面接に遅刻する場合はメール連絡でOK?あなたが取るべき2つの行動

2020年2月7日

人生を左右する可能性を秘めた採用面接。当日は気合十分だったにも関わらず、やむを得ず遅刻しそうになってしまったら、あなたはどうしますか?きっと中には面接に遅れてしまうため、メールで連絡を入れようと考える方もいるでしょう。

しかし、採用面接という大事な場面で果たしてその連絡手段は正しいでしょうか?
今回は、面接に遅刻しそうな場合に、真っ先に選択すべき連絡手段とその内容、評価を下げないためにあとで送る謝罪例文もご紹介します。面接に遅刻したにもかかわらず合格している人が取っている行動が満載です。

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面接に遅刻する場合はメールではなく電話をしよう


面接に遅刻することは緊急事態です。一刻も早く、面接に遅刻してしまうことを伝えなければいけません。そのため基本的には、メールよりも電話で面接に遅刻してしまうことを伝えるようにしましょう。

基本的に、

  • 緊急性がない情報を伝える手段→メール
  • 緊急性がある情報を伝える手段→電話

と区別しておきましょう。

ただ、バスや電車などの公共交通機関を利用しているため、どうしても電話ができない状況であるケースも考えられます。その場合は、やむを得ないため先にメールで面接に遅刻してしまうことを伝えるべきです。

その後、電話ができる状況になり次第、メールが届いているかの確認を含めて、面接に遅刻してしまうことを電話で連絡するようにしましょう。

やむを得ずメールで連絡する場合の謝罪例文

面接に遅刻しそう・した場合は2つの行動で挽回


面接に遅刻しそう・した場合に、取るべき行動は2つあります。具体的に説明していきます。

まずは会社へ連絡する

まず遅刻してしまうと思った段階で、面接を受ける会社の担当者へ連絡しましょう。

その場合「謝罪」「遅刻する理由」「到着見込みの時間帯」の3つを必ず伝えるようにしましょう。注意すべき点は到着見込みの時間帯です。なるべく、到着予定時刻に5分~10分加えた到着時間を伝えるようにしましょう。

例えば、10分で着くならば15分~20分で着く、と伝えます。面接に遅刻しそうな場合「走れば早く着く」「近道を通れば早く着く」と、どうしても本来の予定到着時刻よりも、早めの予定到着時刻を伝えがちです。

ただ、仮にそれでも遅刻しそうな場合は、2度遅刻の連絡を入れることになります。そのようになった場合、さすがに印象はよくありません。そのため、遅刻して焦る気持ちも理解できますが、なるべく到着予定時間は5分~10分加えて、余裕のある到着予定時刻を伝えるようにしましょう。

面接で謝罪を行う

面接会場に着き次第、まずは面接に遅れたことを謝罪しましょう。その後、無事面接を行っていただけたら「遅刻したにも関わらず、面接をして頂き本当にありがとうございました」と感謝の言葉も忘れずに述べましょう。

面接官によっては「面接を受けさせない」と判断する方もいます。そのため、面接に遅刻してしまった場合は「謝罪の言葉」と「感謝の言葉」の2つを必ず伝えるようにしましょう。

遅刻に対する謝罪メールは面接終了後に必ず送ろう

面接終了後、遅刻したことに対する謝罪メールは送るべきです。謝罪メールに書き込む内容は「お詫びの言葉」「反省の気持ちと面接をして頂いた感謝の言葉」「入社したい、という思い」の3つは最低限書き込むようにしましょう。

謝罪メールを送るタイミングは、面接終了後であればいつでも問題ありません。ただし、なるべく面接をして頂いたその日のうちに、謝罪メールを送ると良いでしょう。余裕があるのであれば、会社の営業時間内に送ると尚良いと言えます。

面接終了後に送るフォローメールの例文

面接の遅刻に対して人事はどう捉える?


面接に遅刻した場合、人事はどのように感じるのか、不採用になりやすいのか、について具体的に説明していきます。

人事はマイナス評価としてとらえていることが多い

面接に遅刻すると「約束を平気で破る人」「入社したいという熱意が足りない」とマイナスの印象を持たれやすいようです。さらに「今後重要な会議・打ち合わせにも遅れてきそう」「責任感・緊張感が無さすぎる」という印象を抱く人事の方もいます。

公共交通機関のトラブルであれば仕方ない、と思う就活生もいるでしょう。しかし「もう少し余裕を持った行動を取れば、トラブルが起こっても対応できたのでは?」と考えることもあるようです。

いかなる理由であっても、面接に遅刻するとマイナスな印象を持たれてしまうのは事実です。ただ、面接に遅刻したからと言って、100%不合格になるわけではありません。

遅刻しても合格した実績もある

面接に遅刻しても「本人の責任ではない」「遅刻してからの対応がしっかりしている」「遅刻するとわかってからの事前連絡ができていた」この3つを満たしていると、合格する確率は高くなると考えられます。

社会人になれば、数々の失敗を経験するでしょう。そこで面接官が見極めるポイントの1つとして「失敗しても、その後の対応がしっかりできる学生かどうか」が考えられます。つまり、面接に遅刻するとわかった時点・した後でどのような判断をするかが選考に響いてくるといえるでしょう。

実際に電車の遅延によって、遅刻した人がいるそうです。ただ、しっかり事前連絡や謝罪を行ったところ「しっかりトラブルに対応できていた」と面接官から伝えられ、無事内定をつかみ取ったそうです。面接に遅刻したから不合格だと決めつけず、誠実な対応で今後の面接に臨むと、良い結果が生まれるかもしれません。

面接に遅刻しても合格をつかみ取る4つの対策方法


たとえ面接に遅刻した場合でも、憧れの会社で合格をつかみ取るための対策方法を4つ具体的に説明していきます。

遅刻した理由をしっかり説明する

まずはなぜ遅刻したのか、しっかりと説明するべきです。特に寝坊や他社の面接が長引いてしまったなど、中々本当の理由を言いづらい場合もあるでしょう。ただ、なにかしらのきっかけにより、面接官に嘘が見抜かれる場合もあります。そのため、包み隠さず面接に遅刻した本当の理由を伝えるようにしましょう。

身だしなみを整える

急いで面接会場に向かった結果、汗をかいていたり髪の毛が乱れたりしている場合も考えられます。きっちり身だしなみを整えていたら、遅刻したのにも関わらず「急ぐ気がない人と思われるため、多少身だしなみは乱れていたほうがいいのでは?」と考える人もいるかもしれません。

ただ、遅刻したら急ぐのが常識です。また遅刻したからといって、身だしなみが崩れていても問題ない、というマナーはありません。これ以上マイナスな印象を与えないためにも、一度身だしなみを整えてから面接に臨みましょう。

挽回する気持ちで面接に臨む

遅刻してしまった事実を変えることはできません。そのため「面接には遅刻したが採用したい」と思ってもらえるように、挽回する気持ちで面接に挑むようにしましょう。

もちろん面接に遅刻しただけで不採用と判断する担当者もいますが、様々な視点からあなたを見て、総合的に合否の判断をしてくれる面接担当者もいる、と考えられます。しっかり自分をアピールしていくことで「失敗してもすぐに諦めない根性のある人だ」とプラスの印象を抱いてもらえる可能性があります。

少し前の段落でも説明したとおり、面接に遅刻したが合格を勝ち取った人もいます。そのため、必ず最後まで気を抜かずに面接に臨みましょう。

当日中に謝罪に行くと好印象

会社によっては「別日程で面接を行いましょう」と告げられる場合もあります。もちろん会社の都合もあるため、その場合は謝罪と感謝の言葉を述べながら、別日程で面接を行ってもらいましょう。

ただ「ご迷惑をおかけしたため、お詫びにお伺いしてもよろしいでしょうか」と交渉するのも大切です。なぜなら採用担当者によっては、現在の行動も審査されている可能性が高いからです。

しっかりその日のうちに、会社に出向き謝罪を行うことで「熱意や誠意がある」と評価される可能性も考えられます。実際、面接会場に出向きしっかりと謝罪をしたことで内定をつかみ取った就活生もいるそうですよ。

面接に遅刻した際にやってはいけない行動3選


面接に遅刻した際に、絶対やってはいけない行動を3つ具体的に説明していきます。

遅刻を引きずって面接に臨む

面接に遅刻をしてしまい、すぐに気持ちを切り替えられる人は少ないでしょう。ただ、遅刻を引きずっているな、と感じ取られるような態度で面接に臨むのは避けるべきです。

何度も言いますが、面接官は面接に遅刻した人に対して、遅刻後の行動を見極めている可能性があります。遅刻をしてきたが、切り替えて自分をアピールしている人と遅刻を引きづってなんだか弱々しく面接に臨む人とでは、圧倒的に前者のほうが好印象ですよね。

完全に気持ちを切り替えられなくても、「この人諦めているな」「ミスを挽回しようと思っていないな」と一目でわかるような態度だけは絶対に取らないようにしましょう。

とにかく言い訳をする

人の心理的に失敗をすると隠そう、失敗を小さく見せようとする傾向があります。そのため「電車が遅延しなければ遅刻しなかった」「道に迷わなければもっと早くについていた」と余計な言い訳をするのは避けましょう。

言い訳はメリットよりもデメリットの方が大きいです。遅刻したことに関して深掘りされても、言い訳せずにしっかりと本当のことを伝えるようにしましょう。

逆に切り替え過ぎている

面接に遅刻したことを引きづらない、切り替えようと伝えてきましたが、異常に切り替え過ぎているのも問題です。

例えば、いきなり笑顔で入室したりハキハキと遅刻した理由を述べ過ぎたりするのはあまり印象が良くありません。「なぜ吹っ切れているのだろう」「謝罪の言葉を述べればそれでいいと思っているのか」と逆に反省していない、と感じ取られる可能性が考えられます。

挽回しようと考えすぎて変に振舞おうとせず、その場に合った対応を心がけていけば自然とあなたの誠意や熱意が面接官に伝わるでしょう。

面接に遅刻する際は電話優先で謝罪メールも忘れずに

面接に遅刻しそう・した場合はメールではなく電話で連絡するべきです。メールは面接終了後に謝罪メールとして送るようにしましょう。そして今は、面接に遅刻したことを悔やむよりもどうしたら挽回できるか考えるようにしましょう。

面接に遅刻しても合格した人はいます。ぜひあなたは「トラブルが起きてもしっかり対応できる人だ、心強い」と思われるように挽回し、合格をつかみ取ってくださいね。

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