「インターンシップ、今の髪色でも大丈夫かな?」
「サマーインターンシップでも黒染めすべき?」
「1dayインターンシップのためにヘアカラーすべき?」
インターンシップは一般的に大学3回生の夏から実施されますが、大学3回生の夏といえば、自由な髪色・髪型・ファッションを楽しむことのできる最後の夏でもあります。正直言うとまだ黒髪にはしたくないという人も多いのではないでしょうか?
この記事では、インターンシップ時の髪色について詳しく解説します。実際のところ、髪色や髪型のルールは業界・業種・企業によって様々です。インターンシップ時の髪色はどうすべきか?どれくらいのカラーレベルなら許容範囲か?さらに、期間限定のトーンダウン方法やヘアカラーアイテムの選び方、オススメの髪色もご紹介します。
インターンシップを単なる職業体験だと軽い気持ちで受ける就活生もいますが、インターンシップから内定が決まることもあるのです。髪色や髪型にアイデンティティがある方にとっては、ファッションへの理解がある企業かどうかということも企業選択の大切なポイントとなるでしょう。ぜひ参考にしてください。
もくじ
インターンシップ時の髪色
インターンシップの内容にはいろいろな種類がありますが、同じフロアにお客様や取引先が出入りする状況であれば、たとえインターン生であったとしても、社員の一員として見られます。つまり、会社のルールに従った髪色にする必要があるのです。
しかし、「インターンシップ時の髪色は黒色でなければならない」ということも断言できません。髪色や髪型が自由というルールを持つ企業もあるのです。とは言え、まだ入社していないにもかかわらず、その企業のルールはわかりませんよね。
そこで、どのような企業が髪色に厳しく、また、髪色が自由なのかをご紹介します。
髪色が自由な企業
髪色が自由になりやすい企業は以下が挙げられます。
- アパレル関係
- 美容関係
- クリエイティブ系
- IT系
- ベンチャー系
アパレルや美容関係、クリエイティブ系に関しては、自分自身の見た目が企業のブランディングに大切な要素だという理由があり、IT系やベンチャー系の企業は、社内での仕事がほとんどだからという理由があります。
こういった社風はインターンシップ時にも採用され、自由なファッションで参加しても良いと言われることもあります。どれくらいの範囲で自由なのかということは、あらかじめ企業に確認しておきましょう。
髪色に厳しい企業
反対に、下記のような企業は髪色に厳しい傾向があります。
- 公務員
- 金融
- 商社
- コンサルティング
- 法務
- 不動産
- 医療
- 福祉
- 電気
- 交通
公務員や金融、商社、コンサルティング、法務、不動産などは信用が重視されることから髪色に厳しい傾向があります。また、医療や福祉、電気、交通といった公共性の高い企業も同様です。これらに関係する企業は入社後の規則も厳しいですので、派手な髪色でインターンシップに参加すると、選考段階で落ちてしまったり、参加できたとしても浮いてしまうでしょう。サマーインターンの時点で、髪色はトーンダウンしておく方が望ましいです。
インターンシップ時の髪色カラーレベル
インターンシップ時の髪色について迷う時は、就活時のカラーレベルを参考にしてみると良いでしょう。基本的には黒あるいは黒に近い茶色が良いとされていて、カラーレベルで言うと1〜6が許容範囲です。最低でも8以内に抑えたいところです。9以上になると明るすぎるでしょう。
カラーレベルとは、髪色の明るさを表す単位です。数字が低くなるほど暗く、高くなるほど明るくなります。カラーレベルは1から20まであり、一般的に日本人の地毛は4〜7レベルで、4レベル以下は黒染めをしなければ作れない暗さです。また、8以上で茶髪、12以上で金髪という分け方になります。
少しややこしいのですが、カラーレベルとは別に色味のバリエーションがあり、色味のバリエーションは就活において制限する傾向はありません。体質や髪質によって、赤みが強い人もいれば、ベージュの人もいるからです。
インターンシップ時のおすすめ髪色
真っ黒な髪色に抵抗があるなら、色味のバリエーション(カラーバリエーション)でオシャレを楽しみましょう。カラーレベルはインターンシップや就活に影響がありますが、髪色が暗い状態で色味を変えたところで、派手な印象にはなりません。とは言え、色味を変えることで顔周りの印象は変化します。毛量が多い人にとっては、少しカラーが入っている方がスッキリして、清潔感のある印象になることもあるのです。
色味の種類は
- グレー(アッシュ)系
- グリーン(マット)系
- ベージュ系
- ブラウン系
- レッド系
- ピンク系
- パープル系
と8種類あります。
このうち、レッド系・ピンク系・パープル系・ブラウン系などの暖色カラーは色味が出やすいため、カレーレベルを抑えても染めていることがわかりやすく、インターンシップ時・就活時のカラーとしては不向きと言えます。
オススメの髪色はグレー(アッシュ)系・グリーン(マット)系・ベージュ系です。
グレー(アッシュ)系ヘアカラー
グレーは赤みを抑えることができるので、カラーをするとオレンジになりやすい髪質にピッタリです。カラー自体は黒髪に近いのですが、黒髪よりも抜け感があり、とても落ちついた印象になります。
グリーン(マット)系ヘアカラー
グリーン系のヘアカラーにも赤みを抑えられる特徴があります。肌馴染みが良く、透け感のある落ち着いたくすみカラーで、就活をしながらオシャレも楽しむことができます。
ベージュ系ヘアカラー
ベージュ系ヘアカラーは、明るく派手なイメージを持たれるかと思いますが、ブリーチなしのダークベージュはもともと地毛がその色であるかのような落ち着いた髪色になります。ベージュ系カラーは、肌の色がイエローベースでもブルーベースでも馴染みがよく、優しい印象になります。
インターンシップ時のみ髪色を変える方法
髪色を変える方法は、
- 黒染めスプレーで染める
- ヘアマニキュアで染める
- セルフで染める
- 美容室で染める
という手段がありますが、インターンシップ時のみトーンダウンしたいのであれば、インターンに参加する期間や数によって選ぶべきでしょう。
インターンシップの参加期間は、サマーインターンで1日〜1ヶ月、ウィンターインターンで1日〜1週間程度が多いです。例えば、インターンシップに参加したい企業を1社に絞っていて、さらにそのインターンシップの期間が1日〜3日程度と短いのであれば、インターンシップ面接のことを考慮しても黒染めスプレーやヘアマニキュアで対応できるでしょう。
しかし、複数の企業のインターンシップに参加するのであれば、面接を受ける回数も多くなりますし、トータルで見てインターンシップの参加期間も長期に及びます。こういった場合は毎日黒染めスプレーをしたり、あるいは数日おきにヘアマニキュアでトーンダウンするよりも、カラーしてしまった方が楽ですしコストパフォーマンスも良いでしょう。
面接の段階からスケジュールを確認してみて、一番ベストな方法で対応してください。
黒染めスプレーで染める
黒染めスプレーを選ぶ時のポイント
- 「髪色もどし」「ナチュラルブラック」
- トリートメント成分配合
- 汗や水に強いタイプ
黒染めスプレーで染める時は、真っ黒になるスプレーよりも自然な髪色に近いものを選びましょう。「髪色もどし」や「ナチュラルブラック」と書かれているものは、自然な髪色になりやすいです。黒染めスプレーは、パサパサ・カチカチになりやすい特徴があるので、トリートメント成分配合のものが良いでしょう。トリートメント成分が配合された黒染めスプレーであれば、サラサラと手触りの良い質感に仕上がります。
また、汗をかいた時や突然の雨でも落ちにくいタイプがおすすめです。
黒染めスプレーを使う時のポイント
黒染めスプレーを使う時のポイント
- 髪の毛が完全に乾いてから
- ブラッシングで整える
- 地肌につかないように15〜20cm離してスプレー
- 顔や首周りはタオルでカバー
- スプレー後は乾くまで放置しブラッシング
- 落とす時はシャンプーの前にトリートメント
黒染めスプレーはムラなく綺麗に塗ることが大変難しいですので、事前に練習してください。家族や友人など頼める人がいれば、後頭部や襟足などの自分で見えない部分はお願いした方が良いでしょう。
黒染めスプレーをする時は、髪の毛が完全に乾いた状態で行います。スプレーする前に髪の毛をブラッシングして整え、毛染め用の汚れ防止カバー(なければ新しいゴミ袋などに穴をあけて被る)で服へ汚れがかからないようにし、スプレーしていきます。タンクトップやインナーなど頭から被るタイプの服を着る場合は、先に着ておきましょう。肌寒い時はパーカーなど着脱しやすいものを着てください。
黒染めスプレーをする時は、地肌につかないように15〜20cmほど離してスプレーし、顔や首まわりをスプレーする時は汚れても良いタオルなどでカバーしながら進めていきます。スプレーが終わった後は、完全に乾くまで放置し、乾いたあとは荒めのブラシで優しくブラッシングしてください。
黒染めスプレーを落とす時は、シャンプー前にトリートメントをすれば落ちやすくなります。シャンプーの後は、黒髪スプレーによって髪がうけたダメージを再度トリートメントで補修してください
ヘアマニキュアで染める
ヘアマニキュアとは、髪の毛の表面にカラーをコーティングする方法です。ヘアカラーは髪の毛の内部にカラー剤を浸透させるのに対し、ヘアマニキュアはあくまで表面へのコーティングなので2週間〜3週間で色が落ちはじめます。インターンシップの短期間だけトーンダウンしたい就活生にピッタリです。
ヘアマニキュアの選び方
- 「ナチュラルブラック」「ダークブラウン」
- 色持ちを重視するなら乾いた髪に使えるもの
- ダメージケアもしたいなら保湿成分配合
ヘアマニキュアを選ぶ時のポイントとして、カラーは「ナチュラルブラック」「ダークブラウン」を選び、乾いた髪にでも使えるタイプを選ぶと良いでしょう。色持ちが良くなります。ヘアマニキュアはヘアカラーに比べてダメージは少ないものの、トリートメント成分や保湿成分が配合されている方が髪へのダメージを最小限に抑えられます。
ヘアマニキュアの使い方は商品の特徴によって異なりますが、髪の毛に液剤を馴染ませて一定時間おき、シャンプーで液剤を流します。しっかり液剤を流すため、シャンプーは2回行い、ぬるま湯でよく流してください。最後にトリートメントをして完了です。
セルフで染める
1ヶ月以上に渡ってインターンシップに参加する場合や、ウィンターインターンの時期に差し掛かると、黒染めスプレーやヘアマニキュアよりも、長期的にトーンダウンできるヘアカラーが必要になってくるでしょう。
ウィンターインターンの場合、選考は秋口ですが、インターンの実施は冬休みです。冬休みがあけると、就活イベントや合同説明会、企業説明会などが開始されていきますし、ウィンターインターンを通して内定をいち早くゲットする就活生もいます。そうこうしているうちに本選考が6月頃からスタートするので、10月1日の内定式まで髪色を明るくできません。
ヘアカラーの方法は、セルフか美容室で染めることになります。黒染めスプレーやヘアマニキュアに比べて選べるカラーの種類が豊富なので、先程ご紹介したような「グリーン系」「グレー系」「ベージュ系」タイプもおすすめです。カラーレベルの低いものを選びましょう。ブリーチしている髪の毛には、1度でトーンレベルを下げることができない場合があるため、2度カラーする必要がありますが、美容室でプロの美容師さんに染めてもらった方が失敗は少ないでしょう。
美容室で染める
美容室でトーンダウンする場合は、「就活でインターンシップに参加するので、暗くしたいです」と注文してください。先程ご紹介したカラーレベルや色味のチャートを見ながら、カラーを決めていくことが多いでしょう。カラーレベルは7以下、色味は赤みの出にくいものが好ましいです。
髪色だけでなく、髪型も就活用にセットしやすいようカットしてもらってください。
インターンシップに適した髪型
インターンシップに適した髪型ですが、派手なヘアセットや髪飾りは避け、清潔感を心がけましょう。長い髪の毛は一つにまとめ、前髪が邪魔であれば斜めに流すか、ピンなどで固定させておきます。男性の場合、かき上げてジェルなどで固めるか、斜めに流すなどして目にかからないようにしましょう。前髪が目にかかっていると暗い印象になります。
【まとめ】インターンシップの髪色は企業の一員に相応しいものを
インターンシップ時の髪色についてご紹介しましたが、カラーに悩んだ時は、インターンシップに参加する企業の社員さんの見た目や雰囲気に合わせていくと良いでしょう。企業のリクルートページやコーポレートサイトの社員紹介、社員インタビュー、社内の様子などを参考に、TPOに合わせた髪色を選んでくださいね。
投稿者プロフィール
- 新卒入社した企業で大失敗!入社1ヶ月で退職し、某大手通信会社のグループ企業へ転職。結婚を機にフリーランスになり、個人事業主6年目。「就職失敗→転職→独立→結婚・出産→ワーママ」という経験を活かして、現在は採用メディアや金融メディアでライターをしています。3級FP技能士保有。趣味は投資の勉強と旅行です♪