最近、東京オリンピック開催に伴って盛り上がっていた建設業界ですが、今後も日本の発展に貢献することでしょう。日本では地震が多く地震対策の点で見ても建設業界は必要不可欠です。そんな建設業界に興味を持っている学生もいるのではないでしょうか。
竹中工務店はスーパーゼネコンの5社のうちの一角をになっている有名な企業です。あのあべのハルカスや丸の内パークビルディングに関わっている建設会社です。他にも多くの作品、プロジェクトに関わっており、受賞経験も豊富です。
この記事では「竹中工務店はどんな会社?」「竹中工務店のインターンシップについて知りたい!」という悩みを解決します。
最後には実際に竹中工務店のインターンシップに参加した学生の体験談も掲載しているのでぜひ最後まで読んでください。
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竹中工務店は大手総合建設会社
株式会社竹中工務店は大阪に本社を構える創業400年以上と歴史ある建設会社です。従業員数は7000人を超えており1級建築士、1級建築施工管理技士ともに2000人以上在籍しています。
海外20の国と地域に事業所があり活躍のフィールドはグローバルに拡大しています。
竹中工務店は「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」という経営理念のもと、創立以来、お客様の期待に応える建築を提供してきました。そして、「まちづくり」を通してサステナブル社会を実現し、地球の未来につないでいく会社です。
竹中工務店はスーパーゼネコンの5社のうちの一角をになっています。競合他社としては鹿島、大林組、大成建設、清水建設が挙げられます。
他の4社との大きな違いは大阪に本社があることと非上場企業ということです。
年収は1000万円越えも狙える
会社を選ぶ際に年収に注目する就活生は多いことでしょう。まずは建設会社の平均年収について説明していきます。
関連記事:2021年版業種別モデル年収ランキングの結果から110業種のうち「建設会社」は23位の563万円となっています。
もう少し広く「建設、不動産、住宅」の視点で見ると、6位「不動産」(778万円)、9位「住宅・建材・エクステリア」「リフォーム・内装工事」(649万円)と建築関連の仕事は高い順位になっていることがわかります。
竹中工務店は「建設会社」に属するので23位という結果になっていますが、ここには中堅ゼネコンや小規模ゼネコンも含んでいるためスーパーゼネコンである竹中工務店の年収は1,000万円を超えると言われています。
1位「外資系金融」(1,316万円)、2位「金融総合グループ」(859万円)という結果なので竹中工務店は年収においてトップ層であることがわかりますね。
事業展開
竹中工務店は以下のような事業を展開しています。
街づくり支援
常に社会や時代の変化の一歩先を読み取り、新たな価値を創造する事により、人・建築・都市のあるべき姿を創造・革新し、グループの総合力を結集して“まちづくり”に取り組んでいます。お客様の想いを的確に把握し、構想から運営に至るまでの最適で質の高いソリューションを一貫して提供しています。
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都市再生、超高層
環境配慮
一人ひとりが健康で快適にいきいきと過ごし、生産性や創造性を最大限発揮して活動できる「場」は、社会生活や企業活動を持続的に支える基盤として重要です。
総合建設業としての経験とマネジメント力、研究開発を通じて蓄積された科学的知見やソリューションをもとに、生産性と創造性を両立させる空間づくり、こころも身体も健康に過ごせる空間マネジメントシステムの構築などを通じてお客様の高いニーズにお応えしています。
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再生可能エネルギー、省エネ
安全、安心
建物を末永くお使いいただく上で地震は最大の脅威です。竹中工務店では世界をリードする最新の免震・制振技術を取り扱い、既存建物に居ながらできる耐震改修技術も備えています。お客様のあらゆるニーズに応じる様々な地震対策を提案可能です。
また火災に対して我国最大の耐火試験装置等を保有し、強い構造部材や全ての人が安全に避難できる技術など、お客様の資産や生命を守る安全・安心な技術を取り揃えています。
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耐震補強技術、防犯技術
資産価値向上
建物は時間とともに物理的に劣化していきますが、一方で時代のニーズからもズレが生じるようになり、放置すると魅力に乏しい施設となります。時代のニーズに合わなくなった建物に対して、最新の技術・機能を付加して魅力を再生し、資産価値を高めるお手伝いをしています。
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耐震改修、液状化対策
未来社会実現
建設現場の生産性向上のため、ロボット技術の導入を推進しています。また、昨今、技術進展が著しいIoT技術や、宇宙開発に向けた対応も積極的に行っており、常にお客様のニーズに応えるべく研究開発活動を推進しています。
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宇宙技術、ロボット技術
受賞履歴
竹中工務店は数多くの国内外から受賞を受けておりここでは一部を紹介します。トップレベルの技術が評価されています。詳しくはホームページをご覧ください。
・MIPIM ASIA AWARD GOLD (京都東山計画)
・第46回東京建築賞 2020 一般一類部門 最優秀賞 (日本海事検定協会本部ビル)
・2020年照明普及賞 (心斎橋PARKO)
さらに詳しく
MIPIM ASIA AWARD GOLDとは
不動産プロフェッショナル国際マーケット会議のことで、世界の不動産・建築関係者が一堂に会する世界最大の不動産見本市です。
竹中工務店は挑戦する人を求めている
竹中工務店では5つの求める人物像を掲げています。
【強い覚悟と粘り強さ】
【誠実に人と向き合うこと】
【先まで考える主体性】
【ルールの中での創意工夫】
【チームワークと情熱】
上記の求める人物像を掲げている竹中工務店はこれまでその時代のニーズの期待に応えた活動を行ってきました。
建設業界は他業界と比べて扱う規模は大きいです。その分やりがい、達成感は大きいものとなります。
また、関わる人も多くチームワークが必要不可欠です。1つのものを作り上げるために周りと協力する必要があります。社内でのコミュニケーションや主体性も求められます。
建築が好きで周りと協力してその時代のニーズの期待に応えた大きな作品やプロジェクトに関わりたい、新しい価値を創造するために挑戦したいという熱意ある学生にはおすすめです。
竹中工務店のインターンシップ概要
竹中工務店のインターンシップの詳細は以下の通りです。
建設業という切り口から「働く」ということについてご理解いただくために1DAY仕事体験プログラムとなっております。
【予定(変更の可能性あり)】
1.オリエンテーション
2.建設業界の紹介
3.仕事紹介
4.グループワーク
身近な用品を資材の代わりとして、1つの作品(建物)をグループワークにて作っていただきます。
資材にかかるコストや納期等を意識しながら、作ることで、仕事の上で必要な「役割分担・コミュニケーション・納期・コスト」の重要性を理解していただきます。現場社員からのフィードバックもございます。
5.先輩社員座談会
【参加条件】
以下のいずれかに該当する方が対象となります。
1、高専・大学・大学院・職業能力開発大学校卒業時に二級建築士の受験資格を取得予定の方
2、既に一級建築士またはニ級建築士資格を取得されている方
【開催地域】
北海道支店、東北支店、東京本店、名古屋支店、大阪本店、広島支店、九州支店
【本支店別対象大学】
1.北海道支店→北海道の学校
2. 東北支店 →宮城、青森、秋田、岩手、山形、福島の学校
3.東京本店 →東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、長野、山梨、新潟の学校
4.名古屋支店→愛知、静岡、三重、岐阜、富山、石川、福井の学校
5. 大阪本店 →大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山、香川、徳島、愛媛、高知の学校
4.広島支店 →広島、岡山、山口、鳥取、島根の学校
5.九州支店 →福岡、長崎、大分、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄の学校
※オンライン開催に変更となる可能性がございます。
【開催時期】
2021年7月~2021年12月 予定
【実施日数】
1日(ワンデー仕事体験)
【応募締切日】
2021年12月31日
【インターンシップの選考】
選考なし(抽選)
募集している仕事体験によって異なることがあります。
竹中工務店のインターンシップ参加者の体験談
竹中工務店のインターンシップ参加者3名の体験談を紹介します。
文系学生
作業所での工程表作成ワークを行った。全体ルームでの説明動画とグループワークを交互に繰り返し、徐々に進めていくワーク。最後に全体に向かってグループで作成した工程表をそれぞれ発表。軽いフィードバックがある。インターン用に作られたストーリー性のある動画を見ながらワークが進んだ。グループワークではExcelを使って工程表を作成する。考慮するべき要素が多く、最初にグループのコンセプト(顧客の希望を最大限かなえる、価格重視、環境への配慮など)を決めることが大切であったが、軸をぶらさずに進めることが非常に難しかった。グループでは疑問点があればすぐに聞き、また理解できていなそうなメンバーを置いていかないコミュニケーション能力が重要だった。学生とはグループワーク中しっかりとコミュニケーションを取ることが求められる。社員との関わりは比較的薄く、ワーク中に回ってきて注意やアドバイスをしてくれることはあったが、他社で経験したインターンのような挨拶や雑談を交えてくれるような雰囲気ではなかった。
理系学生
総合工程表と呼ばれる、工事の全体の流れや工法を決定し、円滑に工事が進むような工程表を作成するという課題だった。動画でお客様との会話が流れ、その中から求められているものをくみ取り、総合工程表に反映するといったものだった。全体で動画を視聴して、各班に分かれて議論するという流れを複数回繰り返すという感じだった。時間は割とタイトであり、各班でだらだらとしゃべっていると間に合わないと感じた。また、表の作成をしなければならないので、それを効率よく仕上げられるかも必要なスキルであると思う。基本的には、専門的な知識はなくても参加できるものだった。全体に対してではあるが、社員の方から最後にフィードバックをもらえる。また、作成中に行き詰ったところがあると、質問をしなくても向こうからアドバイスをしていただけることが多く、面倒見が非常に良く、やりやすかった。
文系学生
現場事務の基本的な仕事となる、工程表の作成をグループワークで行った。ドラマ仕立ての動画を見ながら、条件を満たすよう注意し工程表を作っていく。ワーク終了後には、各班の代表者が発表し、簡単なフィードバックを受ける。工程表の作成ワークは、同時に考えることがたくさんあり非常に難しかったが、その分やりがいも感じられ楽しかった。いくつか注意するべき条件があったがみんな作業に夢中になると見逃しがちなので、そこをクリアしているかを常に見るよう意識した。参加者のうち同じ班になった学生とはコミュニケーションを積極的に取りながら作業を協力して進めた。社員はずっと見ていないが、各班をグルグル回りながら適宜アドバイスをくれた。発表時には簡単なフィードバックを各班にしてくれた。
【まとめ】竹中工務店のインターンシップでスーパーゼネコンを体験!
今回は竹中工務店とはどんな会社なのかやインターンシップ情報について解説しました。
5大ゼネコンの1つということもあり大きな規模で働くことができて大きなやりがい、達成感を味わうことができる点、また年収の点も魅力的だと考えます。
竹中工務店のインターンシップは工程表を作成するグループワークです。人気企業にもかかわらずインターンシップ選考なし(抽選)なので誰でも参加できる可能性があります。
建築に興味がある、トップレベルを体感したいという就活生の方はぜひエントリーしてみてください!!