マスコミ業界は人気の業界であるにも関わらず、採用人数は少ないので競争率が高い業界の一つです。そんなマスコミ業界で内定を勝ち取るためには、エントリーシートや面接など選考のときに他の人と差のある、印象に残るアピールをする必要があります。
志望動機を魅力的なものにすることも、ライバルに差をつける方法の一つです。この記事ではマスコミ業界を希望する人に志望動機の書き方のコツや例文、またアピールすべきポイントも合わせてご紹介します。ぜひ参考にして下さい。
もくじ
ライバルに差をつける志望動機とは
マスコミ業界に限らず、ライバルよりも企業側の印象に残る志望動機を書くことは、内定を得るうえで重要になるステップのうちの一つです。ライバルと差別化できる志望動機とはどのようなものなのでしょうか。
自分の言葉で書く
志望する企業に就職した先輩の志望動機など、自分が志望動機を考えるときに参考になるものはたくさんあります。もちろん、自分と同じような考え方をしている先輩や尊敬できる人の文章を参考にすることは大切です。ただし、志望動機を書く場合はその文章を参考程度にする必要があります。志望動機は自分の言葉で書くことが重要だからです。
志望動機はエントリーシートや履歴書に記入するだけではなく、その後の面接内でも質問されることがほとんどです。そしてエントリーシートでも面接でも、就活の期間を通じて一貫性のある志望動機を伝えなければなりません。しかし自分の文章ではない場合、矛盾が生じてしまうことがあります。
筋の通った志望動機を伝えることで強い意志があることをアピールできます。そのためにも自分で考えた自分の文章で書くことをおすすめします。
説得力のある内容にする
志望動機は説得力のある内容にしましょう。志望動機に説得力を持たせるために、自己分析や業界研究・企業研究を徹底的に行ないましょう。志望動機では、自分が何をしたいのか、なぜこの会社を受けたのかを書きます。
自分の仕事に対する考え方を知り、自分の理想とする働き方を書くために自己分析を行ないます。またなぜその企業でなければならないのかを表現するために企業研究を行ないます。自己分析・企業分析共に、深堀りをすることで、筋の通った説得力のある志望動機になります。
本気度が伝わる文章にする
志望動機は、志望する企業にどれだけ入りたいか、その本気度を伝える文章にしましょう。その業界のどの企業よりも「御社に入社したい」ということを伝えます。
「入社後御社で活躍したい」ということを具体的に書きます。その企業でどのように活躍できるかという将来像が想像できていることを伝え、第一志望の企業であることをアピールしましょう。
マスコミ業界を希望する人の志望動機の書き方のコツ
マスコミ業界は「クリエイティブな仕事をしたい」、「人を楽しませる仕事をしたい」と思い志望する人が多い業界です。マスコミ業界を志望する人が志望動機を書くときのコツをご紹介します。
マスコミ業界で求められている人物であることを盛り込む
マスコミ業界で求められる人物は以下のような人物です。
- 人と関わることが好きな人
- 臨機応変に対応できる人
- 体力のある人
- 情報収集力がある人
- 行動力がある人
- 様々なものごとに興味がある人
- コミュニケーション能力がある人
- 聞き上手な人
マスコミ業界に求められている人材として挙げられる項目の中で、自分自身にあてはまるものを志望動機の中で盛り込みます。
自分のどのような点がその人物像にあてはまっているのかを具体的に記入します。例えば、人と関わることが好きだというのであれば、「旅行が趣味で地元の人とも気軽に話し、地元民しか知らないような穴場も訪れた」などのエピソードを添えましょう。
なぜマスコミ業界なのか・なぜその企業なのか・なぜその職種なのかを書く
マスコミ業界には多くの企業があり、また多くの職種があります。その中からなぜその企業を選び、なぜその職種を希望するのかを明確に表現する必要があります。
またマスコミ業界には以下のような職種があります。
- テレビプロデューサー
- 広報
- 新聞記者
- イベントプランナー
- 編集者
- CMプランナー
- アナウンサー
- 校正者
- グラフィックデザイナー
CMプランナーを目指す人であれば、「文化祭で短い映像作品を作り、友達に感動してもらうことができた。またそのことについて喜びを感じた」といったエピソードを添えるといいでしょう。
志望したきっかけを具体的に書く
志望する企業が作成した作品をきっかけにその企業を目指す人も多いでしょう。CMであれば作成した広告代理店、雑誌であれば出版社、ドラマであれば番組制作会社などです。
過去に影響を受けた作品があるのであれば、その作品がどの企業で作られたものであるかを調べてみることで、志望する企業がみつかることもあります。影響を受けた作品名、どのように影響を受けたのか、そのときに自分が感じたことなどを書きましょう。
マスコミ業界の志望動機の例
マスコミ業界の志望動機の例文をいくつかご紹介します。具体的な部分に関しては、自分のエピソードに置き換えて考えてみてください。
自身の体験から考えた志望動機
私は大学生の頃、飲食業のアルバイトをしていました。そのとき任されたのが地元のフリーペーパーに連載される、店舗のアピール記事の作成です。私はもともと文章を考えるのが得意なこともあり、問題なくこなせる作業だと思っていました。
ただ実際に書いてみると、限られた文字数でお店をアピールすることは、想像以上にむずかしい作業でした。しかし、フリーペーパーを見たことをきっかけにお店に来てくれるお客様が増えることに喜びを感じたことも確かです。
私がフリーペーパーの記事を書くときに参考にさせていただいたのが、御社の〇〇という雑誌です。この〇〇を読むことでお店の魅力の伝え方や読者にインパクトを与える方法を知ることができました。
今後は一つのお店のアピールだけではなく、いろいろなものや出来事などジャンルを問わずその魅力を伝えられる仕事に携わりたいと考えています。
志望先の強みと自分の強みをマッチさせた志望動機
私はスポーツ中継に取り組みたいです。小学生のころから大学を卒業するまでバレーボールに打ち込んできました。基礎体力作りから、テクニカルな部分の分析に至るまで、試合で勝つ為に必要なことを積み重ねる日々でした。
高校生の頃、実際の試合を見て技術を学ぼうと日本代表の試合を見ました。その中継を行なっていたのが御社です。御社のバレーボール中継では、白熱する会場の空気感や選手の表情などが伝わるのはもちろんのこと、試合に関する情報を知ることができて臨場感が増し感動しました。
そんな番組を作っている御社で、私は自分が培ったスポーツに関する知識を活かし、より魅力的なスポーツ中継作りをしたいと考えています。
自分らしい志望動機を考えてマスコミ業界の内定をもらおう
人気があり狭き門であるマスコミ業界への就職。内定をもらうためには採用担当者に注目してもらえる志望動機を書く必要があります。そのためには、
- 自分の文章で書くこと
- マスコミ業界のその企業でなければならない理由
- 志望企業で活かせる自分の強みのアピール
- マスコミ業界を目指すきっかけとなった具体的なエピソード
を盛り込んだ志望動機にしてください。採用担当者の印象に残る、自分だけが書ける志望動機を作り、内定に繋げてくださいね。
投稿者プロフィール
- ウシ科 ウシ属 サイヨ牛。就活で100社落ちた経験、就職するも牛を牛とも思わない企業に嫌気がさして退職。それ以来、だれよりも求職者の手助けをしたいと考え、採用メディアを作り上げることを決意した。
採用に関する情報を銀行のように貯めて、だれもが引き出せるようにとの想いで採用バンクが誕生。特別編集長として求職者側に寄り添ったアドバイスを得意とする。
今では「サイヨ牛ケンくんは採用試験のプロ」と呼ばれるまでに至った。
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