広告業界は憧れの職業として就活生から大人気です。特に広告業界のクリエイティブ部門は、人気で毎年学生が応募します。同じ広告業界を目指す多くのライバルと差をつけるために、志望動機を工夫して選考を突破しなくてはなりません。
あなたの魅力が伝わる志望動機を作成することができれば、採用担当に印象を残すことができるでしょう。より、印象的な志望動機を作成するためには、広告業界への仕組みをしっかり把握し、どのようなタイプの人材を欲しがっているか、理解して志望動機にまとめましょう。
もくじ
広告業界の仕事内容は?
広告業界はクリエイティブでかっこいいイメージがあるので、新卒・中途を問わず人気がある業界です。広告業界は「広告を出したい企業」「広告を掲載するメディア」をつなぐ役目を担います。
広告で消費者の心を動かし、商品やサービスを購入したくなるように「販売促進」を仕掛けます。マス広告(新聞、テレビCM、ラジオ、雑誌)やWebメディア関連の広告など、多くの媒体を使って広告をします。
さまざまな業界の企業を顧客とするので、幅広い知識と高いコミュニケーションスキルが欠かせません。自分が就職した際に「どのような働き方をしたいのか」を明解にすることで、さらに魅力ある志望動機を仕上げることができます。
広告業界のトレンド
どの業界でも時代の流れとともにトレンドが移り変わっていきます。
ここでは広告業界のトレンドを説明します。
トレンド①:インターネット広告の台頭
トレンドの1つ目はインターネット広告がテレビ広告を上回ったことです。
少し前まではテレビ広告が広告費の大半を占めていました。
しかし、ここ2,3年でyoutube、SNS広告が普及してインターネット広告費が上に行きました。
テレビを置かない、見ないという人も増えてきたので今後もインターネット広告の躍進は続くでしょう。
トレンド②:個人に特化した
トレンドの2つ目は個人に特化した広告配信をしている点です。
テレビは広いターゲットに向けて広告を配信しています。ただ、youtubeをはじめとするインターネット広告は興味のある人だけが覗きに来ます。
ですから、その人に合った広告を配信することができます。
youtuberの企業案件も興味のある人に情報を届やすいのが特徴で、増えてきています。
広告業界の志望動機を作成する前にすべきこと
何も準備をせずに、志望動機を作成するのは危険です。きちんと準備した志望動機と、なんとなく書いた志望動機は、企業の採用担当からしたらすぐにわかります。ここでは、志望動機を作成する前にやるべきことを紹介します。
広告業界が求めている人物像を見抜く
広告業界が求める人物像は時代によって変化します。激務なイメージがある広告業界、以前は体育会系の人材が求められていました。しかし、ここ最近は流行に敏感で発想力が高い人材が求められています。
世の中の新しい流れをいち早くキャッチし、世の中の動向を素早くキャッチできる発想力がある人物が求められています。企業は就活生の経験やスキルだけでなく、ポテンシャルを見て採用を決めています。
入社後のキャリアプランを作成する
入社後のプランを考えましょう。その企業に入社した後、「何を達成して」「どういうことをしてみたいか」を明確にしておきましょう。そこを明確にしておくことで、採用担当側も「この子を入社させたら〜」と具体的になり、面接官の採用意欲も上がります。
あなたの「なぜ」をクリアにしましょう
「なぜ」広告業界なのか。「なぜ」その企業なのか。をクリアにしましょう。なぜ、広告業界なのでしょう、なぜ、その企業なのでしょう。あなたが本当にやってみたいことが「なぜ」を突き詰めていくことでクリアになるでしょう。
広告業者は日本中数多くあります。それぞれの企業で求める人材や企業の社風は違います。自分は「なぜ」この企業がいいのかを突き詰め、入念に調べ上げることで志望動機をブラッシュアップさせましょう。
広告業界の志望動機の特徴
広告業界で働く動機がクリアになったのなら、それを基に志望動機を書き上げましょう。ここでは、志望動機の書き方のポイントをおさえましょう。
就職後に使えるスキルを書く
広告業界では常に新しいことに挑戦する行動力が求められます。行動力と、数年かけた企画を最後まで実行する強い意思を持った人材が必要です。学生時代に自分が企画し実行したエピソードなどがあればしっかりアピールしましょう。
また、広告業界で働くには、コミュニケーション力や高い営業スキルが求められます。多くの業界知識や広告や媒体に関する専門知識も事前に学習し、志望動機へ盛り込むことで即戦力であることをアピールしましょう。広告業界への関心意欲、コミュニケーション力の高さを発揮した例なども取り入れるといいでしょう。
人を動かす創造性を文章力で示す
広告業界に入ってクリエイティブ分野で業務を行ないたいと考えている人は、志望動機でしっかりアピールしましょう。広告は驚きや感動、そして喜びを与えることができます。志望動機に心を動かすような文章を書くことができれば好印象を残すことができるでしょう。
流行に敏感なことをちりばめる
広告業界は消費者である国民全体が「何を求めているか」を分析して、どのような広告が話題になるかを考えなくてはなりません。世の中で話題になった商品やサービスは、必ず話題になった理由があります。その理由を分析し安定した広告ができる人材こそ、広告業界が求める人材なのです。
今後、企業に「どのように貢献できるか」「どのような業務を行ないたいか」など将来やってみたいことを伝えることで、採用担当者の期待が高まり、次に進めるかもしれません。
広告業界の志望動機例を見てみましょう
競争率が高い広告業界の志望動機は、どのような内容で作成すればよいのでしょうか。印象的な志望動機を作成することができれば面接官の印象に残り、他のライバルと差別化できます。
広告業界は、意思を相手に確実に伝えるスキルが必須です。志望動機の例を見ながらポイントも一緒におさえましょう。
広告業界で使える志望動機の例①
私が貴社を志望している理由は、広告を通して多くの人と繋がることができると知ったからです。広告業界は、様々な業界の方と携わって商品やサービスをより多くの人に届けることができます。
私自身、貴社が手がけられた△△の広告を拝見して、商品を購入した経験があります。貴社の広告では「この商品を買うメリット」「洗練されたデザインへのこだわり」が実際に自分で使用しているイメージが膨らみ、購買意欲をそそられました。その後、シンプルで無駄のない広告に、きちんと顧客をキャッチするテクニックが施されていることを知ったときの感動は、今でも忘れません。
今度は私が多くの人に向けて貴社のような広告を作って発信してみたいです。そのために、貴社で広告業界のノウハウを習得し、貴社の業績向上に貢献したいと考えています。
ポイント1
広告業界を志望した理由を冒頭に書かれています。志望理由を冒頭で明確に書くことで、採用担当に意欲と熱意をストレートに伝えられます。
ポイント2
広告業界を志望するきっかけを具体的なエピソードを交えてアピールしましょう。具体的に書くことでリアリティが出てグッとオリジナリティある志望動機になります。
広告業界で使える志望動機の例②
私は広告の仕事を通して多くの人に、より豊かで便利な社会づくりの手助けをしたいと考えています。まだ、多くの人に知られていない素晴らしい商品やサービスを広告の力で売り出し、どんどん世の中に広まっていくきっかけになりたいです。
そのためには、世の中のニーズや今後の動向を分析するスキルが必要だと思います。消費者のニーズや世の中の流れを分析することで、コンスタントに結果が残せるのでないかと考えています。
そのスキルを、私は学生時代にアパレルショプのアルバイトで磨きました。世間の流行が売上の大きなポイントとなるアパレルショプでは、常にトレンドを追う姿勢とリサーチ力を磨くことができました。貴社では私の学生時代のアパレルショップでの経験とスキルを生かして、誰よりも早く次のトレンドを見つけて発信することで、マルチに活躍できる社員になりたいと思います。
ポイント1
広告の仕事でどのように社会貢献がしたいかが書かれています。企業が社会へどのような社会貢献を行なっているかも併せて書いています。また、広告業界で他の人とは違う武器「分析力」をアピールすることで他のライバルと差別化しています。
ポイント2
学生時代にアルバイトで学んだことを広告業界でどう活かすのか具体的に書かれています。広告業界へ憧れだけではなく、どのようなビジョンを持っているのかも伝えましょう。
面接で志望動機を答えるときは?
ここまで広告業界の志望動機を作成するコツや例文を確認してきました。ただ、それらの情報をエントリーシートに書き上げたとしても、面接で志望動機を答えるときに、言いよどんだり、止まってしまっては意味がありません。
せっかくの努力を無駄にしないためにも話を練習することが必要です。ここでは、面接のときに志望動機を伝えるポイントを紹介します。
志望動機はゆっくり丁寧に話す
自身のある話し方はゆっくり丁寧に話すことがポイントです。話の内容も重要ですが、面接だと話しているときの態度や自信があるかが伝わりやすいからです。いくら志望動機が素晴らしくても小声で早口になってしまっては内容を伝えることができません。
競争が激しい広告業界、強い気持ちを持って挑みましょう。
惜しみなく入社したいことを言葉にする
志望動機は企業へのラブレターのようなものです。企業へ告白して、たくさんのライバルから選ばれるためにはストレートな言葉が効きます。出し惜しみせず「入社したい」と伝えるべきです。
ときには面接官から厳しく問い詰められることもあると思いますが「勉強不足でした。それでも入社したいです」と正直に熱意を持って言葉にしましょう。
面接では質問されることを想定しておく
面接官は志望動機から見極めたいことは「入社後、自社で長く働いてくれるか」ということです。面接という短い時間で面接官が指針とするのは熱意と覚悟です。志望動機は人によって違います。最終的にはどうしてもこの会社に入りたい熱意、ずっとこの会社でやっていきたい覚悟が面接官の心を動かします。
面接では「志望動機を教えて下さい」と直接的に聞かれるとは限りません。間接的に「あなたが転職するのであれば基準はなんですか?」「他に受けている企業はありますか?」といった形で聞かれることもあります。
あなたが転職するのであれば基準はなんですか?と聞かれたら
あなたが望む職場は、どういった基準で選ぶのか?優先順位があるのか?そのポイントを正直に答えると良いでしょう。あなたが考えるポイントと「その企業」がどうマッチングしているかを答えればいいでしょう。
他に受けている企業はありますか?と聞かれたら
このような質問の場合、いくつかの企業を受けていることを挙げるのは問題ありません。挙げた企業に一貫性があるかというのがポイントです。他の業種なども手広く受けていると志望動機への信頼度も下がります。一貫性がないようでは、なんとなく応募しているとみなされます。
【まとめ】広告業界の志望動機は熱い気持ちと細かな分析力が必要!
企業は就活生に社会経験や高いスキルを求めることはしません。みなぎるやる気や熱意、広告業界でどのように成長したいのかが明確であり、挑戦する心を持った人材を企業側は求めています。
志望動機を作成するためには企業を深く調べあげることが大切です。会社説明会やHPはもちろん、SNSやインターネットを活用して企業の業績や動向も調べておきましょう。
投稿者プロフィール
- ウシ科 ウシ属 サイヨ牛。就活で100社落ちた経験、就職するも牛を牛とも思わない企業に嫌気がさして退職。それ以来、だれよりも求職者の手助けをしたいと考え、採用メディアを作り上げることを決意した。
採用に関する情報を銀行のように貯めて、だれもが引き出せるようにとの想いで採用バンクが誕生。特別編集長として求職者側に寄り添ったアドバイスを得意とする。
今では「サイヨ牛ケンくんは採用試験のプロ」と呼ばれるまでに至った。
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