「楽天のインターンシップって倍率は高いの?」
「楽天のインターンシップは選考を通過しないと参加できない?」
楽天グループのインターンシップは、例年さまざまなプログラムが準備されており、多くの就活生が参加できるようチャンスの間口はとても広いと言えます。
とはいえ、人気のあるインターンシップや給与の発生するインターンシップは複数の選考ステップを通過しなければならず、倍率は高いと言えるでしょう。
ここでは楽天グループのインターンシップの特徴やポイント、選考ステップ、選考を通過するポイントなどをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
【23卒向け】楽天グループインターンシップの特徴
楽天グループの新卒採用は「ビジネス職」と「エンジニア職」の2つに分類されます。
ビジネス職
- FinTech(フィンテック)コース
- 知財コース
- 法務コース
- 財務経理コース
- クリエイティブコース
エンジニア職
- アプリケーションエンジニア
- プロデューサー
- インフラエンジニア
- データサイエンティスト・リサーチャー
- セキュリティーエンジニア
- テクノロジーマネジメント
- 開発サポート
エンジニア職はスキルの保有者を優遇している傾向があり、大学在学中に長期インターンシップ等で3年以上の実務経験を積んでいれば中途採用での応募も可能となっています。エンジニア職を志望していて実務経験のある場合は、新卒採用だけでなく中途採用への応募も視野に入れておくと良いでしょう。ちなみにエンジニア職の中途採用は通年実施されています。
①倍率は非常に高い
楽天グループのインターンシップは毎年就活生から人気が高く、23卒でも倍率は非常に高いと予想されます。楽天グループのインターンシップ選考ステップについてですが、現在公開されている23卒向けのエンジニア系インターンシップ「二子玉川夏の陣2021」の場合、給与が発生するインターンシップということもあり、エントリーシート選考と面接が実施されます。
昨年度に実施されたインターンシップの中には、エントリーシート選考のあとWeb適性検査のみのものもあったため、給与が発生しないインターンシップや短期のインターンシップでは面接が実施されないことも十分考えられます。
とはいえ、面接対策をしておけば一足早く本選考の準備を進められることになるので、対策しておいて損はないでしょう。
ただし、昨年実施されたオンラインセミナータイプのインターンシップは選考がなかったため、今年度もセミナータイプであれば誰でも参加できる可能性が高いと言えます。応募者が多数の場合のみ抽選となるので、必ずしも参加できるわけでないことは注意しておきましょう。
②開催時期は春〜冬
楽天グループのインターンシップは、例年春から冬にかけて通年開催されています。2021年6月時点で募集がスタートしている23卒向けのエンジニア系インターンシップ「二子玉川夏の陣2021」の各プログラム内容の実施期間は下記の通りです。
- プロトタイプ開発コース(オフライン):
2021年9月13日(月)〜9月17日(金)
※締め切り:7/11(日)23:59 - プロトタイプ開発コース(オンライン):
A日程:2021年8月18日(水)〜8月25日(水)/B日程:2021年9月21日(火)〜9月29日(水)
※第1回締め切り:6/20(日)23:59/第2回締め切り:7/11(日)23:59 - テスト設計コース(オンライン):
2021年8月26日(木)〜9月1日(水)
※締め切り:6/20(日)23:59
③開催日数は短期・長期の両方あり
いくつものインターンシップが開催される楽天グループですが、昨年は1dayから5日間のインターンシップがメインで、また、オンラインでの開催となりました。1dayのインターンシップに参加していなければ長期インターンシップに参加できないといった条件もあったため、楽天グループへの志望度が高い人は「1dayだったら意味ないかも」と思わずに参加しておくべきでしょう。
④幅広いプログラム内容
2021年6月現在で募集されている23卒向けのインターンシップ「二子玉川夏の陣2021」はエンジニア職志望のプログラムですが、昨年はEコマースやフィンテック、モバイル、広告、知財、法務、財務/経理、クリエイティブといった幅広いインターンシップが行われました。
また、代表取締役会長兼社長である三木谷 浩史氏をはじめ、楽天グループの各事業から代表社員が登壇するセミナー形式のインターンシップもオンライン開催されました。セミナー後に今後の選考の流れについて説明もあったため、楽天グループへのエントリーを検討している人は情報が公開されるのをマメにチェックしておくと良いでしょう。
⑤インターンシップと内定は直結しない
楽天グループでは、インターンシップから内定に直結しないとのことです。ただし、プロジェクト形式のインターンシップや給与が発生するインターンシップなど企業と深く関わる機会があった就活生は、早期選考の案内や社員からアドバイスを貰えるなど他の就活生と比べて有利だと言えるでしょう。
また、楽天グループでは例年エンジニア職向けに1日で内定が出る採用イベントを開催しています。当日中にプログラミングテストと面接数回が行われ、その日のうちに内定をゲットできるというものですので、楽天グループを第一志望に考えている人はぜひ参加してください。
楽天グループのインターンシップ選考ステップ
楽天グループのインターンシップでは、参加前に選考を伴うものもあります。選考ステップは以下のパターンに分かれます。
- ホームページよりエントリー
- エントリーシート提出・書類選考
- 適性検査受験(Web)
- ホームページよりエントリー
- エントリーシート提出・書類選考
- 面接
- ホームページよりエントリー
- エントリーシート提出・書類選考
- 適性検査受験(Web)
- 面接
新型コロナウィルスによる影響により、昨年度に引き続き今年度もオンライン面接になる可能性が捨てきれません。状況次第でインターンシップの内容も昨年から大幅に変更が入ることも考えられるため一概には言えませんが、エントリーシートの提出は必須だと考えて良いでしょう。
オンライン面接・ビデオ面接の対策については下記の記事も参考にしてみてください。
楽天グループのインターンシップ選考を通過するポイント
楽天グループのインターンシップ選考を通過するポイントをまとめました。
- TOEIC600点以上を取得
- 学歴関係なくチャンスがある
- 実務を経験できる
一つずつ解説します。
TOEIC600点以上を取得
楽天グループで特筆すべき点は、社内の公用語が英語である点です。2012年から開始された取り組みで、当時大きな話題になりました。楽天グループへ入社を希望しているのであれば、日常会話程度の英語が話せることが大前提だと言えるでしょう。
楽天グループの新卒採用ページには以下の掲載があります。
Q.英語はどのような場面で必要ですか?
部署により異なりますが、開発部全体の約50%程度が外国籍社員のため、英語での会議や業務が必要な場面は多々あります。
引用元:FAQ|新卒採用
英語のスキルに関してはTOEICを参考にしています。
Q.TOEICスコアが選考に影響するのか。
TOEICスコアが選考結果に影響することはございません。ただし、ご入社までに800点を取得いただくことが必要です。
そのためのマイルストーンを適宜設けており、選考を進まれる中でご案内していきます。また、内定後も弊社より800点取得に向けてのサポートを行っておりますのでご安心ください。引用元:FAQ|新卒採用
ここではエントリー条件にTOEICスコアが選考結果に影響することはないと記載されていますが、過去に実施されたエンジニア職向け新卒採用の募集条件には「TOEIC600点以上」記載されていたこともあるため、最低でも600点以上は取得しておく方が良いでしょう。
採用時のスコアは関係ないとは言うものの、入社時に800点以上あることが条件となっている以上、本選考時点で800点以上を取る見込みがなければ選考通過は難しいと言えます。
セミナータイプのインターンシップであれば社内で実務を経験することがないので英語スキルは不要ですが、社内での実務経験があるインターンシップの場合は、例えインターンシップであっても英語を使う場面も考えられます。有給インターンシップや長期インターンシップ、プロジェクトタイプのインターンシップに参加したいのであれば、事前にTOEICを受験しておきましょう。
ちなみに、TOEIC600点代は上場企業に勤める一般社員が持つレベルで、複雑な英文やリスニングは難しいものの、日常会話はこなせる程度です。英検だと2級程度になります。TOEIC800点代になると、外資系企業でも足切りされないスコアで、英語が強みだと自信を持ってアピールできるレベルです。英検だと準1級程度です。
学歴関係なくチャンスがある
楽天グループは学歴よりも個人が持つスキルや特性、多様性を重要視しているため、「最上位校出身ではないから」という理由で諦める必要はありません。選考に向けてどれだけ努力をしているか?という部分が大きいでしょう。
個性を磨くためには、上記でご紹介したような英語のスキルアップへ取り組むだけでなく、魅力ある人間になることです。あなたが魅力的だと感じる人、一緒に働きたいと思う人はどのような人なのかを思い浮かべて、あなたの魅力を増やしていってくださいね。
【まとめ】<23卒>楽天グループのインターンシップ情報
楽天グループのインターンシップの特徴についてご紹介しました。今年度もオンライン開催が多いことが見込まれますので、「地方に住んでいるから東京へ出ることが難しい」という致し方ない状況で不利になるということもありません。楽天グループは社員の在宅勤務を推奨するなどさまざまな取り組みを率先して行なっている企業ですので、その点は安心して良いかと思います。
楽天グループのインターンシップ及び新卒採用に関する最新情報は、下記の公式サイトでチェックしてください。
投稿者プロフィール
- 新卒入社した企業で大失敗!入社1ヶ月で退職し、某大手通信会社のグループ企業へ転職。結婚を機にフリーランスになり、個人事業主6年目。「就職失敗→転職→独立→結婚・出産→ワーママ」という経験を活かして、現在は採用メディアや金融メディアでライターをしています。3級FP技能士保有。趣味は投資の勉強と旅行です♪