ゲーム業界の志望動機の書き方を徹底解説!職種別の例文もご紹介

2020年7月1日

ゲーム業界には誰もが知っているような、任天堂、バンダイナムコ、ソニーなどの大企業があります。また、近年市場規模が急速に拡大しているe-sports(eスポーツ)もゲーム業界の一つの分野です。

小さいころから好きなゲームのキャラクターがいたり、美しいゲームの世界観に憧れていたりすることからゲーム業界を目指す人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、ゲーム業界での就職を目指す人の志望動機の書き方を解説します。また注意してもらいたいポイントと職種別の例文もご紹介しますので、参考にしてください。

ゲーム業界とは

ゲーム業界はゲームの企画・制作・販売を行なう業界です。日本のゲーム業界は世界からも注目されており、就職を目指す人が多い業界のうちの一つです。

ゲーム業界は以下のような市場があります。

  • アーケードゲーム市場
  • ソーシャルゲーム・オンラインゲーム市場
  • ゲーム機・パッケージソフト市場
  • eスポーツ市場

アーケードゲーム市場はゲームセンターなどにある大型ゲーム機の市場です。株式会社コナミデジタルエンタテインメントや株式会社カプコンなどの企業が知られています。

ソーシャルゲーム・オンラインゲーム市場はスマートフォンや家庭用ゲーム機を使って、オンラインで楽しむゲーム市場です。株式会社コロプラ、株式会社cygamesが有名です。

任天堂の『ニンテンドーDS』やソニーの『PlayStation』などの小型ゲーム機、及びそのソフトの市場が、ゲーム機・パッケージソフト市場と呼ばれるものです。家庭でテレビに接続するタイプのものや持ち運べる携帯型のものなどがあります。

eスポーツは今後さらに活発になることが予想されている市場です。将来はオリンピック種目になるのではないかとさえいわれています。スポーツゲームやパズルゲーム、シューティングゲームなどがプレイされています。

ゲーム業界の志望動機の書き方

ゲーム業界は「ゲームが好きで、その世界観を作りだす一員になりたい」「ゲーム業界でクリエイティブな仕事がしたい」という人はたくさんいます。ゲーム業界を志望する多くのライバルと差別化できる志望動機の書き方をご紹介します。

ゲームに関するエピソードとそのとき自分が感じたことを書く

ゲーム業界を目指す人のなかには、ゲームをプレイした経験があり、それをきっかけに志望したという人も多いでしょう。

好きなゲームがあり、その商品を制作した企業で働きたいという内容も、一つの志望動機になります。ただし、それだけではどこにでもある内容になってしまいます。

そのゲームのどのようなところが好きなのか?(キャラクター・音楽・映像・ストーリーなど)
なぜ好きなのか?
ゲームをプレイしたときにそこから何を感じたのか?

エピソードに自分の気持ちを盛り込むことで信ぴょう性のある文章を書くことができます。採用担当者に注目してもらえる志望動機になりますよ。

入社後どう活躍できるか・そのために努力していることを書く

入社後、自分が企業のためにどう活躍できるのか、またそのために現在努力していることは何なのかを書きましょう。

将来どのような働き方ができるのかという理想論だけを述べても、それを実現できるかどうかが採用担当者にはわかりません。

実現に向けて何をしているのかを伝えることで、採用担当者はよりリアルに将来像を想像することができます。

勉強している内容や、取得した資格があること、またアルバイトやボランティアの経験が、将来の活躍にどのように繋がるのかを書きましょう。

志望する職種を具体的に書く

ゲーム業界にはたくさんの職種があります。

  • ゲームプランナー
  • プログラマー
  • デザイナー
  • シナリオライター
  • サウンドクリエーター
  • 営業

自分がどの職種を志望しているのかを明記し、それに絡めた志望動機を作成します。ゲームのストーリーに感動し、シナリオライターを目指した。自分が企画したゲームを制作したいからゲームプランナーになりたい。素晴らしいゲームをより多くの人に知ってもらいたいから営業職として頑張りたいなどのように書きましょう。

ゲーム業界の志望動機を書くときに気をつけたいポイント

ゲーム業界の志望動機を書くときに避けたほうがいいポイントを3つご紹介します。志望動機を書き終えた後、避けたほうがいい内容や表現になっていないかどうか確認してみましょう。

ゲームへの想いだけを伝えるのは避ける

志望動機では、ゲームが好きだから志望したとだけ書くことは避けましょう。肝心なのは、どのゲームが好きなのか、どのようにゲームと関わってきたのか、どこに魅力を感じているのかなどを伝えることです。

好きという思いを掘り下げることで、個性を表現することができます。他の人と差別化が図れますよ。

同業他社でもいいと受け取れる表現を避ける

ゲームに携われるならどの企業に就職しても問題ないと考えている人もいるでしょう。ただし、企業側にそのことが伝わってしまうことは禁物です。同業他社ではいけない理由を探し、志望動機に書きましょう。

志望する企業が作成した具体的なゲームのタイトルや機種名を挙げるといいでしょう。また、その企業特有の事業展開の仕方や将来の展望に興味を持った、という切り口でも表現することができます。

個性のない内容は避ける

誰もが書けるような内容にすることは避けましょう。「〇〇というシリーズが好きで、すべてをプレイしクリアした」という内容でそのゲームに対する情熱は伝えられるかもしれませんが、そういった人はたくさんいて個性的なアピールポイントにはなりません。

仕事をするうえでプラスになるアルバイトの経験や、就職後に役立つスキルを身につけた過程を書くなど、ありきたりな文章にならないようにしましょう。

職種別に作成したゲーム業界の志望動機の例文

ゲーム業界の志望動機の例文を職種別に作成しました。例文を参考にしつつ、自分なりの志望動機を作成してください。

デザイナーを目指す人の志望動機の例

私は貴社でデザイナーとして活躍したいと考え志望いたしました。私が貴社の〇〇というゲームシリーズのキャラクターに魅力を感じたことをきっかけに、ゲームの制作に興味を持ちました。

キャラクターをもとに絵を描くことから始まり、そのキャラクターが登場する漫画を作成したりしていました。漫画に関してはコミックマーケットに出店し、多くの人に読んでもらうことに喜びを感じました。また、パソコンの知識も得た後は、作画ソフトを利用してさまざまなシチュエーションのなかにいるキャラクターを作成したりしました。

この経験を通じて、私は〇〇シリーズの制作に携わりたいと感じ、貴社を志望いたしました。

プログラマーを目指す人の志望動機の例

私は貴社の自由な社風に魅力を感じ志望しました。高校生の頃からゲームのプログラマーという仕事に興味があり、プログラミングが学べる学校に進学しました。

そのなかで、プログラマーの仕事のむずかしさを実感しました。また、OB訪問を通じてその仕事の大変さも知りました。自分にこの仕事ができるのか?と思ったときに貴社の自由な環境で、先輩や同僚とコミュニケーションを取りながらゲームの作成ができる社風に魅力を感じました。

この環境であれば、自分を高めることができる、また周りの人間と高めあうことができると考えています。

総合職を目指す人の志望動機の例

私は貴社のゲームを多くの人に届ける仕事がしたいと思い志望しました。貴社がこれまで、さまざまなコンテンツを継続的に生みだし、人々を楽しませていることに魅力を感じているからです。

その思いに至ったきっかけは、貴社の〇〇というゲームに感動したことにあります。それ以降ゲーム業界に就職したいと考えていました。それに加え、学生時代のアルバイトで、お客様が求めているものを聞き取り、合致するものを販売することに喜びを感じる経験をしました。

このことから、私は貴社で営業職として働き、魅力的な商品をより多くのお客様に提供することで、貴社に貢献したいと考えています。

ゲーム業界の志望動機は自分にしか書けない内容で勝負しよう

ゲーム業界の志望動機では、他の人と差別化できる志望動機を書くことが求められます。

  • きっかけになったエピソードを具体的に書く
  • これまで努力してきたことが将来の活躍に繋がることを明記する
  • 志望職種に絡めた志望動機を書きましょう

自分なりの志望動機を書くことで、採用担当者から注目してもらい内定につなげましょう。

  • B!