「小林製薬ってどんな会社?」
「小林製薬のインターンシップはどんなことするの?」
小林製薬と言えば、「あったらいいな」をカタチにする企業としてご存じの方も多いのではないでしょうか。私たちの生活になじみのある医薬品、芳香剤などを製造販売しています。
この記事では小林製薬のインターンシップ情報や選考ポイントをご紹介します。さらに小林製薬の求める人物像や、実際にインターンシップに参加された先輩方の体験談もご紹介しますので最後まで読んでみてください。
小林製薬とはどういう会社?
小林製薬は1892年(明治25年)に創業した雑貨・化粧品の販売店「合名会社小林盛大堂」をルーツとし、1919年(大正8年)に「合資会社小林大薬房」を設立しました。
お客様の立場に立つことを忘れず、「薄利主義」「多売主義」「迅速主義の」3大意義を大切にしています。
世界中に暮らす誰かの「あったらいいな」をカタチにしている企業。それが、小林製薬です。
小林製薬は、OTC医薬品、口腔衛生品食品、芳香消臭剤・洗浄剤、衛生雑貨品、家庭雑貨品・スキンケア・カイロの8つの製品カテゴリー、約150のブランドを展開しています。
「熱さまシート」「糸ようじ」「ナイシトール」といったわかりやすいネーミングも小林製薬製品の特徴の一つです。
小林製薬の商品をご紹介します。
- ニューアンメルツヨコヨコ
- アイボン
- アットノン
- のどぬ~るスプレー
- ナイシトール
- 命の母
- イージーファイバー
- 杜仲茶
- 糸ようじ
- ブレスケア
- 生葉
- 熱さまシート
- トイレ洗浄中
- かんたん洗浄丸
など
小林製薬のユニークな社内制度
小林製薬にはユニークな社内制度がいくつかありますので、一つずつご紹介します。
全社員参加型経営
小林製薬では「全員が経営者の視点を持って働く」という理念と、「役職の分け隔てなく、誰でも自由に意見を発信して新しいものを創造する」という信念を掲げ1982年に「全社員提案制度」がスタートしました。
提案した内容や件数によってポイントが付与され、上位者を表彰。商品化された提案に対しては最高100万円が贈られるようです。
みんなでアイデアを出す
小林製薬が大切にしていることの1つ「アイデアを出す」こと。
すべての仕事のあらゆる場面において、アイデアを出すことが求められています。
社員一人ひとりが周囲の顔色をうかがうことなく自由に発言できる環境があり、小林製薬の風通しのよさにもつながっています。
「さん付け」呼称
「権力を振りかざして威張っても何も生み出せない」との考えから、現会長が1995年に導入。会長、社長もさん付けで呼んでいます。
ホメホメメール
会社に貢献した社員に向けて、会長や社長などが直接メールで実績を称える制度です。
小林製薬が求める人物像
小林製薬には、「ごんたの10か条」と呼ばれる求める人物像があります。
「ごんた」とは関西弁で「やんちゃな」という意味
その中でもとくに重視しているのが、「主体性」「チャレンジ精神」「関係構築力」「やり遂げる力、忍耐力」。その4つの要素をもつ人物が求められます。
小林製薬には経験が浅いうちから責任ある仕事を任せることで、より早いスピードで自身の成長を実感できる環境が整っています。
ごんたの10か条
- 新しいものが好き
- 負けず嫌い
- 明快な自己主張
- 本音で話す
- ねばり強い
- 行動力がある
- 仕事の虫
- 摩擦や失敗を恐れない
- 意外性がある
- 愛嬌があり、人に好かれる
小林製薬の4つのインターンシップ情報
小林製薬の4つのインターンシップ情報を一つずつご紹介します。
アイデア創出コースの研究開発職体験
「研究開発職」の仕事を体感できます。「研究開発職」は、製品開発における中身の処方研究を担当。「処方設計」「パフォーマンス評価」「安定性・安全性の検証」「モニター調査」など業務は多岐に渡ります。
内容
- 理系総合職各職種の説明
- アイデア創出体験
お客様のニーズを基に、市場規模やターゲット像、実現可能性を踏まえて、新市場創造につながるアイデアをカタチにする小林製薬ならではの「アイデア会議」を体験できます。 - 座談会
先輩社員との対話を通じて仕事のイメージをより深めていきます。
開催場所
大阪、Web
開催時期
- 11~12月開催(3回)
- 1月開催(1回)
- 2月開催(1回)
応募締切日:2022年6月30日
※1day仕事体験
応募条件
理系院生・理系6年生対象
選考フロー
- エントリー
▼ - 適性検査(テストセンター)
▼ - エントリーシート提出(Web)
▼ - 面接(Web)
▼ - インターンシップ参加
製品設計コースの技術開発職体験
「技術開発職」の仕事を体感できます。
「技術開発職」は、製品開発における容器・包装設計や量産化・スケールアップ業務を担当。容器・包装の素材や形状を考え、製品設計から試作、資材や原料の調達などを行い、工場での量産を経て製品になるまでの一連の流れ全般に携わります。
内容
- 理系総合職各職種の説明
- 製品設計体験
市場に出回っている製品の包装仕様を分析し、実際に手を動かしながらお客様が開封しやすい包装資材の「設計」を体験できます。 - 座談会
先輩社員との対話を通じて仕事のイメージをより深めていきます。
開催場所
大阪、Web
開催時期
- 11月開催(2回)
- 2月開催(1回)
応募締切日:2022年6月30日
※1day仕事体験です。
応募条件
理系院生・理系学部生対象
選考フロー
- エントリー
▼ - 適性検査(テストセンター)
▼ - エントリーシート提出(Web)
▼ - 面接(Web)
▼ - インターンシップ参加
営業職体験の売り場提案コース
「営業職」の仕事を体感できます。
「営業職」はお客様のもとに小林製薬の製品が渡るよう、バイヤーと商談し製品をお店に導入、お客様の目に留まるような売り場を演出。商談では、店舗や市場データ分析を基にした売り方の提案を行います。
内容
- 営業職の説明
- 売り場提案体験
店舗属性や市場動向を分析し、生活者のお役に立ち取引先の利益になる最適な売り方を考え提案する「提案型営業」を体験できます。 - 座談会
先輩社員との対話を通じて仕事のイメージをより深めていきます。
開催場所
Web
開催時期
- 11月開催(1回)
- 12月開催(2回)
- 2月開催(1回)
応募締切日:2022年6月30日
※1day仕事体験です。
応募条件
学部・学科不問
選考フロー
- エントリー
▼ - 適性検査(テストセンター)
▼ - エントリーシート提出(Web)
▼ - 面接(Web)
▼ - インターンシップ参加
「Web CM企画コース」のマーケティング職体験
「マーケティング職」はブランド戦略の立案、新製品の開発や既存製品のリニューアル等を行います。
具体的には、お客様が目にする広告の製作や新製品コンセプト・ネーミング・パッケージデザイン等の企画業務です。「Web CM企画コース」の体験ができます。
【Web -CMコース】
Web-CMコースの内容は下記のとおりです。
オリエンテーション
- マーケティングの考え方
- 広告の作り方
- Web -CMの題材となる命の母ホワイトについて
「命の母」ブランドマネージャーより詳細を説明します。
Web -CM企画の考え方
- CMとは何か?小林製薬が大切にする「わかりやすさ」とは何か?
- Web -CMを作るうえでの考え方を伝えます。
マーケティング活動期間(市場調査)
1週間で各チーム市場調査を行っていただきます。
開催場所
Web
開催時期
7月下旬
応募締切日:2022年6月26日
※2~3日程度
応募条件
学部・学科不問
選考フロー
- エントリー
▼ - 適性検査(テストセンター)
▼ - エントリーシート提出(Web)
▼ - 面接(Web)
▼ - インターンシップ参加
小林製薬のインターンシップ選考対策
小林製薬のインターンシップは物事に熱く取り組む学生やリーダーシップのある学生が活躍しているようです。参考にして臨んでみてはいかがでしょう。
エントリーシートは設問に対して一貫する回答をする
小林製薬のエントリーシートにおいて、過去に聞かれた質問は下記のとおりです。
過去に聞かれた質問
- 志望動機
- 趣味を熱く語る
- あなたの強み
- 研究テーマ
- 小林製薬への質問
- 小林製薬のイメージ
「趣味を熱く語る」について、趣味をはじめようとしたきっかけや魅力を熱く語り、志望動機にもつながるように一貫性をもたせるよう述べましょう。
面接はガクチカや志望動機を対策しておこう
面接の時間は30分程度です。
過去に聞かれた質問内容は下記のとおりです。
過去に聞かれた質問
- 学生時代に頑張ったことについて教えてください。
- なぜそれをやろうと思ったのですか。
- その中で、困難だったことはありますか。
- それをどう乗り越えましたか。
企業理念と自身のエピソードを合致するように話すようにしましょう。
小林製薬の主な商品名を正しく覚えておくのもポイントです。似た商品が多く、他社商品を小林製薬の商品と勘違いしないように気をつけましょう。
下記の記事も参考にしてみてください。
https://saiyo-bank.com/contents/manual9/
小林製薬のインターンシップに参加した先輩の体験談
小林製薬のインターンシップに参加された先輩の体験談をご紹介します。早期選考ルートをもらえたり、リアルな会議にも参加できたりとよい印象をもった先輩たちが多いようです。
早期選考ルートをもらえたことが一番大きいのではないかと思う。とくに小林製薬はかなりの人数をこの早期選考でとって、本選考はあまりの人数とも聞くので、このメリットは大きかったかなと思う。また、新しいことを想像するための「アイデア会議」のスピード感は、会社の会議をリアルに感じられた。
なによりお客様のことを常に考えている社風だとインターンシップにいって、実際の社員の方々とお話しすることが出来たからこそ体感できたと思っている。さらに社員の方は非常に優しい方ばかりで気さくに話しかけてくださった。
【まとめ】小林製薬のインターンシップは求める人物を把握すること
小林製薬のインターンシップ情報や選考対策ポイントをご紹介してきました。
小林製薬のインターンシップに参加すると早期選考ルートをもらえるようですが、選考に考慮されるわけではありません。企業研究をしながら求める人物を把握して選考に臨みましょう。