として今後どう進んでいくのか知ることができた。また今回参加しなければ知ることができなかったことが多くあるほど多角化した分野があった。製品開発のプレゼンを通じて、ロート製薬がどんなものを望んでいるのかも知ることができた。
【まとめ】ロート製薬インターンシップ選考では「NEVER SAY NEVER」が伝わるエントリーシート・面接を!
高倍率のロート製薬インターンシップ選考を受ける際は「NEVER SAY NEVER」というスローガンをエントリーシートや面接に関連させましょう。
この言葉は「どんな困難にもめげず常識の枠を超えてチャレンジし続けること」を意味し、ロート製薬がそのような人物像を求めているからです。
ロート製薬インターンシップに参加して貴重な経験をしてみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
- ウシ科 ウシ属 サイヨ牛。就活で100社落ちた経験、就職するも牛を牛とも思わない企業に嫌気がさして退職。それ以来、だれよりも求職者の手助けをしたいと考え、採用メディアを作り上げることを決意した。
採用に関する情報を銀行のように貯めて、だれもが引き出せるようにとの想いで採用バンクが誕生。特別編集長として求職者側に寄り添ったアドバイスを得意とする。
今では「サイヨ牛ケンくんは採用試験のプロ」と呼ばれるまでに至った。
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