「PwCのインターンシップの対策がわからない」
「PwCに興味あるけど、どんな会社なの?」
コンサルティング業界に興味がある、または、グローバルに働きたいと考えている学生は気になるのではないでしょうか。
PwCはコンサルティングファームであり、世界4大会計事務所・コンサルティングファームの中の1つです。
PwCはグループ会社も多く、日本の大学だけでなく海外の大学からも新卒採用をしているので、インターンシップの倍率は高いでしょう。そのため、しっかり対策を取って臨むようにしましょう。
この記事ではPwCのインターンシップの情報や求める人物像、選考対策に加え、実際に参加された学生の体験談も載せていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
PwCの基本情報
PwCとは、PricewaterhouseCoopers(プライスウォーターハウスクーパース)の略。
PwCは、1849年に設立した企業であり、会計監査・総合コンサルティング分野で、世界のBig4の一つとして知られる世界最大級のプロフェッショナルサービスファーム。
Big4とは
デロイト・トウシュ・トーマツ、KPMG、アーンスト・アンド・ヤング(EY)、PwCの世界4大会計事務所・コンサルティングファームのこと。
PwCの強みは、M&Aや事業再生・再編の専門家であるディールズ部門と、経営戦略の策定から実行まで総合的に取り組むコンサルティング部門の両面から、クライアントに対してサービスを提供できることです。
PwC Japanグループは以下の通りです。
【監査】
・PwCあらた有限責任監査法人
・PwC京都監査法人
【コンサルティング】
・PwCコンサルティング合同会社
【ディールアドバイザリー】
・PwCアドバイザリー合同会社
【税務】
・PwC税理士法人
【法務】
・PwC弁護士法人
【その他】
・PwC総合研究所合同会社
金融・資本市場に関する総合的な研究。
・PwCサステナビリティ合同会社
サステナビリティ分野の専門サービスを提供。
・PwCビジネスアシュアランス合同会社
コンプライアンス・テスティングに関する支援の提供・危機対応・信頼回復支援に関するサービスを提供。
・PwCビジネスソリューション合同会社
ソフトウェアライセンス再発売、ソフトウェア保守サービスおよびPwC保有のビジネスソリューションの販売サービスを提供。
・PwCアセットアドバイザリー合同会社
不動産などの信託受益権やファンド組成に関する募集の取扱業務に特化したサービスを提供。
・PwC Japan合同会社
PwCメンバーファーム向けの人事、総務、経理、マーケティング、ITなどに関わるコーポレート業務を行う。
PwCが求める人物像
ここではPwCが求める人物像を説明します。
主体性に加えて協調性のある人材を求められます。
コンサルティングはサービス業。喜ばせることが使命であり、お客さんが言語化できていない自社の課題を代わりに言語化・翻訳してあげることが仕事となります。
なんらかのスキルに特化した人であれば、それを活かし誰かのサポートができるでしょう。
またコンサルティングは、「人」と繋がり「人」とコミュニケーションを取り「人」と協力して「人」を助けるというフローで成り立ちます。
「人」に興味を持てることも大切ですね。
PwCのインターンシップ概要
ここではPwCのインターンシップの種類をご紹介します。
1.Strategy& サマーインターンシップ
※現在、応募受付を終了しています。
PwCコンサルティング合同会社でのインターンシップになります。
PwC Strategy&1のインターンシップは、実際の経営課題に関連したテーマを元に、具体的な市場・競争環境の分析からその視差の抽出などを行うプログラム。
【内容】
コンサルタントとのディスカッションや各種コンサルティングツールなどを通じて、よりリアルな戦略コンサルティングを体験。
チームごとにグループワークを実践し、その成果を最終プレゼンテーションにて発表。コンサルタントよりフィードバッグを行います。
【開催地域】
・東京
・WEB
【開催時期】
・8月9-11日、8月22-24日
実施日数2~3日
【参加条件】
・国内の4年制大学・大学院の方
・海外の大学・大学院の方
【選考フロー】
1.書類選考
▼
2.適性検査
▼
3.面接
▼
4.インターンシップ参加決定
2.【テクノロジーコンサルタント職】サイバーセキュリティ仕事体験
※現在、応募受付を終了しています。
PwCコンサルティング合同会社でのインターンシップになります。
サイバーセキュリティやプライバシーの考え方、サイバー攻撃の手法、最近のインシデントなどの大枠について学べる1day仕事体験。
【内容】
PwC’s Cybersecurity Internshipは、PwCコンサルティングの現役コンサルタントとチームを組み、実際の現場でコンサルタントが提供・実践をしている「セキュリティの設計や対策の考え方の提供」について、グループワークにて実際にあったケースをもとに疑似体験できます。
◇こんな方におすすめ!
・セキュリティコンサルタントの仕事を体験したい方
・DXを通じてビジネスイノベーションを起こしたい方
・エッジの効いたアイデアで経営機会を創出したい方
・テクノロジー、サイバーセキュリティ、プライバシーに興味がある方
・英語を使った仕事、将来は海外での活躍を視野に入れている方
・年齢・性別・国籍問わず平等な機会が与えられる環境で働きたい方
【開催地域】
・WEB
【開催時期】
・10月16日(土)9:00~21:00
実施日数:1日
【参加条件】
・国内の4年制大学・大学院の方
・海外の大学・大学院の方
【選考フロー】
1.書類選考
▼
2.WEB適性検査
▼
3.グループディスカッション
▼
4.インターンシップ参加
3.【テクノロジーコンサルタント職】デジタルテクノロジー仕事体験
PwCコンサルティング合同会社でのインターンシップになります。
PwCのテクノロジーコンサルタントになりきり、仮想のクライアントに対しテクノロジーを駆使した課題解決の提案を体験。
【内容】
市場調査・競合分析から、具体的なソリューションの構想まで、ビジネスとテクノロジーの両方の側面を必要としたプログラム。
コンサルタントの考え方や仕事の仕方を指導します。
個別でのフィードバック、懇親会も予定。
◇こんな方におすすめ!
・デジタル戦略に興味がある方
・サイバーセキュリティに興味がある方
・データサイエンティストに興味がある方
・新しいテクノロジーに興味がある方
・ご自身のテクニカルスキルを試してみたい方
・コンサルタントの仕事を体験してみたい方
・テクノロジーを用いたビジネスを考えることが好きな方
・新しいアイデアを考えることが好きな方
【開催地域】
・WEB
【開催時期】
・11月16日(土)9:00~21:00
実施日数:1日
【参加条件】
・国内の4年制大学・大学院の方
・海外の大学・大学院の方
【選考フロー】
1.書類選考
▼
2.適性検査
▼
3.グループディスカッション
▼
4.インターンシップ参加
4.【テクノロジーコンサルタント職】アーキテクチャー仕事体験
PwCコンサルティング合同会社でのインターンシップになります。
PwCコンサルティングのデジタルアーキテクトになりきり、架空のクライアントの課題を解決するためのDX Architectureを体験。
【内容】
企業が抱える課題を解決するために「どのようなDXが最適であるか」「どのようなArchitectureで実現するのか」を考えていただきます。
テクノロジーを使って、架空のクライアントの業務プロセスからあるべき業務プロセスを検討し、 DXを実現するためのArchitectureをデザインしていただくプログラムです。
個別でのフィードバック、懇親会も予定。
◇こんな方におすすめ!
・コンサルタントの仕事を体験してみたい方
・新しいテクノロジーに興味がある方
・テクノロジーを用いたビジネスを考えることが好きな方
・新しいアイデアを考えることが好きな方
・将来、テクノロジーを使ってDXを実現したい方
【開催地域】
・WEB
【開催時期】
・10月23日(土)9:00~21:00
実施日数:1日
【参加条件】
・国内の4年制大学・大学院の方
・海外の大学・大学院の方
【選考フロー】
1.書類選考
▼
2.適性検査
▼
3.グループディスカッション
▼
4.インターンシップ参加
5.【ITソリューションコンサルタント職】仕事体験 Autumn
※現在、応募受付を終了しています。
PwCコンサルティング合同会社でのインターンシップになります。
自分の「武器」を見つけてみませんか?
【内容】
コンサルタントが実際に取り組んでいるプロジェクトを共にした課題の解決方法を考え、クライアントに提案する「模擬ケースワーク」、実際のITソリューションに触れながら、その可能性を体感できます。
個別でのフィードバック、懇親会も予定。
◇こんな方におすすめ!
・ITがもつ可能性に共感し、世の中の課題をITソリューションを使って解決してみたい方
・第一線で働くコンサルタントから、今後に役立つフィードバックを得たい方
・早くから、自分の武器をもったコンサルタントになりたい方
・構想を描くのはもちろん、具体的な課題解決まで顧客に並走したい方
・さまざまな経験や多様な価値観をもつ仲間と協働し、チームとしての成果を追求したい方
【開催地域】
・WEB
【開催時期】
1・0月23日、11月6日、11月20日、12月4日
実施日数:1日
【参加条件】
・国内の4年制大学・大学院の方
・海外の大学・大学院の方
※文理不問。
※他職種との併願可
【選考フロー】
1.書類選考
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2.適性検査
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3.動画選考
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4.グループディスカッション
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5.個人面接
▼
6.インターンシップ参加
※すべてオンラインで実施
PwCのインターンシップ選考ポイント
ここではPwCのインターンシップ参加の選考対策を説明します。
ESは志望動機とチャレンジ経験から学んだことを書く
エントリーシートでは以下の設問をされることが多いようです。
・コンサルティングファームを志望する理由
・あなたがこれまでの人生の中で、最大のチャレンジについて
自分にとってどの程度大きなチャレンジだったかを、過去の経験と比較することを意識して書くようにしましょう。
回答例
テクノロジーで企業の課題を解決したいからです。
1年間○○の会社でインターンをし、ある社員の仕事をサポートする仕事に関わってきました。その中で、テクノロジーでサポートをしたいと興味を抱くようになりました。その折に貴社の説明会にて「コンサルティングは企業の経営課題を専門性をもって解決する仕事」と伺った際、これが自分が望んでいた仕事であると感じ、ぜひ挑戦したいと思いました。
私はコンサルティングファームで優秀な人々の中で働き、さまざまな企業の課題解決のために葛藤し、自らの専門性を最大限に活かし、自分にしかできない何かで企業の課題解決の一助となりたいと思い、志望しました。
「最大のチャレンジ」の設問では、どんなことを経験してきたのか。どのように成長してきたのかを問われています。
単に報告するのではなく、チャレンジした目的やどのような学びがあったのかをまとめましょう。
WEBテストは玉手箱が出題されやすい!
所要時間は1時間~1時間半程度。
過去のWEBテストは玉手箱が出題されるようです。
WEBテストのボーダーは他の外資系コンサルティングファームと比べるとそこまで高くはないようですが、問題に慣れておくことは必須。油断せず問題集を繰り返し練習し準備しましょう。
動画選考は簡潔に答え笑顔で臨もう!
時間は1分間。
原稿は頭に入れておき、棒読みにならず抑揚をつけて話せるように練習しましょう。
テーマに対しては、簡潔に答えるように心がけ、わかりやすくするために、フリップを用いるのもいいですね。
もちろん表情は明るく口角をあげて笑顔で臨みましょう。
グループディスカッションが攻略ポイント!
PwCのグループディスカッションでは、主体的かつ協調的な議論ができるかというポイントが見られています。
自分の意見をしっかりと発言し、議論の脱線には気を付ける。
チームを見渡し話せていない人には声をかけて発言しやすい雰囲気を作るよう心がけましょう。
グループディスカッションはこちらの資料で対策可能です!
https://saiyo-bank.com/contents/manual7/
面接はフランクな雰囲気だが論理的思考力を問われる!
所要時間は30分程度。
PwCの面接は社員1人、学生1人の面接で雰囲気はフランクです。
質問内容は下記の通りです。
・自己紹介
・志望動機
・なぜコンサルに興味を持ったのか
・学生時代力を入れたこと
エントリーシートの質問を深掘りされるようです。
深掘りは「物事を考える力・物事に対する行動力」を判断されます。
自己分析をしっかりして、自分の軸は何か、どのような目標を持って取り組み、どのような学びがあったのか答えられるように準備しておきましょう。
PwCのインターンシップ参加者の体験談
ここではPwCのインターンシップへ参加された先輩方の体験談をご紹介します。
レベルの高い学生があつまっているように感じた。実際に論理的思考力が一定のレベルになく、ディスカッションに入ることもままならない人も何人かいたため、自信のない人は本などで勉強しておいた方が良い。
最後にフィードバックがあるが選考のようなものなので準備しておくとよい。
論理的思考力に優れた人間が前半はリードし、後半はアイデアを出せる人、パワーポイントを作れる人、計算能力が高い人が活躍していたイメージ。
【まとめ】PwCのインターンシップでコンサルティングファームを体験してみよう!
ここではPwCのインターンシップ情報を選考ポイントとともに紹介してきました。
PwCは世界4大会計事務所・コンサルティングファーム。上下関係なく仲が良く、協調的で華やか、オン・オフの切り替えをハッキリしている方が多いようです。体験談にもあるように論理的思考力に優れた方を求められていることも理解し、選考対策をおこないましょう。