私服OKのインターンシップはどんな服で参加したらいい?夏と冬の服装例も

2021年5月30日

企業説明会やインターンシップに行く際「私服でお越しください」と言われることが多くなった近年。リクスーとスーツであれば、服装に悩むことはありませんが、私服でとなるとどのような服装で行けば良いのか悩んでしまいますよね。

今回は、インターンシップに私服で参加する場合、どのような服装が良いのかを解説していきます。

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インターンシップの目的は企業との理解を深めること

大学生であれば、誰もが検討するインターンシップ。インターンシップとは、学生が興味のある企業などで実際に働いたり、訪問したりする職業体験のことを指します。実際の業務や働く環境を経験することで、業務内容の理解を深めることを目的としています。

インターンシップを行うことは、学生側にも企業側にもメリットがあるので、インターンシップを受け入れたいと思っている企業は増加傾向にあります。また、大学としても積極的にインターンシップに参加するように推進している場合が多いです。

インターンシップには1日で終わるものもあれば、数ヶ月単位、もしくは数年単位の長期的なものまで様々です。大学の春休みや夏休みを利用するのが一般的ですが、長期のインターンシップなどでは、授業の少ない学年の大学生が平日にインターンシップを行う場合もあります。

インターンシップでの経験は、社会人として働く準備としてはとても有意義な時間を過ごすことができますし就活を行う場合に有利となる可能性が高いです。自分自身の成長にもつながりますので、積極的に参加するようにしましょう。

私服での参加を指定するのは意味がある

就活生を悩ませる「インターンシップは私服でお越しください」ですが、実はわざわざ私服を指定するのには企業としても理由があるのです。その理由がこちらです。

  • 就活生の個性を見るため
  • TPOを守った服装ができるのかを確認するため
  • どのような服装でも問題がないため

就活生の個性を見るため

私服での参加を求めるのには、就活生の個性を見たいと考えている場合が多いです。一般的に就活中の服装はリクルートスーツに限られてしまいます。スーツだけでは、その人が本来持っている個性を見抜くのは非常に難しいです。

しかし、私服の場合はどのような服装をするかによって個性が現れます。企業としては、採用活動やインターンシップを通じてその人がどのような人物で、どのようなポテンシャルを持っているのか、知って理解することを第一に考えています。

そのため、服装をあえて私服に指定することで評価の参考にしたいと思っている企業は多いでしょう。

TPOを守った服装ができるのかを確認するため

社会人として、TPOマナーを正しく理解しているのか確認する意味も「私服でお越しください」に含まれています。私服=自分の好きな服装で良い。と思いがちですが、あくまで就活の一環、インターンシップに合った服装を自分で考えなければなりません。

実際に企業で働くようになると、その場にあった身だしなみや立ち振る舞いができていないと社会的な信用を失ってしまう場合もあります。自分自身が恥ずかしい思いをすることは仕方ないのですが、一番の問題は企業としての信用を失ってしまうことです。

インターンシップの服装を見ることで、社会人としての自覚を持っているのかTOPを守った節度のある服装を選ぶことができるのかを企業は見ています。

どのような服装でも問題がないため

最近では自由な服装で働き、働く時間も個人のライフスタイルに合わせた自由な社風の企業が多くなってきています。

社員が私服で仕事をしているとインターンシップに来ている学生にも私服を求める場合が多いです。自由な社風である企業であれば、服装が評価に影響する可能性は低いと考えて問題ありません。

インターンシップに私服で参加する場合の服装(夏編)

夏にインターンシップに参加する場合、6月〜9月がほとんどだと思います。この時期はクールビズを実施している企業もありますので、自分がインターンシップに向かう企業がクールビズを実施しているのか事前に確認しておいた方が良いでしょう。

男性の夏用私服はポロシャツ+チノパン

男性の場合は、ポロシャツにチノパンの組み合わせがシンプルで良いでしょう。

ポロシャツの色は、白、黒、紺であれば問題ありません。柄がついているポロシャツや、ハイブランドのものは着用しないようにしましょう。ポロシャツのサイズですが、大きすぎるとだらしがな苦なってしまうので、体にほどよくフィットするサイズを選ぶようにしましょう。スタイリッシュで爽やかな印象を与えることができます。

チノパンは、茶色や黒、カーキ、紺が望ましいです。夏場で暑いからといって、ハーフパンツや丈の短いものを着用することTPOに合った服装とは言えませんので避けるようにしましょう。

靴は、茶色か黒のビジネス用の靴。もしくは、黒か茶色のローファーが良いです。自分の持っている服の色味に合わせて靴を選ぶとスタイリッシュな服装となります。

女性の夏用私服は上着+シャツ+スカートなど

女性の場合は、トップスはサマージャケット、薄手のサマーカーディガンを選ぶようにしましょう。冷房が効いていて肌寒く感じる場合もありますので、一枚羽織るものがあると安心です。

サマージャケットやサマーカーディガンは、黒、紺、茶色、グレーが無難で良いでしょう。夏ですので、汗をかくことが多いと思いますが、洗濯できるものを購入しておけば、衛生的にも安心です。

インナーはブラウスかシャツを選んだ方が良いですが、白いシャツだと下着が透けてしまう可能性があるので透けない色味を選ぶことが大切です。柄がついているシャツは華美ですので避けた方が良いです。

ボトムスは、パンツとスカートどちらでも問題ありません。それぞれ白、黒、グレー、茶色、紺から選ぶようにしましょう。パンツの場合は、9分丈か10分丈のもの、スカートの場合は膝丈のものを選びましょう。スカートを選ぶ場合は形も注意して選ぶことが大切で、タイトスカートではなく台形のものがおすすめです。

インターンシップに私服で参加する場合の服装(冬編)

冬は、防寒具を着用します。コートはどのような色が良いのか、手袋やマフラーは着用しても問題ないのかなど疑問があると思います。男性、女性に適した服装を解説していく前に、こうした小物の着用について説明していきます。

コートは華美でないものを選ぶ

冬は寒いので、防寒としてコートを着用したいと思いますよね。もちろんコートの着用は問題ありません。ただし、友達と遊ぶときに着用するような華美なコート、ファッション性の高いコートではなくシンプルで落ち着いた色を選ぶようにしましょう。

就活でもコートを着用する機会があると思いますので、持っていない就活生は一着購入しても良いと思います。

手袋・マフラーの着用もOK

防寒対策として着用することも多い手袋とマフラー。もちろん、これらの着用も問題ありません。企業の入り口で手袋とマフラーは外すことになりますので、あまりにも目立つ色や奇抜なデザインでない限り、特に色や形について注意しなければいけないことはありません。

最近では、手袋を着用したままスマートフォンの操作ができるものもあります。自分自身が使いやすい手袋を選ぶようにしましょう。

男性の冬用私服はジャケットかカーディガンを

男性は、ジャケットかカーディガンの着用が基本となります。ただし、ジャケットであればどのようなものでも良いわけではありません。一番おすすめなのはテーラードジャケットです。テーラードジャケットを着ることで、清潔感を演出することができます。

ジャケットの色は紺か黒、グレーを選ぶと良いでしょう。この3つの色はどのような色とでも相性が良いので合わせやすく周囲からも好印象を持ってもらうことができます。

カーディガンの色もジャケットと同様の落ち着いた色味を選ぶようにしましょう。個性的なデザインや華美な色は避け、体にほどよくフィットするものがおすすめです。大きめのサイズのカーディガンを着用していると、ダボっとして社会人として品がないように見えてしまいますので注意してください。

ジャケットやカーディガンの下に着るインナーですが、襟付きの白いワイシャツを着るようにしましょう。白いシャツは、社会人となっても多く着用する万能なアイテムですので何着持っていても問題ないと思います。「どんな色を合わせたらいいのか分からない」という方は、白いシャツを選ぶようにしましょう。

ボトムスも、落ち着いた色味を選ぶようにします。ボトムスの長さは、ズボンの隙間から足がのぞかないものを選ぶようにしましょう。自分自身でズボンの長さを確認することは難しいですので、お店で長さを見てもらい、長ければ調節してもらうようにすると失敗を避けることができます。

女性も冬私服はジャケットかカーディガンで

女性も、男性と同様でジャケットもしくはカーディガンの着用をしましょう。ジャケットの色は、紺、黒、茶色、グレーのような落ち着いた色を選ぶようにします。インターンシップですので、フリルやリボンのついたファッション性の高い服は着用しない方が無難です。もちろん、ハイブランドや柄物も避けた方が良いでしょう。

カーディガンを着用する場合は、サイズ感に注意が必要です。あまりにもピッタリしているカーディガンを着用していると体のラインが出てしまいますし、大きすぎても良い印象を持ってもらえる可能性は低いです。カーディガンの下に着用しているインナーが厚みのあるものだと、カーディガンの着脱がしにくいなど問題が発生しますので、事前に試着をして購入する方が良いでしょう。

インナーは、白い襟付きのシャツ、もしくは白いブラウスを選ぶようにします。

ボトムスも夏の服装と同様でパンツ、スカートから選ぶようにしましょう。冬は足元が冷えるのでパンツスタイルを選ぶと、防寒にもなります。スカートを着用する場合は、タイツを履くことになると思いますが、黒ではなくベージュのものを履くようにしましょう。

インターンシップで避けるべき服装例

インターンシップに私服で参加する場合、どのような服装が望ましいのかを解説してきました。ここからは具体的にどのような服装がNGなのかを解説していきます。

男性の服装で注意してほしいポイント

  • デニム
  • スウェット素材の服装
  • スニーカー
  • 帽子
  • 足先が見えているサンダル など

男性に特に注意していただきたいのが、カジュアルすぎる服装でインターンシップに参加しないということです。私服でインターンシップに参加して良いと言われていても、友人と遊びに行くようなデニムにスニーカーで企業に行くことは非常に失礼です。社会人として恥ずかしくない服装を選ぶようにしましょう。

女性の服装で注意してほしいポイント

  • 生足
  • 肌の露出が高い服装
  • 派手なデザインの服装
  • サンダル、ミュール
  • ヒールが高すぎるパンプス
  • 派手なアクセサリー など

夏にインターンシップを行う場合、注意してほしいのが生足で企業に行かないことです。夏は暑いのでストッキングを履くことを避けたいと思う人も多いと思います。しかし、ストッキングを履かずに生足で行くことは社会人としてマナー違反です。ひんやり涼しい、夏用のストッキングも販売されていますので、それらを着用するようにしましょう。

また、肌の露出が高いショートパンツやシースルー、ミニスカートもインターンシップには不向きです。企業に失礼ですし、社会人としての資質を問われることになりますので、暑いからといってそのような服装を選ばないようにしましょう。

私服OKのインターンシップでも節度ある服装を選ぼう

今回は、私服でインターンシップに参加する場合どのような服装が望ましいのかを解説しました。インターンシップの本来の目的は、その企業の業務内容を知ること、自分が希望している職種と相違がないか、働きやすい環境が整っているかなどを知り、就活に活かすことです。

初めてのインターンシップは緊張しますし、「どんな服装をしたら良いか分からない」と思う人がほとんどです。しかし、今のうちからオフィスカジュアルな服装を選ぶことができれば社会人となっても服選びで困ることは少なくなると思います。社会人として恥ずかしくない最適な服装を意識してインターンシップに臨みましょう。

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