面接でよく聞かれることって?傾向別の対策や回答例を紹介

2021年11月12日

「就活の面接って何を聞かれるんだろう」

「急に聞かれたことに答えられるか不安」

「何を聞かれても答えられるように対策しておきたい!」

こんな疑問や不安を抱える就活生は多いのではないでしょうか?

就活で聞かれる質問には傾向があり、それをおさえて対策すればどんな質問が来ても大丈夫です。

この記事ではよく聞かれることを5つに分類し、傾向ごとに対策をまとめました。どんな質問がされるのか大枠を掴んで対策方法を参考にしていただけると嬉しいです。

もっとたくさんの質問を知りたいという方はこちらの記事も参考にしてみてください!

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面接で聞かれることは大きく分けて5種類

新卒の就職活動の面接で聞かれることは企業によっても様々ではありますが、大きく5つに分類できると思います。それが以下の5つです。

  • 過去に関する質問
  • 個人に関する質問
  • 未来に関する質問
  • 会社に関する質問
  • その他の質問

どこを重点的に聞くかは面接の段階や企業が大事にしているポイントによって異なりますが、面接で聞かれる質問のほとんどはこの5つのどこかに分類されます。これらの質問を通して企業側としては就活生がどんな人なのかこの会社に合っている人材なのかを見極めています。

それぞれに適切な対策方法があるので以降で詳しくご紹介します。

面接で聞かれること①過去に関する質問

あなたがこれまでの人生の中でどんな経験をしてきて、その結果どのような価値観や能力を持っているのかを聞き出す為の質問です。その人の性格や資質は生まれながらに備わっているものでもありますが、過去の経験や環境も大きく影響しています。また、身についている能力は経験が直接的に影響します。

この質問に関しては一次面接など選考フローの序盤から聞かれる質問です。さらに、その人の本質を知るために深堀りされることが多いです。深堀りされた時に答えられなくならないようにしっかり対策しておくべきですし、対策を通して過去を振り返ることで、自分でも気づいていなかった価値観に気がつくきっかけにもなりえます。

よく聞かれる質問

よく聞かれる質問をピックアップしました。

  • 学生時代に力を入れたこと
  • これまでに困難を乗り越えた経験
  • 挫折経験
  • 成功体験
  • 1番の挑戦
  • これまでで1番没頭したこと
  • 高校で頑張ったこと
  • 中学で頑張ったこと
  • 小学生の頃どんな子供だったか
  • 高校、大学を選んだ理由
  • アルバイトの経験
  • 今まで出会った中で尊敬している人

回答例

よく聞かれる質問の中から3つの回答例をご紹介します。

学生時代に力を入れたこと

私は経営学を学ぶゼミナールでの活動に力を入れました。3年生の夏に参加したビジネスコンテストでは空き家問題を解決する為のビジネス案の提案をチームのみんなと一緒に企画提案しました。メンバー同士意見を出し合いながら企画を練り上げ、自分達では自信のある内容に仕上がっていると思っていました。

しかし、コンテストの1ヶ月前にゼミで中間発表を行った際に先生から本質的な課題の解決になっていないという指摘を受けてしまいました。この指摘を受けてから実際に空き家のある場所に足を運び、メンバー全員でもう一度空き家問題について徹底的に調べ直しました。

そこで初めて自分達の企画が課題に直面している当事者の視点に立っていないことに気が付き、もう一度企画を練り直しました。その結果ビジネスコンテストでは参加した30チームの中で最優秀賞をいただくことができました。

この経験から諦めない姿勢や、実際に目で見ることの大切さを学びました。

学生時代に力を入れたことは新卒の面接において鉄板とも言える質問です。何をしたかもそうですが、頑張り方を知るための質問です。

「何を話せばいいかわからない」、「参考になる例文がほしい」という方のために採用バンクではガクチカを考える際に役に立つ資料をプレゼントしています。ぜひ活用してみてください!

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また、ガクチカについては詳しくまとめた記事もあります。こちらも合わせて参考にしてみてください。

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挫折経験

私の挫折経験は大学で所属しているラクロス部で大会前に全治4ヶ月の怪我をしてしまい、試合に出られなくなったことです。自分達の代がメインになって最初の大会だったので、そこに合わせてたくさん練習をしていたため、大会に出られないことがわかったときはとてもショックでした。

ですが、自分が試合に出られなくても大会で良い結果を残すことはチームとして叶えられると思い、コート外からの声掛けやテーピングやストレッチのフォーローなど他のメンバーのサポートに徹しました。結果としてチームとしては歴代最高の成績を納めることができました。

この質問は挫折した時にどのようにして立ち上がるのかを知る為の質問です。挫折したエピソードだけでなく、どのようにしてその状況を乗り越えたのかも伝えましょう。

1番の挑戦

私の1番の挑戦は大学一年生の時にタイを一人旅したことです。知らない土地に現地の言葉もわからない状態で行くことは楽しみの反面不安な気持ちもありました。ですが、実際に行ってみると観光地への道がわからない私を助けてくれる優しい現地の方のおかげもあり、とても有意義な時間を過ごすことができました。

この時の経験から初めてのことでもやってみると意外と出来ることもあると身を持って感じたので、今後も少しハードルが高いと思うことでも思い切って挑戦したいと思っています。

自己分析で対策

過去に関する質問の対策として必要なのは自己分析です。過去の出来事とその時に感じたことを徹底的に思い返して人に伝えられるまでにする必要があります。

先程もお伝えしたようにこの手の質問は深堀りをされます。回答を考えて終わりではなく、そこに対してなぜ?という問いを繰り返して、自分の中でも深堀りしていってください。

自己分析の方法としてはモチベーショングラフを使った自己分析や過去に関する質問にひたすら答えていく方法などがあります。採用バンクではこれらの自己分析をサポートしてくれるマニュアルをプレゼントしていますのでこちらも参考にしてみてください!

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面接で聞かれること②個人に関する質問

この質問は今どんなことをしていて、どんな人なのかといった部分を問われます。先程の過去に関する質問より少しライトな質問で、面接の中の最初の方に聞かれることが多いです。答える内容は深く考えるというよりはあなたらしさが伝わる答えで大丈夫です。

よく聞かれること

よく聞かれる質問はこちらです。

  • 自己紹介
  • 自己PR
  • 長所短所
  • 大学で何を学んでいるか
  • あなたを〇〇に表すと
  • 友達にどんな人って言われるか
  • 趣味
  • 座右の銘
  • チームにおける役割
  • 苦手な人との関わり方

回答例

次によく聞かれる質問の中から3つの回答例をご紹介します。

自己紹介

〇〇大学〇〇学部〇〇学科の~(名前)です。趣味は写真を取ることで休日はよくカメラ好きの友達と撮影に出掛けます。大学では地方創生について研究するゼミナールに所属し、東京都の商店街の活性化に向けた取り組みを行っています。また、テニスサークルでは現在代表として60人のメンバーと活動しています。本日はよろしくお願いします。

自己紹介は大体面接の1番最初に聞かれます。1分程度や3分程度など時間を指定されることもあるのでいくつか準備しておきましょう。

また、自己紹介は面接全体を本に例えると目次の部分になります。面接で話すことの大枠が伝わる構成にしましょう。趣味などあなたの雰囲気が何となく伝わるような事柄を入れてもいいと思います。

自己紹介で話したことをさらに聞かれることは多いので、面接の中で話したいことがあれば自己紹介の時点で面接官に印象づけておくと流れを自分で作ることができます。

自己PR

私の強みはコミュニケーション能力が高いところです。周りの人から話しやすいと言ってもらえることが多く、昔からよく友達の相談に乗っていました。

大学生になってからはホテルでアルバイトをしているため、外国の方と話す機会も多く、大学で勉強している英語を活かして海外のお客様の接客にもあたっています。

この強みを御社でも活かしお客様に寄り添ったコニュニケーションがとれる営業マンになります。そしてゆくゆくは英語力を活かして海外でも活躍出来る人材になりたいです。

自己PRは強みを会社でどう活かせるかという視点から伝えるものです。こちらに関しても関連記事を載せておきますので参考にしてみてください!

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チームにおける役割

私はチームで活動するときはリーダーのサポート役になることが多いです。中学の部活で副部長をしていた経験から補佐役が自分に向いていると感じ、現在もサークルでは副代表としてリーダーを裏でサポートしたり、メンバーの話を聞いてそれが全体に反映されるようにリーダーに伝えることでチームを支えています。

リーダーなど先頭に立つ役割になることが多い方はイメージしやすいかも知れませんが、そうでなくても大丈夫です。自分の長所にも結びついてくると思いますが、過去の経験を振り返って考えてみてください。

面接練習で対策

個人に関する質問の対策は上でご紹介した質問に答えられる用意をしておきましょう。内容としてはすんなり答えられることが多いのではないでしょうか。

また、自己紹介や自己PRなど面接の序盤で聞かれる質問が多く、この質問に関する答え方が最初に与える印象を左右します。面接練習などで好印象を持ってもらえる話し方の練習をしましょう。

長所短所に関してはこちらも採用バンクの関連記事で対策をしてみてください!

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面接で聞かれること③未来に関する質問

この質問はあなたが今後どんな風に生きていきたいかんな社会人になりたいのかを聞く質問です。

入社前の段階から就活生が思い描く未来と企業で実現できる未来に乖離があってはミスマッチを招きかねません。そういったリスクを回避するために、企業側は面接の段階でその人がどんな未来を描いているのかを質問します。

この質問もかなり深堀りされると思って準備しておいたほうがいいです。

よく聞かれること

よく聞かれる質問は以下の通りです。

  • 就活の軸
  • 将来の理想像
  • 身につけたいスキル
  • 5年後どうなっていたいか
  • キャリアプラン
  • 将来の夢

回答例

回答例と対策をご紹介します。ここでは共通の1人の人物を例にとった回答例を載せました。対策の方法は回答例の後にまとめてご紹介します。

将来の理想像

海外で都市開発の事業に携わりたいです。以前ボランティアでカンボジアの学校建設に取り組んだ際に、日本と発展途上国の違いに衝撃を受けたと同時に学校の完成を喜ぶ現地の方を見てやりがいを感じました。

この経験から将来は発展途上国の都市開発に携わり、より多くの人の笑顔をつくりたいと思うようになりました。

就活の軸

将来的に海外で働くチャンスがあることと建設や都市開発に関わる仕事ができることです。

キャリアプラン

10年以内に海外で働くチャンスをいただけるようになりたいです。そのためにいち早く国内の1つの現場を任せていただけるよう、資格の取得やマネジメントスキルを身につけたいと思っています。

自己分析と企業研究で対策

この質問の対策として必要なことは自己分析企業研究です。

未来に関する自己分析の方法としてはWill・Can・Mustというフレームワークを使うと便利です。

Will・・・成し遂げたいことやこうなっていたいと思う姿

Can・・・Willを実現するために身につけなくてはいけない能力

Must・・・Canを身につけるためになくてはならない環境やすべき経験ma

一般的なWill・Can・Mustとは少し違うのですが、就活生にとってよりイメージしやすい考え方をご紹介しています。このWill・Can・Mustをそれぞれ考えてみてください。

理想像なんてわからないと思った方や抽象的になってしまったという方も多いのではないでしょうか。就活を始めたばかりの段階でぼんやりしてしまうのは仕方がないので、最初はその状態でも大丈夫です。ここからこの将来像を明確にするために必要なのが企業研究です。

企業研究は可能であれば実際に働いている方に話を聞いたり自分の描く未来を話した上で、どこが足りないかを聞いてみることをおすすめします。なぜなら、働いたことのない就活生の感覚では理想像が抽象的なっていることに気が付きにくいからです。

また、キャリアビジョンなどに関してはどこまで明確になっていることが求められるかは企業によっても違ってくるので社員さんから話を聞くことでそこがわかります。

面接で聞かれる質問④会社に関する質問

次に会社に関する質問です。これは志望度を見ていることに加え、どれぐらい企業を理解しているかを聞くことで、入社後のミスマッチを防ぐ目的があります。しっかり企業を理解している就活生の方が企業としても安心して採用できますよね。

また、企業を知った上で会社に入ってからどんな風に活躍したいかのイメージを鮮明に持てているかで、入社後の活躍の期待度を測っています。

よく聞かれること

  • 志望動機
  • 会社でやりたいこと
  • なぜこの業界(仕事)がいいのか
  • 業界内でなぜこの会社なのか(他の会社との違い)
  • この会社で新規事業を立ち上げるとしたら
  • 会社やサービスの強み
  • 会社やサービスの弱み

回答例

この分類の回答に関しては企業によって様々です。ここでは食品大手の味の素株式会社を実際に受けた方の回答例をご紹介します。

Q 味の素を志望する理由を教えてください。

私が御社を志望した理由は2つあります。

一つはアミノ酸を軸にした技術で、唯一無二の新しい製品を作りだすことに関わりたいと思ったからです。モノづくりを通じて世界の人々の生活に貢献したいという軸から、グローバルに展開していることと貢献の幅を重視しています。貢献の幅という観点から産業の根幹となる化学メーカーもみてきた中で、御社の化成品の事業はアミノ酸の技術を応用した製品であるという点から、既存の化学材料にとらわれない、新しい素材開発が行われていると感じました。

もう一つは社内で様々な仕事にチャレンジしたいと思ったからです。私は自分が今までしてきた経験とそこで出会った人々から刺激を受けて成長してきたと思っています。フィールドOの研究員はOOOに長くお勤めの方もいれば、一方で本社・グループ会社・海外など活躍の場を移すこともできると伺いました。自由なキャリアパスを描けることは魅力的で、私はしっかりと軸となる技術を身に付けたら、研究開発として別の製品に関わってみたり、違う職種に挑戦したりしてみたいと考えています。そしてそういった環境に最も恵まれているのが御社だと判断しました。

引用元:就活会議

Qあなたが味の素に入社して達成したいことを教えてください。

私が味の素に入社して達成したいことは、製造が困難とされているモノの製造プロセスを確立し、世界中の人々により安く安全に安定して製品を届けることです。

現在、貴社では海外工場においてiPS/ES細胞の増殖用培地の製造を行っていますが、バイオ医療品の需要は今後ますます拡大、多様化していくと思います。そこで私は新たな先端バイオ医療品製造プロセスの確立・最適化・大規模化に味の素グループwayのひとつの要素である開拓者精神を持って取り組み、世界中の人々の役に立ちたいと考えています。

またこの業務以外でも自分の持っている知識や能力を活かせる仕事があれば自分を成長できる絶好の機会だと捉え、何にでも前向きに取り組みたいと考えています。

引用元:就活会議

Qなぜ他社ではなく、この会社なのか

自分の就活の軸としては、人々に身近な商品に関わっていたいということです。その中でも、機械や消費財などより比較的技術取り分にならない、飲料食品業界を志望しています。

そして、その業界の中でも、味の素が最も仕事を通して、社会に貢献できると考えたからです。というのも、飲料や食品は一般的には美味しければ売り上げは上がるし、どの企業も美味しさとブランドイメージに注力しがちです。

しかし、社会貢献という点で考えると、将来的に高齢化も進むし、食という分野は、人々の健康寿命にも大きな影響を与えると考えます。そのため、美味しさという価値だけでなく、アミノ酸を軸として健康という軸でも消費者に価値を提供できるという点で他の会社よりも魅力的だと考えております。

引用元:就活会議

社員の方に話を聞いて対策

この質問に答える為の対策としては実際にその会社で働く社員さんに話を聞くことをおすすめします。

面接に受かるといった側面から考えると、社員さんの言っていることは間違いなく事実、もしくは会社の目指す姿のどちらかです。どちらにせよそこで聞いたことを面接で話して悪い印象や会社を理解していないという印象を与えることはほぼないので自信を持って話していい内容です。

面接で聞かれること⑤その他の質問

最後にその他の質問です。これは発想力や思考能力などその仕事に適正があるかどうかを見ているパターンとその会社のカラーに合っているかを見ているパターンが考えられます。

よく聞かれること

  • 前の面接や面接官の感想
  • フェルミ推定
  • その企業のサービスの新しいPR方法
  • 最近見たニュース
  • 現在の就活状況
  • 逆質問
  • 例外的な質問(宝くじが当たったら何したい?、最近人にあげたプレゼントで印象に残っているものは?など)

回答例

こちらも回答例をご紹介します。

逆質問

〇〇さん(面接官)が仕事を行う上で大切にしていることはなんですか?

御社で活躍している社員さんの特徴を教えてください。

学生のうちから出来ることで入社までに身につけたほうが良いスキルはありますか?

逆質問は多くの面接で1番最後に聞かれます。逆質問はこれを聞いた方が良いというよりはどういうことは聞かない方が良いというポイントをおさえておきましょう。

まず、説明会で言っていた事や調べればわかるようなことを聞くのはNGです。また、残業はありますか?などといったマイナスな印象を与えるような質問は避けましょう。そういった部分も予め知っておくことは大切ですが、あえて面接で聞く必要はありません。

最近見たニュース

キャッシュレス化に関するニュースに関心を持ちました。私がアルバイトをしているファミレスでもここ数年で次々とレジにキャッシュレス対応の機能がつけられ、現金を使って支払いをするお客さんは体感で半数ほどに感じます。

キャッシュレス化が進む中、高齢のお客様にとっては操作がわかりにくく説明に時間がかかることが多いので、誰もが使いやすい仕組みの開発は今後課題になってくるのではないかと感じています。

そのニュースを見てどう感じたかまでを答えましょう。可能であれば受けている業界に関連するニュースを選ぶ方が業界に対する関心が伝わります。

現在の就活状況

現在はWebマーケティングに関わる仕事をしたいと思い、広告代理店を中心に選考を受けています。5社程選考を受けているところで、1社最終面接を控えています。

この質問に関しては簡潔に状況を話せば問題ないです。嘘はつかない方がいいですが、逆に言わない方がいいことを話す必要もありません。内定を頂いている企業があればそれは話しても大丈夫です。

また、最終面接の話や内定をもらっているといった話をした際に、うちに受かったらどっちにする?といった質問をされることも多いです。その時はその会社に行く意志を伝えるのが無難ですが、迷っているということを話すのであれば、その会社を前向きに検討していることが伝わるように答えましょう。

企業に合わせた対策

前の面接や面接官の感想も聞かれることがあります。この質問の対策としてもやって欲しいのが面接の後の振り返りです。

実際のところ、同時進行でたくさんの選考を受けているとどの企業の面接でどんなことを聞かれたのかがごちゃごちゃになってしまうということがあると思います。面接が終わった後に行うべきこととして以下の情報をまとめておくと便利です。

メモ

  • 聞かれた質問
  • 質問に関する回答
  • 逆質問で聞いたことと回答
  • 面接官の名前
  • 面接や企業の印象を自分の言葉で書き出す

これらのことをまとめておくことで面接前に見返すことができます。

また、フェルミ推定はコンサルの業界などでよく聞かれる質問です。例題や解き方が載った本があるのでそちらで対策しましょう。

面接対策が必要な理由

ここまで面接で聞かれる質問とその対策をご紹介してきました。最後に面接の対策が必要な理由もご紹介します。

思っていても言語化できないことが多いから

頭の中で思っていても、いざ聞かれると上手く言語化できないということは結構多いです。過去のことも未来のことも自分の潜在意識の中にあることをアウトプットするものが面接ですが、これを伝わるように話すには自分の中でしっかり伝えられるレベルの形にしておく必要があります。

日頃から定期的に過去を振り返ったり未来を思い描く時間を作っている方なら話せるかも知れませんが、そんな方は中々いないのではないでしょうか。

特に1つの質問に対して1つの答えを出して終わりではなく、なぜそう思うのか?ということを突き詰めて考えてみると、自分でも意識していなかった価値観に気がつくこともたくさんあると思います。この時間を就活生の時に作ることは面接のためだけでなく今後の未来を見据える上でも大事なことです。

知らないと答えられない質問があるから

面接で聞かれる質問の中で会社に関する質問は、実際に働いたことのない就活生にはわからないことも多いと思います。

この質問は、パーソナルな部分に関して聞かれる質問とは違い、答えによっては間違いが存在する上、そもそも知っていないと答えることが出来ません。このような質問に答えるためには企業や業界に関しては出来る限り調べる対策が必要です。

面接練習の方法

各質問に答えるための準備が出来たらあとは面接自体の練習をすれば対策はバッチリです!

ということで、面接の練習におすすめの方法を簡単にご紹介します。

聞かれることは大体イメージしていただけたかと思いますが、面接にはコニュニケーション上のテクニックやポイントがあります。そのポイントを抑えた伝え方を身につけておくことで、面接官により良い印象を与えることができます。

方法としては友達や大学のキャリアセンター、社会人の方などに面接官役をしてもらったり、自分で動画を取ったりする方法があります。面接練習のポイントや方法については採用バンクに詳しく説明している記事があるのでこちらを参考にしてみてください。

https://saiyo-bank.com/20026/

【まとめ】面接で聞かれることをおさえて対策をしよう!

面接で聞かれることの傾向と対策は理解していただけたでしょうか?

対策をしっかりすることで深堀りされた時にも具体的に答えることができ、さらに一貫性のある受け答えができます。面接の良くないパターンとして、面接官に結局どういう子なのかわからなかったと感じさせてしまうことがあります。一貫性があり、自信をもって答えられればそんなことにはなりません。

また、企業が面接でこれらの質問を聞く目的は就活生と企業がこれから一緒に働く上でマッチしているかを見極めるためです。就活生として面接に受かるための対策であることは間違いないですが、ご紹介した方法で面接対策をしていく中で自分について深く知ったり将来を考える時間にして欲しいと思います。

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