「オンラインインターンシップの服装は私服でOK?」
「オンラインインターンシップで注意すべき点は?」
新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、多くの企業がオンラインインターンシップを取り入れています。
いままで対面型のインターンシップが主流だったので、オンラインインターンシップをはじめて経験する学生も多いなか、服装について迷っている学生も多いようです。
たいてい企業が「スーツ」「指定なし」「私服可」「私服参加」を提示してくることが多いですが、「スーツ」と提示されるわけでなく、「指定なし」「私服可」「私服参加」などと提示されたら迷ってしまいますよね。
この記事ではオンラインインターンシップの服装についてご紹介します。また、注意すべきポイントもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
オンラインインターンシップの種類
コロナ禍ということもあり、近年のインターンシップや就活準備はほぼオンラインで行われることが多かったようですが、オンラインインターンシップにはどのような種類があるのかご紹介します。
1dayインターンシップ
実際の仕事を1日で体験できるインターンシップです。下記のような種類があります。
- 会社説明会・セミナータイプ
- 体験・見学タイプ
- ワークショップタイプ
実際に働いている社員と触れ合いコミュニケーションが取れ、働くイメージがつきやすくなります。
長期インターンシップ
長期インターンシップは就労体験をしたい学生にオススメです。
「リモートインターン」と呼ばれることも多く、オフィスに出勤することなく就労体験できる取り組みです。
社会人としての力が得られ、社会で能力を発揮するために必要とされる力を学生のうちから身につけられます。さらにインターンシップ期間を経て社会人としての基礎力が伸びていくので、他者との差をつけられるでしょう。
オンラインインターンシップの特徴
オンラインインターンシップはどのような特徴があるのか説明します。
オンラインインターンシップのメリット
オンラインインターンシップのメリットは、対面型のインターンシップに比べてスケジュール調整がしやすいことです。
いままでは学生が会場まで足を運ぶ必要がありました。遠方の企業の場合には日帰りでは厳しく、企業近くに宿泊する学生もいたのではないでしょうか。
オンラインインターンシップの場合は、移動の時間が省けるので遠方の企業のインターンシップにも参加しやすくなりました。
世界中どこにいてもインターネット環境が整っていれば参加できるのです。
学生にとっては移動時間や交通費の負担がなく、選択肢も増えたのではないでしょうか。さらに企業にとってはさまざまな学生と合うチャンスが広がりました。
オンラインインターンシップのデメリット
一方オンラインインターンシップのデメリットは、意思の疎通がしにくいことです。
対面型のインターンシップであれば、場の空気を読んで発言したり、質問したりできますが、オンライン上だと会話のタイミングが掴みにくいのです。それに合わせて、企業の社風や社員の雰囲気を感じにくいこともあげられます。
対面型のインターンシップで直接社員に会えれば、会社の社風や雰囲気を肌で感じられますが、オンラインだと感じにくいと思う学生も多いようです。
さらに大手企業のオンラインインターンシップの参加が困難になる可能性もあります。いままでは足を運べなかった学生もインターネット環境があることで、どこからでもインターンシップに参加できるため倍率が上がるようです。
どこにいても参加できるメリットの反面、倍率が上がるデメリットもありますので把握しておきましょう。
オンラインインターンシップでの服装は?
ここではオンラインインターンシップでの服装について説明します。
オンラインインターンシップの服装は基本的にリクルートスーツ
オンラインインターンシップでの服装に迷われている学生も多いと思いますが、基本的には、企業から指定された服装で臨むようにしましょう。
企業からはたいていリクルートスーツを指定されますので、無地の黒や紺のスーツを選ぶといいでしょう。
オンラインインターンシップの服装が「指定なし」の場合
服装の指定がない場合はやはりリクルートスーツが無難でしょう。
指定がないので私服でも大丈夫ですが、オフィスカジュアルな服装で臨みましょう。オンラインであってもインターンシップに臨むわけですから、社会人としてのマナーを心がけるべきです。
オンラインインターンシップの服装が「私服可」の場合
「私服可」の意味は、リクルートスーツでも私服でも可能ということですので、この場合、オフィスカジュアルな服装がベストでしょう。なぜなら「指定なし」の場合と同様、社会人としてふさわしい服装がオフィスカジュアルな服装だからです。
オンラインインターンシップが多くなった最近は、私服で参加する学生が多いといわれていますが、第一印象を考えるとオフィスカジュアルな服装の方が無難だと思います。
オフィスカジュアルとは
オフィスカジュアル(男性)
・襟のついているジャケット(黒・紺・グレーなどのモノトーン)
・襟のついているシャツ、ポロシャツ(白や水色などの明るく薄い色)
・チノパン、スラックス(黒やグレー、ベージュなどの色)
オフィスカジュアル(女性)
・ジャケットorカーディガン(黒・紺・グレーなどのモノトーン)
・ブラウス、カットソーなど
・タイトスカート、フレアスカート、パンツ(黒・紺・グレーなどのモノトーン)
オンラインインターンシップの服装が「私服参加」の場合
私服参加の場合はリクルートスーツでの参加はNGですので、私服で参加しましょう。
リクルートスーツで参加してしまうと適応性がないと判断される可能性もあるので気を付けたいですね。ただしこの場合の私服というのは、仕事をする上での私服という意味です。
普段着ているTシャツにジーンズなどの私服とは意味合いが違いますので、オフィスカジュアルで臨む方がいいでしょう。
企業が私服参加させる理由はどうしてなのでしょうか。理由は企業自体の社風が自由ということではなく、その人のパーソナリティを知りたいからなので、ラフすぎる服装だとかえってイメージが悪くなる可能性もあります。
私服参加の場合は、社風に合った服装で行くと好印象です。たとえば、伝統や格式などが重要視される企業では、フォーマルに近い服装の方がより信用を得やすくなります。
一方、社員一人ひとりの個性を大切にし、自由な服装にしている企業では、フォーマルな服装では浮いてしまうことがありますので注意しましょう。
下記の記事も参考にしてみてください。
服装に迷ったら聞いてみる
いろいろ考えているうちに服装選びに迷ってしまったら、先輩や企業の人に聞いてみましょう。
自分で判断してしまって失敗するよりも、わからないことはOB・OGや企業の担当者に聞いてみる方が早く正確です。企業の担当者は快く答えてくれるはずですし、企業の対応が就活するうえでの判断する材料になるかもしれません。
オンラインインターンシップでの服装マナー
オンラインインターンシップに参加する際の服装マナーを説明します。
清潔感を重視した服装
まずは第一印象をよくするために、清潔感を重視しましょう。
インターンシップの服装で個性を強く表現する必要はありません。印象に残るからといって目立つ服装をしたり、メイクが濃かったりすることのないようにしましょう。
また自分のサイズに合ったものを着用し、メイクも派手になりすぎず清潔感を与える色合いにします。
洋服にしわが寄っていたりすると相手の目にだらしなくうつる可能性があります。オンラインだからしわが寄っていてもわからないだろうと思わず、事前にアイロンでしわを伸ばしておきましょう。
自宅で受けるからといって、部屋着で参加しないよう注意しましょうね。
露出が多い服装や派手なアクセサリーはNG
オンラインインターンシップですが、ビジネスシーンに露出が多い服装や派手なアクセサリーは必要ありません。胸元が大きく開いているシャツや暑いからといってキャミソールなどを選ぶのではなく、社会人として節度ある服装を選びましょう。
さらにネイルやアクセサリーは必要最低限にし、ネイルは透明や薄いピンクなどのナチュラルな色にしましょう。ピアスやイヤリング、腕時計などシンプルなものを身につけ清潔感を与えるよう心がけます。
シャツの柄について、ボーダーやストライプの柄は画面を通すとチカチカ映ってしまう現象が起きるようなので、オンラインインターンシップには選ばないようにします。
ハイブランドの洋服を着るのも考えものです。たとえオンラインであっても、ハイブランドの洋服だとわかると相手に嫌味な印象を与えかねませんので選ばないように注意しましょう。
オンラインインターンシップに参加する際の注意点
オンラインインターンシップに参加する際、いくつか注意すべき点がありますのでご紹介します。
インターネット環境
インターネット環境が不安定だとインターンシップの最中に途切れてしまったり、声が聞こえなかったりという現象が起こる可能性があります。
グループワークや発表するときなど、音声が聞き取れないと答えられません。最悪の場合、接続が切れてしまい周りに迷惑をかけてしまうことも考えられますので、事前に安定したインターネット通信環境を整えましょう。
部屋の整理
オンラインインターンシップは自宅で受ける学生が多いのではないでしょうか。オンラインインターンシップの際は背景が映りこみます。部屋を整理して先入観を持たれないよう背景には気を遣いましょう。
また、背景をバーチャル画像に設定することもできますが、企業ごとにオンラインインターンシップのツールは違いますので注意が必要です。
明るさ・周囲の雑音
部屋が暗いと表情も暗く感じるので、照明を明るくしましょう。自然光の入る部屋が好ましいですが、自分の顔が暗くならないように手持ちのライトを使用するか、机の上に白い紙を置いて対処してみましょう。
気をつけたい点は、自宅でのオンラインインターンシップの場合、同居している家族の話し声や家事の音が入る場合があります。家族にインターンシップの日程を伝えておき、窓やドアは閉めてできるだけ静かな環境を心がけましょう。
物怖じせずに質問する
オンラインインターンシップで場の空気も読めず、質問したいけどできないという学生は多いと思います。
しかし、質問したい場合は物怖じせずに質問しましょう。自分が疑問に思っていることは他の学生も同じように思っていることが多いからです。
質問や発言することで自分をアピールすることにもなり、企業の担当者に印象を残せます。ただしアピールすることを優先してしまい、人の話を遮ってしまうことのないよう注意しましょう。
リアクションは大きめに
オンラインだと細かな表情、動きが読み取りにくいと感じている人も多いと思います。対策として、うなずきを大きくしたり、リアクションボタンなどを利用したりしてコミュニケーションを取ることをオススメします。
あまり頻繁にリアクションボタンを押すと進行を妨げてしまう可能性もありますので、タイミングをみて対応しましょう。
マイクをミュートにする
ミュートにせずいると、こちらの生活音が入ってしまい話している人も話しにくくなります。参加している人の多くがミュートにしていない場合は、とても大きな雑音となって話している人の音声が聞き取りにくくなることもあります。
そうならないために、常にミュートにすることを癖付けましょう。
【まとめ】服装は基本的にスーツかオフィスカジュアルが無難
ここまでオンラインインターンシップの服装についてご紹介してきました。基本的にリクルートスーツで参加し、私服参加の場合であってもオフィスカジュアルな服装を心がけると無難です。
オンラインインターンシップに慣れない学生も多いかと思いますが、慣れない環境でもポイントを押さえて対策することで就活準備ができます。
オンラインだからといって部屋着のまま参加することはせずに、対面型のインターンシップに参加するのと同様、清潔感を与える服装を心がけて臨みましょう。