オリンパスは内視鏡をはじめとする精密機器を製造販売する企業です。
オリンパスは医療分野・ライフサイエンス分野・産業分野で、お客様のご要望に沿ったさまざまなソリューションを提供しています。
東京をはじめ、全世界約40の国と地域で35,000人以上の従業員が活躍する企業です。
この記事ではオリンパスのインターンシップ情報、選考対策などをご紹介します。さらに求める人物像、インターンシップに参加された学生の体験談もご紹介しますのでぜひ最後まで読んでみてください。
オリンパスは内視鏡で世界シェア70%を有する企業
オリンパスの創立は1919年(大正8年)、創業者の山下長(やましたたけし)氏が顕微鏡の国産化を目指し「株式会社高千穂製作所」を創立しました。
創立当時は、顕微鏡事業と体温計事業の2つを柱としていましたが、1923年(大正12年)に顕微鏡事業がより大きくするため体温計事業を売却、顕微鏡事業に注力してきました。
オリンパスの売上は80%以上が海外売上でグローバルに活躍するチャンスが多い企業です。
現在は内視鏡事業・治癒機器事業・科学事業・映像事業の4つの事業を中心に展開しています。
内視鏡事業
病気の早期診断に貢献する消化器内視鏡や患者さんの体への負担が少ない「低侵襲治療(ていしんしゅういりょう)」に貢献する外科用内視鏡を提供しています。
オリンパスの主力製品である消化器内視鏡は世界シェア70%以上を有するほどです。
治癒機器事業
消化器内視鏡に挿入して処置や治療を行う内視鏡処置具、内視鏡外科手術において、血管封止や組織の切開などに使用するエネルギーデバイスなどの医療機器を提供しています。
科学事業
オリンパスが創業当時から製造している顕微鏡は、血液検査などの臨床検査やがん診断などの病理検査、生命科学や医学分野の最先端研究、製造ラインでの品質管理などさまざまな場面で活躍しています。
映像事業
世界一流のレンズ加工技術により最高峰の画像を実現するオリンパスのカメラ。小型・軽量なミラーレス一眼カメラ、防塵・防水設計によりアウトドアシーンで活躍するカメラなど、個性的なカメラを生み出し続けています。
オリンパスの関連会社
オリンパスの国内グループの関連会社をご紹介します。
- オリンパスメディカルシステムズ株式会社
- オリンパスマーケティング株式会社
- 長野オリンパス株式会社
- 会津オリンパス株式会社
- 青森オリンパス株式会社
- 白河オリンパス株式会社
- ティーメディクス株式会社
- オリンパスデジタルシステムデザイン株式会社
- オリンパステルモバイオマテリアル株式会社
- オリンパスメモリーワークス株式会社
- オリンパスロジテックス株式会社
- オリンパスサポートメイト株式会社
- 株式会社AVS
- ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ株式会社
オリンパスの技術系と事務系の仕事
オリンパスの仕事をご紹介します。
技術系の仕事
まず技術系の仕事についてご紹介します。
カスタマーサービス
サービス活動を通じて顧客満足度の最大化を図っており、不具合発生時の迅速かつ高品質な対応やプリベンティブなサービス活動を行っています。
サービス技術開発
開発段階から「修理」のしやすさという観点で会議に参加し、内容を分析・修理マニュアルを作成。その後、確立した修理技術を国内外の拠点に教育導入を進めています。
グローバルに活躍できるチャンスがあります。
生産技術開発
高品質を保ちつつ、無駄のないプロセスで製品を作るための加工法や材料開発を行ないます。エンジニアとしてもものづくりの醍醐味を感じられる仕事です。
製品開発
医療機器・顕微鏡・工業用内視鏡など各製品を扱うスペシャリストと話し合い、仕様決め・試作・評価などを具現化する仕事です。
ソフトウェアエンジニア
オリンパスの製品はすべてソフトウェアが組み込まれており、製品のカギを握っている部分。そのソフトウェアを開発する仕事です。
基盤技術開発
オリンパスグループの5~10年後の将来を担う、先進的な技術開発をしています。
品質保証
製品開発からユーザーの手元にわたった後まで、各フェーズで常にオリンパス製品の品質を十分な状態に維持する仕事です。
知的財産
年間800超の特許を出願しているオリンパス。特許関連のさまざまな対応をしているのが知的財産の仕事です。
システムエンジニア
社員が効率的に業務をおこなえるよう、ITを活用したシステムの構築や保守・運用を行う仕事です。
購買・調達
外部から最適なものを、最適なタイミング・量・価格で購入したり借りたりする仕事です。
デザイン
医療機器や顕微鏡のデザイン策定や機能提案を行っている仕事です。
事務系の仕事
つぎに事務系の仕事についてご紹介します。
国内営業
市場開拓・販売店支援・情報収集・市場分析・新製品企画・導入戦略査定などの活動と、マーケティング機能も担うコンサルティングセールスの仕事です。
海外営業
世界各国の現地法人や代理店と協働で営業活動を行う仕事です。
貿易・物流
債権債務管理および代金回収手続き業務を含む輸出入業務全般の仕事です。
広報・宣伝
広報活動、企業イメージの高揚、ブランド戦略に携わり、媒体・販促資材・展示会などの企画立案および実施も含まれる仕事です。
経理・財務
資金運用とその他財務管理、資産評価の立案と実施、全社予算案の編成および集計、予算原価の設定と原価標準の検討など、戦略的財務・会計の中枢を担う仕事です。
人事・総務
組織管理、要員計画および要員配置管理、人事考課および昇格・昇給管理、海外駐在員窓口業務、採用業務(新卒・中途)、さらに企業法務に関する仕事です。
オリンパスの求めるのは「ものづくりが好きで社会貢献をしたい」人物
オリンパスは中心事業の医療分野の成長を加速し、世界トップレベルのプレイヤーを目指していることから求める人物像は下記のとおりです。
オリンパスの創業の原点は、「ものづくりを通して社会の発展に貢献したい」という想い。
技術革新や新しい価値の創造を実現するためには、社員一人ひとりの自由でクリエイティブな発想と主体的な推進力が大切です。変化を喜び、それを自身の成長の糧にして前向きに挑み続ける姿勢が必要となります。
グローバルな人材活用に向けた成果重視の人事制度やダイバーシティの推進も行なっています。多様な価値観や個性がチームとして一丸となり大きな力を生み出すのでしょう。
オリンパスのインターンシップ情報
オリンパスでは、事業分野の理解そして仕事を通じて社会に貢献していることを実感していただくために、インターンシップのプログラムを用意しています。
技術系インターンシップ
ここでは技術系インターンシップについてご紹介します。
毎年秋冬インターンシップを開催していますが、今年はまだ解禁されていません。そこで、22卒向けに開催された秋冬インターンシップ情報をご紹介します。応募開始時期や実施期間などの参考にお役立てください。
医療機器国内トップメーカーで働く社員の日々の挑戦や研究開発の裏側、最先端技術など生の声を聞いて学ぶことが出来るチャンスです。
内容
- 会社概要説明
- 技術系社員との交流会、質疑応答
- グループワークによる仕事理解
※さまざまなバッググラウンドを持った技術系エンジニアと実際の仕事内容ややりがいについて語り、仕事の理解を深められます。
開催場所
Web
開催時期と実施日数
- 開催時期
2022年2月頃を予定
- 実施日数
1日
募集条件
学部1年生以上(理系)
※専門知識を有するため
選考フロー
- エントリー
↓ - エントリーシート提出
↓ - Webテスト
↓ - 面接
↓ - インターンシップ参加
オリンパスのインターンシップ選考対策ポイント
コロナ禍のいうこともあり、近年のインターンシップでは選考がない場合もあるようですが、インターン参加者限定の特別ルートが存在するようですので、選考対策はしっかりしておきましょう。
ESはインターンの目的と研究テーマについて対策
オリンパスのエントリーシートで聞かれる質問は下記のとおりです。
インターンシップのエントリーシートで採用担当が確認したいのは下記のポイントです。
ポイント
- どのような興味から取り組んでいるのか
- どれくらい高い意欲で取り組んでいるのか
- 具体的にどのような行動をとっているのか
エントリーシートにこれらのポイントを盛り込むようにしましょう。
WebテストはSPI形式
オリンパスのWebテストはSPI形式を導入しています。
言語、非言語は各30分、市販されているSPIの対策本を解いて準備しておくといいでしょう。
面接は逆質問の準備とオリンパス製品を調べておく
オリンパスの面接では、面接官2名、所要時間は1時間で行われます。よく聞かれる質問は下記のとおりです。
- 自己紹介
- 研究内容についての質問
- 研究する中での挫折経験はあるか
- 志望動機について
- 最近のIT技術で興味あるものはあるか
- オリンパスの最近のニュースについて
- オリンパスの事業領域や製品についての質問
- 逆質問
逆質問を聞く理由は、下記のとおりです。
聞く理由
- 学生との齟齬をなくすため
- 学生の人柄や考え方を知りたい
- インターンシップへの参加意欲があるのか確認したい
逆質問は面接の最後に行われる場合が多いです。学生の内面を面接官が知るために設けられていることを念頭に置いておくといいでしょう。
下記の記事も参考にしてみてください。
オリンパスのインターンシップ参加者の体験談
オリンパスのインターンシップに参加された学生の体験談をご紹介します。
オリンパスは社会課題に対して非常に敏感で、社会貢献度が高い会社だと知ることが出来たことです。主要事業の医療事業では、胃がんが死因1位だった現状を打破するために世界初の胃カメラを開発した過去があること、科学事業では国内初の顕微鏡の開発に成功した事例などは驚きました。
高齢化による医療費の増加という、医療機器メーカーにとって追い風が吹いている中で、業界の中でもオリンパスが他社よりも優れた商品を有しているとわかり、企業の将来性を感じられました。また、BtoBビジネスとなるのでいかに医療従事者の方々との信頼関係を結べるかが重要であるかがわかりました。
【まとめ】オリンパスのインターンシップはオリンパスの企業研究がカギ
オリンパスのインターンシップの内容や企業情報、仕事の内容などをご紹介してきました。
オリンパスは医療分野の成長を加速させ、世界トップレベルのプレイヤーを目指しています。グローバルに活躍できるチャンスがあり魅力的に感じる学生も多いのではないでしょうか。
近年のインターンシップはコロナ禍で選考がない場合もあるようですが、面接ではオリンパス製品についての質問をされることもあります。企業研究をしっかりして臨むようにしましょう。