就活の面接では開始直後に合否が決まる!?面接の流れと正しいマナーを徹底解説

2020年4月16日

面接に向けてしっかり準備してきたのはいいものの、面接がどうやって始まるのか、面接の流れや最初の挨拶はどうすればいいのか?など、わからないことがたくさんありますよね。面接選考は、会場についてから既に始まっています。そのため入室~退室まで正しいマナーを知っておく必要があります。そこでこの記事では、就活における『面接の流れ』をご紹介します。面接会場についてから受付、入室~退室までの正しい流れ、個人面接と集団面接の違いなどをご紹介します。これから面接選考に進む方は必見です!さっそく見ていきましょう。
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面接の内容と同じくらい「マナー」は大事


「人の印象は見た目で9割決まる」と言われているほど、第一印象はとても重要です。面接での第一印象は「入室」そして最初の挨拶です。この開始すぐの印象によって「この子いいな」「この人はちょっと・・・」とその後の選考に大きく関わってきます。この時に、面接の入退室のマナーや挨拶がしっかりできていないと、どんなに面接の内容が良くても、採用には繋がりません。とくに集団面接では1人あたりの話す時間が短いため、マナーや立ち振る舞いは大きな判断材料です。これから社会人になる覚悟、「常識的でルールを守れる人」と良い印象を与えるためにも、入退室の流れやマナーをしっかり覚えておきましょう。

就活で行われる面接の種類と流れ


就活中の面接は「個人面接」「集団面接」が最も多く行われています。集団面接は一次面接、個人は三次面接や最終面接で行われることが多いです。

個人面接とは?

学生1人に対して面接官1~複数人の面接形式です。個人面接には大きく分けて2種類あります。1つ目は、面接官が用意されていた質問を順にしていき、それに学生が端的に答える
「一問一答形式」の面接と、2つ目は、会話のキャッチボールをしながら進める「会話形式」の面接です。

個人面接の流れ

個人面接の基本的な流れは以下の通りです。

  1. 受付
  2. 待ち時間
  3. 入室
  4. 面接選考
  5. 退室

面接時間は30分~1時間

トータルの面接時間は30分~1時間程度で行われます。平均質問数は8~10問が多く、一般的に以下のような質問が多く出されます。

  • 自己PR
  • 志望動機
  • 学生時代に力を入れたこと
  • 大学、学業の研究内容
  • 長所・短所
  • 他社の選考状況
  • 逆質問
  • 最近気になったニュース
  • 入社後にやりたい仕事、キャリアプラン

集団面接とは?

学生複数人と面接官複数人の形式で進められる面接です。別名「落とすための面接」とも言われており、一次面接など、早い段階で多くの就活生をふるいにかける際に行われます。一般的に、全ての学生に同じ質問を投げかけ、学生の回答を比較しながら評価します。1人当たりの持ち時間は短く、他の就活生と差をつけることがカギとなります。

集団面接の流れ

基本的には個人面接と変わりませんが、退室後に気が抜けてしまい私語をしてしまう学生が少なくありません。「会社の外に出るまでが選考」と考え、最後まで気を引き締めて行いましょう。

  1. 受付
  2. 待ち時間
  3. 入室
  4. 面接
  5. 退室

1人あたりの持ち時間はたったの5分

トータルの時間は30~1時間ですが、1人あたりに換算すると話せる時間は5分程度です。シンプルかつ印象に残る回答を意識しましょう。また、人の話を聞く態度も面接官に見られています。そのため、他の学生の話を聞きながらうなずいたり、興味を持つようにしましょう。「他の学生の回答についてどう思いましたか?」など聞かれる場合もあります。集団面接で多く出される質問は以下の通りです。

  • 自己紹介
  • 志望動機
  • 学生時代に頑張ったこと
  • あなたの強みと弱み
  • 隣の学生の回答にどう思ったか
  • 最近○○○こと(驚いた、嬉しかった、悲しかった)

面接の流れの基礎《入退室のマナー》


面接は、入室するところから既に始まっています。基本的なマナーができていなければ、面接官に悪い印象を与えてしまいます。入退室のマナーを抑えて面接に臨みましょう。

入室から着席までのポイント6つ

ドアのノックは3回

控室から呼ばれ、採用担当者の指示があったら、ドアの前までいき3回ノックします。緊張して力が入り、強く叩かないようにしましょう。また、2回のノックは「トイレノック」になってしまい失礼にあたってしまいます。面接では避けるようにしましょう。

大きな声で入室

ノックの後に、面接官の返事があったらドアを開けて入室します。ドアを開ける際には「失礼致します」と大きな声で挨拶し、会釈をして下さい。その際にしっかりとアイコンタクトを意識しましょう。

背を向けないようにドアを閉める

面接官に完全に背を向けず、静かにゆっくりドアを閉めましょう。正面を向いたままだと不自然なので、斜めに立ち閉めるのが良いでしょう。

ドアの前で挨拶し一礼

ドアを静かに閉め終えたら、面接官の方を向き大きな声で「本日はよろしくお願い致します」と挨拶し、45度の角度でお辞儀をします。挨拶をしながらお辞儀はあまり良い印象にはならないので、挨拶を終えてからお辞儀をするのが最も丁寧です。

椅子の横に立ち自己紹介

挨拶と一礼を終えたら、椅子の横まで移動します。移動する際も姿勢を正して歩くよう意識してください。椅子の横に立った後に「名前と大学名をお願いします」と面接官から声をかけられるので、大学名と氏名を名乗って一礼します。また、面接官からの指示があるまで座ってはいけません。面接官から「どうぞお座り下さい」と合図があってから着席しましょう。

美しい姿勢で着席する

面接官から着席を促されたら「失礼します」と会釈してから座ります。この時、鞄は椅子の横に立てた状態で置きます。着席後の姿勢のポイントは以下の通りです。

  • 深く腰かけず、背もたれから拳1つ分を開ける
  • 背筋をしっかり伸ばす
  • 男性は足を少し開き、手を軽く握って膝の上に置く
  • 女性は足を閉じ、膝の上に手を重ねる

着席後は面接選考が始まります。入社したい気持ちや、自分をしっかりアピールしましょう。

退室のポイント2つ

椅子から立ち上がり一礼

面接が終わったら椅子から立ち上がり、「本日はお忙しい中、貴重なお時間を頂きありがとうございました」とお礼を述べた後、45度の角度で面接官にお辞儀をします。

ドアの前で挨拶をしてアイコンタクト

ドアの前まで移動したら、面接官の方を向き「失礼致します」と言ってから、入室時と同様、45度の丁寧なお辞儀をしてからドアを開け退室します。お辞儀のときに、面接官とアイコンタクトをとるようにしましょう。会場をでるまでが面接だと思って、退室後も気を抜かないようにしましょう。すぐに携帯をいじったり、シャツやネクタイを緩めたりなど、印象が悪くなる行動はNGです。また、社内では実際に働いている人とすれ違う場合もあるので、しっかりと挨拶をしましょう。

まとめ~面接の流れを覚えて選考に臨もう~


入退室のマナーは決して難しいものではありません。しかし、普段の生活では全く意識しないことなので、面接の場では緊張してしまうと思います。そのための対策として、面接の流れを予め知っておき、入退室の基本的なマナーを覚えておきましょう。そうすれば、個人面接・集団面接・グループディスカッションなど、様々な場面で良い印象を残すことができます。面接官は、面接の内容だけでなく、その人の身だしなみや座り方、目線など、とても細かいところまでチェックしています。模擬面接などで練習しておけば、本番もスムーズに進めることができるでしょう。面接の前に流れを入念に確認し、しっかり覚えて面接に臨みましょう。

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