ガクチカがないと悩む就活生に!見つけ方と評価基準を紹介

2021年6月13日

「コレといったガクチカがない!どうしよう…」
「ガクチカって今からでも間に合うの?見つけ方は?」
「選考を突破するガクチカの書き方が知りたい」

この記事では、採用担当者が重視しているガクチカの評価基準やガクチカの見つけ方、ガクチカの書き方を解説しています。

ガクチカがないと悩んでいる就活生は、ぜひこの記事を読んで「あなたらしさ」が光るガクチカを見つけてくださいね。

https://saiyo-bank.com/3899/

https://saiyo-bank.com/3087/

ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」

「ガクチカ」とは「学生時代に力を入れたこと」の略語で、就活用語の一つです。面接やエントリーシートにおいて、志望動機や自己PRに並んだ定番質問であることから略称で呼ばれるようになりました。

ガクチカでアピールできる経験に決まりはなく、学生時代に力を入れたことであれば何でもかまいません。このガクチカでのアピール次第で選考を突破できることもあるため、面接前にしっかりと事前準備しておく必要があります。

ガクチカの評価基準は?

ガクチカと言えば、ボランティアなどの社会貢献や素晴らしい受賞歴、インパクトのある経験などが優位だと思われがちですが、採用担当者が見ているのは結果ではなくプロセスです。エントリーシートや面接でガクチカについて質問する理由は、入社後どのように仕事に取り組むのかという人間性や、企業との整合性を知りたいからです。

例えば、被災地にボランティアへ行ったというガクチカがあったとします。それ自体素晴らしい社会貢献ですが、採用担当者が知りたいことは「どういった理由でボランティアへ行って、そのボランティアでどのような取り組みをして、その経験から何を学んだのか」という中身の部分です。このプロセスさえ充実していれば、経験内容は何でもかまわないのです。

ガクチカがないと悩んでいる就活生は、これまでの人生経験の中でシンプルに頑張ったことをピックアップすれば良いでしょう。のちほど詳しく見つけ方について解説します。

まずは、採用担当者がガクチカで評価している基準についてお話します。

強みを理解しているか

採用担当者がガクチカから見出したいものの一つが「強み」です。強みとは「○○大会で優勝」「大学在学時に○○資格の取得」といった結果ではなく、性格や特徴のことを言います。

強みの一例

  • 説得することができる
  • 集団を取りまとめることができる
  • 力を合わせることができる
  • 慎重に行動することができる
  • リスクを恐れずチャレンジすることができる
  • 物事を順番通りに進めることができる
  • 集中することができる
  • 前に進めることができる
  • 考えを形にすることができる
  • 物事を分析することができる

例えば、「アルバイト先のレストランで季節限定メニューのオーダーを取ることが得意」というのも強みです。

学生時代に力を入れていた経験の中で、人より得意だなと思うことや、この役回りを任されることが多いな、ということはあなたの強みと言えるでしょう。人より劣っていると思っていることも、裏を返せばあなたの強みになります

困難をどう乗り越えたか

何かに一生懸命取り組んでいると、困難や課題に直面することもあるでしょう。困難な状況に陥った時、その困難をどう乗り越えたかというエピソードは、入社後の具体的な働き方をイメージできる重要な判断材料となります。

困難を乗り越えた結果よりもプロセスを重視する理由としては、就活生が持つポテンシャルを見るためでもあります。今現在のスキルや実力では解決できなかったとしても、そのプロセスを見てみると将来さらなる飛躍ができそうだと予想がつくのです。

困難を乗り越えた方法を伝えるテクニックとして、具体的な数字を盛り込むとプロセスが見えやすいです。

例えば、

「資格試験に一度落ちてしまったので、次の試験までに勉強時間を増やしたところ、無事合格できた」

これではNGです。具体的な数字を足してみるとこうなります。

「ある資格を取得するために頑張っていたが、1回目の受験では落ちてしまった。2回目の試験で合格するために毎朝1時間早起きをして勉強時間を増やした。次回の試験まで3ヶ月あったので、トータル90時間分もの勉強時間が増え、それにより問題集を1周分増やすことに成功した。結果、見事に資格を取得することができた。」

下記の回答の方が、入社後何らかの課題に直面しても乗り越えていけそうだなと判断できるのではないでしょうか。

経験から何を学んだか

頑張った経験から何を学んだか、その学びを次にどう活かすかというのは、企業の業務への貢献に直結することです。ガクチカを伝える時は、学んだ経験を「どういったシチュエーションで」「どう活かすことができるか」を具体的に示しましょう。

学びの姿勢があることは採用担当者に好印象を与えます。入社後の可能性やポテンシャルをアピールできるポイントもありますので積極的に伝えてください。

ガクチカの見つけ方

ガクチカがないと悩んでいる就活生は、以下の場面で頑張った経験がないかを思い返してみてください。アルバイトや趣味、大学のゼミなど、大学生であれば誰もが経験するであろうことからもガクチカを見つけ出すことができるのです。

  • サークル
  • 部活動
  • 海外留学
  • インターンシップ
  • ボランティア
  • ゼミ・研究室
  • 資格
  • 趣味
  • アルバイト

それぞれの経験でアピールできるポイントについても解説していきます。

サークル

サークルに参加している就活生は、サークル活動のエピソードをガクチカにすることができます。どのサークルに所属しているかは問題ではなく、サークル活動を通じて得た学びや社会人になって活かせる経験を盛り込んでいきましょう。

サークル活動では、チームワーク力や統率力、マネージメント力、計画力などをアピールできます。あなたが担当していた役割や、周りから信頼されている性格なども強みとしてアピールできることです。

サークル活動をガクチカにまとめるコツは、なぜそのサークル活動に取り組もうと思ったのか、どのような活動を行っているのか、そのサークル活動で何か結果を残したか、サークル活動を通して得たものや気づきはあるか、活動するにあたって直面した困難をどう解決したか、その後の人生でどのように活かされているかをまとめることです。また、社会人になってから活かせることも述べましょう。

部活動

部活動はガクチカとして強い印象を与えられる経験です。特に体育会系の部活動は、部活内での人間関係やトレーニングも厳しいことから、継続していること自体も強みになります。何かしらの役職やポジションが与えられていれば、プラスの印象を与えられるでしょう。

部活動をガクチカとしてアピールする時のポイントは、継続力やチームワーク力、協調性の他、体力も強みとしてアピールできるポイントです。社会に出て仕事をこなすためには、それなりに体力も必要です。体力があり、健康を維持できる人は、企業としても嬉しい人材なのです。諦めそうになった時に一生懸命乗り切った経験も、社会人になって必ず活きてくる部分ですので、ガクチカに盛り込むようにしてください。

海外留学

海外留学を経験している学生は意外と多く、その経験だけでは周囲と差をつけるガクチカにはなりません。特に外資系の企業を志望しているのであれば、多くの就活生が海外留学を経験していることでしょう。採用担当者が見ているのは海外留学経験そのものではなく、海外留学をしようと思った理由や、留学先での経験から何を学んだかということです。

海外留学をするということは費用がかかります。留学費用捻出のために努力したエピソードがあれば、それもガクチカでアピールしていきましょう。また、留学をするための期間を捻出するためにどのようなスケジューリングを行ったかも、計画性をアピールできるポイントとなります。

語学力を必要とする企業では、現地での活動や、帰国後のスキルアップも伝えておくべき部分です。留学に行く前後でTOEICが何点アップしたか、現地ではどのような活動をしていたかなどの具体的なエピソードは、企業でどのように活きてくるのかを判断しやすいのです。

インターンシップ

インターンシップでの経験もガクチカになり得るエピソードです。ただし、短期のインターンシップからは得るものが少なく、そもそも携わる期間が短いですので、ガクチカとしてのエピソードとしては物足りないでしょう。インターンシップをガクチカとしてアピールするのであれば、長期インターンシップの方が圧倒的に有利です。志望する企業での長期インターンシップを経験したのであれば、他の就活生より有利な立場にいると言えます。インターンシップで困難に感じたことや、それを乗り越えた経験は、今後その企業で働くことそのものに繋がります。

インターンシップでアピールできる強みとして、主体性や積極性が挙げられます。長期のインターンシップに参加するというのは、就職活動へ意欲的でなければできないことです。また、それなりに時間を割かなければいけませんので、インターンシップに参加するための計画性もアピールできるポイントでしょう。

ボランティア

ボランティア活動に意欲的な就活生は、ぜひその経験をガクチカとしてアピールすべきです。ボランティア活動を始めようと思ったきっかけや、どれくらい取り組んだのか、ボランティア活動を通じて達成したい目標は何か、ボランティア活動を通して得た経験、さらにはその経験が今後どのような場面で役立つのか、企業にとってどのようなプラスに働くのかという部分を伝えましょう。

「ガクチカに書けそうだから何となくボランティアに参加してみた」というものであれば、逆にボランティアの経験をガクチカに採用するのは避けた方が無難です。なぜなら、ボランティア活動に参加したという結果や実績しかアピールできるものがなく、肝心の内容が詰まっていないからです。また、同じくボランティア活動をガクチカにしている就活生に圧倒的な差をつけてしまいます。反対に、ボランティア活動に意欲的に熱心に取り組んでいた就活生は、高く評価されるでしょう。

ゼミ・研究室

大学のゼミや研究室で頑張った経験は、「好奇心を持っている」「学び続ける意欲がある」という部分をアピールできます。また、探究心や計画力、分析力、プレゼン力などもアピールポイントでしょう。グループワークを行っているゼミではチームワーク力や協調性、統率力、ゼミ内での役回りも強みと言えます。1人で黙々と何かに取り組んでいるのであれば、主体性もアピールポイントとなります。

しかし、ゼミや研究室はほとんどの大学生が経験しており、ガクチカに選ばれやすいテーマでもあるため、採用担当者に響くためには「あなたらしさ」を大切にすべきでしょう。研究を進めていた内容がマニアックであればあるほど、他の就活生と差別化がはかれます。

資格

資格の取得を頑張った経験も、ガクチカとして扱って良いテーマです。資格取得をガクチカとして扱う際は、なぜこの資格を取得しようと思ったのか、資格を取得するためにどう勉強に取り組んだのか、資格を取得した経験からどのような学びを得たのか、取得した資格を今後どのように活かしていきたいのかといった具体的な内容を盛り込んでいきましょう。

資格取得でアピールできるポイントは、知的好奇心や計画力、継続力、最後まで成し遂げる力などが挙げられます。

注意点としては、資格した取得が企業での業務内容と全く関係のない場合です。採用担当者としては「この資格を活かしたいのであれば、他の業界や企業へ進んだ方が良いのでは?」と疑問を持つことでしょう。採用担当者から質問をされた際の対応に迷うようであれば、資格取得のエピソードは辞めた方が無難です。逆に、この企業での業務に最適な資格であれば、プラスに働くエピソードです。企業の業務内容や今後の動向などに絡めてアピールすれば、入社後のイメージをより明確に伝えることができます。

趣味

「ゼミや講義もそこまで熱心に取り組んでいると言えない」「海外留学経験やボランティア活動もしたことがない」「サークルや部活なども入っていない」といった、これといったガクチカがない就活生にオススメなのが趣味をテーマにすることです。これまでの人生で飽きずに続けていること、「これをしている時が一番楽しい!」ということ、この分野に関しては人より詳しいということは、ガクチカのテーマになり得る経験です。

音楽鑑賞やバンド活動、イラストを描いている、漫画が好き、テニスが好き、美術館巡りが好き、温泉が好き、旅行が好きなど、履歴書に書けるような受賞歴はなくとも、これらの経験から得たものはたくさんあるはずです。例えば、旅行が好きなのであれば、これまでどのような場所に行き、旅先でどのような出会いや経験があったのか、そもそもなぜ旅行が好きなのか、旅行することで得られた考え方や価値観は何か、旅行することで人生にどのような影響を与えたのかというエピソードは、立派なガクチカになります。

アルバイト

ガクチカがないと悩んでいる人で、アルバイトを経験したことがある就活生は、アルバイトで頑張ったエピソードもオススメです。これまでのアルバイト経験の中で、困ったことや苛立ったこと、悔しかったことはありましたか?それをどう乗り越えましたか?この経験をそのあとのアルバイトで活かすことはできましたか?これらの経験は、ガクチカとしてアピールできるエピソードになります。

アルバイトと言えど、お金をもらって働いているということは社会人の一員です。アルバイトでの経験は、企業へ入社してからの働き方に直結するといっても過言ではないでしょう。アルバイトで困難や課題に直面したように、社会人になっても難しい状況に直面するはずです。アルバイトで困難を乗り切った経験は、必ず今後も役立ちますので、社会に出た時にどう活かしていけるかというイメージを働かせてみてください。

ガクチカの書き方

ガクチカが見つかったら、実際に文章へ落とし込んでいきましょう。採用担当者に伝わるガクチカを書くコツは、PREP法に基づいて文章を構成することです。

PREP法とは、結論→理由→具体例→結論の順番で文章を書く方法です。

  1. 結論(Point)
  2. 理由(Reason)
  3. 具体例(Example)
  4. 結論(Point)

この順番に沿って文章を書けば誰でも論理的でわかりやすい文章が書けるため、論文やプレゼン資料などでも広く使用されています。ガクチカを書く際だけでなく、志望動機や自己PRなど、就活においても活用できる文章テクニックですし、社会人になってからも多いに役立ちますので、ぜひこのタミングで書き方を覚えてしまいましょう。

PREP法に基づくフレームワークで書く

①結論(Point)

まずはじめに、学生時代に何を頑張ったかを述べます。

大学1年生の頃より、こども食堂でのボランティア活動に週2〜3日参加している

②理由(Reason)

次に、なぜその活動を頑張ったのかという理由や動機を述べます。

貧困家庭で育ち、幼少期にこども食堂に大変お世話になった

③具体例(Example)

具体的な経験や、直面した課題について述べます。

こども食堂を運営する立場になってみて、利用すべき子どもたちへの情報拡散の難しさや、保護者が利用を許してくれない家庭もあること、他人の目線が気になり利用できない子どもたちがいるという課題に直面した

④結論(Point)

この経験から得た考えや、今後の人生に活かしていけることを、企業との関連性を交えて結論を述べます。

「子どもたちの命を救うために解決すべき課題はたくさんありますが、まずは運営費の確保が最優先課題と感じています。

御社では慈善事業の一環としてこども食堂への寄付や運営をされているとともに、食にまつわる大切さを広めるという企業理念を持っておられます。

こども食堂でのボランティア活動を通じて得た訴求力や均衡力は、社会人になっても役立つスキルであるとともに、何より御社の企業理念や事業内容は、私が人生を通じて貢献したいと思っている目標そのものです。これまでの経験を最大限活かし、また精進していきたいと考えています。」

【まとめ】ガクチカがないと悩んだら日常すべてから取り入れよう!

ガクチカがないと悩んでいる就活生も、あなたしか持っていない素晴らしい経験があることに気づいていただけだかと思います。ガクチカを見つけることは自己分析にも直結します。ガクチカを見つけることで、本質的に自分が持っていた価値観に気づいた就活生も多いのはないでしょうか?

ガクチカを採用担当者へアピールするためには、具体性と明確さがカギとなります。なぜそう思ったのか、どうしてその行動をとったのかと、「なぜ・どうして」を繰り返して、経験をどんどん掘り下げいくことがポイントです。あなたらしさが溢れるガクチカで内定を掴み取りましょう。

  • B!