選考の第一関門と言われる書類選考を突破するためには、まずエントリーシートについてよく知ることが必要です。そもそも「エントリーシート」とはどんな目的で企業側が提出されているのでしょうか?この意図を把握することが選考への第一歩です。
また、履歴書と同じ質問がある場合、同じ内容でもOKなのかという疑問も浮かびますよね。この記事では、エントリーシートにまつわるこれらの疑問を解消し、受かるエントリーシートの書き方をご紹介します。
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エントリーシートと履歴書の違いは?
まずはエントリーシートの定義についておさらいしましょう。一言でまとめると、エントリーシートは企業が用意した「応募者に聞きたい質問シート」です。
履歴書は標準規格があるがエントリーシートは企業によって違う
履歴書は「JIS」という国の標準規格がありますが、エントリーシートは企業によって内容が異なります。また、エントリーシートの提出を求めていない会社もあります。しかし、実際は多くの企業がエントリーシートの提出を求めているのが現状です。一体なぜなのでしょうか?
エントリーシートは会うべき人を選別する目的がある
エントリーシートはたくさんの応募者から、会うべき方を選別するために作られたものです。そのため、企業はエントリーシートで応募者の人柄や性格がわかる質問を盛り込んでいます。企業側が用意した質問に回答してもらうことで、求める人材像に合致した応募者のみ面接に呼ぶことが可能になるのです。
履歴書と同じ質問がある場合は同じ内容でOK
履歴書とエントリーシートを確認する方は基本同じ担当者です。そのため、エントリーシートで履歴書と同じ質問されたら同じ内容で大丈夫です。
エントリーシートの書き方(例文あり)
では、続けてエントリーシートの書き方を紹介していきます。エントリーシートの内容は企業によって異なりますが、ここではどの企業でもよく聞かれる質問とその回答例を紹介します。
「学生時代に最も打ち込んだこと」の書き方
私が学生時代に最も打ち込んだことは、アパレルショップでのアルバイトです。私は元々人見知りで、初対面の人と話すのが苦手です。そこでコミュニケーション能力を高めるために、アパレルショップでのアルバイトを始めました。大学の4年間でずっと同じアパレルショップで働き続けました。大学3年生の時にはリーダーに抜擢され、売上アップにも貢献しています。正直なところ、最初はお客様とうまく話せなくて、売上にも貢献できませんでした。しかし「会社の役に立ちたい」と思うようになり、私は積極的にお客様に話しかけてみました。それを繰り返すうちに自然に誰とでも気さくに話せるようになって、アルバイトのリーダーにもなりました。私はこの経験から、目標を立てて粘り強く行動し続ける大切さを学びました。この粘り強さを活かし、貴社にも貢献したいと考えております。
「挫折経験」の書き方
「長所と短所」の書き方
私の長所は、責任感があることです。アルバイトで店長が不在のとき、私は店長代理のポジションを任されていました。店長の代わりに、本社とのやりとりやアルバイトのシフト調整などを経験していました。その経験から、責任感を持って仕事する大切さを学びました。一方で、私の短所は、頑固なところです。大学のゼミナールでも、他のチームメイトと意見が合わないときに、つい自分の意見を主張し、チームメイトと喧嘩になりました。その後、チームの雰囲気が悪くなってしまい、チームメイトとのコミュニケーションも上手く取れなくなっていきました。そのことが原因でゼミではいつも話しがまとまらず、良い制作物を作ることが出来ませんでした。このままではまずいと思った私はそれ以降、自分の意見を押し通すばかりだけでなく相手の意見もしっかりと聞き入れることを意識し、チーム全体として活動することを心かけるようにしました。その結果、ゼミではどの班よりも完成度の高い制作物提出することができ、一番高い評価を貰うことができました。このことから私は自分の意見を押し通すばかりでなく、相手の意見もしっかりと聞き入れ、協調性を持って物事に取り組むことの大切さを学ぶことができました。
「あなたを動物に例えると?」の書き方
エントリーシートは内定への第一歩!
エントリーシートは選考の第一関門と言われています。この記事では、エントリーシートにまつわる疑問を回答し、そしてエントリーシートの書き方を紹介しました。しっかり準備して書類選考を突破しましょう!