三菱自動車工業株式会社は、自動車の製造販売に関するあらゆる事業を展開している有名企業です。自動車業界はこれから変革期を迎えるため、新しい仕事への挑戦心や野心を持つ人たちが集まる業界でもあります。そこで、三菱自動車を志望する学生さんには、事前に対策を立ててから新卒選考に臨むことをおすすめします。
- 三菱自動車の理念・事業内容
- 三菱自動車の新卒募集職種・仕事内容
- 三菱自動車が求める人物像
- 三菱自動車の新卒採用における選考内容・対策
- 三菱自動車で働く人の声
- 三菱自動車の平均年収・待遇・福利厚生
三菱自動車など自動車業界への就職を志望する学生さんは、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。また、他の自動車関連企業については、次の記事もお役立てください。
もくじ
三菱自動車の理念・事業内容
三菱自動車の理念や事業について見てみましょう。
企業理念
Drive your Ambition
三菱自動車の理念「Drive your Ambition」は、三菱自動車のテレビCMで耳にしたことがある人も多いでしょう。この言葉は、三菱自動車のブランドメッセージとして今後の事業展開を象徴する言葉でもあります。三菱自動車はこれから変革期を迎える自動車事業において、これまでに培ってきた技術に磨きを掛けることにより、さらに豊かなクルマ社会の実現を目指しています。
事業内容
三菱自動車は、自動車の製造販売に関連する様々な事業を展開しています。
- 自動車に関連するあらゆる部品などの設計・製造・組立・売買・取引
- 産業用エンジンに関連するあらゆる部品などの設計・製造・組立・売買・取引
- 中古自動車に関連するあらゆる部品などの売買
- 計量器などの販売
- 損害保険・自動車損害賠償保障法に基づく保険の代理業
- 金融業
- 上記事業に付帯関連する事業
三菱自動車の新卒募集職種・仕事内容
三菱自動車で新卒募集されている職種や、職種ごとの具体的な仕事内容について見てみましょう。
新卒募集職種
三菱自動車では以下の職種が新卒で募集されています。
- 技術系：開発、設計、実験、研究、生産技術、生産管理、品質保証、知的財産、情報システムなど
- 事務系：海外営業、国内営業、経理、財務、購買、経営企画、総務、人事、法務など
仕事内容
三菱自動車のメジャーな職種における仕事内容をご紹介します。採用は技術系と事務系で分かれているものの、実際には技術系と事務系が同じフィールドで仕事を進める機会は多くあります。
| 先行開発 | 次世代車づくりのための車体、材料、制御、システムなど各種技術の基礎研究・先行開発。 |
|---|---|
| 開発 | コンセプトに基づいた車そのものをつくるために、材料、車体、パワートレイン、電子技術などに分かれ、設計、実験などを行う。 |
| 生産技術 | 車を安定的に大量生産するためのライン構築のために、板金・塗装・組立などを担う。 |
| 品質 | 三菱自動車が世界中から信頼されるための安全・安心という付加価値を生み出すため、品質管理、市場情報収集・検証などを担う。 |
| 商品企画 | ニーズに応えるための新商品企画・マーケティングや、ブランド推進などを担う。 |
| 購買調達 | 品質やコストの最適化・安定調達によって車づくりを支えるための車両部品・資材の購入などを担う。 |
| 営業 | 世界中で三菱自動車の車を販売するために、販売会社グループと一体となった販売施策・マーケティングなどを担う。 |
| アフターセールス | いつまでも安心して三菱自動車の車に乗り続けられるようにするための、補修部品・メンテナンス・パーツ企画などを担う。 |
三菱自動車が求める人物像
三菱自動車では、これから先の未来を共に作る情熱や野望を持つ学生を求めています。三菱自動車では、必ずしも車が好きであることは求められていません。現に、現在三菱自動車に在籍する社員は車以外にも様々なフィールドで活躍しています。そのため、必ずしも社員が「車が好き」「車について学んでいる」というような属性を持っている必要はありません。
専攻や研究内容が自動車と直結していなくても、今学んでいる分野が間接的に自動車に活かされることも大いに考えられます。三菱自動車の事業や社風など、どんな部分であっても興味が湧いたなら、ぜひ選考に挑戦してみるといいでしょう。
三菱自動車の新卒採用における選考内容・対策
三菱自動車の新卒採用における選考内容や対策について解説します。
エントリーシート内容
三菱自動車のエントリーシートでは過去に以下のような内容が質問されています。
- 学生時代に最も力を入れて取り組んだテーマ・そのテーマに対する取り組み・目標設定・成果
- 専攻・研究内容
- 三菱自動車で実現したいこと
面接内容
三菱自動車の面接では過去に以下のような内容が質問されています。
- 三菱自動車の車でほしい車・復活してほしい車
- 大学で学んできたこと
- 勉強以外で力を入れて取り組んだこと
- 研究内容
- 自動車人口を増やすためにはどうすればいいと思うか
- 殻を破った経験
- 会社でやりたい仕事
- ストレスを発散したいときにやっていること
総合的な対策
三菱自動車の過去の内定者からのアドバイスによると、以下のような対策を取ることが効果的と考えられます。
- リクルーターが付くことが多いため、説明会はもちろん、OB訪問や大学内での説明会などあらゆる機会に参加しておくべき。
- 三菱自動車がどのような人材を求めているかを理解し、自分自身のどの点が求める人物像とマッチングしているかの自己分析を深め、明確にアピールできること。
- 自動車関連事業の中で、三菱自動車を選んだ理由を明確に伝えられること。そのためには企業研究を深める必要があり、OB訪問などの一歩進んだアプローチが必要になる。
- 語学力や海外経験などが重視される傾向があるため、そうした経験を持つ人は積極的にアピールすべき。
三菱自動車で働く人の声
実際に三菱自動車で働く人の声をご紹介します。
人事制度として成果主義を取り入れているため、年齢や経験年数で自動的に給料が上がることはない。しかしながらほとんどは一年毎の人事考課で一定の評価がもらえるため、真面目にやっていれば、一般的に不自由ないライフサイクルを送ることができる。だいたい大卒５年目ぐらいで、年収500万ぐらい。10年目ぐらいで年収800万ぐらいが順調に昇給、昇進したケースだと考える。ボーナスは5.0ヶ月を基準に、毎年の会社業績を加味して、会社と組合で協議して決めている。
移転後のオフィスがきれいで快適カフェテリアでは朝は焼きたてのパンが食べられるため多くの社員が利用している
自動車産業は、経済面、環境面、社会的活動面、あらゆる方向で社会との関わりが深いので、社会貢献に繋がっているという実感は分かりやすい仕事であり職場であると考える。
研修などは内部、外部共に充実している。あとは制度の利用は個人次第な面あり、積極的に利用すれば様々な面でのスキルアップが可能。
引用：カイシャの評判
三菱自動車の平均年収・待遇・福利厚生
三菱自動車の平均年収や待遇、福利厚生制度について解説します。
三菱自動車の平均年収は720.9万円！
三菱自動車の平均年収は720.9万円です。2020年の自動車業界内では、11位という結果です。
三菱自動車の新卒待遇・福利厚生
三菱自動車の新卒での待遇や福利厚生制度をご紹介します。
・修士了 月給23万0500円
・大学卒 月給20万8500円
・高専卒 月給18万4700円
【諸手当】
・通勤交通費補助
・有扶（家族）手当
・時間外労働手当など
【昇給】
・年1回
【賞与】
・年2回（6月、12月）支給予定
【休日休暇】
・完全週休2日制（土日）
・ゴールデンウィーク
・年末年始
・夏季休日
・年次休暇
・特別休暇など
【保険】
・健康保険
・厚生年金保険
・雇用保険
・労災保険
【福利厚生制度】
・住宅資金
・各種貸付金制度
・財産形成貯蓄
・社内預金
・再雇用制度
・持株会制度
・三菱車社員販売制度
・妊娠期休業
・産前産後休業
・育児休業及び育児勤務制度
・介護休業及び介護勤務制度
・ライフプラン休業制度
・在宅勤務
・フレックスタイム
・帯同休業
・カフェテリアプランなど
【福利厚生施設など】
・独身寮
・社宅
・社員クラブ
・社員食堂
・保養所
・体育館
・グラウンド
・病院
・診療所など
【研修】
・新入社員教育制度
・各階層別教育
・英会話教育
・eラーニング
・専門教育
・通信教育など
まとめ
三菱自動車の新卒採用情報についてご紹介しました。簡単にポイントをまとめます。
- 三菱自動車の理念「Drive your Ambition」は、これから変革期を迎える自動車事業に向けた、三菱自動車の事業展開を象徴するメッセージ
- 三菱自動車では技術系と事務系に分けて新卒を募集しているが、実際は技術系と事務系は深く連携し合いながら仕事を進めている
- 三菱自動車の求める人物像は、自動車の未来を共に作る情熱や野望にあふれている人材
- 三菱自動車の平均年収は高水準で安定しており、社内の福利厚生制度や研修制度も充実している
これからの自動車業界は変革期を迎えますが、だからこそ新しい仕事に次々と挑戦できるでしょう。ぜひ三菱自動車の新卒選考を受けてみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
- ウシ科 ウシ属 サイヨ牛。就活で100社落ちた経験、就職するも牛を牛とも思わない企業に嫌気がさして退職。それ以来、だれよりも求職者の手助けをしたいと考え、採用メディアを作り上げることを決意した。
採用に関する情報を銀行のように貯めて、だれもが引き出せるようにとの想いで採用バンクが誕生。特別編集長として求職者側に寄り添ったアドバイスを得意とする。
今では「サイヨ牛ケンくんは採用試験のプロ」と呼ばれるまでに至った。
