【業界研究】ゲーム業界を攻略!仕事内容や企業別年収ランキングを徹底解説

2020年6月4日

身近に感じている人が多いゲーム業界。世界中で盛り上がりをみせるeスポーツなど、新しく注目されている分野もあり、興味を持って業界研究をしたいという人もいると思います。

そこで、今回の記事では業界研究をするうえで役に立つ、ゲーム業界で働く人の仕事内容やゲーム会社年収ランキングを発表!ぜひご期待ください。

ゲーム業界とは


ひとことで「ゲーム」といっても、様々な形のゲームが思い浮かびますよね。ゲーム業界はその楽しみ方によって、主に以下の3つの市場に分類ができます。

  • ゲーム機・パッケージソフト市場
  • アーケードゲーム市場
  • ソーシャルゲーム・オンラインゲーム市場

家庭用のゲーム機・パッケージソフト市場

家庭用ゲーム機には、任天堂の『Switch』、ソニーの『PlayStation』、マイクロソフトの『Xbox』などが該当します。

パッケージソフトとは、それぞれの家庭用ゲーム機向けに作られているソフトウェアのことで、レベルファイブ、カプコン、コナミといった企業が企画・制作しています。

ゲームセンターに設置されているアーケードゲーム市場

アーケードゲームとは、ゲームセンターに置かれているゲームのことです。音楽ゲームやメダルゲーム、プライズゲーム機などがあります。

株式会社カプコンや株式会社コナミデジタルエンタテインメント、株式会社バンダイナムコスタジオなどの企業が開発・販売をおこなっています。

スマホアプリでおなじみオンラインゲーム市場

iPhoneやAndroidなどのスマートフォンやパソコン、ソニーの『PlayStation』任天堂の『DS』などの端末をインターネットに接続して遊ぶことができるのがオンラインゲームです。

世界が注目esports(eスポーツ)の市場

ゲーム業界で世界が注目しているのがeスポーツの市場です。eスポーツとはゲームを使った対戦をスポーツ競技とみたて順位を競うものをいいます。

eスポーツ市場でプレイされているゲームの種類は、シューティングゲームや格闘ゲーム、スポーツゲームなどジャンルは様々で、多くの企業がeスポーツ市場でプレイされるゲームの開発を進めています。

日本よりも先に海外で動きが活発化している市場ではありますが、日本でも最近認知度が高まっています。その市場規模は2019年には60億円を超えており、今後さらに伸長が続くとされている市場です。

ゲーム業界の仕事内容

ゲーム業界の仕事内容についてご紹介します。

商品企画

市場の状況から求められている商品を企画します。人気が出ると予想される商品をなるべくコストを抑えて開発するにはどうすればいいのかを考えます。

制作

プログラミング言語やデザインソフトを使用して、技術者が企画書をもとにゲームを作成します。プログラマーやデザイナー、サウンドクリエーターなど様々な職種の人が関わり一つの作品を制作します。

営業・販売促進

完成したゲームをショップやバイヤーなどにアピールしマーケティングを行ないます。新商品の魅力をしっかりと知り、それを伝えることで売り上げにつなげます。また発売に伴うキャンペーンやイベントの企画なども行ないます。

ゲーム業界で働く人の職種とは

ゲームを作る過程で働く人の職種についてご紹介します。募集を行なう際の名称や仕事の範囲は企業により異なる場合があります。

ゲームプランナー

ゲームの企画・立案を行ないます。その後、原案をプログラマなどに伝えゲーム制作が進行していきますが、その進行管理も行ないます。

プログラマ

ゲームソフトやアプリケーションの開発作成を行ないます。プログラミングの技術を用いて、ゲームプランナーが企画したゲーム案を基に、アプリケーションを開発します。

デザイナー

ゲーム内のキャラクターや背景などをデザインします。また、そのキャラクターに動きをつけることもデザイナーの仕事です。

シナリオライター

ストーリー性のあるゲームの制作時には、シナリオライターがゲームのストーリーやキャラクターの台詞を作成します。映画やドラマを制作するのと同じように、ゲームの筋書きやキャラクターの設定を行う仕事です。

サウンドデザイナー・サウンドクリエーター

ゲーム内で流れる効果音やBGM、キャラクターの声をデザインしたり作成したりします。ゲームの独特な世界観を音や音楽の面から演出していきます。

デバッカ―

完成したゲームを実際にプレイし不具合などがおこらないか確認します。何度もプレイを繰り返し、プレーヤーが予測外のプレイを行なうとどうなるかなどを確認していき、バグがあればプログラマなどに修正を依頼します。

ゲーム業界の企業を年収順にランキング

ゲーム業界で人気の企業を平均年収順にランキングします。

5位:セガサミーホールディングス

家庭用ゲーム機やデジタルコンテンツを提供する「セガサミーホールディングス」

それに加えアミューズメント機や玩具の開発・販売、アニメーション制作、アミューズメント施設の運営などを行なっています。

平均年収は831万円で業界第5位です。またパチンコやパチスロといった遊戯機事業、エンタテインメントのノウハウを活かしたリゾートの開発・運営といったリゾート事業も展開する企業です。

4位:任天堂

携帯型ゲーム機「ゲームボーイ」や家庭用テレビゲーム機「Nintendo Switch」を開発・販売していることで有名な「任天堂」

また「スーパーマリオブラザーズ」や「ドンキーコング」といったキャラクターが世界的な人気を集めています。

平均年収は913万円で業界第4位です。ゲームの他にゲームに登場するキャラクターのフィギュアやぬいぐるみなどのおもちゃや雑貨を製造・販売も行なっています。

3位:ソニー株式会社

家庭用ゲーム機「PlayStation」とそのパッケージソフトやオンラインゲームが好調な「ソニー株式会社」

平均年収は1051万円で業界第3位です。ゲームだけではなくテレビやビデオ、オーディオ、カメラなどの事業を行なっています。

また映画や音楽、金融といった幅広い事業を展開していることが特徴的な企業です。

2位:バンダイナムコホールディングス

ゲームなどの企画・開発・販売だけではなくおもちゃや映像・音楽コンテンツの企画・制作・運用も行なう「バンダイナムコホールディングス」

平均年収は1083万円で業界第2位の企業です。モバイルやパソコン向けのコンテンツの提供だけではなく、アミューズメント施設の運営や施設内に設置されている業務用ゲーム機の開発販売も行なっています。

1位:スクウェア・エニックス・ホールディングス

「ファイナルファンタジー」シリーズや「ドラゴンクエスト」シリーズを企画開発している「スクウェア・エニックス・ホールディングス」

平均年収は1429万円で業界第1位の企業です。ゲームの企画開発だけではなくアミューズメント施設「タイトーステーション」の運営やコミックスの出版も行なっています。

業界研究を徹底して老若男女に愛されるゲームをつくろう

ゲームは子どもだけではなく、大人も楽しませてくれるものです。そのゲームを企画し、開発・販売するゲーム業界。

ゲームが好きでさらにゲームで人を笑顔にしたいゲームに熱中させたいという人におすすめの業界です。

業界研究していく中で少しでも興味のある企業があれば、個別で企業研究を行ないより深くその企業を知ってくださいね。

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