インターンシップは目的が大事?参加メリット・デメリットから解説!

「インターンシップとは何?」「インターンシップに参加する意味はあるの?」といった疑問を抱き悩んでいる人は多いのでは無いでしょうか。

そんな学生の多くはインターンシップに参加する目的から見直したほうがいいかもしれません。ただ目的を持って参加した学生と、なんとなくで参加した学生ではインターンシップの価値は大きく変わります。

結論から申しますとインターンシップには参加したほうがいいです。そこで、この記事ではインターンシップに参加したほうがいい理由、どんな目的を持って参加すべきなのか、インターンシップの種類等を解説しています。

また、実際にインターンシップに参加した学生の体験談も掲載していますのでぜひ最後までご覧くださいね。

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インターンシップ参加の目的は?

インターンシップは特定の職の経験を積むために、企業や組織において労働に従事している期間のことで、 商人・職人のためと似ているが、標準化や監査などはされていないため、指すところの内容は様々であると定義されます。

日本では大学の3年生になったらインターンシップに参加するのが当たり前と認識が変わっています。従来の「仕事体験」から就職活動の入り口へと変化しています。

インターンシップへの参加は社会人としての働くイメージを持つことができます。

インターンシップに参加するメリット

インターンシップに参加するメリットは以下が挙げられます。

業界・企業理解ができる

インターンシップに参加することで業界、企業理解ができます。名前は聞いたことある企業だけど実際にやっている仕事内容がわからない場合も多くありますよね。そのような疑問を解決できます。

ビジネスモデルを理解するでその企業の強みや他社との違いがわかり、今後の就職活動に役立つことも多いです。

また、職種も理解することで新たに興味のある職種に出会えたり選択肢が増える可能性もあります。

本選考の予行練習として就職活動を有利に運べる

本選考の前にインターンシップで就職活動の雰囲気を感じることでぶっつけ本番を防ぐことができます。エントリーシートやWebテストを経験することで次の対策もスムーズになるでしょう。

また、企業によってはインターンシップに参加した学生を優遇することもあります。例としては早期選考に進むことができるパターンや1次面接やグループディスカッションなどの選考のフェーズが免除されるパターンがあります。

企業とのミスマッチを防ぐことができる

これから長い社会人生活を環境の合わないところで働くのは憂鬱ですよね。そのような企業とのミスマッチを防ぐことができます。

ミスマッチが起こる可能性があるのは以下の通りです。

・業務内容が興味がない

・企業理念に共感しない

・会社の雰囲気があわない

・業界のイメージが違った

・やりたいことができない

自己分析できる

インターンシップでは他の学生とのグループワークや先輩社員との座談会が開催されます。ここで、自分以外の考え方に触れることができ、自己分析に役立てることができます。

インターンシップに参加している学生は優秀な学生が多いです。そのような学生とコミュニケーションをとることで自分は未熟だなと感じ本選考に向けて向上心を上げていくいい機会になります。

人脈ができる

特に長期インターンシップでは多くの人と長い期間関わります。将来インターンシップで働いている企業に就職しないとしても社会人と関係を持っていることは損しないでしょう。

今後、相談に乗ってもらったり、一緒に仕事をする可能性もあるわけですから貴重な出会いになるはずです。

インターンシップに参加するデメリット

貴重な体験ができるインターンシップですがメリットだけではありません。以下でデメリットについても触れていきます。

学業との両立が難しい

特に長期インターンシップは時間の制限ができて学校生活に影響がでます。短期インターンシップに関してもスケジュールを管理して参加しましょう。

3年生になると授業の難易度があがり学業の方でも時間がとられます。特に理系では実験で1日拘束される日も出てきますよね。進級できなくて留年してしまうことが起こると本末転倒になるのでそこのバランスを考えて行動するようにしましょう。

時間を確保するために長期休みでしっかり対策する、アルバイトの時間を減らすなどの工夫をしてください。

アルバイトの時間を減らすことに抵抗ある人もいるかと思いますが、自分の志望する企業に入ることを考えたら目先の時給は気にしなくてもいいという考え方もあるので参考にしてください。

明確な目的を持っていないと時間の無駄になる

インターンシップに参加するときになんとなくで参加してしまうと時間の無駄になってしまいます。競合他社との違いを見つける、疑問点は質問するなど目的を持って参加するようにしましょう。

必ず得たい情報があるとは限らない

インターンシップに参加しても必ず得たい情報が得られるとは限らないです。

最近はオンライン上でインターンシップが行なわれるケースが増えています。しかし、職場の雰囲気は実際にオフィスに出社するスタイルのインターンシップでないと感じることは難しいです。人事の方が言葉で雰囲気がいいと言っても定義が広すぎるのであまり参考になりません。

また、人数の多いインターンシップで質問の時間があっても必ず答えてくれるとは限りません。選考まで進んで質問しないとその疑問は解消されないことも視野に入れておきましょう。

インターンシップは短期型・中期型・長期型の3種類

インターンシップは大きく分けて3種類あります。以下で確認していきましょう。

短期型インターンシップは広く浅く見たい人向け

短期型インターンシップは1dayのものが多く、業界の状況、企業の業務内容などを知ることができます。まだやりたいことがない人、いろんな業界を見たいという人におすすめです。

また、今後の案内で短期型インターンシップに参加していないと選考や中期インターンシップに進むことができない企業もあるので情報はしっかりと収集するように心掛けましょう。

大手企業でも先着順だったり比較的気軽に参加できる可能性があるので検討してみてください。

中期型インターンシップはグループワークが中心に

ここでの中期型インターンシップの期間は2日~1週間のことを指します。短期型インターンシップとの違いは大きく2つあります。

1つ目はグループワークが増えて業務に近いことが経験できる点です。実際に扱った案件や偽装の課題を解決に導くグループワークなどがあります。

他の就活生とコミュニケーションが取れる点や企業によってはフィードバックをもらうことができて今後に役立つ知識を得ることができます。

2つ目はインターンシップへの参加が難しくなることです。中期型インターンシップでは参加人数を絞って開催されるので選考を要する企業がほとんどです。

中期型インターンシップに参加することができたら早期選考に進めたり選考のフェーズが少なくなったり就職活動を有利にできる可能性があります。しっかりと選考対策をして参加してみてください。

長期型インターンシップではリアルな体験ができる

長期インターンシップでは現場を感じながら働くイメージができます。良くも悪くもその企業のリアルを知ることができるので、参加した学生の中にはそのままその企業に就職するパターンもよくあります。

長期型インターンシップに参加するおすすめの人は明確な目的がある方です。目的が曖昧なまま参加してしまうと時間の無駄になるので気を付けましょう。

長期型インターンシップに参加すると就職活動を有利に進めることができる点でなく、社会人と接するのでビジネスマナーやスキルも身に付けられるのが魅力な点です。

インターンシップに参加する方法

インターンシップに参加する方法を解説します。選考の有無によって参加までの道のりが大きく異なります。

選考ありの場合

インターンシップでの選考方法は以下であることが多いです。

エントリーシート

エントリーシートで問われることの多い質問は以下です。

・インターンシップで学びたいこと

・学生時代力を入れたこと

・自己PR

・自分の強み、弱み

企業のことよりは自分自身のことを聞かれることが多い印象です。倍率が高く人気な企業では専門性のある質問が多く出題されやすいです。

インターンシップに参加する時期はまだ就職活動を始めたばかりで自己分析もできていないという人も多いと思います。

そんな方は友達や両親に自分はどういう人か聞いてみたり、就活サイトの性格診断等で自分はどのような人間なのか、どんな価値観を持っているのか知ることができたらエントリーシートも書きやすくなります。

Webテスト

Webテストでよく使われるテストの種類は以下の通りです。

・SPI

・玉手箱

・GAB

・TG-WEB

出題される内容は「言語」「非言語」「性格」です。

この中で一番対策しないといけない科目は「非言語」です。計算したり表から読み取る問題を時間内で解くので学歴が高い人でも時間が無くなって解くことができないケースがあります。

解き方はいままでの教育の中で学んできたやり方ではなく、独自のやり方で解いたほうが時間短縮になる問題もあるので参考書を買って練習してみてください。

「言語」は国語、英語を扱った問題で今までの教育で培った力で解くことができるため対策の優先順位は低くなっています。その中で対策のおすすめとしては対義語、類似語などは知っておいて損はないです。

「性格」に関しては正直に答えましょう。対策する必要はないです。

受験場所は自宅かテストセンター

受験場所は自宅かテストセンターの2種類あります。どちらか選べるパターンや指定されているパターンがあります。

自宅受験は電卓の使用が認められていても、テストセンター受験では電卓使用禁止の場合もあるのでよく確認しておきましょう。電卓使用禁止の場合は筆算で解く必要があるので普段から筆算の練習をしておいてください。

合格のコツは毎日続けること

一夜漬けでやる人もいるかもしれませんが、Webテスト対策は毎日続けるようにしましょう。通学時間などのスキマ時間で勉強できるアプリもあるのでぜひインストールして合格に近づいてください。

選考無し

特に短期型インターンシップでは選考が無い場合もよくあります。先着順の企業もあるので情報の管理はきちんと行いましょう。

選考無しだからといってやみくもにエントリーするのはやめて、目的を持ってエントリーするようにしましょう。

インターンシップに参加した学生の体験談

以下でインターンシップに参加した学生の体験談を紹介します。

三井住友銀行

【課題解決型グループワーク 4日間】

1班に1企業(大企業)、担当が割り当てられ、その企業の「成長戦略を考えよ」というお題。1班6人。1日目はオリエンテーションなどが中心となる。また、個人面談や、担当企業を実際に受け持っている行員の方にお話を伺う機会も途中で組み込まれている。最終日にプレゼンを行う。

【感想】

非常にタフ。特に3日目は、翌日のプレゼンテーションのためにほとんど寝ることができなかった。どのチームもそのような感じだったので、例年きついのだと思う。非常に大変だが、優秀な学生とぶつかり合う良い機会だった。参加者に関しては、チームメンバー(自身以外の5人)としかかかわらない。この5人とはかなり親しくなると思う。行員は2チームに1人だが、かなりフォローしてくれる。また、インターンが終了したあとも、FB面談があるので、かなり深くかかわれると思う。

引用元:ワンキャリア

 

京セラ

【新規事業立案型グループワーク 3日間+複数日】

企業についての説明・業界についての説明の後に新製品開発ストーリーの一部を体験しました。参加学生がブレイクアウトルームに振り分けられ、京セラの技術を生かした新製品を考えました。パワーポイントでチームごとに発表し、フィードバックをいただきました。

【感想】

チームで新製品を考えることが初めてだったのでとても勉強になりました。様々な専攻の学生とたくさんの話し合いをして、一つの案を発表数難しさを感じました。早い段階でグループワークになれることができたので良かったです。社員の方が技術面の相談に乗ってくれました。2nd stageではプロダクトごとに社員との交流ができました。少人数でプロダクトについてや働き方についてなど詳しく聞くことができました。日程がたくさんあったのでたくさんの社員の方と交流できました。

引用元:ワンキャリア

 

NTTデータ

【課題解決型グループワーク 4日間】

架空の◯◯企業に対して、NTTデータとしてIT技術の提案を行う。顧客へのヒアリング、および上司への報告を行いながらPDCAを回すワーク。友達に聞いたところ、回によって◯◯企業は変わっているようであった。
また、1日目と4日目は座談会がある。両日とも任意参加だが、最終日の座談会は深夜を回ったので驚いた。

【感想】

・苦労した点:顧客はあいまいな条件しか握っておらず、具体的な話は降りてこないため、ヒアリングで掴みたい条件を掴み切れなかった。(例えば利益の内訳は?と聞いても、分からないと返される)そのため、ある程度の想像力やリサーチによる顧客企業の業界把握が必要。

・学んだ点:顧客のためになっているか、を考える上で大切な観点が理解できた。

・驚いた点:座談会が深夜を回ったこと。任意参加とは言え、学生は優遇があると分かっているので人事と仲良くなろうと必死な中で、人事側から会を切り上げてあげないのはどうなのかな~とは思った。個人的は楽しい会だったので参加してよかったなと思っており、兼ね合いが難しいが…。

座談会では他のチームの人とも話す機会があり、今まで参加したインターンの中で一番横のつながりを感じることができた。
また、社員の方とも1日目・4日目の座談会を通じてかなり仲良くなることができた。これからも繋がりはあるんだろうなと思う。

引用元:ワンキャリア

 

【まとめ】インターンシップは目的を持って参加することで就活を有利にできる

今回はインターンシップの目的について解説しました。

インターンシップに参加すると就職活動を有利に進めることができるのは間違いありませんが、目的をもって参加しないと時間の無駄になることもあります。

その企業によってインターンシップの実施期間や内容のクオリティーの差があると思いますが、自分に合ったものを探しましょう。

どのインターンシップに参加したいいのか迷った場合は「将来自分はどうなりないのか」「自分のなりたい姿になるためにはどのような環境に行って学ぶべきか」などを考えるといいです。

後悔のない就職活動を行うためにまずインターンシップに参加して経験していきましょう!!

  • B!