アサツーディ・ケイの新卒採用情報!新しい面接のかたち「スタメン採用」とは?独特な選考フローも詳しく解説

2020年7月29日

株式会社アサツー ディ・ケイは、1999年1月1日に旭通信社と第一企画が合併して発足しました。国内広告業界において電通、博報堂に次ぐ第3位の総合広告代理店です。市場規模は3000億円以上と安定した業績を誇っています。

そんなアサツーディ・ケイでは新卒採用で「スタメン採用」という新しい採用方法を取り入れています。アサツーディ・ケイに必要な7つの「スタメンタイプ」から自分の強みに近いものを1つ選びエントリーするという方法です。また、「スカウト社員」と呼ばれる面接官が学生の強みのアピール方法を一緒に考える時間を設けているそうです。

そこで今回は、斬新な採用方法を取り入れたアサツーディ・ケイの新卒採用情報について紹介します。「スタメン採用ってなに?」「スカウト社員ってどんな人?」という人のためにエントリーの方法や選考フロー、面接対策について詳しく解説していきます。

アサツーディ・ケイの新卒採用「スタメン採用」とは?

スタメン採用とは、強みを選ぶ ⇒ 強みをアピールする ⇒ 強みをスカウト社員と磨く という「自分の強みの活かし方・伝え方」を一緒に見つけていける採用形式です。スタメン採用には7つの「スタメンタイプ」があり、その中から最も自分に近い強みを見つけてエントリーします。

①ザ・イノベータータイプ

広告の枠を超え、新たなビジネスを開拓し、「世のあたりまえ」にとらわれない自らの強い意志で新しい仕組みを生み出すタイプ。

《ザ・イノベータータイプはこんな人》
・世の中のあたりまえを、あたりまえだと思わない
・「世の中を変えたい!」という野望がある
・大きな夢に向かって失敗を恐れずチャレンジする

②サクセスホリックタイプ

アサツーディ・ケイが目指す「コンシューマーアクティベーション」をビジネスの成果を曖昧にせず、結果に対して絶対に妥協しない人。そして、アイデアと実行力で成功を導くタイプ。

《サクセスホリックタイプはこんな人》
・出来ない理由を探すのではなく、出来る方法を見つけるまで諦めない
・高い目標でも、周りを巻き込みながら結果を出す
・逆境の中でこそ、楽しさを見出す

③テックギークタイプ

次々と生まれる革新的なテクノロジーや、蓄積されたビッグデータで新たなコミュニケーションを開発することもアサツーディ・ケイの使命です。その「技術」と「データ」に想いを乗せて、人々を突き動かすタイプ。

《テックギークタイプはこんな人》
・目新しいテクノロジーやデータを扱うのが好き
・最先端技術へのアンテナを常に張っている
・世界を動かすために技術をどう使うかを考えたい

④ロジカルモンスタータイプ

広告代理店と言っても、経営・事業戦略から商品開発まで、広告の枠を超えた戦略立てが必要不可欠です。日々変化する社会の中で、常にゴールを達成するためのシナリオを描き、クライアントの右腕となれるタイプ。

《ロジカルモンスタータイプはこんな人》
・ゴールまでのシナリオを順序立てて描ける
・目的や本質的な課題を見失わず、深く思考できる
・相手を分析し、戦略的に勝利をもぎとる

⑤ハートキャッチャータイプ

人と人とで成り立つのがビジネスの基本。社内外問わず徹底的に相手のことを考え抜き、人きっかけにビジネスチャンスを生み出せるタイプ。

《ハートキャッチャータイプはこんな人》
・相手の気持ちや求めているものを常に先回りして考える
・人の懐に入ることが得意で、どんな人からも愛される
・「キミが言うならしょうがない」と無理を聞いてもらえる

⑥ハイブリッドリーダータイプ

あらゆる視点を持ち、複数の武器をハイブリッドに組み合わせ、マルチな能力で周りをゴールに導くことができるリーダーシップタイプ。

《ハイブリッドリーダータイプはこんな人》
・頼られることが多く、集団の中心になることが多い
・目的やゴールのために周りを巻き込んでいくことが得意
・あらゆることが器用で、大抵のことはうまくこなせる

⑦ハイパーオタクタイプ

圧倒的な「好き」で育まれた、没頭力と集中力と知識を武器に、誰にも負けない新たなビジネスを創っていけるタイプ。高度なプロフェッショナル集団へと進化するアサツーディ・ケイには欠かせない存在。

《ハイパーオタクタイプはこんな人》
・好きなことのためには努力を惜しまない
・時に我を忘れるほど何かにのめり込んだ経験がある
・誰にも負けない分野を持っている

アサツーディ・ケイの新卒選考フローと面接対策

新卒「スタメン採用」の選考フロー

  1. エントリー
  2. Webテスト
  3. エントリーシート提出
  4. 書類選考
  5. 一次面接
  6. 筆記試験
  7. 二次面接
  8. 最終面接
  9. リクルーター面談(2~10回)
  10. 内定

エントリーシート

7つのスタメンタイプから1つを選びエントリーしたあとは、それぞれのエントリーシートに記入して提出します。エントリーシートの設問は以下の通りです。

  • あなたが〇〇〇タイプであるということを自由にアピールしてください。
  • あなたが〇〇〇タイプであるという強みを使った未来を約束してください。
.

通常のエントリーシートとは違い白紙のページに自由に記入する形式です。書類選考、一次面接通過者はスカウト社員と一緒に「自分の強みのアピール方法を考える場」が1時間設けられます。スカウト社員は面接官でもありますが、敵ではなく味方です。学生を最後までしっかりとサポートしてくれます。

面接対策

一次面接(集団面接)は基本的な質問が多い

一次面接は、所要時間30分で面接官1人:学生3人で行われます。

  • 簡単な自己紹介(30秒程度)
  • エントリーシートに書いたエピソードについて
  • なぜ広告業界なのか
  • なぜ他社ではなくアサツーディ・ケイなのか

自分と同じタイプの学生と集団面接になるため、エントリーシートに書いたエピソードが被る恐れがあります。そのため、複数のエピソードを準備しておくと安心です。また、1人あたりの持ち時間が少ないため、1つひとつの質問に対して簡潔に答えられるようにしておきましょう。

二次面接は最難関!事前課題に力を入れよう

二次面接は30分~1時間で面接官2人:学生1人で行われます。

  • 事前課題のプレゼンテーション(10分)
  • プレゼンに対する質疑応答(5分)
  • プレゼンの自己評価は何点か
  • 入社後どんな仕事をしたいか
  • アサツーディ・ケイにした理由
  • 逆質問、雑談

事前課題はタイプによって異なります。「どれだけの時間をかけて、良いものに仕上げられるか」それが、アサツーディ・ケイに熱意をもって臨んでいるという証拠になります。

お題に対する答え、プレゼン力、デザイン力、わかりやすくまとめる力など様々なことがチェックされます。選考の中でここが一番の難関と言えるでしょう。

最終面接(役員面接)

最終面接は役員1人:学生1人で30~1時間ほど行われます。

  • 自己紹介
  • 就職活動の軸
  • なぜ広告なのか、なぜアサツーディ・ケイなのか
  • 入社後何をしたいか
  • 学生時代に頑張ったこと、その深堀
  • 働く上で大切にしたい価値観は何か
  • 逆質問

最終面接では、志望動機などよりも総合的に見た「人柄」で判断しています。他の企業では、最終面接で入社の意思確認などを行いますが、アサツーディ・ケイではここがゴールではありません。最終面接通過者は人事のリクルーター面談が待っています。

リクルーター面談では最後の意思確認

リクルーター面談では、最終的な「意思確認」を行います。「電通や博報堂に内定をもらってもアサツーディ・ケイに入社しますか?」とストレートな質問もでてきます。

  • 就活の状況
  • 広告代理店の志望理由、アサツーディ・ケイの志望理由
  • やりたいことは何か
  • 社会に対してどんな関わり方をしていきたいか
  • どんな社会人になりたいか
  • 電通や博報堂はどうか
  • 内定したらアサツーディ・ケイで働くか

リクルーター面談は最低でも2回、多くて10回以上、人事が納得するまで行われます。「アサツーディ・ケイで働く覚悟」を見ているため、面談の前に改めて企業研究などを行い入社の意思があることをアピールしましょう。

アサツーディ・ケイの初任給と新卒の待遇

新卒の待遇

給与 252,400円(2019年度 新入社員 実績)
賞与・昇給 年2回(6月、12月)
※業績に応じて、追加で決算賞与を支給します。
募集職種 営業、プランニング、クリエイティブ、メディア、コンテンツ、デジタル、研究開発、情報システム、経理、法務、人事、総務、その他
勤務時間 9:30~17:45
勤務地 本社ならびに全国の支社・オフィス

まとめ

今回はアサツーディ・ケイの新卒採用情報について紹介しました。

他社よりも選考過程が多く、新しい採用形式を取り入れているため戸惑う人がほとんどだと思います。しかし、十分な対策を行い「アサツーディ・ケイに入社したい!」という強い意志を伝えることができれば、採用の切符を勝ち取ることができるはずです。

この記事をもう一度読み返し、今からできる対策をしっかり行って本番に臨みましょう。

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