就活で「あなたの強み」を聞かれたら?選考に有利な「強み・長所」のアピール方法を解説

2020年4月18日

面接やエントリーシートで必ず聞かれるであろう「あなたの強みは何ですか?」という質問。志望動機や学生時代に頑張ったこととは違い、自分で自分の「強み」を見つけるのはなかなか難しいですよね。また、自分の強みをどのような言葉でアピールすればいいのか、わからない学生が多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、就活の面接で「あなたの強み」を聞かれた時に、面接官に好印象を与えるアピール方法を紹介します。また、自分の強みが見つけられない人のために「強みの見つけ方」も合わせてご紹介します。これから就活をする方、面接に挑む方は必見です!さっそく見ていきましょう。

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なぜ就活で「あなたの強み」が聞かれるの?


面接で自分の強みを上手に伝えるためには、なぜ「あなたの強み」が聞かれるのかを知っておく必要があります。

自己分析がちゃんとできているか

企業が「あなたの強み」を聞く最大の理由は、『自己分析ができているか』を見極めるためです。自己分析は就活の基礎中の基礎。それができているかどうかで、就活へ臨む覚悟や真剣さがわかります。自己評価で分析するのではなく、客観的に自分を見て自己分析ができているかが重要です。社会人として働く上で、様々な視点から物事を見て考えることは非常に大切です。面接官に、客観的に物事が見られることをアピールするためにも、自分の強みを論理的に伝えていくことを意識しましょう。

企業にマッチした人材であるかどうか

「あなたの強み」を聞くもう1つの理由は、企業にマッチした人材であるかどうか知るためです。強みはその人の「能力」や「人柄」も見られており、それが企業の求める人物像や業務内容にマッチしていると、採用に繋がりやすくなります。企業によって業務内容や求める人物像はもちろん違ってくるので、企業に合わせてアピール内容を変えることも大切です。企業研究をしっかり行い、自己分析を合わせることで初めて完璧な「自分の強み」が完成します。就活では全てに共通して「企業研究」と「自己分析」が合否を分けるカギとなるのです。

迷ったらコレ!「あなたの強み」の見つけ方

学生時代に頑張ったことから探す

自分の強みがわからない・・・。と悩んでいる方には「学生時代に頑張ったこと」から強みを探すのがおすすめです。「あなたの強み」と同じく、面接で最も聞かれる質問の1つです。就活では「学生時代に頑張ったこと」を決めておくと、そこから強み以外にも自己PRや志望動機などが考えやすくなります。

ステップ1.過去の成功体験や頑張った経験を挙げる

まずはじめに、学生時代の成功体験や頑張った経験を箇条書きで挙げていきます。そこからそれぞれ「自分の立場」「自身がどう動いたか」「周りとどう協力したか」「困難にどう向き合ったか」「成果や結果」「その経験から何を得たか」など簡単にリストアップします。

ステップ2.1つの成功体験から強みを抽出する

リストアップできたら、1つの成功体験からいくつか「強み」になる部分を抽出します。成功体験が多ければ多いほど、自動的に強みも増えていき、企業に合わせた選択がしやすくなります。

例「サークルで企画したボランティア活動」
《役割》リーダー
⇒リーダーシップ、主体的に動く力、チーム全体を見て指示を出す力
《どう動いたか》人手不足だったため、サークル以外の参加者を募った
⇒人を巻き込む力、問題解決能力 など

強みをいくつか抽出したら、その中で企業にマッチした強みや、自分が特に伝えたい強みを選びましょう。

企業の求める人物像から逆算して探す

企業が求める人物像から、求めている能力を想定して、その能力を自分が持っているということを証明できる成功体験をアピールしましょう。

ステップ1.企業の求める人物像を解析

例えば、企業の求める人物像が「困難を乗り越え、最後までやり遂げる人」だった場合、想定できる求める能力は「何があっても諦めない・意思が強い」などです。

ステップ2.想定した能力からエピソードを探す

企業の求める人物像から、いくつかの能力を想定したら、その能力に合った自分の経験を探しましょう。「何があっても諦めない・意思が強い」のような能力が証明できるエピソードは「一度失敗したけど、何度も挑戦した」「周りが諦めても自分は最後までやり抜いた」など、挫折から立ち上がったエピソードがあると良いでしょう。受ける企業の数が多い人は、企業の求める人物像から逆算して探す方法がおすすめです。

「あなたの強み」をアピールするときのポイント

最初に「私の強みは○○○です」と言う

まず最初に、主張したいことを明確にしておくことが大切です。面接官に結論を念頭に入れて聞いてもらえれば、話を終えたときに、その強みがよりしっかりしたものになります。自分の強みだけでなく、面接では結論を先に話した方が相手も聞きやすく、伝えたいことがしっかり伝わります。

具体的なエピソードを加える

面接官に「自分の強み」をアピールする際には、「成功体験」という証拠を用意することが重要です。口だけであれば、何個でも強みは言えますが、具体的なエピソードがなければ、その強みは証明できません。自分の強みに説得力を持たせるためにも、必ず「成功体験」を具体的に伝えましょう。

ネットのマニュアルをそのまま使わない

上記でお伝えしたように、強みには「自分の成功体験」が必要になります。インターネット上には例文がたくさん載っていますが、それをそのまま面接で使うのはNGです。採用担当者はこれまで多くの学生との面接を経験しています。よくあるマニュアルのような内容では「またこれか」とコピーしたことがわかったしまいます。自分のこれまでの経験から強みを見つけ、自分の言葉で伝えなければ意味がないのです。

企業研究・自己分析をしっかり行う

  • 企業の求める人物像から逆算して強みを見つける
  • 自分の成功体験から強みを見つける

上記のどちらにも、企業研究と自己分析が必要になります。企業研究であれば説明会の他にもインターンシップや座談会など企業が開催するイベントに積極的に参加して研究することがおすすめです。また、自己分析は自分だけでなく、周りの人から話を聞いて、より自分を知っていくことが重要です。アルバイト先の上司などに「私に対して関心したこと、すごいなと思ったことはありますか?」と聞いてみると良いでしょう。

例文でわかる!就活が有利になる「あなたの強み」

例文①部活動でのエピソード

私には、結果が出るまで挑戦し続ける「粘り強さ」があります。高校時代に所属していた剣道部で入部当初は補欠や先輩のサポート役でしたが、毎日休まず練習に参加し、部活以外でも自主練を続けました。その結果、3年生の時には部内のエースとなり団体戦で優勝することができました。

例文②自分の人柄をアピールするエピソード

私の長所は、周りの人を自分の取り組みに巻き込めることです。大学近くの空き地を地域の憩いの場にする計画を立て、ゼミの仲間や友人に声を掛け、実行しました。最初は人数が少なく、空き地の整備や草むしりが大変でした。ですが、大学内や町内に活動をアピールすポスターを貼ったりするうちに、徐々に人が集まりました。その結果、地域の方や学生も多くこの活動に参加し、今では手作りの遊具やベンチ、花壇や池など、子供からお年寄りまで楽しめる場になっています。

《まとめ》あなたの強みは就活の最大の武器!


今回は就活でよく聞かれる「あなたの強み」の見つけ方やアピール方法についてご紹介しました。自分の強みは就活では最大の武器となります。自己分析や企業研究を入念に行い、企業が求める人材にマッチするような自分の強みをエピソードと一緒にアピールしましょう。また、就活では「入社して活躍できる人物かどうか」がポイントになってきます。逆にそれさえ押さえておけば、効率的に就活を進めることができるのです。ぜひこの記事を参考に「自分の強み」を明確にして、これからの就活に臨んでみてくださいね。

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