ANAは国内最大規模の航空会社です。そのため、新卒採用に応募するライバルは多く、簡単な対策ではほぼ確実に不採用になるでしょう。ただ、しっかりと対策をすればあなたも十分内定をつかみ取れる可能性があります。
そこで今回は、ANAが募集している職種を初め、ANAが求めている人物像や面接の対策マニュアルなどを具体的に説明していきます。
もくじ
ANAは新卒の窓口が3つある
ANA(グループ含む)が行っている3つの新卒採用について具体的に説明していきます。
新卒採用
ANAの一般的な新卒採用です。「チームワークが支えになる。だから誰もがチャレンジできる。」というスローガンのもと採用を行っているため、ANAに新卒で入社したいという方はぜひエントリーしてみましょう。
ANAグループ採用
ANAは合計14社あるANAグループの新卒採用も行っています。例えば、航空運送や航空機整備事業、コンタクトセンターやフライトケータリングなどが挙げられます。
障がい者採用
ANAは障がい者向けの新卒採用も行っています。「ANAグループで新たなあなたの色を作ってほしい」という思いもあるそうなので、たとえ障がいがあったとしても、活躍できる舞台が整っていますよ。
ANAが新卒採用で募集している4つの職種
実際ANAが新卒採用で募集している職種はどのようなものがあるのでしょうか。それぞれを具体的に説明していきます。
グローバルスタッフ職
グローバルスタッフ職は2つの分野で新卒者を募集しています。
事務
ANAのグローバルスタッフ職(事務)は多様な経験ができる仕事です。ジョブローテーションといい、複数の部署と仕事を経験できるため、どの分野でも通用できるマネジメント力が身につくでしょう。
技術
ANAのグローバルスタッフ職(技術)は航空機を専門的に知るプロフェッショナルとして活躍していきます。そして使命は、トップクラスの航空機整備・管理能力を駆使して、常に万全の状態を維持し、お客様に「安心」を届け続けることです。チームと協力してANAの翼を守りたい、という新卒者にはまさにぴったりな仕事といえるでしょう。
客室乗務職
ANAの客室乗務員は、お客様に安全で快適な空の旅を届けることをミッションとしています。特に多様な価値観や国籍を持った仲間とともに、フライトを作り上げているのも特徴といえるでしょう。
「安全にお客様を目的地にお届けするための保安要員」「お客様が快適にお過ごしいただける空間づくりをするためのサービス要員」この2つの顔を持つのがANAの客室乗務員です。お客様にとっての最適な対応を社員一人一人が考え続けています。
運航乗務職
ANAの運航乗務員は「お客様を安全に快適に目的地に届ける」をミッションに掲げています。一見、飛行機を操縦するだけの単純作業なのでは、と思う人もいるでしょう。ただ、運航乗務員一人一人が強い使命感を持ち、入念な準備から常に変化するフライト状況の分析・対応など意外と奥が深い仕事です。
エキスパートスタッフ職
エキスパートスタッフ職はいわゆる障がい者採用のことです。ANAのエキスパートスタッフ職は、社員の多様性を尊重しています。なぜなら、多様性を包括することで、人それぞれの能力を最大限発揮して、国際的な競争力を高めたチームへと成長していく、と考えているからです。
そのため、障がいがあっても職種を限定していないのも特徴です。常にだれでも挑戦できる環境をANAは整えています。
ANAが求める3つの人物像
ANAで内定をつかみ取りたい場合は、ANAが求める人物像にマッチしている必要があります。そこでどのような人物を求めているのか具体的に説明していきます。
お客様に寄り添える人
ANAはグループ経営理念として「安心と信頼を基礎に、世界をつなぐ心の翼で夢にあふれる未来に貢献します」を掲げています。常にお客様に「安心と信頼」を届けるのは大前提です。そのうえで、フライト中のお客様に快適に過ごしてもらう必要があります。
そこで重要なのは「お客様に寄り添う」ことです。常にお客様を第一に考え、お客様に寄り添って仕事ができる新卒者をANAは求めています。
チャレンジ精神がある人
ANAは、お客様満足度と価値創造で世界のリーディングエアライングループを目指しています。そのためには、お客様の満足度を常に高め、笑顔を生み出せるような強い企業に発展させていく必要があります。社員は常に挑戦の精神を持つことを求められます。。常に一流の品質を追求するために、チャレンジしていける新卒者をANAは探しているのです。
ANAらしさがある人
ANAらしさとは「あんしん、あったか、あかるく元気」に行動できることです。ANAらしさとは何かと追求し、たどり着いた答えが上記の言葉だといわれています。お客様に「あんぜん」を届け「あったか、元気に」寄り添えるような新卒者をANAは求めています。
ANAの新卒採用選考フローと面接対策
ANAで内定をつかみ取るには、面接対策をしっかりと行うべきです。そのため、この段落では選考フローや面接対策について具体的に説明していきます。
選考フロー
ANAの選考フローは下記のように行われていきます。
- ES
- Webテスト・SPI
- 一次面接
- 二次面接
- 最終面接
上記の選考フローは客室乗務員を志望した際の選考フローです。他の職種では若干異なりますが、おおむね上記のような流れで進んでいきます。
面接対策と解答のポイント
ANAの面接は「なぜANAなのか?」「学生時代に頑張ったことは?」のように基本的な質問が多い傾向にあります。ただ、時にはANAに入社したと想定しての質問もされるようです。では実際に過去の質問と解答のポイントについて説明していきます。
機内にお子様がいたらどうするか
あなたの健康管理法を教えてください
最近感謝されたことを教えてください
ANAで実際に働く人の声
国内線国際線両方飛ぶため、深夜フライト、土日祝の出勤、イベントや元旦も関係なく働きます。そのため、時差ボケが起きたり、深夜便なとで昼夜逆転の生活を送ったりします。家族と正月を過ごせなかったり、CA職以外の一般職の方とは休みが合わなく、休みになっても一人行動が多いです。
その分一般職の方より1ヶ月の休みが多いです。平日休みが多いため、どこ行っても土日祝と比べて、人混みが少ないです。有給も取りやすく、乗務し始めたら直ぐに取れます。面倒な手続きもなく、ボタン一つで申請できます。
航空運送事業において、国内のリーディングカンパニーとなり、世界と日本をつなぐ役割を果たしている会社で働ける点。
どの社員も必ず現場経験を積むため、自社のサービスへの愛着はとても高くなる。
採用競争力が高いため、優秀な社員が多い、特に人格面の優れた社員と一緒に働ける点。
【成長・キャリア開発】
ジョブローテーションが前提の会社であるため、自社の中で様々な分野に関わり、視野を広げながら昇格をしていくキャリアは実現可能。
他社でも通用する能力の開発に軸足を置くのではなく、航空運送事業の分野で第一人者を目指すことに軸足を置けばとても良い環境。
また、早期に昇格の差をつけないため、モチベーションを失っている社員は少ない。
結婚出産後も働きやすいと聞いていましたが、周りの人はほとんどそれを機にやめていました。私も結婚を機に退職しました。将来子供ができて、子供を育てながら客室乗務員として仕事を続けていくには家族のサポートが不可欠だと思います。もちろんママさんと客室乗務員を両立している先輩もおりましたので、意見交換やアドバイスなどを頂けると思います。ただ、やはりこの職業柄、海外ステイなどで家を空けることが多いので、結婚や出産をしたら両立は相当の覚悟がないと難しいでしょう。また、花形職業と言われていますが、体力がないと長くは続けていけないなと思いました。
ANAは人に尽くせる人なら活躍できる
ANAに合う人の特徴は、常に人のために尽くせる人だと考えられます。整備士であってもお客様に安心を届けられるようにしっかりと整備する必要があります。また客室乗務員であれば、快適に過ごしてもらうための気遣いも必要でしょう。そのため、周りを見渡せる力があり、お客様を第一に考えられる新卒の方はまさにANAがぴったりかもしれませんね。反対に集中すると周りが見えなくなるような人はANAが合わない可能性があります。
ANAの平均給与や福利厚生
ANAは大企業なのでどのくらいの給与を貰えるのか、福利厚生は充実しているのかなどが気になりますよね。この段落では、給与や福利厚生を具体的に説明していきます。
平均給与は750万円
ANAは大企業なので、どのくらい給与を貰えるのか新卒の方は気になるのではないでしょうか。ANAの平均給与は約750万円です。特に運航乗務職は、より一層責任感が強い職種であるため、給与は高い傾向にあります。女性のキャリアアップも早く、20代でチーフパーサー業務を任せられている人もいるそうです。
ANAならではの福利厚生も充実
下記のようにANAならではの福利厚生も存在します。
- ANAグループ福利搭乗制度(ANAグループの国内・国際航空券が割引)
- ANAファミリーツアー
- 定期健康診断
- ニッポンレンタカーの割引
- 社会保険完備
- 年次有給休暇
- 慶弔見舞金制度
ANAの新卒採用を受ける前にもう一度チェックしよう
ANAはお客様に寄り添えるような新卒者を求めている傾向があります。そのため、面接でも「客席に子供がいたらどうするか?」「困っている人がいたらどうするか?」などあなただったら、どう寄り添う?という質問を投げかけられる可能性が高いでしょう。大企業なのでライバルも手強いですが、しっかりと対策をしてあなたも内定をつかみ取りましょう。
投稿者プロフィール
- ウシ科 ウシ属 サイヨ牛。就活で100社落ちた経験、就職するも牛を牛とも思わない企業に嫌気がさして退職。それ以来、だれよりも求職者の手助けをしたいと考え、採用メディアを作り上げることを決意した。
採用に関する情報を銀行のように貯めて、だれもが引き出せるようにとの想いで採用バンクが誕生。特別編集長として求職者側に寄り添ったアドバイスを得意とする。
今では「サイヨ牛ケンくんは採用試験のプロ」と呼ばれるまでに至った。
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