「アクセンチュアのインターンシップに参加したい」
「外資系コンサルティングファームに興味を持っている」
コンサルティング業界は毎年就活生に人気がある業界の一つです。特に実力次第では若手社員でも高い年収を得られるというイメージから多くの学生が志望しています。
アクセンチュアは数ある外資系コンサルティングファームの中でも知名度が高い企業です。高い人気を誇るだけにインターン選考やその倍率に不安を感じる就活生も多いのではないでしょうか。
今回は23卒必見のアクセンチュアのインターン情報をお届けします。アクセンチュアで体験できるプログラム内容や選考対策、倍率などをくわしく解説!
アクセンチュアのインターンに参加して、外資系コンサルティング業界をリアルに肌で感じてみましょう。
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アクセンチュアは完全実力主義の外資系コンサル企業
アクセンチュアとはアイルランドに本拠を置く米国のコンサルティング会社です。世界120ヶ国以上に企業や公的機関といった法人を顧客に持つ多国籍企業であり、日本では1995年より「アクセンチュア株式会社」という名称で東京を拠点にしています。
アクセンチュアの業務内容は主にクライアントの営業や業務における課題解決や、海外進出などの事業サポートです。特に多くのコンサルティング会社の中でもITなどの最新テクノロジーを駆使する企業で有名と言えます。例えば郵船事業を手掛ける企業に対し、外国籍乗務員の船上生活を豊かにする電子通貨システムの開発と導入を行ったのもその一例です。
アクセンチュアで働くにあたり様々な国の社員とコミュニケーションを図る必要があるため、社内ではコロナ禍以前よりオンラインツールが浸透しています。また社員の多様な働き方を重視しており、在宅勤務制度やフレックスタイム制度、短日短時間勤務制度が整っています。
多様な働き方が推奨されていますが、その分社員一人一人がどのような働き方であっても実力を出すことが求められる完全実力主義の会社です。「UP or OUT」と呼ばれる「昇進か退職か」を意味する理念が根付く、厳しい社風の会社であるとも言われています。しかし実力を出せば若手社員でも成果に直結するため、アクセンチュアでスキルを磨いたり実力を試したいという人が入社を志望するのです。
配属先も多種多様用意されている
アクセンチュアには以下の部署が設けられています。
- ビジネスコンサルタント
- デジタルコンサルタント
- ソリューションエンジニア
- データサイエンティスト/AIアーキテクト
- アナリティクスコンサルタント
- クリエイティブデザイン
- コンテンツデザイン
新人研修ではこれらの配属先でスーパーバイザーからマンツーマンの業務に関する教育を受けることができます。また専属のキャリアカウンセラーから入社後のキャリアプランについてサポートを受けられるシステムも整っています。
アクセンチュアのインターンシップ概要と選考フロー
アクセンチュアには以下の5つのインターンシッププログラムが設けられています。
各コースの応募資格は共通して大学または大学院に在籍中の学生とされています。
和魂偉才コンサルティング塾
アクセンチュアのコンサルタントを目指したい人のためのインターンです。
和魂偉才コンサルティング塾
アクセンチュアのクライアント先である企業や公的機関が抱える難題を解決するコンサルタント業務を体験できる3日間のプログラムです。
- アクセンチュアのコンサルタントがどのように最新テクノロジーやデジタル技術、IT技術を使って顧客の問題を解決するのかを知る
- 顧客のヒアリング方法から実際の提案までの流れを学ぶ(ヒアリング→情報整理→対策立案→顧客マネジメント→提案という実務を体験)
- プログラム終了後にプロのコンサルタントによる個別フィードバックあり
- 全日程オンライン開催
- 募集人数30名
このインターンに参加することによりコンサルタントとしての「課題設定力」「課題解決力」「コミュニケーション力」「プレゼンテーション力」が身につきます。
戦略コンサルタント育成プログラム
アクセンチュアの戦略コンサルタントを目指したい人のためのインターンです。
戦略コンサルタント育成プログラム
具体的なソリューションに携わる戦略コンサルタントとしてのスキルを実際の案件に取り組み学ぶ3日間のプログラムです。全てのアクセンチュアインターンプログラムの中でも特にレベルが高く参加困難であるとも言われています。
- データサイエンスのビジネス活用やアナリティクスを活用したコンサルティングがどのように行われているか学ぶ
- 実際の案件に近い課題に取り組み、戦略コンサルタントとしての一連の業務が体験できる
- アクセンチュアの戦略コンサルタントに質問できる座談会やランチ交流会あり
- プログラム終了後にメンター社員からの個別フィードバックあり
- 全日程オンライン開催
- 募集人数30名
このインターンに参加することにより戦略コンサルタントとしての「論理的思考力」「イノベーション創造力」「プロデュース力」が身につきます。
和魂偉才アドバンストアーキテクティング塾
アクセンチュアのプログラマーを目指したい人のための上級者向けインターンです。
和魂偉才アドバンストアーキテクティング塾
こちらはプログラミング経験者向けのインターンシップです。アクセンチュアがクライアントに提供するシステムの構築に必要なアーキテクチャの検討からPoCの実装一部を行う3日間のプログラムとなっています。
- 用意された仮想案件に対するシステム構造を学ぶ
- アーキテクチャ、サーバー構造、データ配置の検討からPoCの実装を一部実施
- 最新テクノロジーがどのようにビジネスを変えるかを知る
- 全日程オンライン開催
- 募集人数30名
このインターン参加に必要な条件である「プログラミング経験者」とは大学での履修経験や実務経験ではなく、選考を通じてスキルの確認があります。インターンの参加でアクセンチュアの最先端の技術を学んだり、自分のスキルがどこまで通用するのかを確認することができます。
和魂偉才エンジニア塾
アクセンチュアのプログラマーを目指したい人のための初心者向けインターンです。
和魂偉才エンジニア塾
こちらはプログラミング初心者の参加も可能なインターンシップです。インターン参加者でチームを作りアプリ開発を行う3日間のプログラムとなっています。各参加者にマンツーマンでメンターが付きアドバイスやサポートを行います。
- 多様な参加者とチームを組み、アプリ開発をメインテーマとして行う
- アクセンチュアのエンジニアの一連の業務について学ぶ
- プログラミング経験者はチーム分けによりレベルアップした内容にチャレンジできる
- 全日程オンライン開催
- 募集人数30名
こちらのインターンシップはプログラミング経験者でも参加できますが、特に初心者であってもプログラミングに挑戦したいと考える人におすすめです。
Accenture Interactive Creative School
クリエイティブな仕事がしたい人のための実践型ワークショップです。
Accenture Interactive Creative School
世界トップクラスのクリエイターとともに「拡張するクリエイティブの役割と可能性」について学べる3日間のワークショップです。
- 名のあるクリエイティブエージェンシー出身のクリエイターによる講義
- 参加者によるグループワークも開催(クライアントが抱える課題に対するアイディアを考えプレゼンを行う)
- 全日程オンライン開催
- 募集人数15名
こちらのワークショップはクリエイティブディレクター、コピーライター、プランナーやアートディレクターとして活躍したいと考える人におすすめの内容となっています。またジャンルは決まっていないがクリエイティブな仕事をしたい人にとってキャリアプランのヒントとなるワークショップです。
共通の選考フロー
アクセンチュアインターンの選考フローは以下の通りです。
エントリー:7/29(木) 午前10:00まで
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エントリーシート提出・webテスト受験(プログラミング試験があるコースもあり)
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書類選考結果連絡:8/5(木) まで
↓
オンライングループディスカッション:8/18(水)~8/20(金)
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オンライン個人面接:8/27(金)~9/7(火)
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選考合否連絡・インターン参加
※詳細はアクセンチュア新卒採用ページでご確認下さい。募集が終了しているコースもありますが、冬季インターンシップが開催される可能性もあるためマイページの登録をおすすめ致します。
アクセンチュアが求める人物像
アクセンチュアは全職種に共通して求める人物像を明確にしています。
- 常に進化し未来を創る人物
- 背伸びをしてでも目標に手を伸ばす人物
- 自分、社会、世の中を変えたいと考える人物
- チャレンジを最後までやり遂げる人物
- 信念と誠実さを貫ける人物
- 理想を追求するために立場や関係性を超えた主張ができる人物
- 既存の概念にとらわれず、新しいものを追求する人物
- 正解がない状況こそ楽しめる人物
- タフな状況も周囲を引き込み楽しめる人物
- 多様な文化、相違する意見に価値を見出せる人物
- 互いを生かし合えるチームを重視する人物
- 未知の経験や出会いを大切にする人物
- 自分の行動が社内外に影響を及ぼすことに深く配慮できる人物
まとめると「チャレンジ、成長、変化、上昇志向」を好んで追い求める人物が求められます。アクセンチュアの仕事は常にハードであると言っても過言ではないため、このような事柄が苦にならない人物でない限り続けることは難しいでしょう。なぜならクライアントの会社内でも優秀な人物は存在し、その上で解決できない難題をコンサルに持ち込むため一つ一つの案件が難題であることが多いのです。その問題を解決できる論理的思考力や業務を遂行するストレス耐性も兼ね備えていることも大切だと言えます。
またアクセンチュアのインターン選考や本選考で英語力は必要とされませんが、入社し仕事を続けるためには英語でのコミュニケーションも必要です。目安として内定する学生のTOEICスコアは平均400点〜800点と英語力に幅がありますが、入社後は各自で英語を勉強し業務に支障をきたさないように努力を続けています。
インターン選考の倍率と対策
アクセンチュアのインターン倍率や選考対策についてご紹介します。
インターンの倍率は約40~50倍
アクセンチュアのインターン倍率は公表はされていませんが、約40〜50倍と言われています。また学歴による選別があるのではないかと言われていますが、実際には偏差値50台の大学からもインターン参加者や本選考の内定者は出ています。そのため選考でアクセンチュアが求めるラインの実力を満たしていることが最も大切と言えるでしょう。
エントリーシートは志望動機とガクチカを明確に
以下はこれまでにエントリーシートで出題された設問の一例です。
- インターン参加を通じてあなたが達成したいことを具体的に記述して下さい
- あなたとテクノロジーの関わりと、それを仕事にどう生かせるか答えて下さい
- エンジニアの仕事に興味を持った理由は何ですか
- 戦略コンサルタントという仕事に興味を持った理由を過去の経験や考えを踏まえて記述してください
- あなたがこれまでに未知の分野に挑戦したエピソードについて教えて下さい
アクセンチュアのエントリーシートは他の外資系コンサル企業に比べて志望動機とガクチカついてくわしく聞かれることが特徴です。企業研究はもちろんですが、まずは自己分析をして志望動機とガクチカを万全にする必要があります。
webテストは玉手箱
アクセンチュアのwebテストは玉手箱が採用されており、「言語・計数・性格」の3種類が出題されます。webテストの難易度は高くありませんが、事前に書籍やネット上などで玉手箱を解く練習をしておきましょう。
グループディスカッション・最終面接
書類選考を通過後、グループディスカッションと面接の2段階選考が行われます。グループディスカッションは他企業でも行われる一般的なものですが、最終面接では社員と学生が一対一という形式で、約90分間の「ケース面接」と呼ばれる面接が毎年行われています。
ケース面接とは最初に学生が20分ほどかけてケース問題を解き、面接官にプレゼンを行うというものです。その後プレゼンに関する質問や深掘りをされます。
以下はこれまでのケース問題のテーマの一例です。
- 美容家電の売り上げ向上対策
- 大手ショッピングモールに対する商店街の生き残り戦略
- さびれた温泉街を立て直す戦略
- 飲食店の売り上げ向上対策
- 日本でカジノを展開するには
ケース面接をスムーズに受けるためには事前に十分な練習をすることが大切です。過去に出題されたテーマを把握するだけでなく、ケース面接を学べる書籍が多数出版されているので読み込んで勉強をしましょう。ケース面接の書籍を読むことで、コンサルティングに必要とされる論理的思考についても理解を深めることができます。
インターン参加は早期選考につながる可能性が高い
アクセンチュアのホームページにインターン参加の有無が本選考と関わるといった記述はありません。
しかしインターンに参加し優秀な成績を収めた学生は、本選考が最終面接から始まるという体験談が多く存在しています。早期選考ルートに乗るためにはインターンの参加が必要とされる可能性が高いでしょう。
【まとめ】アクセンチュアのインターン選考を突破するためは下準備が不可欠
アクセンチュアのインターン概要や選考についてお分かり頂けましたでしょうか。
完全実力主義の社風であるアクセンチュアのインターンに参加するためには、選考でも会社の規定を満たす実力を存分に発揮する必要があります。特にケース面接は準備なしでは臨めないため、書籍で勉強するなど下準備が不可欠です。
万全な下準備をしてインターン選考突破を目指しましょう。