川崎汽船株式会社は海運輸送を展開する企業で、100年以上の歴史を持っています。世界のフィールドで海運物流を担っているため、規模の大きな仕事に携わることができます。そのため、世界での活躍をキャリアに描く学生から非常に人気があります。事前対策を練ってから選考に臨みましょう！
- 川崎汽船の理念・事業内容
- 川崎汽船が求める人物像
- 川崎汽船の新卒採用における選考内容・対策
- 川崎汽船で働く人の声
- 川崎汽船の平均年収・新卒募集職種・待遇・福利厚生
川崎汽船を始めとした海上輸送事業に興味がある学生さんは、ぜひ選考対策にお役立てください。次の、貿易関連事業を展開する企業の記事も参考にしてみてくださいね。
もくじ
川崎汽船の理念・事業内容
まずは、川崎汽船の大切にしている理念や事業内容についてご紹介しましょう。
川崎汽船が大切にするKラインスピリット
川崎汽船は100年を超える歴史を持つ企業です。海運事業における様々な荒波を乗り越えてきたパイオニアとしての精神は、「Kラインスピリット」として今も社員に受け継がれています。
Kラインスピリット
- 「自主独立」
- 「自由闊達」
- 「進取の気性」
Kラインスピリットはこれまでの川崎汽船の歴史を作り、さらに今後の未来を切り開くための原動力です。
川崎汽船の6つのフィールド
川崎汽船の事業内容をご紹介します。
| 自動車船事業 | 世界初の自動車専用船を開発。日本発着以外の三国間輸送も展開。 ＜運ぶモノ＞自動車（新車、中古車）、建機など |
|---|---|
| ドライバルク事業 | ばら積み船による様々な貨物の輸送。 ＜運ぶモノ＞鉄鉱石、石炭、穀物、その他鉱石物、鉄鋼製品など |
| エネルギー資源輸送事業 | エネルギー資源の輸送。 ＜運ぶモノ＞原油、天然ガス、石油製品など |
| エネルギー資源開発事業 | ノルウェー拠点の“K” Line Offshore社で、人類のエネルギー資源開発活動を支援するオフショア支援船を展開。エネルギー資源開発における海上輸送業務にも注力。 |
| 物流事業 | 海上貨物輸送だけではなく航空貨物サービス事業、陸上輸送事業、倉庫事業や貨物混載事業等の総合物流事業を展開。不況時にも強い安定収益基盤の強化・拡大に取り組む。 |
| コンテナ船事業 | 物流の効率化に大きく寄与した、世界統一規格の箱（コンテナ）による海上輸送。世界各国をつなぐ最大規模ネットワークを構築。 ＜運ぶモノ＞食品、衣料品、家具、電化製品、その他様々な貨物 |
川崎汽船が求める人物像
川崎汽船が求める人物像についてご紹介します。総合職と海上職とで、求められる素養に違いがあります。
陸上総合職・当事者として前向きに行動する人が求められる
川崎汽船は世界規模のビジネスを展開するため、様々な要因で移り変わる仕事に携わることになります。そのため、陸上総合職として活躍できるのは以下のような人材です。
- 当事者意識が高い人
- 常に好奇心を持ち、物事に深く、広く、バランスよく考えて実行できる人
- ポジティブな人
海上職・誇り高く仕事に取り組むタフさが求められる
洋上での仕事がメインの海上職は、一般的な仕事とは求められる素養が異なります。海上職で活躍できるのは以下のような人材です。
- 肉体的・精神的にタフな人材
- 仕事に対して向上心を持つ人材
- チームワークを大切にできる人材
- 仕事に誇りを持つ職人気質な人材
川崎汽船の新卒採用における選考内容・対策
川崎汽船の新卒採用における選考内容や対策について解説します。
エントリーシート内容
川崎汽船のエントリーシートでは過去に以下のような内容が質問されています。
- 論理的な志望理由
- 学生時代に最も力を入れた勉強・研究内容
- Kラインスピリットの中での最も大きな強みとエピソード
- これまでに立てた大きな目標とその達成度・今後の目標
- 具体例を交えた長所・短所
- 物事に取り組む時のモチベーション
- 自由記入
面接内容
川崎汽船の面接では過去に以下のような内容が質問されています。
- 今までに遭遇した最大の困難・どう乗り越えたか
- これまでの人生における挑戦
- 自己PR
- 大学生活に関連する問題点とそれに対する改善プラン
- 50歳になったときに母校で「社会人とは」という題目で講演を頼まれたと仮定。自分の後輩たちに伝えたいこと
総合的な対策
川崎汽船の過去の内定者からのアドバイスによると、以下のような対策を取ることが効果的と考えられます。
- これまでに経験したことや注力したことを語る際に、「強み」「弱み」「考え方」などを織り込んでアピールすること
- 川崎汽船の社風らしく、堂々と選考を受ける姿勢を持つこと
- 川崎汽船を志望する明確な理由をアピールすること
- 自分だから成し遂げられる川崎汽船でのキャリアビジョンをアピールできること
川崎汽船で働く人の声
実際に川崎汽船で働く人の声をご紹介します。
正社員、派遣社員、嘱託社員などなど様々な立場の社員が入り混ざっていながら和気あいあいと働く職場です。フレックスタイム制度や半休制度の利用により残業時間は同業他社と比較して、格段に少ない方だとおもわれます。また、在宅勤務の導入にむけてのトライアルを実施しており、更なる残業時間の総量削減に向けた努力が見られます。中途採用も不定期ながら、入社年次による社員数の構成差のギャップを解消するために継続的にキャリア採用を実施しています。
ノルマが無い為、ストレスはあまりかからない。海外とのやり取りが基本なので、語学力を活かせる環境がある。
自由闊達、自由に仕事ができる。足の引っ張り合いがない。学閥もなし、実力あれば仕事はどんどん任せられる。
引用：カイシャの評判
「入社を決めた理由」：溌剌とした社風。公共性の高さ。海外勤務の可能性。少数精鋭な環境。
「入社理由の妥当性」と「認識しておくべき事」：社風に惹かれて入社したが、その期待を裏切られることはなく想像よりアットホームな雰囲気だった。男女を問わず海外勤務の可能性はありうるが、事実として海外駐在されている女性は少ないことは意外であった。
引用：openwork
川崎汽船の平均年収・待遇・福利厚生
川崎汽船の平均年収や待遇、福利厚生制度について解説します。
川崎汽船の平均年収は772.1万円！
川崎汽船の平均年収は、772.1万円という結果です。海運業界内では7位と、高水準であることが分かります。
川崎汽船の新卒募集職種・新卒待遇・福利厚生
川崎汽船の新卒での募集職種や仕事内容、それぞれの待遇や福利厚生制度をご紹介します。
| 陸上総合職 | 海上職（自社養成コース） | |
| 仕事内容 | ・航路運営 ・運航管理 ・集荷営業 ・港湾管理 ・企画 ・法務保険 ・経理財務 ・造船計画 など | ・入社後、当社自社養成コース（2年程度）にて三級海技士資格を取得 ・三級海技士資格取得後、船舶職員（航海士または機関士）および海事関係業務（陸上勤務） |
| 初任給 | ・214,300円（半年後235,300円） | ・180,000円（養成期間中） |
| 諸手当 | ・通勤交通費全額支給 ・住居費補助 など | ・三級海技士資格取得後、航海日当、その他各種手当てあり |
| 昇給 | ・年1回 | ・年1回 |
| 賞与 | ・年2回（7・12月） | 年4回（6・7・11・12月） ※海上職自社養成コース在籍中は海上職員候補生就業規則による |
| 勤務地 | ・国内および海外の各事業所 | ・海上勤務（欧州・中東・極東・豪州・北米航路） ・本社、支店、関連会社等（海外勤務あり） |
| 休日休暇 | ・完全週休2日制（土・日曜日） ・祝日 ・年末年始 ・メーデー ・創立記念日（4月8日） ・年次有給休暇 ・夏期休暇（7日）通年取得可能 ・特別休暇 など | ・乗船期間：6～8ヶ月 ・休暇：3～4ヶ月 |
| 福利厚生 | ・各種社会保険完備 ・独身寮 ・社宅制度 ・保養所（川奈） ・ベネフィット･ステーション ・クラブ活動 ・住宅財形制度 ・貸付金 ・社員持株会 など | ・各種社会保険完備 ・独身寮 ・社宅制度 ・契約保養所 ・退職金制度 ・財形貯蓄 ・貸付金 ・社員持株会 など |
| 教育制度 | 【階層別研修】 ・内定時 ・入社時 ・半年後 ・1～5年目 ・8年目 ・11年目研修 ・15年目研修 ・マネージャー、チーム長、シニアの各研修【目的別研修】 ・海運実務 ・法務保険 ・経理財務 ・英語 ・中国語 ・乗船研修 ・通信教育講座 ・社外セミナー など【その他】 ・海外研修 ・海外留学制度 など | ・外部教育機関での養成コース ・新入社員研修 ・乗船のために必要な研修（技術研修、管理研修、語学研修等） ・社内研修所における研修 ・外部委託研修 |
まとめ・川崎汽船で世界中で活躍する仕事を！
川崎汽船の新卒採用情報についてご紹介しました。簡単にポイントをまとめます。
- 川崎汽船は「Kラインスピリット」を大切にし、海上輸送に関わる6つの事業を展開している
- 川崎汽船の陸上総合職では、当事者として前向きに行動できる素養が求められる
- 川崎汽船の海上職では、誇り高く仕事に取り組むタフさが求められる
- 川崎汽船の陸上総合職と海上職では、仕事内容の他にも福利厚生制度や教育制度などが大きく異なる
川崎汽船で、世界中を相手にした仕事をして活躍してみませんか？ぜひ新卒選考に挑戦してみてくださいね。
投稿者プロフィール
- ウシ科 ウシ属 サイヨ牛。就活で100社落ちた経験、就職するも牛を牛とも思わない企業に嫌気がさして退職。それ以来、だれよりも求職者の手助けをしたいと考え、採用メディアを作り上げることを決意した。
採用に関する情報を銀行のように貯めて、だれもが引き出せるようにとの想いで採用バンクが誕生。特別編集長として求職者側に寄り添ったアドバイスを得意とする。
今では「サイヨ牛ケンくんは採用試験のプロ」と呼ばれるまでに至った。
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