「就活しなきゃいけないのに、やる気でない…」
「急に就活へのやる気が出なくなってしまった」
就活中に「やる気でない…」という状況に直面することは多くの就活生が経験します。就活しなければいけないと頭ではわかっていても、なかなか行動できませんよね。また、やる気がおきず行動に移せないと、不安や焦りがどんどん膨んでしまうものです。
この記事では、就活に対するやる気が出ない時に試して欲しいことと、やる気が出ない原因別の対策方法をご紹介しています。また、やる気を継続させるためのポイントもあわせて解説しています。
就活でやる気が出なくなった時に、ぜひご活用ください。
https://saiyo-bank.com/13050/
https://saiyo-bank.com/7309/
就活でやる気が出ない時に試して欲しいこと
最初に、「やる気が出なくて、そもそも就活自体何もスタートできていない」という人に向けて試して欲しいことを4つご紹介します。
テスト勉強や部屋の掃除などと同じで、やりたくないけどやらないといけない状況が続くと、さらにやる気が出ない状況に陥ってしまいます。就活へのやる気を出すには、第一歩踏み出すことです。これからご紹介することを何かひとつ実践してみてください。
就活スケジュールを立ててみる
就活に対してやる気が出ないのは、予定が漠然としているからかもしれません。目標が大きすぎたり、何から手をつけて良いのかわからないと不安になるのも当然です。そんな時は、大まかにスケジュールを立ててやるべきことを把握し、それから細かく目標を設定してみましょう。
目標は、例えば「就活支援サイトに登録する」といった些細なことでかまいません。小さな目標を一つずつクリアしていけば、やる気が出るだけでなく自信にも繋がります。
とりあえず企業説明会や合同説明会に参加してみる
とりあえず企業説明会や合同説明会に参加してみるということも、実はやる気を出すひとつの手段です。
本来、企業説明会や合同説明会に参加する時は、自己分析や業界分析を終え、将来のビジョンやキャリアプランが明確な状態で行く方がベストではあります。しかし、ここでの目標は、やる気をだすきっかけにすることです。「自己分析って何を分析するの?」「キャリアプランってどこまで考えたらいいの?」といった状態でも構いません。
まずは参加することで、
- 〇〇について考えた方がいいんだ!
- 〇〇と〇〇の業界の違いって何だろう?
- 〇〇って企業が良さそうだった、調べてみよう!
という気づきを得ることができます。企業説明会や合同説明会に参加する他の就活生との出会いもまた、やる気が出るスイッチになりますよ。
企業によっては企業説明会に参加しなければエントリーシートがもらえないこともあるため、参加して損はないはずです。
大学のキャリアセンターに行ってみる
「企業説明会に行くのもやる気でないな…」という人は、大学内のキャリアセンターへ足を運んでみてください。大学に行くついでに足を運べば良いのでハードルも低いですし、やる気が出るきっかけになります。
大学のキャリアセンターでは、就活に必要な情報が一通りのことが網羅できます。就職ガイダンスやセミナーに参加したり、これまで書いたエントリーシートや履歴書の添削をしてもらったり、個別面談してもらうこともできますので、就活で抱えるさまざまな不安をあらゆる角度から解消することができますよ。
就活情報サイトを眺めてみる
「パソコンを開いて就活情報をチェックするのも面倒くさい、やる気でない」という人は、リラックスした状態でスマホから就活情報サイトを眺めてみるのも良いでしょう。
そして、なんとなく興味を持った企業をお気に入り登録したり、スクリーンショットをとって記録してみてください。就活になかなか気持ちが乗らない時、やる気を出すのにピッタリな行動です。次第に興味をもった企業の業界や業種、職種の共通点がわかるようになるので、今度は業界や業種別で検索したりして、どんどん企業に出会いましょう。
就活中にやる気が出なくなる原因と対策方法
次に、就活を進めていく中でやる気が出なくなってしまう原因と、その対策方法を13のパターンでご紹介します。
就活は長丁場です。目指す業界によっては、資格の取得やインターンシップ、実習などで1年以上もの月日を費やしている人もいることでしょう。そんな長い期間をかけて就活に取り組んでいるのですから、やる気が出ない日があって当然です。やる気が出ない原因を探って、モヤモヤから心を開放してあげましょう。
原因①就活のマルチタスク化
就活が本格化してくると、マルチタスクになりがちです。それぞれのタスクが中途半端になると焦りや不安につながるため、一度に複数のことを同時進行することはやる気が出ない原因となります。
A社のエントリーシートが完成しないままB社のエントリーシートにとりかかる、というようなことはせず、まずはA社のエントリーシートを完成させましょう。やるべきことが一つずつスッキリすると気持ちが楽になり、どんどんやる気も湧いてきます。
原因②就活に価値を見出せなくなる
就活中、例えば、面接の練習をしていて「こんなことして、意味があるんだろうか?」と、頑張って取り組んでいる時に価値や将来性を感じなくなってしまうことも、やる気が出なくなる原因の一つ。
そんな時は最初に振り返り、「なぜ面接の練習をしようと思ったのか?」「面接の練習を重ねた未来に何があるのか?」を考えてみてください。改めてタスクやスケジュールを練り直してみることで、やる気を復活させましょう。
原因③淡々とした作業での飽き
「毎日淡々と就活情報サイトでエントリーをしている」「毎日淡々とエントリーシートを書き続けている」など、毎日同じことの繰り返しでやる気が出ないこともあるでしょう。
そんな時は、エントリーシートを一つ書き終えた後に違うタスクを組み込んで、体に違う刺激を与えてみてください。行っている作業と反対の作業がおすすめで、エントリーシートを書く・入力するというアウトプットの作業をしているならば、講座を聞く・本を読むといったインプットの作業が気分転換になります。
他にも、一社分のエントリーシートを書いたあとに、運動する、大学の講義を挟む、好きな映画やドラマを見るなども、やる気を入れ直すのにうってつけです。
原因④「自分が悪い」と責めている
就活がうまく進まないことで無意識のうちに自分を責めてしまっていませんか?やる気が出ないのも無理はありません。真面目な人ほど「自分が悪い」「自分が不甲斐ないからだ」「こんな自分が嫌いだ」と責めすぎる傾向にあり、ひどくなると鬱になってしまうこともあります。
就活がうまくいかないのはあなたのせいではありません。「仕方ない」と割り切って、解決策を探しましょう。理論的に状況を分析することで気持ちが楽になっていきます。
原因⑤過去への執着心
過去の経験や経歴に縛られているせいで、やる気が出ないこともあります。過去を手放す努力をし、現実を受け入れるからこそ、次に意識を向けて進んでいけるのです。
例えば、大学で経済学部を専攻しているからといって、必ずしも経済に関わる仕事へ進む必要もないのです。「こんな経験をしたのだから、私はこの道に進まないといけない」という過去を手放すことで、新たな可能性が開け、やる気が出てくるはずです。
原因⑥ネガティブな思い込み
「どうせ私なんか・僕なんか受かるわけない。」というネガティブな思い込みも、やる気がでない原因になります。
今後社会に出ると、トライ&エラーの繰り返しです。上手く行かない時は、この次どうすれば良いか?を考えるのみです。最初からできない未来を想像していると、トライすることなんてできませんよね。
やる気を出していくためには、ポジティブな思い込みをすること。そうは言っても「僕は・私はこうなるんだ!」という強い気持ちが持てない人は、「僕は・私はこうなっても良いんだ」と、ポジティブな未来を持つ自分を許してあげてください。
原因⑦やる気が出ない理由がわからない
やる気が出ない理由がわからない時は、根本的な理由を見つけてみましょう。自分の気持ちに「なぜ?」と問いかけることで、解決したいと潜在的に思っている課題を見つけることができます。
例えば、「就活サイトを見なきゃいけないけどやる気が出ない」→「なぜやる気が出ないのか?」→「パソコンを開いてログインするのが面倒くさい」といった理由に行き着いた、という具合です。
この状況を解決するために、「ログイン不要&スマホで見られる新卒採用情報を見てみる」という行動をとってみます。最初の一歩を踏み出せたら、「もっと良い求人がないか?」と、自然にやる気がわいてくるものですよ。
やる気がでない状況に正直になって、その原因に向き合ってみてください。
原因⑧将来の目標がわからなくなる
将来の目標がわからなくなって、やる気がでなくなることも就活中によくあることです。
就活が進むにつれ「自分って何がしたいんだろうか?」と思うようになり、いわば就活の迷子になっている状態です。
そんな時は「何をしたいのか?」という思考をストップさせ、違う方向からビジョンや価値観を探っていきましょう。
- 正直、どんな職場で働きたいか?
(力量次第でどんどん稼げる会社?時間外労働や無理な働き方を強要されることのないホワイトな企業?等) - 新卒入社する企業では何年勤めれば良いと思っているか?
(スキルをつけたあと独立したい、いつか地元に帰ってスキルを活かしたい、結婚するまでは総合職でバリバリ頑張ってゆくゆくは子育てと両立できる仕事へ転職したい) - どんな土地で、どんな暮らしがしたいか?
- どんな車に乗りたい?どんな地位が欲しい? 等
自分の正直な気持ちを書き綴ってみると、自分の揺るがない軸が見え、やる気が出るはずです
原因⑨寝不足でやる気が出ない
多忙な日々が続き、寝不足でやる気が出ないせいでやる気が出ないのかもしれません。
寝不足が続くと気持ちの問題ではなく、体自体がそもそも気力を出せなくなり、パフォーマンスが低下している状態です。
そんな状況下では何をしてもやる気が出てきませんので、お風呂にゆっくり入って疲れをとり、布団に入ってゆっくり眠るという休養タイムを確保してください。
原因⑩不規則な食生活
不規則な食生活が続いていると、栄養不足でやる気が出ないことも考えられます。
忙しくても決まった時間に10分でも20分でも良いので食事の時間を確保する、インスタントラーメンばかりではなく弁当屋さんでお弁当を買う、普段の食事に野菜や温かい汁物をプラスするといった、食事面の改善を行いましょう。
集中力を高めてやる気をアップさせる栄養素は、
- ブドウ糖
(ラムネやバナナなどがオススメ) - ビタミンB群
(豚肉やニンニクがオススメ) - フラバノール
(チョコレートやお茶がオススメ) - チロシン
(ナッツ類や大豆がオススメ)
などです。ぜひ普段の食事に取り入れてみてください。
原因⑪周囲の人からの影響
家族や友人など、就活への何らかのプレッシャーになる人がそばにいるせいでやる気が出ないこともあります。就活を自分なりのペースで頑張っているにもかかわらず「就活してるの?ちゃんと進んでる?」と親から言われたり、「これで内々定⚪︎個目!」などの友人からの報告は耳を塞ぎたくなりますよね。
友人の影響でやる気がでない場合は、就活中に限ってその友人と距離を置くしかありません。SNSを開かないようにする、友人との集まりには参加をしないなどの対策を取りましょう。
逆に、我が子の未来を心配して声をかけている親へは、「今自分がどんな業界を目指していて、どんな企業を志望していて、いついつにこんなことを進めていく予定だよ」と、進捗の報告を詳しくする方が良好な関係を築けます。
原因⑫物が多すぎる・机の上が散らかっている
机の上が散らかっていたり、部屋に物が溢れかえっているのは、やる気が出ないことに直結します。理由は簡単で、物が溢れていると、例えば「〇〇会社の企業パンフレットを確認したい」となったとき、それを探す作業からスタートしなければならないので目的に辿り着くまでのタスクが多くなるからです。
また、机の上や部屋の整理整頓ができていなければ、頭の中を整理することもできません。やるべきことが不明瞭なためにやる気が出ないのです。
遠回りに感じるかもしれませんが、就活へのやる気を出すためにまずは机の上や部屋の片付けからスタートしましょう。不要な物は捨て、必要最低限のものを整理していけば、気持ちもスッキリし、やる気がみなぎってきますよ。
原因⑬燃え尽きてしまった
念願叶ってようやく獲得した内々定。それをきっかけに以降の就活へやる気が出なくなるのは、いわゆる燃え尽き症候群です。これまでガムシャラに走ってきたがために、心と体が疲れているサインです。
そんな時は、予定表を開いて完全なお休みの日を作ってください。何もしないと逆に不安だという人は、友人と会う約束を入れたり、好きなことだけする日と決めるのも良いでしょう。休養をとって心と体が元気になってからまた次の就活に挑むと、やる気が復活するはずです。
就活へのやる気を継続させるコツ
やる気を継続させるコツは、持続可能な目標を立てることです。就活は長い期間をかけて取り組んでいくものですので、今日・明日頑張ればそれで良いというものではありません。無理なスケジュールは必ず破綻します。やる気が出ない原因がわかったら、次はそのやる気を長く継続させるためのスケジュールを立て直してみてください。
そして、モチベーションの維持もまた、やる気を継続させるために必要です。モチベーションを維持する方法は、自分の頑張りを目に見える形に残すこと。就活で頑張ったことを日記などに記録していくと、あとで振り返った時に「この時の頑張りが今に繋がったんだ」と実感しやすくなります。この成功体験の積み重ねが、モチベーションの維持につながります。
【まとめ】就活へのやる気を出すには行動あるのみ
就活へのやる気が少しは出てきましたでしょうか?就活へのやる気を出すには行動あるのみです。やる気がないから行動できないのではなく、行動しないからやる気が起きない・不安になっているのかもしれません。
また、やる気が出ない原因がわかっていれば、それを解決していきましょう。原因は一つとは限りませんので、思い当たる節があれば一つずつクリアにしてみてください。やる気が出ない理由を探す作業は、就活の大事な要素でもあり、やる気がでない状況を打破する方法を身につければ、これから社会人になった時にその経験が必ず役立ちます。
そして何より、やる気を出すには心と体が健康であることが大切です。健康でいることの基本は食事と睡眠ですから、セルフケアを怠らないようにしてくださいね。