日用品から家具、家電などバラエティ豊かな商品を取り扱っている小売業の大手企業、株式会社ニトリ。日本国内693店舗だけではなく、台湾、中華人民共和国など、世界に約100店舗のチェーンストアを展開しています。「お、ねだん以上。ニトリ」のフレーズがCMで流れ有名ですよね。
今回は、23卒向けに行われる株式会社ニトリのインターンシップ情報をお伝えします。
以下の記事はインターンシップに参加する際に役立つ内容ですので、合わせてご覧ください。
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【23卒必見】ニトリインターンシップ概要
ニトリのインターンシップは、「新しい自分を見つけたい」そんな学生にぴったりの内容となっています。製造から物流、IT、小売までを一貫して行う「製造物流IT小売業」という独自のビジネスモデルだからこそ実現できる、ニトリならではの世界がインターンシップに参加する最大の醍醐味だと言えるでしょう。
ニトリのインターンシップは、一部のコースを除きエントリーシート不要。2020年のインターンシップ参加者は29,000人以上。とても人気の高い企業だと言えますよね。また、2021〜22卒インターン人気企業ランキングでは2年連続1位に輝いています。
ニトリのインターンシップでは6部署の体験ができる
独自のビジネスモデルを持つニトリは、37部署、100以上の職種が存在しています。ニトリの社員は、その幅広い職種のなかを数年おきに移動し、多様な知識と経験を身につけます。
これがニトリの人材育成のひとつ「配転教育」と呼ばれるものです。ニトリのインターンシップでは、37部署の中から6部署を体験できるプログラムが組まれています。その6部署がこちらです。
①店舗運営
ニトリでの買い物をお客様に楽しんでいただくために、日々売り場管理や商品管理を行います。細かい数値分析から改善・改革を繰り返し、より良い買い物環境の実現に向けて取り組んでいる部署です。
インターンシップでは、市場調査から売り場提案まで、店舗運営に関わる幅広いノウハウを学ぶことができます。また、グループワークを通して「お客様の暮らしを変革する」ための店舗戦略を考えます。普段よく目にしている店舗の裏側がどのようになっているのか覗いてみたいという方におすすめです。
②商品開発
暮らしをより豊かにする商品の開発業務を担っています。また、商品の魅力をより伝えるための広告・販促計画、売り場プレゼンテーションを行います。
インターンシップでは、市場調査や顧客分析の方法を学ぶうえで、商品の機能やデザインを考案します。また、商品の魅力を伝えるための売り場提案やプロモーション戦略も合わせて立案します。商品づくりに携わりたいと思っている方におすすめです。
③広告宣伝
ニトリの商品・サービス・キャンペーンの認知度を高め、企業のブランドイメージを作り上げる役割を担っている広告宣伝。マーケティング戦略にもとづき、より多くの方にニトリを知ってもらうことで購入動機へつなげるという使命を持っています。
インターンシップでは、商品を宣伝するためのターゲティング、購買までのストーリーを描き提案を行います。お客様の購買のプロセスを学び、提案する力を身につけることができます。広告宣伝は、広告作り、お客様への情報発信をしたい方におすすめです。
④法人事業
オフィスやホテル、商業施設などに空間提供をするBtoB事業です。クライアントのニーズに合わせたオリジナル商品の開発も行なっています。
インターンシップでは、営業からプレゼンまで空間提案の一連の流れを体験できます。クライアントからニーズを聞き出し、ゼロから形にするニトリだからこそできる提案型営業を体感することができます。ゼロから新しいものを作ってみたいという方におすすめです。
⑤貿易改革
海外で製造されたニトリの商品が国内の物流センターに納品されるまでの一連の輸入業務と、海外の店舗で販売される商品の日本からの輸出業務を担当しています。ニトリでは、通関士の資格を有する社員が税関の手続きなどを自社で行なっています。
インターンシップでは、ニトリのお値段以上の商品価格がなぜ実現できるのかを貿易通関業務から紐解いていきます。「なぜニトリはお値段以上の商品を提供することができるのか」その秘密を知りたい方におすすめです。
⑥情報システム
「製造物流IT小売業」のなかのシステム全般に関わる企画・開発から導入、運用に至るまで一貫して行なっています。システム開発や膨大なデータや情報を処理する、ニトリの各部署を支えるスペシャリスト集団と言えます。
インターンシップでは、より良い「買い物体験」を提供するためのWEBサービスを企画します。B to C企業ならではのシステム開発を体験しながら、ビジネスの現場で求められる能力を身につけます。
ニトリのインターンシップは3コース+シークレットコンテンツから選べる
ニトリのインターンシップは、参加する学生の都合に合わせて選ぶことができるように3つのコースとシークレットコンテンツ1コースが用意されています。1つずつ順番に解説していきます。
①BASICコース
「やってみよう!」は、可能性の始まり。商品部、広告宣伝部、法人事業部、貿易改革室の最大4部署の仕事を体験することができます。
実際の仕事を体験することで、自分の可能性の扉が開けるでしょう。また、複数の部署の体験を行うことで業界を横断する配転教育の面白さを知ることができます。
BASICコースのポイントはこちらです。
- ニトリの人気部署を疑似体験できる
- 仕事を通じて業界研究ができる
- グループワークでチーム力UP
ニトリの働き方が知りたい、業界研究をしたい、グループワークの経験を積みたい方におすすめのコースです。半日で終了するコースですので、気軽に参加することができます。
②INNOVATIVEコース
ニトリの現状を全否定することから始まるINNOVATIVEコース。「未来を創る」企画を自らの手で生み出すことができます。ニトリのインターンシップの中で、唯一選考のあるコースです。
商品開発・新規事業・広告宣伝の中から1部門にエントリーし、選考を通過したメンバーで短期間のビジネストライアルを繰り広げます。各部門の優秀チームは「COOプレゼン」にチャレンジすることができます。
INNOVATIVEコースのポイントはこちらです。
- 徹底的な顧客視点で企画立案
- 周りを巻き込みこの力を最大化
- 優秀チームはCOOへプレゼン
自分の今の力を試したい、選抜された仲間と切磋琢磨してみたい、困難な課題に挑戦してみたい方におすすめのコースです。各部門の優秀チームが行う「COOプレゼン」は、社長へのプレゼンを行い、社長よりフィードバックを聞くことができる場です。
一流企業の社長から意見を聞くことができる機会は滅多にないので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
③ITコース
ニトリのビックデータを支えるIT部門の業務が体験できるITコース。「使う」側の視点を大切にするニトリならではの戦略を知り、実際にシステム開発の企画をすることで、ITの世界を体感することができます。
ITコースのポイントはこちらです。
- クライアントではなく「エンドユーザー」視点のシステム開発を学ぶことができる
- 現場・現物・現実での問題解決手法を習得できる
- プログラミングだけではないビジネスにおけるIT部門のリアルがわかる
IT業界に興味があるが、具体的にやりたいことが見つかっていない方。学んできたITスキルがビジネスでどのように役に立つのか知りたい方、あらゆるデータから問題を正しく解決に導く方法を知りたい方におすすめのコースです。
④EXTRAコース
ニトリのインターンシップは3つのコースから選べると解説しましたが、実は早期一部の方のみに案内されるコースが存在します。それがEXTRAコースです。
「国内唯一のビジネスモデル」「スペシャリスト育成の配転教育」という、ニトリの成長を支える二大要素をゲーミフィケーションワークでまるごと体験することができます。各業務のつながりや顧客視点での商品開発といった、ニトリの成長の秘訣にとことん迫ります。
EXTRAコースのポイントはこちらです。
- 配転教育に興味がある
- ものづくりに興味がある
- グループワークの経験を積みたい
ニトリインターンシップ募集要項
2021年度ニトリインターンシップ募集要項は以下の通りです。
- 募集期間 2021年5月〜12月
- 開催時期 2021年6月〜2022年2月(予定)
- 実施日数 半日、4日、1週間
ニトリインターンシップ選考フロー
ニトリのインターンシップの選考フローは以下の通りです。
- ニトリインターンシップ特設サイトにある「ENTRY」をクリック
- マイページに登録
- 申し込み
- 完了
インターンシップエントリーは簡単に行うことができます。申し込みが完了すると、ニトリからの連絡を待つのみです。一部のコースを除いてエントリーシートは不要ですので、これまでインターンシップに参加したことがない方でも気軽に参加することができるのではないでしょうか。
実際にニトリのインターンシップに参加した方の声
ここまでニトリのインターンシップの概要について説明してきました。ここからは実際にニトリのインターンシップに参加した方の声をご紹介します。
私立W大学卒 Sさん(文系)
ニトリのインターンシップに参加してまず感じたのは、社員の熱量です。学生に楽しんでもらおう、いっぱい吸収して帰ってもらおうという気持ちが伝わってきました。また、企業理念やビジョンが全社員に浸透していて、同じ目標に向かって、自分たちの手で未来をつくり上げていこうというニトリの社風もとても魅力的でした。
今の目標は、法人事業部で空間全体をプロデュースできる人材になること。この目標に出会えたのも、ニトリのインターンシップへの参加がきっかけでした。私は最終的にニトリへの入社を決めましたが、入社する・入社しないに関わらず、自身の興味の幅を広げるという面でもニトリのインターンシップは最適だと思います。皆さんもぜひ足を運んでみて、たくさんの気づきを得てください。一人で考え続けるよりも、一歩踏み出してまずは体験してみる方が、新しい発見が多くあるはずです。
引用元:ニトリインターンシップ2021
私立T大学 大学院卒 Hさん(理系)
ニトリのインターンシップは、ESの提出や面接がないので気軽に参加でき、楽しみながら業界研究やニトリの魅力について知ることができました。また、社員の存在も大きかったと感じています。というのも、自分でも見えていなかったさまざまなキャリアがあることを教えてくれたからです。配転教育や4つの部署の経験を通じて、将来の可能性に気付かせてくれました。
最終的には、元々やりたかった「ものづくり」の道でスペシャリストになることを目指しています。しかし物流や店舗でのマネジメントなど他にもたくさん興味があるので、これから色々な経験を積んでいけることにワクワクしています。ニトリのインターンシップには、学生のために本気で考えてくれる社員がいます。将来に悩んでいる人や、自分が何をしたいかわからない人も、まずは気軽に参加することをオススメします。
引用元:ニトリインターンシップ2021
【まとめ】ニトリのインターンシップは新しい発見を見つけることができる
今回は、小売業の大手企業ニトリのインターンシップについて詳細を解説しました。大手企業であるにも関わらず、エントリーシートの提出不要、面接も行なっていないので1番苦労する志望動機や自己PRを考える必要がありません。誰でも気軽に参加することができるのではないでしょうか。
ニトリのインターンシップに参加した方の声を見てわかるように、これまで気づくことができなかった新しい自分を見つけるきっかけとなります。通常インターンシップでは、「〇〇を学びたいのでインターンシップに参加したい」と明確な理由が必要となりますが、ニトリでは明確な目標がない場合でも参加することができます。得るものしかないインターンシップですので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。