集団面接の流れとマナー!オンライン面接のポイントも解説

集団面接がはじめての場合、「どんな流れで行なわれるのか」「どんなところに気をつければいいのかわからない」という学生も多いのではないでしょうか。

さらにオンラインの面接も増えてきましたので、不安を感じている学生も少なくないでしょう。

この記事では集団面接の流れやマナーをご紹介します。また近年増えているオンライン面接で気をつけるマナーもまとめました。ぜひ最後まで読んでみてください。

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集団面接は序盤の選考に用いられる手法

集団面接は一次面接で用いられることが多い手法です。

個人面接とは違い、複数の学生が同時に受ける面接です。面接官は一人の場合も複数人の場合もあります。

他の学生の発言を目の当たりにし、自分も発言する点が個人面接とは大きく違います。
そのため自分以外の学生がいることにより、緊張してしまう、発言が重複してしまうことなどがあるでしょう。

集団面接は、傾聴姿勢や状況把握能力などの人格的な部分が重視されます。
質問内容は自己紹介や自己PRといった基本的なものがほとんどですので、対策が取りやすいでしょう。

集団面接は会社説明と多くの学生に会うため

集団面接の企業側のメリットは、一度にたくさんの学生と会えることです。しかし一人ひとりと深く話ができないというデメリットもあります。

企業が集団面接を行なう理由についてご紹介します。

大手企業の集団面接は「ふるい落とす」目的

大手企業の場合、応募人数が多いため集団面接を導入しているところが多いようです。

一次選考のWebテストなどの試験で、一定のボーダーラインを通過した多くの学生と個人面接をするとなると、採用担当者の労力がかかります。さらに一度に多くの学生を選考し、ふさわしくない人材をふるい落とすという目的だとされています。

選考は減点評価となりますので、少しでも減点されないように準備しておきましょう。

会社説明会を兼ねての集団面接

会社説明会では学生からの質問に一つひとつ答えられないこともあるため、集団面接を用いて会社説明を行なうケースもあります。

その場合、面接前に会社説明の時間を設けたり、質疑応答の時間を長く取ったりする企業が多いようです。

集団面接の流れとマナー

集団面接の流れとマナーについてご紹介します。

集団面接の流れ

集団面接の流れは下記のとおりです。

  1. 受付
  2. 面接官に呼ばれたらノックして入室
  3. 面接官から「座ってください」で着席
  4. 自己紹介
  5. 面接
  6. 退室

集団面接のマナー

集団面接の流れの詳細とマナーをご紹介します。

受付では挨拶をしてから名乗る

面接会場に着いたら、まず受付を済ませます。きちんと挨拶をしてから名乗りましょう。

「おはようございます」「失礼いたします」とひと言挨拶をしてから、学校名と氏名、来訪目的を伝えます。

受付後は待合室や廊下などで待機することが多いですが、待合室や廊下にいるときも面接が始まっていると考えましょう。
音楽を聞いたり、スマホを見たりすることのないよう気をつけましょう。もし知り合いの学生がいたとしても、学生同士で話すことはせず、挨拶程度に留めておきます。

また、待っている間の態度にも気をつけます。足を投げ出したり姿勢が悪くなったりしていないか心がけましょう。深呼吸をすると緊張が和らぎ、肩の力が抜けて正しい姿勢がとりやすくなるためオススメします。

入室する順番で対応が変わるため注意する

先頭の場合

まずノックを3回します。「どうぞ」「お入りください」と返答があったらドアを開けて、ドアノブをもったまま「失礼いたします」と挨拶を行ない、一礼します。(ドアは開けたままにする)

さらに、一歩入ったところであらためて面接官に一礼し、椅子の場所まで進みます。

2番目以降に入室する場合

入室して「失礼いたします」と挨拶をおこない、その場で一礼します。

最後尾

入室して「失礼いたします」と挨拶を行ない、両手でドアを閉めてから一礼しましょう。
ドアを閉める際はできるだけ面接官にお尻は向けず、静かに閉めましょう。

許可が出るまで着席しない

椅子の前か横に立ち、面接官に「お掛けください」と言われるのを待ちます。

座っていいと言われるまで、決して座らないようにしましょう。「お掛けください」と言われたら、「失礼いたします」と言って着席します。

着席する際、自分が座る椅子の横にカバンを置きます。上着をもっている場合は、コンパクトにたたみ、カバンの上に被せるように置きましょう。

自己紹介をする

自分の番が来たら「大学名」「学部」「名前」を述べ、「よろしくお願いいたします」で締めて一礼します。

自己紹介は時間指定がなくても1分以内にまとめましょう。

緊張するかもしれませんが、大きな声で発言します。大きな声で発言すると緊張もほぐれるはずです。

面接で心がける5つのポイント

集団面接で見られているのは、マナー、コミュニケーション能力、人柄、ポテンシャル、志望度などです。

集団面接でのポイントは、下記のとおりです。

集団面接でのポイント

  • 社会人として必要なマナーを抑えること
  • アピール時間が短いため話はコンパクトに
  • 一緒に面接する学生と比較される可能性がある
  • 他の人の意見をしっかり聴き、他の人の発言に惑わされない
  • 企業が求める人物であるとアピールする
社会人として必要なマナーを抑えること

集団面接時のマナーはとても重視されます。
挨拶はもちろん、待機時や面接時の姿勢、入退室時のマナーも心掛けましょう。

アピール時間が短いため話はコンパクトに

面接がはじまったら姿勢を正して、面接官の目を見ながら少し口角を上げ笑顔で受け答えするよう心がけましょう。

集団面接では複数人の学生が同時に面接するため、一人ひとりの時間は短く設定されていることが多いです。アピールしたいことがたくさんあったとしても、冗長な文章ではなく端的にしっかりアピールできるよう対策する必要があります。

一緒に面接する学生と比較される可能性がある

集団面接の場合、他の学生の態度や発言内容が気になりますが、面接官は自分の意見を述べているかをチェックしています。

他の学生と同じ内容の発言であったとしても、堂々と発言しましょう。

他の人の発言をしっかり聴き、他の人の発言に惑わされない

集団面接では自分が発言している時だけでなく、他の人の発言を聞く際の姿勢も評価されています。

他の人の発言に対して、どう考えるか意見を求められることもあるため、聞き逃すことのないようしっかり聞いておきましょう。自分の順番が終わっても油断しないように気をつけましょう。

また、集団面接では同じ質問内容をすべての学生に聞いていくことが多いため、他の学生の発言に惑わされてしまうことも少なくありません。

しかし、面接官が見たいのは、ありのままの学生の姿です。自分らしさを忘れず、自分の言葉で発言できるよう心がけましょう。

企業が求める人物であるとアピールする

他の面接同様、集団面接において、自分が企業の求める人材だとアピールすることが重要です。

企業研究を行なったうえで、企業が求める人物像を簡潔にアピールしましょう。

下記の記事も参考にしてみてください。

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退室の際はドアを静かに閉めて気を抜かない

面接終了後、ドアに一番近い人から退室することになります。たいてい最後に入室した人から退室することになるでしょう。

荷物をもちドアに向かい、「失礼いたします」と一礼をしてからドアを開けて退室します。
最後に退室する人は、ドアを閉めることを忘れないでください。その際、ドアは静かに閉めましょう。

注意が必要なのは、退室した後です。退室した後は安心してしまい、すぐにスマホを取り出していじったり、コートを着たりしてはいけません。会場の外に出てからにしましょう。

オンラインでの集団面接で気をつけたい3つのマナー

新型コロナウイルスの影響で、近年では企業の採用活動も「密」を避けるため対面からオンラインへと移行が進んでいます。そのため集団面接をオンラインで行なう企業も少なくありません。

オンラインでの集団面接で気をつけたいマナーは、下記のとおりです。

気をつけたい3つのマナー

  1. 騒がしくなく、通信環境のよい場所
  2. 身だしなみに気をつける
  3. 目線に気をつける

騒がしくなく、通信環境のよい場所

オンラインでの面接で大切なのは、安定した通信環境下にあることです。

面接官とのやり取りが途切れてしまったり、面接官が話している内容を聞き取れなかったりしたら回答できなくなります。最悪の場合、接続が切れてしまう可能性もあります。

その状況を回避するためWi-Fi環境ならルーターの近くであったり、有線LANケーブルを利用したりして通信が安定した場所を選んでください。

自宅で面接に臨む場合、騒音や雑音が入らないように部屋のドアや窓を閉めます。同居している家族に面接があることを伝え、協力を仰ぎましょう。

身だしなみに気をつける

対面の面接と同様、服装や髪形は採用面接の場にふさわしい身だしなみを心がけましょう。

バストアップだけ整えればいいと、画面に映らない部分が部屋着やパジャマのままで面接に臨むことのないようにしましょう。
ふとした時に立ち上がってしまい、その状況を面接官に露呈してしまっては大変です。

あくまでも、対面での面接と同様の準備を行ないましょう。

目線に気をつける

オンライン面接において、目線はとても重要です。

対面での面接でも面接官の目を見てコミュニケーションを取るはずです。目線をキョロキョロ動かさず、カメラに目線を向けておきましょう。

またカメラの位置にも気をつけましょう。
カメラの位置があまりにも下の場合は、上から目線になり太々しく思われがちです。反対にカメラの位置が上の場合は、見上げる形になります。

自分の目線に合ったカメラ位置に設置しておき、意識的にカメラを見るようにします。

オンライン集団面接の場合、ブレイクアウトルームなど待機している場所での態度にも気を配りましょう。
面接がはじまらないからといって、席を立ったりキョロキョロしたりせずに、いつ声が掛かってもいいように落ち着いて待つようにしましょう。

【まとめ】集団面接は時間配分とマナーを心得る

集団面接の流れとマナーについてご紹介してきました。入退室や待機している際のマナーを心得ておきましょう。

面接時はアピールばかりに気を取られるのではなく、周りを気遣いながら時間配分を考えて発言します。集団面接を突破できるようしっかり準備して臨みましょう。

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