株式会社カネボウ化粧品は、ブランシール・スイサイ・コフレドール・ケイトなどのブランドを持つ化粧品会社です。現在、欧州、ロシア、アジア、中東など50を超える国と地域で、ブランド展開を実施。日本で既にトップの位置を占めているケイトはアジアでも絶大な人気を集めています。カネボウは、国境を越えた存在感のあるグローバルなメーカーを目指しています。
そんな人気、知名度共に高いカネボウでは、毎年多くの採用活動を実施しています。その中でも近年徐々に増えてきている「動画面接」という新しい形式の面接があります。しかし、動画面接は通常の面接とは違うため、どうすればいいかわからない人が多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、カネボウで行われている「動画面接」について紹介していきたいと思います。カネボウで行われている動画面接ではどんな質問が出されるのか、相手に好印象を与える動画面接のポイントなど詳しく解説していきます。
動画面接って一体?オンライン面接とは違うの?
動画面接は企業とのやりとりがない新しい面接
動画面接は、通常の面接やオンライン面接とは違い、企業との直接的なやりとりがないのが特徴です。動画面接は以下のような流れで行われます。
- パソコンやスマホに入れた専用のアプリを使う
- アプリには企業があらかじめ音声やテキストで設定した質問がある
- 設定された質問に回答した様子を撮影する
- 撮影した動画を企業に送る
- 届いた動画をみて採用担当者が合否を判断する
企業によって「音声・テキスト・動画」と質問の設定方法は異なります。他にも制限時間が設けてあったり、撮り直しができる・できないなどパターンは様々です。
企業と就活生の双方にメリットがある
動画面接が近年、徐々に増えてきている最大の理由は「メリットの多さ」です。企業と就活生の双方にメリットがあることから注目を浴びています。
▶企業のメリット
・コストを大幅に削減できる
・日程調整、会場の確保、面接官のスケジュール調整が不要
・全国または世界中から人材確保が可能
▶就活生のメリット
・移動時間、交通費の負担が減る
・好きな時間、好きな場所で行える
・慣れた自宅で行えるため、リラックスした状態で面接に臨める
カネボウが動画面接を行っている職種
《新卒》事務系総合職(マーケティング、商品企画、海外事業、管理系など)
ブランド戦略立案、PR、宣伝等の役割を担うマーケティング、お客様の感性に響く商品企画、カネボウブランドを世界へ発信していく海外事業など、様々な職種に携わることが出来る職種です。
総合職の待遇
給与 | 学部卒:218,400円 修士了:228,900円 |
諸手当 | 昇給年1回 賞与年3回(6月、12月、3月) 地域手当、住宅手当、住宅加算手当、通勤費補助、時間外勤務手当、休日勤務手当 など |
勤務地 | 初任地は東京(本社)、以降全国転勤あり。(将来的には海外拠点含む) |
勤務時間 | フレックスタイム制<フレキシブルタイム 7:00-20:00> ※標準労働時間7.5時間 |
休日休暇 | 休日:完全週休2日(土日祝)年間126日 ※2019年度実績 休暇:年次有給休暇、夏季特別有給休暇、結婚休暇、服喪休暇、産前産後休暇、介護休暇、ボランティア休暇 など |
福利厚生 | 各種社会保険完備、住宅支援(独身社宅、転勤社宅)、研修施設(品川)、保養・提携施設、育児支援制度 など |
求める人物像
01『挑戦意欲を持ち続ける人財』
自らを革新することに挑戦し続ける
02『高い専門性を持つ人財』
職務や役割に応じた高度な専門性を身に付け、環境変化に強く、自律している
03『国際感覚豊かな人財』
グローバルな視点を持ち、世界の多様な発想や技術に目を向け、学び、実践する
04『協働により高い成果を生み出す人財』
双方向の対話に努め協働による高い成果を生み出す
05『倫理観に富む人財』
価値観を共有でき倫理観に富む
カネボウ化粧品はこの5つに共感し、化粧品の繊細さや情緒性を追求する感性豊かな方との出会いを求めています。
カネボウの選考フローと動画面接の質問内容
選考フロー
- プレエントリー
- エントリーシート提出・WEB適性検査受験
- 一次選考(動画面接)
- 面接(複数回)
- 内定
動画面接でよく出る質問
動画面接設定用のメールがマイページに届くため、それを開きパソコンかスマホのアプリで行います。
- 志望動機をお願いします
- あなたが好きなものについて説明してください
- 1分間で自己PRをお願いします
- 学生時代に力を入れたことを教えてください
動画面接のポイントは自分を売り込むプレゼン
対面式ではない分、視覚的に端的に訴えることを心がけましょう。
例えば、質問に対する回答の要点をフリップに書いて、それを見せながら話すのも効果的です。好きなものを紹介する際に、実物を冒頭で見せたり、持ちながら話すと印象付けやすいのでおすすめです。
動画面接では時間が限られているので、だらだらと話してしまうと途中で切れてしまったり、最後まで動画を見てもらえない恐れもあります。『最初に結論 ⇒ 次に根拠 ⇒ 最後に自分がどう感じたか』と簡潔に説明すると相手に伝わりやすくなります。
動画面接のマナーと良い動画を撮るポイント
動画面接のマナー
ここからは動画面接で注意してほしいマナーを解説します。
プライバシーが守られる静かな場所
動画面接は、自宅の自室で行いましょう。プライバシーが守られないカフェなどはNGです。また、家族がいるリビングなども雑音が入ってしまうため避けるようにしてください。大学の教室や会議室などを借りて行うのもおすすめです。
白い壁紙がベスト!シンプルな背景
通常の面接が行われる部屋を思い出してみてください。余計なものがなく、シンプルな室内ですよね。自宅で行う場合は洗濯物やポスター、ぬいぐるみなど面接に関係のない私物が映らないようにしましょう。
背景は白い壁紙や無地のカーテンがベストです。カーテンの色も明るいグレーなどがおすすめです。シンプルな背景がない場合は大きな布や模造紙を壁に貼るなどして工夫しましょう。
表情がわかる明るさの照明
照明が暗すぎて表情がわかりにく動画は見にくいため、日中の明るい時間帯に部屋を明るくして行いましょう。白い紙をレフ版代わりにすると顔が明るくなり、印象が良くなります。
動画面接で好印象間違いなしの動画の撮り方
上記の動画面接のマナーにプラスすると、さらに良い印象を与えることができるポイントを解説していきます。
録画する前から笑顔をつくる
動画が始まってから笑顔をつくるよりも、録画のボタンを押す前から笑顔でスタンバイしましょう。真顔の人よりもやはり笑顔の人の方が第一印象が良くなります。
頭に卵1つ分、胸から上が映る構図で撮る
良い動画をつくるためには、構図を完璧にすることも大切です。
動画面接では、表情がよく見えるように胸から上を映した「バストショット」で撮影しましょう。さらに頭に卵1つ分程の間隔をあけると綺麗な構図に仕上がります。
カメラの位置は目線より少し上で固定
スマホで行う場合は、カメラがブレないようにスマホ用の三脚も用意しましょう。ここでのポイントは目線よりもやや上に高さを設定することです。撮影中はまっすぐカメラを見て、目線がずれないようにしましょう。
声はワントーン高くハキハキ話す
画面を通すと声がこもって聞こえてしまったり、何を言っているのか聞き取れない場合があるため、いつもよりワントーン声を高く、大きな声でハキハキと話すようにしましょう。
まとめ
今回は、カネボウで行われている動画面接の対策について紹介しました。
人気企業のカネボウには、毎年多くの学生が入社を希望しています。ライバルと差をつけて採用の切符を勝ち取るためには、一次選考である動画面接を通過しなければなりません。もう一度この記事を読み返し、今からできる対策をしっかり行ってから選考に臨みましょう。
動画面接は、練習をすればするほど上達します。何度も練習を重ねて完璧な動画面接に仕上げてくださいね。