就活で好印象な「キャッチコピー」の作り方!ポイントを抑えて他の就活生と差をつけよう!

2020年4月21日

就活では、エントリーシートや面接で「あなたのキャッチコピーを教えてください」と質問されることがあります。ですが、すぐに「自分のキャッチコピー」を答えられる人はいませんよね。そのため、事前に自分のキャッチコピーを考えておかなければなりません。でも、自分のキャッチコピーって?どうやって作ったらいいの?と疑問に思う学生が多いと思います。そこで、この記事では就活で使う自分のキャッチコピーの作り方を解説していきたいと思います。この記事を参考に、他の就活生と差をつけて、面接官に好印象を与えるキャッチコピーを作りましょう!

なぜ就活でキャッチコピーを聞かれるの?


面接で聞かれる質問1つひとつには全て理由があります。面接官からキャッチコピーを問われる理由は、以下の2点です。

  • 自己分析ができているか
  • いかに印象を残そうと考えているか

自己分析ができているか見ている

就活において「自己分析」ができているかどうかで面接官の印象も変わってきます。中でも、キャッチコピーは、自分自身をしっかり理解していないと答えられない質問です。自己分析を怠ってしまうと「この人はあまりやる気がないのかな」と思われる可能性があります。そのため、客観的に自分を分析して「キャッチコピー」という表現方法でしっかりアピールしましょう。これができる人は、面接官に良い印象を与えられます。

いかに印象を残そうと努力しているか

キャッチコピーを聞く理由として「いかに印象を残そうと考えているか」その企業への本気度を見る意図も含まれています。自己分析や企業研究をして、時間をかけたキャッチコピーと、思い付きで考えたキャッチコピーとでは、大きな差があります。そのため、キャッチコピーによって採用担当者の印象も大きく変わります。「自分を覚えてもらいたい」「この会社で働きたい」と想いを込めてキャッチコピーを考えれば、面接官にもしっかり伝わります。

就活で自分を売り込むキャッチコピー作りのポイント

簡単3ステップ!自己分析から作るキャッチコピー

キャッチコピーを作るためには、まず自己分析から始めます。自分の強み・長所はなんなのか、どうしてそこが長所だと思うのか、これまでの経験から「自分」を振り返り、見つめ直してみましょう。

ステップ1.長所を的確に表現する

キャッチコピーは、自分の長所や強みを表現できる言葉を選びましょう。ここでいう長所は「入社後に役に立つ能力」のことです。仕事で有利になるような能力や、企業が求める人物像に合うような長所をキャッチコピーに使うようにしてください。例えば、「私は野球一筋人間です」これだと、仕事では野球は何も役に立たないので、あまり良いキャッチコピーではありません。学生時代に野球を頑張ったこと、その経験から得たものをキャッチコピーに使うのであれば、以下のようなキャッチコピーが理想的です。

『私は負ければ負けるほど強くなる人間です』
⇒負けず嫌い、諦めないことをアピール
『私は1000回負けても折れない心の持ち主です』
⇒部活で万年補欠からレギュラーを勝ち取った経験から
『私は接着剤のような人間です』
⇒周りを巻き込む力、惹きつける力、チームワーク

ステップ2.面接官の気を惹くインパクトをつける


面接官は、これまで多くの学生のキャッチコピー聞いています。他の学生と差をつけるためには、インパクトを付け加えることが大切です。インパクトを付ける方法は2つあります。

  • 動物や物を使った比喩表現
  • 正反対の言葉を組み合わせる
①作りやすい・相手にも伝わりやすい比喩表現

自分の長所を表現できる言葉を見つけたら、そこからさらに面接官に覚えてもらうために、工夫をします。たとえば、「主体的に動く行動力」をアピールしたい場合、「わたしは常に走りながら考える人間です」と答えると、アピールしたいことは伝わるかもしれませんが、インパクトがありません。これを比喩表現に変えると以下のようなキャッチコピーになります。

『私は鉄砲魚のような人間です』
⇒常に全速力で進む行動力・向上心
『私はブルドーザーのような人間です』
⇒周りを巻き込んで行動を起こす力

上記のようなキャッチコピーを聞くと「どういうこと?」と面接官も興味を示します。なぜそのキャッチコピーにしたのか理由を聞きたくなる表現を意識しましょう。比喩表現は、相手にもわかりやすく、自分も作りやすいことがメリットです。自分の長所を「動物」や「モノ」に例えて、そのイメージが相手に伝わるように意識しましょう。

②上級者向け!反対の言葉を組み合わせる

この反対の言葉を組み合わせる方法も、面接官を惹きつけるキャッチコピー作りの1つです。

『私は話さないリーダーです』
⇒聞き上手、周りの意見を汲み上げて行動するリーダーシップ力
『私はアグレッシブなナマケモノです』
無駄な時間を省き、より効率的に作業を提案・実行できる力
『舞台裏が私の舞台です』
⇒縁の下の力持ち、裏方から支えるチームワーク力

上記のように、反対の言葉やマイナスな言葉が入っていると面接官も「えっ?」と思わず理由を聞きたくなってしまいます。この時のポイントは、この反対の言葉によるマイナスなイメージを上回るようなエピソードを用意することです。マイナスな言葉を使用して、エピソードのパンチが弱いと「なーんだ」とあまり良い印象には繋がりません。少し難しいので上級者向けかもしれませんが、反対の言葉の組み合わせやエピソードがマッチすれば、面接官にはヒットするでしょう。

ステップ3.キャッチコピーにエピソードを加える

エントリーシートや面接でキャッチコピーを聞かれたあと、必ず「それはなぜですか?」と理由を聞かれます。自分のキャッチコピーを証明できる具体的なエピソードがなければ、あなたの長所は証明できません。面接官を納得させるようなエピソードも用意しておきましょう。

長所をアピールするインパクトのあるキャッチコピーで面接官を惹きつけ、それを証明するためのエピソードを加えることができれば、完璧なキャッチコピーになります。

絶対NG!キャッチコピーでやってはいけないこと

経験をそのままキャッチコピーにする

自分の経験や功績は、もちろん長所に入りますが、ビジネスとして使えるかと言えば、ノーです。「水泳一筋で全国1位に輝いた」「ボランティアでたくさんの人と触れ合った」「アルバイトのチームリーダーになった」など経験をそのままキャッチコピーにしても何も伝わりません。その経験から何を得たのか、それが入社後にどう活かせるかをキャッチコピーにできるように意識しましょう。

  • 全国1位になるまでに、たくさん練習したこと、怪我を乗り越えた経験
  • ボランティアで体の不自由な人の話を聞いて地域の図書館のバリアフリー化計画を立てた
  • 誰よりもお客様目線で考え、店舗のおもてなしレベルを上げる提案をした

たった一つの経験でも、たくさんのエピソードが詰まっているはずです。その企業にあった長所やエピソードを選んで、キャッチコピーを作るようにしましょう。

抽象的でつまらないキャッチコピー

ネットに載っているようなキャッチコピーは、今までに多くの学生が面接で使用しています。そのため面接官も何度も聞いている「つまらない」キャッチコピーです。ネットに載っているキャッチコピーをそのまま使うのではなく、できるだけインパクトの強い自分だけのキャッチコピーを作るように工夫しましょう。

まとめ~キャッチコピーは自分の看板~

「自分のキャッチコピー」と聞くと難しく考えてしまいますが、しっかり準備をすれば何も焦る心配はありません。
上記のポイントを抑えて、面接官を惹きつけるキャッチコピーを作りましょう。就活の基本は「自己分析」と「企業研究」です。この2つを怠らず、後悔がないように今からできる対策をして本番に臨みましょう。

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