「ガクチカと自己PRってどう違うの?」
「ガクチカも自分PRもどう書いていいかわからない」
初めての就活でガクチカと自己PRの違いや書き方などに悩む学生も多いのではないでしょうか。
ガクチカや自己PRはエントリーシートに書くだけではなく、面接でも頻出する内定を取るために重要なポイントです。
企業の採用担当者に響くようなガクチカや自己PRが書けるか、また面接で質問された時に慌てず受け答えができるかと不安な気持ちになりますよね。
今回はガクチカと自己PRの違いをわかりやすくご紹介します。そして多くのエントリーシートの中でも、採用担当者の目に留まるようなガクチカや自己PRの書き方とポイントも解説します。
ガクチカと自己PRの違いや書き方のポイントを押さえれば、もうエントリーシートの作成に悩むことはありません。
正しい知識を持ってエントリーシートを作成すれば、内定への第一歩である書類選考を通過する可能性も高くなります。
そして面接では自分の魅力を存分に面接官にアピールし、内定を取りましょう!
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ガクチカと自己PR
ガクチカと自己PRの違いをご存知でしょうか。
ガクチカと自己PRでは、それぞれ異なる回答を求められます。
まずは双方の違いについてご説明します。
ガクチカとは「学生時代に頑張ったこと・力を入れたこと」
ガクチカとは学生時代に頑張ったことを略した就活用語です。就活用語になるほど、ガクチカは就活において頻繁に質問される項目となっています。
学生時代に特に頑張ったことや力を入れた経験から得た学びを聞いて、企業の採用担当者は学生の人となりを知ろうとするのです。
決してガクチカで人柄の善し悪しを判断するのではなく、入社前に企業と学生の適正のミスマッチを防止する目的で質問されています。
自己PRとは「アピールできる能力・性格」
一方自己PRとは学生の能力や性格上の強みをどのように仕事に生かせるかを問われる項目です。
志望する企業にアピールできる能力や、仕事に生かせると思われる性格上の長所を書きます。
「自分のこのような能力や長所を、御社の業務に○○のように生かします」というような内容です。
採用担当者が評価するガクチカのポイント3つ
続いて企業の採用担当者が評価するガクチカの3つのポイントについてご紹介します。
①経験から学びがあるかという点
ガクチカでは学生時代に力を入れたことや頑張った経験の内容よりも、経験から学生が何を学んだかということが重視されます。
その理由は学生が経験を通して何を考え学んだのかを知ることで、学生の人となりを把握したいと考えているためです。
②問題解決能力があるかという点
企業は学生の問題解決能力についても評価したいと考えています。
社会人として仕事をする上で、予想をしていなかったトラブルや問題に直面することは不可避です。それらのトラブルや問題を解決しながら、業務を遂行する必要があります。
そのため学生が何かに取り組み問題や課題に直面した時、どのように向き合い解決しようとする傾向があるかを把握したいのです。
③社風や業務に適性があるかという点
企業はガクチカより学生が社風や業務に適性があるかという点も評価しています。
ガクチカから学生の人物像が社風に合っているか、業務内容に適性のある性格であるか知ろうとします。
それは学生にもそれぞれ個性があり、社風や業務内容に適性があるかどうかは仕事を長く続ける上でとても大切な要素であるためです。
入社前に企業側と学生のミスマッチを防止するために、このようなポイントをしっかり見ています。
ガクチカを書いてみよう!
それでは早速ガクチカを書いていきましょう!
文章に苦手意識があり、ナーバスになっている人でも手順に沿って書くことで評価されるガクチカを書くことができます。
ガクチカの構成
ガクチカは以下の7つの内容を盛り込み、構成するのがおすすめです。
・学生時代に特に力を入れたこと・頑張った経験
・経験の背景
・目標に向かう過程で起きた問題やトラブル
・予想外の問題やトラブルに対してとった行動
・結果
・一連の経験から得た学び
・学びをどう仕事に生かしたいか
まずはガクチカに書こうと考えるテーマをこのように細かく分解して書いてみましょう。
この時に大切なポイントはいろいろな経験を盛り込もうとするのではなく、一つの経験を深く掘り下げて書くことです。
書く内容を一つに絞ると、相手に伝わりやすい文章になります。ガクチカの内容がたくさんあるのは素晴らしいことです。
しかし限られた文字数の中でいくつもの内容を書くと内容が薄くなり、何を伝えたいかわかりにくい文章となってしまいます。
ガクチカの例文
それでは「留学」をテーマとしたガクチカの例文を見ていきましょう。
学生時代に力をいれたことはオーストリア留学です。
大学の交換留学制度の試験を受け合格し、シドニー大学で約一年間国際文化について学びました。
オーストラリアは英語圏であり、海外旅行でアメリカに行った経験や英語学習に力を入れていたため、留学前にコミュニケーションに関して不安を感じることはありませんでした。
しかし実際にシドニーで生活がスタートすると、これまで勉強してきた英語とオーストラリア英語では発音やイントネーションが異なり、コミュニケーションをとるのも苦労する状態に陥りました。
このままでは周囲から孤立し勉強でも成果をあげることができないと考え、現状を打破する方法はないか模索しました。
まずはコミュニケーションを不自由せずにとれるようになるために、ホームステイ先では自室にこもらずホストファミリーと積極的に会話をするよう心掛けました。
その際わからない点はそのままにせず、都度聞いてメモをとりました。
そして学校でも同様の方法を試し、新たに覚えた表現からどんどんアウトプットするよう努めると、自然とコミュニケーションがスムーズにとれるようになり勉強も捗るようになりました。
この経験から諦めずに行動すれば困難な現状をプラスに変えることができると学びました。
今後仕事で予想外の困難に直面しても、自ら考え行動することでピンチをチャンスに変えられるよう最善を尽くしていきたいと考えています。
ガクチカの構成である7つのポイントが文章に盛り込まれていることがおわかり頂けるでしょうか。
書きたい内容を7つのポイントに分けて考えて、自分の言葉で自然な文章に仕上げるとオリジナルのガクチカが完成します。
内定に近づく自己PRのポイント3つ
続いて評価される自己PRのポイント3つをご紹介します。
ガクチカとの違いもぜひ比べてみて下さいね。
①PREP法を使って結論から述べる
自己PRを作成する時には、内容を結論から述べてわかりやすい文章にするのがポイントとなります。
仕事をする上でどんな相手に対しても理解しやすく物事を説明することは大切であるためです。
PREP法という物事を結論から述べる方法を用いると、誰にでも簡単にわかりやすい自己PRが書けます。
PREP法は自己PRを書く時だけでなく、面接や仕事などで話をする際、わかりやすく説明できる有効な方法です。
以下にPREP法についてくわしくご紹介します。
PREP法は4つの英単語の頭文字の総称です。
・Point:一番主張したいこと(例:自己PRは結論から述べることが大切です)
・Reason:その理由(例:内容が簡潔にわかりやすく伝わるからです)
・Example:具体な例(例:例えば〇〇という例文はその一例です)
・Point:再度主張したいこと(例:そのため面接官にわかりやすい自己PRを作成する際、結論から述べることが大切なのです)
このように主張したい内容を大きく4つにわけてみましょう。
PREP法を用いればどのような内容でも、理路整然としたわかりやすい文章を書いたり話したりすることができます。
②誰にでもわかりやすく伝わる文章を書く
自己PRでは誰にでもわかりやすく伝わる言葉を用いることも大切なポイントです。
小説のようにセンスある難しい文章を書こうとするのではなく、例えば中学生にも十分理解できるわかりやすい文章で自己PRを書くのが良いでしょう。
自己PRの一番の目的は、自分の強みや採用するメリットを企業の採用担当者に的確に伝えることです。
採用担当者は最低でも数百枚のエントリーシートに目を通さなければなりません。
誰にでもわかりやすく伝わる文章でなければ、全文章を読んでもらうことも難しいのです。
③自己PRに「キャッチコピー」をつけてみる
自己PRにキャッチコピーのようなフレーズをつけるのも、印象に残る自己PRとなります。
自己PRが完成したら全体を読み直し、一言でキャッチコピーをつけてみるのです。
例えば以下のようなキャッチコピーのつけ方で、他の学生とは一味違う印象深い自己PRとなるでしょう。
「できないことは人の10倍努力する、それが私のモットーです」
私の一番の強みは一度取り組んだ物事は、最後まで諦めず粘り強くやり抜く性格です。
大学でサッカー部に入部しましたが、周りの部員は自分よりも格段に技術が高く、レギュラーになるのは難しい状況でした。
しかし諦めない性格のため、他の部員の10倍練習量を増やして試合に出る努力を始めました。
一人でもできる練習を早朝や晩に欠かさず行い、体力向上のために休日はジムにも通いました。
その結果半年後にはレギュラーとなり、毎試合で活躍できるまでに成長できました。
何事も諦めずに粘り強くやり抜く性格を、仕事の課題に取り組む際にも生かしたいと考えます。
このように自己PRにキャッチコピーのようなタイトルをつけると、より印象に残る自己PRになるのではないでしょうか。
こちらは印象深い自己PRを書くための一例なので、この他にも良いと思ったことはどんどん取り入れていきましょう。
自己PRを書いてみよう!
ガクチカの次は自己PRも書いてみましょう。
こちらも正しい手順を踏めば、評価される自己PRを書くことができます。
自己PRの構成
自己PRは上記のPREP法を用いた展開で、以下の5つの要素を盛り込んで構成するのがおすすめです。
・PRしたい能力・性格
・PRしたい能力や性格を示す背景
・具体的なエピソード
・PRしたい能力や性格がもたらした成果
・仕事でどうそれらの強みを生かしていきたいか
自己PRに書こうと思う能力や性格を決めたら、このように深く掘り下げて分析していきます。
ガクチカを書く時と同様に、一つの内容に絞って書きましょう。
そしてわかりやすく正しい日本語で自然な文章へと仕上げていきます。
自己PRの例文
例えば「向上心」をアピールしたい場合の自己PRの例文をご紹介します。
私の強みは向上心の強さです。
もともと現状に満足することなく、更に高みを目指そうとベストを尽くす性格です。
大学ではロボットの研究室に所属しており、家庭用のロボット研究に力を注ぎました。
特に独り暮らしの高齢者にターゲットを絞ったロボットを研究し、向上心の強さから完成しても満足せずに改良に改良を重ねました。
努力が功を奏し、大会で優勝することもできました。
この向上心の強さを今後も大切にし、御社での研究に生かしていきたいと考えています。
アピールしたい内容がどのように変化しても、このように5つの要素を盛り込んで文章を作れば自己PRを書くことができます。
ガクチカと自己PRに書く内容の見つけ方
「ガクチカと自己PRのポイントや書き方はわかったけれど、何を書いたら良いのかわからない」
そう悩む学生も多いことでしょう。
そこでガクチカや自己PRに書ける内容例を一部ご紹介します。
ガクチカに書ける5つの内容例
ガクチカに書くのに良いテーマを5つご紹介します。
内容が思いつかず困ったときに、ぜひ参加にしてみてくださいね。
①研究・ゼミ活動
大学での研究やゼミ活動はガクチカに書けるおすすめの内容です。
理系の学生で研究室に所属したり、研究をしている場合はそれらをテーマするのはいかがでしょうか。
研究は数字を用いて結果をわかりやすく示すことができるため、より具体的なガクチカを書くことができます。
更に研究内容が志望する業務内容と関連していれば、採用担当者はそのガクチカを特にプラスに評価する場合もあります。
ゼミ活動は文系学生でもガクチカに書ける立派な内容です。様々な分野がありますが、ゼミの内容が重視されることはあまりありません。
評価のポイントはゼミ活動のグループワークの中で、自分が行動した内容や経験から得た学びです。
会社は組織で成り立っており、協調性やグループ内での行動や考え方を評価する傾向があります。
グループのリーダーを経験すれば、リーダーシップを発揮する場面もあるため、得られる経験や学びがより増えるでしょう。
②部活・サークル活動
部活やサークル活動もガクチカに書く良いテーマとなります。
特殊な活動内容でない限り内容が重視されるのではなく、集団活動の中で何に力を入れ行動し、何を学んだかが評価のポイントになります。
しかし多くの学生がガクチカのテーマに部活やサークル活動を用いる傾向があるため、差別化を図りにくいテーマであるのも事実です。
部長やリーダーを務めてリーダーシップを発揮した経験や、具体的に環境を改善したなどの経験がある学生であれば、より印象に残るガクチカを書くことができるでしょう。
③海外留学
海外留学もガクチカに書ける題材です。
留学には海外研修といった短期間のものから、海外の提携大学で単位を取得するといった長期間に及ぶものまでさまざまなスタイルがあります。
より難易度の高い交換留学をテーマとすればインパクトのあるガクチカが書けますが、どのようなスタイルの留学であっても伝えたい内容を絞って工夫して書くことで良いガクチカが書けるでしょう。
④ボランティア活動
ボランティア活動もガクチカに書ける内容です。
なぜそのボランティア活動に興味を持ったのか、具体的に何を行いどのような学びを得たのかが具体的に書けると良いですね。
就活のネタのために参加したボランティア活動だと内容が薄くなりがちなため、元々関心があって始めたボランティア活動がある場合に書くと良いテーマでしょう。
⑤アルバイト
アルバイト経験もガクチカに書ける内容です。
アルバイトに力を入れて役職についたり、新人研修を任されるようになったなど具体的に自分が貢献した内容があると充実したガクチカが書けます。
その際実績を数字で示せるとより説得力のあるガクチカとなるため、改めてアルバイトでの業務を振り返ってみましょう。
自己PRに書く内容の見つけ方
自己PRに書く内容の見つけ方のコツについても見ていきましょう。
①得意なこと・苦手なことを自己分析する
自己PRに書く内容の見つけ方で大切なことは、得意なことと苦手なことを両方分析することです。
得意なことだけでなく、苦手なことも改めて思い返してみることで、何が自分の強みであるのかを再発見することもできるからです。
また実際の面接で苦手なことを質問される場合もあるため、慌てないよう答えを用意しておきましょう。
②他人から「どのような人」と言われることが多いか振り返る
これまでの人生を振り返り、周りの人からどのような人と指摘されることが多かったでしょうか?
自己PRを考える際には主観的な内容を考えることが多いですが、客観的な他人の視点を取り入れることもおすすめです。
他人から見た自分の特徴は客観的で的を得ている場合が多く、より説得力のある自己PRを書くための情報であると言えるからです。
③性格上の長所と短所を書き出す
自己PRを考える際は、性格上の長所と短所もそれぞれ書いて考えてみましょう。
ちなみに自己PRとは「自己の強みを仕事にどう生かせるか」というアピールであり、長所はシンプルに「性格上の良いところ」という違いがあります。
つまり自己PRを完成させるために、長所と短所を認識することは欠かせないポイントなのです。
ここで大切なのは、長所だけでなく短所も考えることです。
面接で短所について聞かれることもあり、「短所はありません」という回答は就活において良くないとされているからです。
④志望する仕事に生かせる強みを考える
上記で述べたように、自分の志望する業務内容に強みや長所をどう生かせるかまで書き切ることが自己PRです。
志望する企業や業務内容がどのような人物を求めているか、企業研究をすることもポイントとなってきます。
自己PRをより業務内容に関連性のある内容に仕上げるためにも、志望する企業や業務についてくわしく知ることも必要なのです。
ガクチカや自己PRを書く時に共通するNGポイント4選
ガクチカや自己PRを書くときに、NGとされる書いてはいけない内容もあります。
書く前に把握しておきましょう。
①複数の内容を書く
ガクチカや自己PRに複数の内容を書くのは避けましょう。
限られた文字数の中で複数の内容を述べると、内容が薄く何を伝えたいのかがわかり辛い文章になってしまいます。
それぞれ一つの経験や強みに絞って、深くわかりやすい内容にすることが大切です。
②嘘の内容を書く
ガクチカや自己PRに嘘の内容を書くことは避けましょう。
書類選考が通過したとしても、面接でくわしく内容を聞かれた時に辻褄が合わずに嘘がばれる可能性が高いのです。
例えばリーダーシップをアピールしたいがために部活の部長を務めたと書いたり、何事にも動じないことが強みと書いたにも関わらず面接で緊張して何も言えなくなってしまう、といった例が挙げられます。
企業の採用担当者は多くの学生に接しているため、大抵の嘘や誇張は見抜かれてしまうのです。
③ネガティブな内容を書く
ガクチカや自己PRにネガティブな内容を書くことは避けましょう。
ネガティブな内容を率先して書こうとする学生はまずいないと思いますが、内容がネガティブであることに気付いていないケースもあるのです。
例えば「成果を上げるために周りの人を蹴落とした」という内容のガクチカや、「頼まれたことは何事も断らずに引き受けるのが強みです」といった自己PRはマイナスに働く可能性があります。
前者は集団の和を乱す人物であると捉えられることもあり、後者は自分のキャパシティを理解せずに無責任に仕事を引き受けてしまうと捉えられることもあります。
客観的な視点で文章を何度もチェックすると良いでしょう。
④ガクチカと自己PRに同じ内容を書く
ガクチカと自己PRに同じ内容を書くこともNGです。
それは自己PRとガクチカは別物で、それぞれ求められる回答が異なるからです。
ガクチカでは学生時代に頑張った経験から得た学びや問題解決能力が問われ、自己PRでは性格上の長所や強みを志望する仕事にどう生かせるかをアピールすることが問われます。
両者の違いをしっかり理解して答えることが必要なのです。
エントリーシートに書いたガクチカや自己PRを面接で質問されたら
エントリーシートに書いた内容が評価され、書類選考に通過したら次は面接です。
そして面接でも頻繁にガクチカや自己PRを聞かれます。
面接の際に気をつけたいポイントを以下にご紹介します。
ガクチカについて質問された時のポイント3つ
ガクチカについて面接官から聞かれた時の3つのポイントを見ていきましょう。
①エントリーシートに書いたガクチカの内容を把握しているか
まずエントリーシートに書いたガクチカの内容のポイントを覚えておくことが大切です。
全文章を暗記する必要はありませんが、伝えたいポイントの要所だけは把握しておく必要があります。
面接官も暗記した文章をそのまま読むことを望んでいるのではなく、エントリーシートに記載した内容の要所を押さえた質疑応答ができるかを評価しています。
②自分の言葉でわかりやすく話せるか
自分の言葉でわかりやすくガクチカについて話ができているか、というのも評価のポイントです。
面接では真剣さゆえに緊張してしまい、棒読みになったり何を言っているのかわからなくなってしまうこともあるでしょう。
しかし面接官にガクチカをアピールするためには、落ち着いて相手がわかりやすい説明を心がけると高く評価されます。
③面接官との会話の流れを大切に
ガクチカについて説明をする際も、落ち着いて面接官との会話の流れを大切にすることを心がけましょう。
面接では学生のコミュニケーション能力についても評価されます。
一方的にガクチカを説明して満足してしまい、後の会話のキャッチボールを疎かにするのは非常にもったいないことであると言えます。
面接官の言動をしっかりと観察し、臨機応変な質疑応答ができるよう心に余裕を持てると良いですね。
自己PRについて質問された時のポイント4つ
面接で自己PRについて質問された時の4つのポイントについても見ていきましょう。
①エントリーシートに書いた自己PRの内容を把握しているか
ガクチカと同様に、エントリーシートに書いた自己PRの内容のポイントを覚えておく必要があります。
こちらも全文章を暗記して読む必要はなく、面接官に説明するために必要な伝えたいポイントを絞って頭に入れておくと良いでしょう。
事前に信頼できる人にお願いし、話す練習をして慣れておくのもおすすめです。
②自分の言葉でわかりやすく話せるか
こちらもガクチカと同様に、エントリーシートに書いた内容を棒読みするのではなく自分の言葉でわかりやすく話をすることが大切です。
仕事をするようになるとさまざまなタイプの人と話す機会に恵まれます。
その際わかりやすく話す能力が仕事を円滑に進める上で必要とされるため、面接でも重要な評価のポイントとなるのです。
③笑顔で堂々とアピールできるか
自己PRを話す時間は、自分の良さを企業に売り込むための時間と考えて良いでしょう。
採用するメリットについて説得するのですから、笑顔で堂々とした態度でいることが大切ですね。
緊張すると萎縮してしまいがちです。
こちらも事前に練習を重ねることで、面接本番でも笑顔で臨めるようになります。
④面接官とコミュニケーションがとれているか
自己PRを話す際も、面接官とのコミュニケーションを意識するようにしましょう。
特に自己PRの前後の会話の流れに着目し、面接官とスムーズで気持ちの良いコミュニケーションが図れるよう意識することが大切です。
ガクチカの注意点と同じように自己PRを説明して終わり、では良い面接とは言えないでしょう。
自己PRを聞いた面接官が何を感じ、次に何を聞きたいのかを常に把握すると良い面接の流れを作ることができます。
【まとめ】ガクチカ・自己PRの書き方や答え方をマスターして内定を取ろう!
ガクチカと自己PRの違いや、書き方などについてご理解頂けたでしょうか。
就活の入り口であるエントリーシートにはガクチカや自己PRを書くことが頻繁に求められます。
双方の違いや特性について知り、書き方をマスターすればエントリーシートで悩むこともなくなるでしょう。
また話す練習を繰り返すことで、本番の面接でも自分の魅力をしっかり伝えられるようになります。
エントリーシートと質疑応答の柱であるガクチカと自己PRに自信を持って、志望する企業の内定を勝ち取りましょう。