中部電力に入社を希望する学生は非常に多く、インターンシップ参加したいと考える学生は多いのではないでしょうか。
愛知県名古屋市に拠点を置く中部電力ですが知名度は全国的に高く様々な県の学生がインターンシップに参加しています。
今回は中部電力インターンシップの内容から募集要項、気になる倍率や優遇について詳しく解説します。また選考のポイントやインターンシップ参加者の体験談もぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
中部電力は中部地方の電力供給を担う企業
中部電力株式会社は名古屋市を拠点とする電力会社で愛知県、岐阜県(一部を除く)、三重(一部を除く)、長野、静岡(富士川以西)の中部5県への電力供給を担っています。
個人向けと法人向けの電力供給を行い、再生可能エネルギー事業や原子力事業、海外事業など多岐に渡り電力事業を展開しています。
中部電力インターンシップ概要
今回の中部電力インターンシップでは事務系コースと技術系コースの2つのプログラムが用意されています。共にオンライン形式の開催です。
①事務系コース
中部電力グループの事業概要の説明やグループワークを行う1日完結のオンライン形式インターンシップです。
またこのインターンシップに参加すると8月以降に複数実施される予定の「続編インターンシップ」に個別で案内があります。但し参加者全員が案内されるのではなく、3人に1人といった割合でインターンシップでの活躍が基準に当てはまった場合に限られるという点に留意しましょう。
プログラム内容
今回のインターンシップは講義とグループワークが行われます。
中部電力グループで働く事務系社員の配属先には
- 企画部門(企業価値向上につながる経営を行う)
- 営業部門(お客様と企業をつなぐ窓口)
- 事業創造部門(新規事業の開発)
を始めとした様々な部署があり各部門や中部電力グループの事業概要について理解を深めます。
また社員の働き方ややりがいについても体感できるプログラムとなっているため、中部電力を志望する学生だけでなく電力業界に少しでも興味のある学生にもおすすめの内容です。
今回のプログラムにおけるグループワークのテーマは未定ですが、過去には「新規事業の立案」「販売部門の法人営業ロールプレイング」など幅広く業務を体感できる課題が用意されたようです。
8月以降開催される続編のインターンシップでは、今回のプログラム内容をより深める課題解決型ワークや社員との懇談会も予定されています。
参加資格や選考フローなど
【参加資格】
国内外の大学・大学院に在籍する学部生及び修士生
【開催日程】
2021年7月17日(土)/18日(日)
※2日間のうちいずれか1日程
【選考フロー】
応募締切:2021年6月30日(水)23:59まで
エントリーシート提出・WEB適性検査のみ
※現在応募は締め切られています。冬季インターンシップが開催される可能性もあるため、新卒採用ページへの登録を済ませることをおすすめします。
②技術系コース
技術系コースのインターンシップはオンライン形式で4日間開催されます。中部電力や電力業界について学ぶ共通カリキュラムがあるほか、コース別に分かれた複数のカリキュラムも用意されています。
プログラム内容
技術系のコースは複数のカリキュラムが用意されており学びたいコースを選択することが可能です。
全コースの中からいくつかのコースをご紹介します。
原子力コース
浜岡原子力発電所員と直接対話することで「高い熱意と使命感」「風通しの良い社風」を体感することを目的としています。
・原子力発電の概要
・浜岡原子力発電所の安全対策設備に関する説明
・原子力発電所の運転業務、保守義務、放射線管理業務の紹介
・若手社員、幹部社員との意見交換会
再生可能エネルギーコース
水力、太陽光、風力発電などの多様な電力開発から、発電所の運転や設備保全まで再生可能エネルギー事業に関して幅広く学びます。水力発電所で実際に働く社員から日々の業務の取り組みや働き方について話を聞き職場の雰囲気を感じてみましょう。
・再生可能エネルギー電源の開発や水力発電設備の運転、維持管理方法などの業務概要
・電力開発や設備の維持管理業務に携わる若手社員との意見交換会
系統運用コース
系統運用部門の役割を知り実際の業務に触れることで高度な技術力について学びます。
・「需給運用」「系統運用」「システム開発・管理」に関する技術紹介
・中央給電指令所、基幹系ISCシステムの見学(オンライン)
・需給計画立案、安定度解析、設備故障対応
送変電コース
送電線や変電所の基礎知識や、現在取り組んでいる技術開発や海外事業などを紹介します。「良質な電気を安全、安価に安定的にお届けする」という社員の使命感も感じ取れるコースです。
・前述に関する内容の講義
・グループワーク
・社員との意見交換会
電子通信コース
電力会社が果たす社会的責任に電子通信部門での仕事がどのように関わっているかを学びます。
・電力保安通信の概要
・電力会社が使用する通信設備の説明
・ICT/IoTツールを活用したソリューションサービスの説明
・各設備の見学(オンライン)
・社員との意見交換会
配電コース
お客様へ確実に電気をお届けするために必要な配電業務について学びます。配電部門が取り組む電力の安定供給に向けた使命感ややりがいを体感できるコースです。
・配電設備の設計、建設業務、管理業務等の説明
・ワークを用いた業務体験
・配電作業の動画視聴
・社員との意見交換会
エネルギーソリューションコース
エネルギーの使い方、製品製造プロセスや最新技術などの外形データを基に課題を仮設立てし、解決に向けた議論を進めます。
・お客様の経営課題解決をサポートする営業としてのソリューションカリキュラム実施
・「開発一体型ソリューション」という技術サービスの説明、事例紹介
・各種実験設備のオンライン見学
・グループワーク
・社員との意見交換会
※その他コースの詳細は新卒採用ページをご覧下さい。
参加資格や選考フローなど
【参加資格】
国内外の大学・大学院に在籍する学部生及び修士生
【開催日程】
第1回:2021年8月24日(火)~8月27日(金)
第2回:2021年8月31日(火)~9月3日(金)
※コースにより日程が異なる
【選考フロー】
応募締切:2021年6月30日(水)23:59まで
エントリーシート提出・WEB適性検査のみ
※現在応募は締め切られています。冬季インターンシップが開催される可能性もあるため、新卒採用ページへの登録を済ませることをおすすめします。
インターンシップ選考対策
今回のインターンシップ選考は面接は行われず、エントリーシートとWEB適性検査のみで合否の判断が行われます。それぞれの選考ポイントについてご紹介します。
エントリーシート
中部電力のエントリーシートでは例年「自己PR」「インターンシップの志望動機」「ガクチカ」が問われ、指定文字数は100〜400字の間とされています。
過去のインターンシップ参加者の体験談によるとエントリーシートでは「人柄」「文章の読みやすさ」が採用担当者に評価されたと感じている学生が多いようです。自己PRやガクチカのエピソードでアピールしたい人柄と、中部電力が求める人物像に共通点を見出した書き方を工夫しましょう。
中部電力が求める人物像
- 一歩先を考えて新しいことに挑戦する人
- 「安定供給を止めてはならない」という責任感が持てる人
- ルール(法令)を遵守できる真面目な人
出来上がったエントリーシートは自分で見直すだけではなく、信頼できる第三者にも読んでもらい客観的なアドバイスを得ることをおすすめします。
WEB適性検査
中部電力のWEB適性検査はSPI形式で、所要時間は約60分程度です。言語、非言語が出題されるため計算機を手元に置いて受験すると便利でしょう。
事前にSPIの教本を1冊解いて勉強するとスムーズに解答できます。合格ラインは公表されていませんが、多くの応募が予想されるため約7〜8割以上の得点が望ましいと言えます。
インターンシップ選考の倍率・早期選考について
中部電力インターンシップ選考の倍率は約50倍とされており高倍率です。毎年非常に多くの応募がありますが、募集人数が少ないため狭き門となっています。
またインターンシップ参加と早期選考(優遇)は大きく関係しています。内定直結とまではいきませんが前述のような特別イベントへの招待、OBやOGの紹介など本選考に有利に働くようです。
インターンシップ体験談
過去のインターンシップ参加者の声を技術系と事務系のコースに分けてご紹介します。今回のオンライン形式とは異なるインターンシップですが、プログラムの内容や雰囲気を感じ取ってみてくださいね。
体験談①技術系
会社・社員の雰囲気や対応はいかがでしたか?
人事の方は非常に学生のことを考えてくれていたと思う。原子力の人事の方も同様であった。
同業他社と比べ良くも悪くも全体的にやわらかい印象を持った。部署によって雰囲気が微妙に異なるため、インターンに参加して感じるべき。この企業のインターンを通して学んだことを教えてください
電力業界の理解、その中での原子力部門での業務理解が出来た。多くの部署でのそれぞれの内容も知る事ができた。原発に行ったのは一日のみであったため実際の業務について理解できたかは不明だが、広く浅く知識を深める事が可能であると感じた。
体験談②事務系
会社・社員の雰囲気や対応はいかがでしたか?
社員の方々は、仕事に対し真剣で、物腰が柔らかい印象でした。インターン参加学生に対する対応はとても丁寧で、フレンドリーで優しかったです。会社は年齢性別関係なく活躍でき、社員同士の仲がとてもいいと感じました。
この企業のインターンを通して学んだことを教えてください
中部電力の新しく始めている取り組みについてや、国際事業においてどのように優位にすすめているか、他社との違いなどについて学べました。実際に3日間会社に入ってインターンシップを行ったことで、社風なども知ることができました。
【まとめ】インターンシップ選考突破の鍵は書類選考にあり!
中部電力のインターンシップについてご理解頂けましたでしょうか。
今回の夏季インターンシップでは面接は行われずエントリーシートとWEB適性検査により合否が判断されます。応募者多数のためエントリーシートは「読みやすく、わかりやすく」を心掛け、中部電力の社風に合った人柄が伝わるようなエピソードを書きましょう。またSPIは事前の勉強で高得点を取ることが可能であるため万全な準備をすることが大切です。
選考突破は高倍率で狭き門ではありますが、できる限り下準備をすることが突破の鍵となります。
投稿者プロフィール
- AEAJアロマセラピスト、不動産会社勤務を経てフリーランスライターへ転身。愛知県在住で料理や美容、旅行が大好きです。現在は金融・ビジネス・キャリア・ライフスタイルなどの記事を執筆しています。未経験のジャンルでも綿密にリサーチをして積極的に取り組むことがモットー!いつもわかりやすく役立つ情報をお届けできることを目標としています。またライター活動を通した「理想のワークライフスタイルの実現」も追求中です。
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