多くの学生にとって、就活は卒業後の就職先を決める1大イベントですよね。だからこそ、「失敗したくない」「出遅れないようにしなきゃ」といった大きな不安や焦りを抱えている学生も多いのではないでしょうか。
とはいっても、はじめての就活はうまく進めるコツやポイントを最初から知ることが難しく、誰もが手探り状態で進めていく場合がほとんどです。基本的な部分がぼんやりしていることが多いことから、「どんな準備をすればいいのか」「いつから始めればいいのか」など、就活の準備を始める中で戸惑う学生も多いのではないでしょうか。2023卒の就活に、新型コロナウィルスの影響がどこまで出ているのかも気になるところですよね。
そこでこの記事では、就活の準備を始める目安となる時期と内定獲得に向けてやることを紹介します。以下の関連記事は、就活の準備を始める上で役立つ内容となっています。気になる方はぜひ参考にしてくださいね。
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就活の準備はいつから始めればいいの?
卒業後に企業への就職を希望する学生にとって、就活は何としても成功させたいイベントの1つかと思います。失敗しないためには、対策を万全にして臨まなければいけません。まずは、いつから就活の準備を始めればいいのかお伝えします。
いつからといった明確な決まりはない
結論から言うと、就活の準備を始めるタイミングは明確には決まっていません。だからこそ、「いつから始めればいいのか」と悩んでいる学生が多くいるわけですね。
就活の準備を本格的に始める学生が多くなるのは、大学3年生になってから。もしかしたらこの記事を読んでいるあなたも、「就活は大学3年生になったら始めるのもの」と考えているかもしれませんね。
確かに企業のインターンシップに参加したり、OB・OG訪問したりと就職活動が本格化するのは大学3年生になってからです。認識そのものは間違ってはいません。しかし、前準備を大学3年生から始めるのは正直なところ遅いでしょう。
では、前準備はいつから始めるのが理想なのでしょうか。
前準備は早いほうが有利
就活に失敗したくないのであれば、前準備は早めに始めることをおすすめします。というのも、自己分析や企業研究、業界研究といった部分は、準備に時間がかかるものだからです。大学1年生、2年生のうちから少しずつできることからでいいので準備を始めておいたほうがいいでしょう。
例えば、履歴書やエントリーシート(ES)を書く際には文章を通して「自分がどんな人間なのか」を企業の人事担当者にアピールしなければいけません。何から手をつければいいか分からない学生は、海外の文化に触れたり、普段できないような経験をしたりしてさまざまな視点から物事を捉えられるよう自分自身を鍛えることから始めましょう。
同時に自分の強みは何か、成長するきっかけになった出来事や経験など、話を膨らませることができるような小ネタを集める準備も少しずつ始めるといいですね。
気になる企業や業界がすでにある場合は、ネット上で情報収集するのも立派な前準備です。他にも、関連することで何か興味が持てるものはあるかじっくりとリサーチしてみてくださいね。
後回しにするのはNG
就活の準備は時間がかかる上に、さまざまな対策をしなければいけないため面倒だと思う学生も多くいます。だからといって、準備そのものを後回しにするのはNGです。
「周りがやり始めてからでいいや」「いつ始めても一緒じゃないの」と思ってゆったり構えていると、準備不足の状態で就活シーズンを迎えることになってしまいますよ。満足できる就活をしたいのであれば、就活に対して興味を持った時から始めることをおすすめします。
就活の準備でやること~対策編~
就活に向けてやるべき準備の1つは、選考通過に向けて対策することです。就活が本格化するにつれて、一つひとつの対策にかけられる時間はどんどん短くなっていきます。また、卒業が近くなるにつれて将来に対する不安や焦りが強くなるため、じっくり対策できるのは就活が本格化する前だと思っておきましょう。ここでは、具体的にどのような対策をすればいいのか紹介します。
(1)自己分析してみる
自己分析が足りないと書類選考の時点で落とされたり、面接まで進んだとしても内定をもらえなかったりといった具合でとにかく就活がうまく行かないことが多いようです。
企業の人事担当者は、エントリーシート(ES)に記載してある内容や面接での受け答えから「この人はしっかり自己分析できているのか」を判断します。「書類上や面接会場だけ取り繕っておけば大丈夫だろう」といった考えは、はっきり言って甘いです。自分はしっかり演じているつもりでも、人事担当者や面接官が相手となるわけですから何でもお見通しです。
自己分析が足りない学生は内容を深掘りした質問をすると曖昧な答えしか返ってこないため、すぐに自己分析が足りない学生だと判断されてしまいます。
自分史を作って自分と向き合うことが大切
「自己分析って何だか難しそう」と感じる場合は、自分と向き合うことから始めてみましょう。
自分の強みや長所・短所がすぐに思い浮かばない場合は、自分史を作ってみるといいですよ。細かく書き出す必要はありません。自分が成長できるきっかけとなった出来事が起きた時や詳しい内容などを書き出しておけば、自己PRやエントリーシート(ES)を記載する時などに活用できます。
客観的な意見を取り入れるために、あなたのことを良く知る家族や友人に他己分析をお願いするのもいいでしょう。自分1人では気付けなかった強みや長所・短所といったものが新たに分かることもあります。
企業研究・業界研究と同じくらい、自己分析は重要なものですので就活に向けた準備として早めに取り組んでおくといいでしょう。
(2)企業研究・業界研究に取り組む
卒業後に就職できたらいいなと思っている企業や業界がすでにはっきりしている場合は、そこを中心として情報収集を始めるといいでしょう。具体的な職種がある場合は、関連する企業や業界をリサーチすることで新たな発見ができるかもしれません。
BtoB企業も視野に入れることを忘れずに
就活を始める時点で多くの学生から人気を得ているのは、ネームバリューがあったり、CMなどでよく見聞きするBtoC企業です。消費者相手にサービスを提供しているため、メディアなどへの露出度も多く憧れる学生も多くいます。
一方で、企業相手にサービスを提供するBtoB企業のほうがBtoC企業よりも企業数が多い上に、経営基盤がしっかりしている傾向にあることを知る学生はほんの一握りです。企業名の知名度は低くても優秀なサービスを提供していたり、業績が好調だったりすることも多いみたいですから驚きですよね。
就活ではBtoC企業に目が向きがちですが、BtoB企業も視野に入れて進めるほうが選択肢も広がりおすすめです。
(3)エントリーシート(ES)を作成してみる
内定をもらうためには、エントリーシート(ES)に関する対策もしっかり行いましょう。企業の人事担当者に「この人は当社の経営理念や社風に合っている」「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうためには、自分がどんな人間なのか伝わりやすい文章を意識しながら書くことが大切です。
誰が読んでもわかる文を書こう
エントリーシート(ES)には自己PRや志望動機などを書くことになります。その際は丁寧な字で書くことも大切なのですが、それと同じくらい大切になるのが「誰が読んでも内容を理解できるような文章を書く」ということです。
自分だけが分かっている文は本人が読んでも何も問題ないように感じますが、何も知らない人が読むと内容が伝わりにくかったり、文章として意味が通らなかったりと突っ込みたくなるような箇所が複数出てきます。
エントリーシート(ES)の対策をしっかりしたい場合は、大学のキャリアセンターに行ってアドバイスを受けたり、社会人として働いている先輩に読んでもらったりして対策を練るといいでしょう。
(4)筆記試験
企業によっては、選考フローに筆記試験を取り入れる場合もあるようです。筆記試験の種類の中でも代表的なものを以下にまとめました。
- 企業オリジナルのテスト
- SPI(SPI3)
- 玉手箱
- TG-WEB
それぞれ出題傾向や必要になる対策は異なるものの、高得点を獲得することができれば選考を通過できます。企業によって取り入れている筆記試験は異なるため、一度企業の採用ページなどを確認しておくといいでしょう。
以下の記事は筆記試験の対策をする時に活用できる記事になっています。これから筆記試験対策を始めたい人は参考にしてください。
https://saiyo-bank.com/12956/
(5)面接
自己分析・企業研究・業界研究をしっかり対策していれば、面接で慌てる心配もありません。面接で聞かれることが多いといわれる自己PRや志望動機といったものは、スムーズに答えられるように繰り返し練習しておきましょう。
企業によっては、学生から企業へ逆質問できる機会が与えられることもあります。この時、特に何もないと答えるのはもったいないですね。企業の人事担当者はこの質問をすることで、「学生の志望度はどれくらいのものなのか」「社風に合っているか」などさまざまなことを知ろうとしています。
逆質問できるチャンスを手にした場合は、その機会をうまく活用して人事担当者に自分らしさをアピールするように努力しましょう。
就活の準備でやること~アイテム編~
就活に向けてやるべき準備の2つ目は、アイテムを買い揃えることです。どのようなアイテムを準備すればいいのか紹介します。
(1)就職四季報を購入する
企業研究や業界研究を始めるにあたり、持っておきたいのが就職四季報です。この本には、誰もが知るようなBtoC企業だけでなく、ビジネス界で一目置かれているような BtoB企業も多く記載してあります。
想定年収や会社概要などが1冊の本にまとめてあるので、ザっと読むだけでも勉強になりますよ。熟読して世の中にどのような企業があるか知り尽くすことができれば、就職先としての企業の選択肢もかなり増やせることでしょう。
(2)身なりを整えるアイテムを購入する
就活では、説明会や面接などに参加する際は黒のリクルートスーツを着用する場合がほとんどです。スーツを購入する時に、靴・パンプス、バッグ、腕時計なども一緒に購入しておけば、後で買い足す手間も省けるためおすすめですよ。
遅くとも大学3年生の3月までには購入しておこう
「リクルートスーツはいつ購入すればいいのか」と悩む学生も多いのですが、OB・OG訪問やインターンシップに参加する時に必要となる場合が多いことから、遅くとも大学3年生の3月までには購入しましょう。
少しでも予算を抑えたい場合は、スーツ専門店が値下げするタイミングに購入するのもアリです。
消耗しにくくするためには複数購入するのがおすすめ
就活が本格化すれば、リクルートスーツをほぼ毎日着るような生活を送ることになります。そのため、毎日同じスーツを着るとあっという間にクタクタになってしまうわけです。できるだけ長く着るためには、最低でも2着持っておくといいでしょう。毎日交互にスーツを着れば、1着にかかる負担も減るため消耗スピードが落とせます。
革靴・パンプスも同じです。靴・パンプスも消耗品なので、頻繁に履くことで靴底がすり減ってしまい買い替えが必要となります。少しでも長く履くためには、こちらも最低2足は持っておきたいところです。
(3)証明写真を用意する
履歴書やエントリーシート(ES)提出の際に必要になるのが証明写真です。
企業の人事担当者は、証明写真からどんな学生なのかをイメージすることもあるため、できるだけ写真館で撮ることをおすすめします。駅前などに設置されている証明写真機でもいいのですが、ライトを当ててベストなタイミングで撮ってもらいたい場合は写真館を選びましょう。
また、証明写真を撮影する際はデータも一緒にもらうようにするといいですよ。最近はWeb上で書類提出を求める企業も増えているため、データを持っていると何かと助かるんです。
就活の準備は早めに始めるのがおすすめ!
今回は、いつから就活の準備を始めればいいのかをテーマにお伝えしました。前準備を早めに始めることができれば、エントリーシート(ES)や面接時により深い部分まで自分自身を表現できます。就活が本格化すると、どうしても時間をかけて対策することが難しくなるため、早めに準備を始めることをおすすめします。
うまく就活を進めるためには選考に直結するような対策だけでなく、必要なアイテムを揃えることも大切です。納得できる企業から内定をもらうためにやることは何かを自分で考え、積極的に取り組んで内定を勝ち取りましょう。