【OG訪問のやり方】依頼メール文やマナー・質問内容を具体的にご紹介

2020年7月3日

就活でははじめての経験がたくさんあります。OG訪問もそのひとつと言えますね。OG訪問はやっておくべきとよく耳にしますが、何からはじめればいいのかやり方がわからないという人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、訪問するOGの探し方、依頼するときのメールの例文、OG訪問時のマナー、また企業を知るためにOGに聞いてもらいたい質問内容などをご紹介します。OG訪問をするときの参考にしてください。

OG訪問のメリット

OG訪問をすることにはいくつかのメリットがあるといわれています。

  • 実際に働く人からの目線で企業を知ることができる
  • 志望動機を作成するときのネタ探しができる
  • 面接など選考時のアドバイスをもらえる

HPや企業説明会など、企業が発信している情報からも志望企業について知ることができます。しかし、その情報は公にされている情報であったり、おおまかな情報であったりして、自分が本当に知りたい情報が含まれていないこともあります。

実際に働いている先輩から直接、社内の雰囲気や仕事内容について質問することで、将来自分が働く姿を想像しやすくなります。

また、OG訪問によって志望動機を作成するときのネタがみつけられることもあります。企業が発信している情報からだけではみつけられなかった、その企業だけの魅力をOG訪問によってみつけられれば、志望動機に盛り込むといいでしょう。

経験者である先輩から選考時のアドバイスが貰えるのも、OG訪問のメリットです。OGは実際に企業の選考を経験し、内定が決まった身近な人物です。選考時の具体的なアドバイスを貰うことができますよ。

訪問を依頼するOGの探し方

OG訪問は訪問するOGを探すことから始まります。OG訪問を依頼する方法は以下のようなものがあります。

  • 大学の就職課などで紹介してもらう
  • ゼミなどの先輩にお願いする
  • 大学の先生に紹介してもらう
  • 就活サイトなどインターネット上で探す

学生であれば、就活を支援してくれる就職課(キャリアセンター、キャリア支援課)などで紹介してくれます。大学によって、PCの検索システムがあったり、名簿が用意されていたりしますので確認してみてください。

また、面識のある先輩に直接依頼する、先生から紹介してもらうなどの手段もあります。ただし、志望する企業に卒業生がいない場合などOGがみつからないこともあります。

そのような場合には、インターネットを活用するやり方もあります。OB・OG訪問を手助けしてくれるサイトやアプリを利用すれば、全くツテのない企業でも訪問先をみつけることができますよ。

OG訪問の依頼方法

訪問先が決まったら、依頼を行ないます。依頼の方法は相手の業務を妨げない、メールが一般的です。依頼するときのメールの例文をご紹介します。

依頼メールの例文

件名:【OG訪問のお願い】〇〇大学の山田花子です。
本文:
〇〇株式会社
□□部 ××様

突然のご連絡恐れ入ります。
〇〇大学の山田花子と申します。
大学のキャリアセンターの名簿で××様のことを知り、
OG訪問をさせていただきたく、ご連絡いたしました。

大学ではマーケティングについて学んでおり、
実際に現場でご活躍されている××様にお話を伺いたいと存じます。

恐れ入りますが、下記日程でご都合のいい日時はございますか。
・4月15日(水) 13:00~18:00
・4月16日(木) 13:00~18:00
・4月20日(月) 10:00~15:00
・4月23日(水) 15:00~18:00
お忙しいところ恐縮でございますが、ご検討のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます

——————————————————
山田花子
〇〇大学〇〇学部
Eメール:
住所:
電話番号:
——————————————————

OG訪問時のマナー

OG訪問で先輩に会ったときに、相手に不快な思いをさせないことも大切です。当日に気をつけて欲しいマナーについてご紹介します。

OG訪問の当日の服装は健康的で清潔なものを選ぶ

OG訪問をするときは、カフェなどで待ち合わせをすることもあり、先輩から普段着を指定されることも多いでしょう。この場合はリクルートスーツを着用する必要はありません。

清潔で健康的な服装を意識してコーディネートしてください。カジュアルすぎる服装はNGです。「きれいめカジュアル」「オフィスカジュアル」と呼ばれる服装を心掛けましょう。

時間を割いてもらうことへのお礼を伝える

先輩に会ったときはまず、時間を割いてもらったお礼をいいましょう。「本日は時間を割いていただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。」と伝えます。

いただいた名刺は机の上に置いておく

先輩から渡された名刺は両手で受け取ります。さらにその名刺はすぐにしまわないようにします。机の上の自分から見て左側に置いておくようにしましょう。

メモを取りながら話を聞く

先輩の話を聞くときはメモをとることをおすすめします。事前に質問したいことをメモしておき、それを見ながら質問します。そして先輩の話も書き残します。

メモを取ることで先輩の話を記録に残すことができます。また、熱心さが相手に伝わります。

最後に必ずお礼を言う

OG訪問が終わって席を立つ前にお礼をいいましょう。「本日はありがとうございました。貴重なお話をきかせていただくことができました。今後の就活に活かしたいと思います。」などと伝えましょう。

OG訪問時に聞いてもらいたい質問

OG訪問は人事担当者などには質問しにくいことを聞くことができる数少ない機会の一つです。訪問時に是非聞いてみて欲しい質問内容をご紹介します。

業務内容について質問する

おおまかな業務内容はHPや説明会で知ることができます。しかし、実際に働いている人にしかわからない細かい業務については伝わってきません。1日の業務の流れについて確認して下さい。

質問例

  • 仕事で楽しいと思うのはどんなときですか?
  • 仕事で大変だと感じるのはどんなときですか?
  • 残業や休日出勤の機会はありますか?

人間関係など仕事をするときの雰囲気について質問する

風通しが良いかどうか、人間関係がいいかどうかなど仕事をするときの雰囲気について聞いてみましょう。自分にマッチしている企業かどうかを知る一つの材料になります。

質問例

  • どういうタイプの人が多いですか?
  • 社員の横のつながりができるイベントなど交流の場となる活発な活動はありますか?
  • 会社の先輩とはどのような関係を築くことができていますか?

福利厚生など待遇について質問する

福利厚生など待遇について気になっている人もいるでしょう。HPの募集要項などの情報と現状との差がないかどうか、募集要項に表れていない実情がないかどうかを確認しましょう。

質問例

  • 女性の管理職の割合はどれくらいですか?
  • 有給休暇はスムーズに取得できますか?
  • 産休・育休からの復帰後、女性を支援してくれる制度はありますか?

OG訪問をして自分の考え方とマッチしている企業をみつけよう

OG訪問の醍醐味は、実際に働く人の生の声を聞くことができる点にあります。HPや説明会ではなかなか見えてこない現状について先輩から教えてもらいましょう。

企業が発信している情報に、OG訪問で得た情報を加えて検討すると、より自分にマッチしている企業なのかどうかが判断しやすくなりますよ。

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