アルコールや飲料を販売する大手企業キリン。最近では、食から医にわたる領域でイノベーションを創出していることをご存知でしょうか？日本のみならず世界各国、さまざまな地域で愛されているキリンの製品。今回は、そんなキリンが行なっているインターンシップについて紹介します。
キリンへの就職を希望している学生はもちろんですが、食品や飲料業界に興味がある方にもおすすめのインターンシップとなっています。
こちらの記事はインターンシップに参加する際に読んでおきたい内容となっていますので合わせてご覧ください。
https://saiyo-bank.com/13663/
https://saiyo-bank.com/13637/
キリンの会社概要
キリンは、お酒や清涼飲料の商品開発・製品販売をメインとしている日本大手の企業です。数多くの飲料を提供しているキリンですが、その中でも最も有名な商品は「キリン＝1番搾り」ではないでしょうか。この商品は、世界約40ヵ国で販売されている実績を持っており、世界中で愛されています。
世界で事業を展開しているキリンですが、一番搾りに限らずどの飲料においても現状に満足することなく日々商品の質の改善を行なっています。日々進化することを目標に進んでいる企業ですので、新しい風を吹き込んでくれる志の高い人物を求めていると言えるでしょう。
また、最近では飲料だけではなく医領域への事業も行っています。その他にも、自然由来の原料や、細胞・微生物の研究に長年に渡って取り組みプラズマ乳酸菌など健康に寄与する数々の素材を発見することに成功してきたキリン。発見した独自素材を活用して、健康という社会課題の解決に取り組むヘルスサイエンス領域にも事業を展開しています。
協和キリンやファンケルとシナジーを創出しながら独自のビジネスモデルを構築し、食領域や医領域よりも高い利益成長率を目指しています。
キリンのインターンシップ概要
キリンのインターンシップでは、エントリーシートを提出し選考が行われたのち参加者が決定します。選考方法はコースによって異なりますが、日本屈指の大手企業であるため高倍率が予想されます。
キリンのインターンシップで学ぶことができるポイントは以下の通りです。
- キリンの理論を学ぶ
- キリンの仕事を体感する
- キリンのヒトとつながる
- キリンの乾杯を知る
ビジネス最前線で実際に活躍しているキリンならではの特別な理論を学ぶことができるほか、学んだ理論を活用しワークをすることでよりリアルなキリンの仕事を体感することができます。インターンシップでは、実際に各部門で働いている社員と交流し生の声を聞くことができます。
インターンシップ実施コース
- マーケティング営業戦略コース
- ICT価値創造コース
- 飲み物の生産技術と研究開発を知るコース
- ものづくりのエンジニアリングを知るコース
上記のコースに分けれてインターンシップを行います。
開催時期
2022年1月〜2月で開催。(2〜3日)
キリンのインターンシップ選考突破のポイント
キリンのインターンシップでは、以下の流れで選考が行われるようです。それぞれどのような点に注意したら良いのかを解説していきます。
- エントリーシートの提出
- WEBテスト
- 動画選考
- 面接
エントリーシートの提出
キリンでは、キリングループの一員として大切にしなければいけない考え方と気持ちとして「熱意・誠意・多様性」を挙げています。過去のエントリーシートには、この考え方や気持ちについて問われる質問がされていました。まずはそれぞれどのような意味を持っているのかを理解しましょう。また、過去に出題された内容も見てみましょう。
熱意
自由発想で進んで新しい価値をお客様や社会に提案することへのキリンの熱い意志。会社やブランドに誇りを持ち、目標をやりきる熱い気持ち。
誠意
ステークホルダーの皆様のおかげで、キリングループは存在しているということへの感謝の気持ち、謙虚な気持ちで確かな価値を提供し、ステークホルダーに貢献するという誠実さ。
多様性
個々の価値観や視点の違いを認め合い、尊重する気持ちが多様性には込められています。社内外を問わずに建設的な議論を行うことにより、「違い」が世界を変える力、より良い方法を生み出す力に変わるという信念を持っています。
エントリーシートでの出題例
Q1.あなたがこれまでの人生の中で「熱意・誠意・多様性」の価値観を体現したと思うエピソードを1つ教えてください。
回答例
私は、所属していたサークルが無くなる直面から救いたいという熱意を持って行動し、新入部員数を増加させたことがあります。 私が所属していたサークルでは年々入部者数が減っており、今後活動できるかギリギリの状態でした。一定の人数がいなければ成り立たないサークルでしたので入部者の減少は、死活問題と言っても過言ではありませんでした。新入部員増加のために、新入生歓迎会の代表を務めて積極的にPR活動を行いました。
WEBテスト
キリンのインターンシップ選考では、WEBテストが実施されます。過去のWEBテストを見てみると、SPIで実施されていたようです。SPIは、事前に準備しておくことで一定の点数を狙うことが可能です。しっかり対策を行い高得点を目指してください。
動画選考
コースによっては動画での自己紹介が含まれます。ただ動画を撮って送れば良いのではなく、ポイントを抑えて撮影を行うようにしましょう。そのポイントはこちらです。
- 時間内に納めること
- 最後まで見たいと思う動画にすること
大前提として動画は、制限時間が決まっています。伝えたいことがたくさんあったとしても、時間内に収めなければいけません。端的に伝える、事前に紙に書いて練習をするなど工夫することが大切です。
そして、動画を最後まで見たいと思ってもらうこともポイントとなります。ダラダラと話していても相手に印象付けることはできません。自分の魅力をしっかり伝えることができるようにしましょう。
面接
キリンのインターンシップでは面接も行われます。過去の面接では以下のような質問がされています。回答例とともに見てみましょう。
Q1.あなたがこれまでの人生の中で周りを巻き込み、リーダーシップを発揮した経験を教えてください。
【回答例】
以前、私が飲食店でアルバイトをしていた時、新人スタッフ3人をまとめる役割を任されたことがあります。ただサービスを提供するのではなく、お客様に喜んでもらうためにはどうしたら良いのか、満足度を上げるにはどうすれば良いのかを全員を巻き込んで一緒に考えるようにしました。
その結果、お客様から「店員さんの心遣いに感動した」というお言葉をいただくことができました。貴社でもこのようにリーダーシップを生かし、貢献していきたいと考えております。
キリンのインターンシップ参加者の体験談
実際にキリンのインターンシップに参加した方の体験談がこちらです。インターンシップに参加することで、たくさんの経験を積むことができるようです。
キリン流のブランドマーケティングを学ぶことで、キリンの「ものづくり」とは単に商品を作ることではなく、人々の身近な幸せを”本気”でつくっていくことだと感じられました。（事務・営業系コース 参加）
普通はわかりづらい研究や生産について、具体的に仕事内容を知ることができました。とても多くの社員の方々と交流できたため、人のよさや社風もしっかり感じ取れ、就活の軸が洗練されたと思います。（技術系コース 参加）
【まとめ】キリンのインターンシップは企業とのマッチ度合いがカギ！
今回は、日本最大飲料メーカーキリンのインターンシップ情報についてお伝えしました。さまざまなコースが用意してあるキリンのインターンシップは、座学や働く場所の見学、グループワークや懇親会などが予定されていますので、将来キリンで働くことをイメージしやすい内容となっています。
インターンシップを突破するためには、自分自身がキリンが求めている人物であることをアピールすることが大切です。
キリンのインターンシップに参加したことが、本選考に直結するわけではありません。しかし、高倍率のキリンのインターンシップを通過した実績を持っていることは今後の就活の自信となるのではないでしょうか。