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企業・業界研究

就活の業界研究はどうすればいいの?悩んだ時におすすめの本5選

2021年5月31日

就活する上で避けて通れないものの1つに業界研究があります。業界研究は、自己PRや企業研究といった就活の前準備を始める際に行うものです。とはいっても、業界研究に対して「難しそう」「面倒くさい」といったイメージを持っている学生も多く、正しい方法で取り組めていない方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、業界研究とは何かを解説しながら、取り組む際に活用して欲しい本を5冊紹介したいと思います。これから業界研究を始めようと思っている方、業界研究してみたけどよくわからないと悩んでいる方はぜひご一読ください。

下記の関連記事では、就活に役立つビジネスマナーについて紹介しています。就活の前準備となる業界研究を始めるついでに、基本となる部分を学びたいと考えている学生はぜひ参考にしてみてくださいね。

業界研究とは

学校卒業後に企業への就職を希望する学生の多くは、大学3年生ごろから就活に向けて準備を始めます。その際にある程度対策を済ませておきたいのが「業界研究」です。一般的には、業界研究は社会の全体像を把握するためには欠かせないものと言われています。まずは、業界研究の目的や必要性について見ていきましょう。

業界研究の目的

業界研究を始める前に、業界研究をする目的は何かを知っておくことが大切です。業界研究の目的は「あなたとマッチ度の高い業界に出会うこと」です。

人によっては業界研究に苦手意識があり、企業研究を優先している場合もあるかもしれませんね。ただし、そのやり方はあまりおすすめできません。というのも、単純に自分が気になる企業だけを深掘りして研究しても、その企業とあなたとのマッチ度が低い可能性が十分考えられるからです。

業界研究でマッチ度の高い業界に出会うことができれば、後はあなたが「気になるな」と思える企業をピックアップし、企業リストに加えるといった作業を繰り返すだけになります。

納得できる企業へ就職するには業界研究は必須

「就活で失敗したくない」「誰よりも早く内定をもらいたい」という気持ちが強いと、あまり興味がない企業から内定をもらったとしても、つい内定承諾してしまう学生は毎年何人もいるようです。

内定をもらえて安心できるのは確かですが、内定ブルーになる就活生も多くいます。内定先が興味のない企業だったりすると「本当にこれで就活を終えていいものか」という悩みが生じ、就活を再開する就活生も多くいるのも事実です。

自分が納得できる企業から内定をもらうためには、前準備となる業界研究をしっかり行うことが大切です。業界研究で気になる業界を絞り込み、その業界を深掘りして企業研究することで、マッチ度が高く結果的に納得できる企業へ就職できる可能性は高くなりますよ。

業界研究で得られるメリットは何?

ここまで、業界研究に取り組む大切さについてお伝えしてきました。では、業界研究することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。ここでは、3つのメリットをお伝えします。

世の中の全体像をイメージできるようになる

業界研究すると日本社会の構造や動向といったものがわかるようになるため、世の中の全体像がどうなっているのか大まかにではあるものの、イメージできるようになります。その中で、自分とマッチ度が高い業界を探し、徐々に業界を絞って就活していくことができれば、比較的に就活への不満も少なく済ませられるでしょう。

業界研究することで、業界の規模や今後の動向だけでなく、業界をリードしている企業なども把握することも可能です。隅々まで把握した上で就活シーズンを迎えられる点は、業界研究をする上で大きなメリットだといえるでしょう。

エントリー候補となる企業を増やせる

業界研究していないと、エントリーする企業はどうしてもネームバリューや企業規模などで選んでしまう学生も多いかと思います。消費者相手となるBtoC企業は、例年、就活生からの人気も高く競争率は高い傾向にあるようです。

ところが、業界研究することで、BtoB企業である企業を相手にしながら商品・サービスを展開する企業に多く出会えます。世間的にはあまり知られていない企業であっても、実は高度なノウハウを持っていたり、業績が好調だったりするため、エントリーしたいと思える企業の候補を増やせる可能性は非常に高いと言えるでしょう。

選考で深掘りした質問をされても自信が持てる

業界研究をしっかりしていれば、エントリーシート(ES)や面接時の対策強化ができます。多くの場合、自己PRや志望動機について企業の人事担当者から深掘りされると思っていいでしょう。その時に、業界研究で競合となる企業との比較や動向を理解していれば、より具体的な内容を盛り込んだ回答ができます。

「この学生はきちんとうちの業界を理解している」と高い評価を得られる可能性も十分あるわけです。また、時間をかけて本気で取り組んだ分、自信を持って答えることができるため不安になることもありません。

業界研究のやり方を紹介

業界研究が就活を成功させるためにいかに大事なのかは、ここまでで理解できたかと思います。ここでは、業界研究のやり方について簡単に紹介します。これから業界研究を始めようと考えている学生はぜひ参考にしてくださいね。

ネット上から情報収集する

業界研究に限ったことではありませんが、ネット上の情報は鮮度が高いため積極的に活用しましょう。特にチェックして欲しいのが、業界団体のホームページです。業界の最新情報や動向などスグにチェックできます。他にも、就活ナビサイトに登録して最新情報をゲットしていれば、豆知識なども自然と身に付けられるためおすすめです。

ニュースや本から情報収集する

業界研究では、ニュースや本から情報収集することも大切です。後程紹介しますが、業界研究向けの本も各出版社が発行しているので活用してみるといいでしょう。

今の時代、普段から本を読まない学生もいるかと思いますので、まずはスマホやタブレットなどで気軽に読める電子書籍版のものからまずは活用してみることをおすすめします。慣れてきたら、本を手に取って業界研究するスタイルに切り替えるのもアリですよ。

業界研究セミナー・合同企業説明会に参加する

ある程度、業界に関する情報が頭に入ったら業界研究セミナーや合同企業説明会に参加してみましょう。実際に足を運んで企業ごとの特徴などを肌身で感じることで、業界研究の大まかな概要を知ることができますよ。

OB・OG訪問する

業界のリアルな情報を聞きたいという場合は、OB・OG訪問することをおすすめします。どうしても、情報収取を表面上しただけでは「本当に知りたい」と思う部分に辿り着くことはなかなか難しくなってしまいます。

OB・OG訪問すれば、企業で働く同じ出身校の先輩を訪問して話を聞くことができるため、業界だけでなくその企業の表面上はわからない部分についても知ることができるでしょう。

業界研究専用ノートを作る

自分で業界研究する中で得た情報は、専用のノートにまとめておきましょう。後で読み返しても内容をすぐに思い返せるように、表や箇条書きなどうまく取り入れるといいですよ。

業界ごとに、ビジネスモデル、今後の動向、所属する企業、業界の魅力、心配な部分などをまとめておくといいかもしれませんね。細かく記載しておくことで、自己PRや志望動機を作成する時に活用しやすくなります。

業界を絞れていなくても就活してもいいの?

業界研究してみたものの、「マッチ度が高い業界に出会えない」という学生も中にはいます。もちろん、業界を絞れていなくても就活して問題ありません。ただし、気を付けたほうがいいこともあります。早速、見ていきましょう。

全く興味が持てない業界は避けるのが無難

「マッチ度が高い業界に出会えない」というのは、就活生にとってかなり不安要素だと思います。だからといって、全く興味が持てない業界に属する企業へエントリーしたり、選考を受けたりするのは避けた方が無難です。

「仕事するうちに興味を持つかもしれない」と思って入社しても、結局興味を持つことができず、苦痛になって早期退職してしまう可能性は非常に高いでしょう。「できるだけ長く同じ会社で働きたい」と考える場合は、「少しでも興味が持てる」業界を選ぶことをおすすめします。

自己分析を繰り返し行うのがおすすめ

業界研究しても「これだ」という業界に出会えないのは、とても辛いですよね。ただし、マッチ度の高い業界に出会えないのは、ただ単に自己分析が足りないだけということも十分あります。前準備として取り組むことも多い自己分析ですが、終わりがないため常に繰り返し続けることが大切です。

続いては、「業界が絞れていない就活生向け」「業界が絞れている就活生向け」それぞれにおすすめの業界研究の本を紹介していきます。

業界が絞れていない就活生向けおすすめの本

まずは、業界が絞れていない就活生向けにおすすめしたい業界研究の本を3冊紹介します。初めて業界研究する人でもわかりやすい本をピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみてください。

①会社四季報業界地図 東洋経済新聞社

『会社四季報業界地図』は、わかりやすい図解で業界のトレンドや今後の動向をまとめて把握できるため、これから業界研究を始める学生にはおすすめです。シェアや企業規模など、わかりやすく記載されているため入門書としてもピッタリ!

前年と今年を比較して天気マークを用いた業界天気図もあるため、広く浅く業界の動向を知りたい時には便利かと思います。また、資本関係や業務提携などを図にしてあることから、業界研究しながら知らない社会の構造を学ぶことも可能。

気になる業界があった場合に深掘りしたい時もスムーズに理解に繋げられる工夫があります。

②就職四季報 企業研究・インターンシップ版 東洋経済新聞社

『就職四季報 企業研究・インターンシップ版』では、これから就活の準備を始める大学3年生に向けて企業研究や業界研究、インターンシップについて基本的な部分が丁寧に解説してあります。

「業界研究始めたいけどどうしたらいいかわからない」という方は、読むとためになる内容になっているのでおすすめです。

③日経業界地図 日本経済新聞社

『日経業界地図』は見やすさ重視ですっきりと情報をまとめながらも、その年の情勢についても解説してあるため、これから業界研究を始める学生にはぴったりだといえるでしょう。購入特典として電子書籍版も無料で利用できるため、本を読むことに慣れていない学生にもおすすめです。

ページ内にはグラフも程よく使用してあるため、初めて業界地図を見る人も割と抵抗なく読めるかと思います。

業界が絞れている就活生におすすめの本

続いては、業界がすでに絞れている就活生におすすめしたい本を2冊紹介します。気になる業界を深掘りして知識を増やしたいという学生は、ぜひ参考にしてくださいね。

①業界大研究 産学社

『業界大研究』は、各業界の現状や将来像について初めて読む人にもわかりやすく解説した1冊になっています。コンサル、不動産、ファッション、化粧品など業界別に発行してあるため、より深い知識を得たい学生にはおすすめです。

②図解入門業界研究 秀和システム

『図解入門業界研究』は、業界に対して全く知識がない人が読んでも「どのような業界なのか」がきちんと理解できる本です。図を用いてわかりやすくまとめてあるため、普段から本を読まない学生にもおすすめ!広く浅く特定の業界の知識を得たいと考える方にはぴったりの1冊だと言えるでしょう。

業界研究するなら全体像を把握しやすい本を活用しよう

今回は、就活をスタートさせる上で欠かせない業界研究について解説しました。就活では、つい自分が興味のある企業から企業研究を優先的に進めたくなってしまう学生も多いかと思いますが、まずは業界研究から始めてみましょう。業界研究を始める前に、業界研究する目的やメリット、やり方をしっかりと理解しておくことをおすすめします。

業界研究の進み具合を見ながら、今回紹介した本の中からぴったりの1冊を選び活用してみてくださいね。

投稿者プロフィール

アキ
アキ
福岡県出身。大学卒業後、北陸を拠点とする某求人広告媒体社に入社。新規開拓営業と代理店入稿窓口業務を通して、求人広告作成、入稿、進行管理など支社立ち上げも含めて名古屋で5年ほど経験。現在は、子育てしながらライターしています。経験ジャンルは車、ギフト、葬儀など多数。読者の立場に立った記事執筆を心掛けています。趣味は愛犬と一緒に過ごすこと&旅行ღお気に入りのお店は名古屋の「がブリチキン。」骨なしもも&漬け込みハイボール、たまに恋しくなります✪採用バンクTwitterも見てください。

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